ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
やまぶき高校が試験休みに入り野原一家とひだまりズと万丈は彫刻ノ原美術館にやってきた、実はこの美術館も破嵐財閥が運営しているのである。
「やっとテストから解放されて久し振りにのんびりできるね」そう言って大きく伸びをする万丈。
「テストといえば結果がでるまではこんな風になったもんだ」ひろしはさほど美術に詳しくない人でも知ってる像の格好を真似る。
「ロダンの[考える人]ですね」沙英がにこやかに返した。
「そして結果が出たらこう」みさえが世界的に有名な絵画のポーズをとる。
「ムンクの[叫び]ですね」今度はゆのが答えた、楽しげに笑い合う2人
「また0てぇ~ん」しんのすけも真似して茶化す。
「勝手に採点すんな、それにこれでも0点採った事ぁ一度もねえよ!」
「あの絵って真ん中の人が叫んでる訳じゃないんすよね」確認するように万丈に問う幸太。
「ああ、叫びに怯えて耳を塞いでいる姿を描いているそうだ」
なんて会話をしている内に屋外展示のコーナーが全員の目に入った、2人の人間が仲良く踊っているようなオブジェを最初に見つけた。
「ゆのっちー、こっち来てぇ」宮子はゆのの手をとりオブジェと同じ格好になる。
「ハハハ、上手い上手い」思わず頬が緩む万丈に宮子が言う。
「次の見つけたら理事長と幸太殿でやってー」そして2回目に発見したのは1人が仰向けで手足を伸ばしもう1人を支える姿勢になっている作品だった。
「こんな感じっすかね」幸太は寝転がって軽々と万丈を持ち上げる。
「幸太君、やっぱり力持ちね」
「次はヒロさんに挑戦してみよう」ここは当然ヒロが宮子に
ゲ・ン・コ・ツ!
「挑戦も何もこの中では僕が一番重いから意味がないだろ」幸太に持ち上げられたままさりげなくフォローを入れる万丈だがその姿は不格好である、しかもオブジェとは身長の比率もかなり違うせいで余計にカッコ悪い。
「父ちゃんと母ちゃんもやってみて」
「お、重い…」
「失礼ね!」残りのメンバーはみんな苦笑いするしかなかった。
~日本を満喫中のジョージと黄色い帽子のおじさん、今日は美術館にやってきました~
「日本の美術館も中々面白い。ジョージ、お前もそう思わないか?」
「ホヒャハーホー」
「オヤ?あれはミスター万丈じゃないか、ほらワイズマン博士の研究のスポンサーになってくれた」
「ホッホッホ」~2人はご挨拶に向かいます~
『こんにちは、ミスター万丈』
『やあ、あなた達でしたか。ジョージも芸術に興味があるのかい?』
「フォフォハー」
「流石理事長、英語もペラペラね」
「何で理事長だけじゃなくて生徒もやってんのかしら?」
「ねぇ万丈お兄さぁん、この外人さん知っている人?」
「ああ、仕事関係でね」
「ハ、ハロ~」しどろもどろの英語で話そうとするひろしとみさえに
「どうぞ日本語でお話下さい」~握手しようとするおじさん、ジョージも見倣って手を差し出します~
「ハホォー」~すると5才くらいの男の子が握手を返してくれました~
「オラ野原しんのすけ、バナナは皮を剥いて食べる派?」
「人でもサルでも大抵がそうよ」
「つーか剥かんで食べた事あるのか」幸太とみさえが突っ込むと
「んもぉーアメリカンジョークの分からない三段腹オババに脳まで胃袋なんだから」今回はみさえと幸太の2人から
ゲ・ン・コ・ツ!×2
「日本の恥をさらすな!」
「いっそお前がサルになれ!」
「もしよかったらご一緒しませんか?」営業マンだけにこういう誘いを得意とするひろしが提案すると
「それはいい!ジョージみんなで見学だ、きっと楽しいぞ」
「ハヒャハヒャハーッ」
『』の部分は英語だと思って下さい、なんかロベルトの登場話っぽい。
後~~で挟まれた部分は岩崎さんが語ってるつもりで。