ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
魔獣の正体が明らかに!ってオチ気づいてましたよね、失礼しましたm(._.)m
「手前ぇが死ねよ!チェンジ、ゲッター1!」プリキュアの前に現れたゲッター1がロクジに先制攻撃を仕掛けた。
「宮ちゃん!」
「えっ、ゆのっち?じゃ一緒にいるのはミサトンと真実ちゃん?」
「どういう事だ?」
「とりあえず後回しだ!ゲッタービーム!」ロクジはバリアーで防ぐが一瞬で割れて使い物にならなくなった、プリキュアも攻撃を打ち込むがチェブラーシカを守りながらの闘いは非常に不利だ、だが太陽華撃団も駆けつけた。
「破邪剣征・桜花放神!」
「神崎風塵流・胡蝶の舞!」
「スネグーラチカ!」
「一百林牌!」
「行け、ウチのチビロボ達!」次第に押されていくロクジは背にした金属製の卵型の物体に後ずさりしながら近づいていく、何かに気づいてハッとしたチェブラーシカはプリキュアに伝える。
「アレは魔獣を封印してある『魔封じの卵』だよ、壊れたらあの中から魔獣が蘇ってしまう!」時は既に遅し、魔封じの卵は少しずつヒビが入ってきている。
「さあどうする?俺を倒せば魔獣が復活するぞ」躊躇うプリキュアに宮子の声が聞こえる。
「今時そんなハッタリ流行んないよー」
「構やしねぇ!手前ぇごと一緒にぶっ殺せばいいんだろうが!」竜馬は攻撃の手を緩めるつもりはないようだ。
「確かに、このままこいつを生かしておく訳にはいかんしな」隼人も同意する。
「全く、物騒な人達ですわ」
「でも一理あるな」
「何としても倒します!」
「いったるで!」
「他に選択肢はないようね」
「アイリスだって!」 太陽華撃団の一斉攻撃が魔封じの卵もろともロクジを襲う、3人のプリキュアも合体必殺技を炸裂させた。
「「「星の力を借りて今、必殺の!エトワール・アタック!」」」」
「プリキュア・ダイターン・クラッシュ!」
「ストナー・サンシャイン!」意図しないところでプリキュアとゲッターロボが共闘した、ロクジは大爆発する。
「やったのか?」ヒーロー達は大の字に倒れているロクジに近づく、刹那ロクジが目を開けて起き上がる。
「フハハハハ!遂に、遂に魔獣の封印が放たれる。貴様らこれを見ろ!」ロクジの背に鎮座していた魔封じの卵に深いヒビが入っていて今にも割れそうだ、身構えるヒーロー達。そして卵が完全に割れて中から出てきたのは…
「魔獣復活ぅーっ」現れたのは2頭身で二足歩行の乳児にサナギの着ぐるみを着せたような生き物である、一見可愛らしいが大陸並の巨体は全長55メートルのゲッターやメガボーグ化して100メートル以上あるロクジを遥かに凌ぐ。理解の範疇を越える出来事にアゼンとするヒーロー達。
「さあ行け!魔獣ウメテンテーよ、プリキュアを、ゲッターロボを、太陽華撃団を殲滅せよ!」
「えっ、ヤダ」まさかのここで一同ズッコケる。
「ネェ魔獣って危険存在なんじゃないの?」額に青筋を浮かべてゆのがチェブラーシカに聞くと代わりに魔獣本人(本獣?)が答える。
「イヤぁ2000年も封印されてたら色々考えるところがあって反省しちゃって、復活したらいい子になろうと」テヘペロ顔でいうウメテンテーにガックリ項垂れるロクジは自棄を起こした。
「こうなったら俺一人では死なん!貴様らも道連れに…」自爆しかけたロクジを
「悪さはメッ!」ウメテンテーがロクジを蚊でも退治するかの如く両方の掌で叩き潰してペシャンコにしてしまった。
最後は肩透かしを食らった感があるがこうしてもう1つの地球は救われてヒーロー達はそれぞれの生活に戻っていった。プリキュアと宮子は普通の中学生に、太陽歌劇団の面子は女優に、竜馬はさすらいの旅にでて隼人は軍幹部からスカウトされ結構な役職に就いた。カスカーベランドにも平和が戻りピロシ王とミチャエ王妃はスンノケシ王子とも再会できた、魔獣ウメテンテーはウメスと名を改めて今ではカスカーベランドの守護聖獣として人々や妖精達に崇められている。
「して、コマンダー・ロクジからはまだ連絡がないのか」コロスは部下に尋ねる。
「はっ、おそらく電波が届かないかと」
「まあよい、所詮棚ぼただ。最初から期待などしとらん、彼奴は死んだモノとして処理せよ!!」
なお、こちらの地球の破嵐万丈は遠く離れた宇宙のパラレルワールドで起きたこの物語を知る由もない。
今後はもっとアッサリめのストーリーを展開します