ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結)   作:越後屋大輔

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第二部嵐を呼ぶ5才児②

 野原一家の元にひだまりズ(以下4人を指す)が引っ越してきた、早速お互いに自己紹介する事になった。

 「や、やまぶき高校美術科1年生、ゆのです」緊張しまくるゆのに対して

 「はいはーい同じく宮子でーす、趣味は食べる事」どんな時も物怖じしないのが宮子である。

 「2年生美術科のヒロです、お料理には多少自信あります」

 「2年生美術科の紗英です、不肖ながら小説家もやってます」しんのすけとひろしは顔が緩みっぱなしだったがみさえの咳払いで我に返る。

 「オホン。この家の主、野原ひろしである」

 「妻のみさえといいます、皆さんよろしくね」

 「オラ野原しんのすけ5さーい、おねいさん達ぃ、オラと引っ越しそば食べに行かなーい?」

 「たいやい」

 「この()はひまわりよ、ホラお姉さん達にご挨拶は?」

  「ケッ」(女子ばっか。なんでイケメンいないのよ)

 「コラッ!ひまっ」

 自己紹介も終わりみさえは歓迎会を提案するもなぜかゆのとヒロが料理を作る事になった、食材の買い出しにサトーココノカドーのデパ地下にやってきた。沙英と宮子も付き合う、買い物カートは宮子が押している。

 「ごめんなさいネ、折角の歓迎会なのに」

 「いいえ、これからお世話になるのは私達なんですからこれくらいさせて頂かないと」みさえはヒロと会話しながらもしんのすけに視線を移すと

 「しんのすけ、余計なモノをカートに入れちゃダメだっていったでしょ!」買い物カートにはチョコビなどのお菓子が山盛りになっている

 「オラじゃないモーン」

 「じゃあ誰なのよ?」みさえ以外は犯人が分かってる。

 「宮子!」

  「宮ちゃん!」宮子は沙英とヒロにゲンコツを食らう、ゆのは呆れる事しかできなかった。

 「高校生がそんな事して、しんちゃんに示しがつかないじゃない!」

 「「イヤァ、それほどでもぉ」」叱られる宮子としんのすけはまるで打ち合わせたかのように同じポーズを決め声を揃える。

  「「「ホメテない!」」」みさえ、沙英、ヒロも思わず声がハモッてしまった。

 野原家に戻りヒロ、ゆのとみさえが台所にたち夕食の仕度をする。

 「いいなぁ、女子高生が料理する姿」

 「こういうのを幸せっていうんだね、父ちゃん」みさえの額に青筋が浮かんでいるのにも気付かずヘラヘラするひろしとしんのすけ、

 「できましたよ」居間のテーブルに料理が並ぶ。

 「和洋折衷ですけど、穴子の蒲焼きにカボチャのポタージュ、ベーコンと五色の野菜のラタトゥイユ、烏賊と蛸の唐揚げになりま~す。因みに穴子はデパ地下の魚屋さんに捌いてもらいました」パーティーらしく豪華なラインナップだ。

 「オォー」

 「吾が輩我慢できません!頂きまーす」宮子が箸を出したのを皮切りにみんなで食事となる。

 「ヒロちゃんもゆのちゃんもお料理上手ねぇ」

 「そんな事ないです、ヒロさんはお上手ですけど私なんか全然下手で」

 「大丈夫う、ゆのっちだって上手だよ」

 「まあ、私とあんたは食べる専門だしね」

 「ホント、うちの妖怪手抜きケツでかオババとは大違いですなぁ」

 ゲ・ン・コ・ツ。

 この日はお互いにとっていつも以上に楽しい晩餐になった。

 その頃破嵐邸では

 「ギャリソン、どうしても編入学しなければダメかい?」万丈がなんとやまぶき高校の制服を着ている。

 「お似合いでございますよ、万丈様。それに宮○学園や○の星○学院も生徒が理事長を務めてますぞ」

 「どっちも女子高じゃないか

(-_-;)」明日から万丈は理事長兼生徒としてやまぶき高校に通う事になった。




原作(でいいのかな?)第1話の万丈のタキシード姿がどことなくやまぶき高校の制服に似ている気がする

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