ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
(笑)。
新学期が始まった、今日から幸太は転校先の双葉小学校へ通う。
「ごめん下さい」朝早くに野原家に訪れる子供がいた、用件を承ろうとみさえが玄関に赴くと
「双葉小学校6年1組そして地区別集団登校B町13地区班長の持田とその妹です。神幸太君をお迎えに参りました」
「あら、ご丁寧に。でも幸太はもう登校したのよ」
「そうですか、まあ初日ならそういう事もあるでしょう。明日からは班で登校して頂きますのでよろしくお願いします」
翌日、再び持田姉妹がやってきた。
「今日は幸太君いますか?集団登校のお迎えにきたのですが」
「あっはい、ちょっと待ってて。幸太ぁ、お迎えが来たわ…ょ」バビュン!野原家のダイニングから玄関に向けて一陣の風が吹き上がった。
「ゴメンね、今出ていったみたい」苦笑いで持田に伝えるみさえ。
「待ちなさい!神君、登校は班全員で」
「もう着いてると思うけど」その気になれば時速40Kmで走れる幸太であった。
その夜、晩ごはんの時にみさえは幸太に質問する。
「幸太、前の学校には1人で登校していたの?」
「あっはい、最初は普通に上級生に連れられてましてけどPTAが両親を毛嫌いしだして生徒も親達から『あの家族とは関わるな』って言われたそうで以来ずっと1人で。もう慣れました」
「子供は関係ないだろ、あのバカ夫婦は勿論だが学校側にも問題あるな」
「とにかく明日からはみんなで学校行かなきゃダメよ」
「ハイ」
そして転校3日目。今度は持田姉妹と直接対峙する幸太が発した一言は
「誰?」
「双葉小学校6年1組そして地区別集団登校B町13地区班長の持田とその妹です!今日こそ班別登校してもらいます!」
「あ、はい」持田に連れられて双葉小学校に向かう、途中同じ班の小学生が全員揃ったところでハプニングが起きた。いつもの通学路が工事が始まり使えないのだ、やむなく別の道を選択するがこちらは何か事件があったらしくパトカーで塞がれていた。
「他の道を通っていたら遅刻してしまいます!このままでは先輩方の築き上げた我が班の10年無遅刻無欠席の記録がぁ」10年も前なら今の生徒いないじゃんと幸太は突っ込みたかったがそこは抑えて持田に妹を背負わせた上で姉を肩車して他の4人の内2人を脇に抱え後2人のズボンのベルトを掴むと
「剃!
転校4日目。
「今日からまた1人で登校だろうな」常人があんな通い方で神経が持つ訳ない、玄関で靴を履いて家を出ると
「班別行動は守ってもらいます、あと空からの登校はお断りです!」持田姉妹が迎えにきていた、素直に従って登校する幸太。
この時姉にくっついていた持田妹が2年後のB町13地区班長となり1年生になるしんのすけにおおいに苦労させられるのだがそれについては原作をご覧下さい。
気が付いたら作中で夏休みが終わってました!次回当り梅雨時当りに戻そうかな?どうでしょう?