ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結)   作:越後屋大輔

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こっちは中々進まない(泣)


パラレルワールド?だゾ⑦

 「やっぱり赤レンガパークに行こうよ」ゆの宅で真実が2人に提案する。

 「どうやって?」

 「私、お金ないよ」やまぶき市から横浜市までは結構距離があり交通費も中学生の財布には決して優しくない、3人の会話を聞いていたチェブラーシカは何やらゆのの机に向かい魔法を使うとなんと抽斗の中に入り込んだ。

 「この中に入って」

 「「「○ラえ○んかっ!」」」突っ込みながらもついていくと3人の目の前に赤レンガパークの景観が広がっていた。

 

 太陽歌劇団は初めての地方公演に乗り出していた。最初は横浜で行う、勿論メガノイドを警戒した上での事である。

 「見て、太陽歌劇団のお芝居だって。見たくない?」真実は目移りしやすい()のようだ。

 「だからお金ないって、チケット結構高そうだよ」

 「イヤァ、皆の衆!」3人に声をかける人がいた。

 「宮ちゃん?」

 「何で歌劇団と一緒にいるの?」

 「防衛省にいるんじゃ?」

 「あ、あのですな…」太陽歌劇団が実は[太陽華撃団]という軍の秘密組織である事は話せないので困る宮子に隼人が助け船をだす。

 「特殊任務だ、歌劇団協力のもと極秘捜査に当たっている」

 「そ、そうなんだ。じゃあ宮ちゃん頑張ってね」ヌイグルミ型リュックの振りをしてるチェブラーシカを背負ったゆの達はその場を去ろうとする。

 「そうだ、よかったらこれやるよ」隼人から歌劇団の公演チケット3枚を受けとる、テンションの上がる真実。

 「ありがとうございます!」お礼を言って改めて移動する3人、竜馬が隼人と宮子を連れ戻しにきた。

 「裏方の人数も足りてねぇんだ、お前らこんなトコで油売ってんなよ」

 「竜馬さん、意外に馴染んでる」宮子の呟きに隼人は小さく口角を上げた。

 

 「あの太陽歌劇団の公演が観られるなんて夢みたい」

 「タイトルは『恋の異世界巡り』?」

 「どんなストーリーなんだろ?」気にはなるがこれからはいつでもこの横浜とゆのの家を自由に行き来できるのだから実際に見に来ればいいのだからと気持ちを切り替える3人。

 「観光の為に繋げた訳じゃないんだけどなぁ」グチるチェブラーシカだった。

 

 「光武全機、いつでも発進可能です」整備班から連絡を受けた米田は相手にご苦労さんと告げて公演の幕が上がるのを待ちながら祈り続けていた。

 「メガノイドめ、せめて初公演の幕が下りるまでは現れてくれるなよ。あいつらにとっちゃこの芝居は世界の平和と同じくらい大事なモンなんだからな」

 一方早乙女研究所でも宇宙から注がれるゲッター線をより多く取り込み、かつパイロットの負担を軽くする為に新ゲッターロボの最終調整が行われている。

 「竜馬君、隼人君、宮子君、地球の運命は君らゲッターチームと太陽華撃団にかかっている。もう後は頼むぞとしかいえん、ワシにはそれが辛い」

 「3人共死なないで、必ず生きて帰ってきて。神様お助け下さい」ミチルも横浜の方角を見つめながら涙ながらに天を仰いだ。

 

 「鬼灯君、現世(あっち)もまだ捨てたモンじゃないね。人情や思いやる気持ちがちゃんと残ってるよ」

 「浄玻璃の鏡はテレビじゃありません、ナニ寛いでみてるんですか?」

 「私は歌劇団のお芝居が観たいわ、大王様、お茶どうぞ」

 「ありがとう、ヒロさんは優しいな」

 「全く…まぁ芝居には私も興味ありますがね」現世と違い今日も地獄は平和である。

 




そういえばどれにもクレしんキャラが長い事でてませんね、そろそろ考えないと。

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