ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結)   作:越後屋大輔

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ヒロをどう出すかもうずっと悩みっぱなしでしたがこの先は最後まで出番ないハズです、多分。


パラレルワールド?だゾ⑤

 いきなりの襲撃に劇場のお客達は一斉に逃げ出した、歌劇団は地下に移動して戦闘の準備にはいる。舞台女優は世を忍ぶ仮の姿、彼女達の正体は日本軍に所属し霊子甲冑『光武』をもって世界の平和を守る為に闘う『太陽華撃団』である。メガボーグに変化した敵は閑散とした場所へ移動して華撃団も後を追う。

 「よくも大切な公演を潰してくれましたわね!」紫の光武に乗るすみれが激昂する、

 「アイリス、怒ったんだからぁ!」アイリスの光武は黄色だ。

 「相手は100メートル級の巨体よ!みんな注意して!」事実上の隊長役である黒い光武のマリアが指示をだす。

 「私が切り込みます、紅蘭は援護して!」ピンクの光武を駆るさくらが紅蘭の緑色の光武に通信する。

 「紗英、周りのザコはあたいらで片付けるか」赤い光武からカンナのこえが伝わり紗英も承諾する、因みに紗英の光武は青。

 「フッ」メガボーグは一笑に付した、100メートルを越える自分に対し光武の全高は3メートルくらい。相手にならないと言いたげだ。

 

 「そいつは俺達に任せてもらおうか」男が通信に割り込んできた、刹那3機の戦闘機がメガボーグの頭上を飛んでいる。

 「奴は空を飛べないタイプのようだな」別の男が状況を分析している、

 「そんじゃ、私が行くよーっ」一転して今度は少女の声だ。

 「チェンジ、ゲッター3!」3機の内の薄いネイビーブルーの戦闘機に赤い戦闘機が刺さるように装着し黄色い戦闘機が被さり全高40メートル程の脚部が戦車のケンタウルスとなる。

 「何アレ?」華撃団は目を見張った、凄まじいパワーで繰り出すパンチでメガボーグと互角に闘っている。メガボーグが槍のような武器で反撃してきた、ゲッター3は一瞬の隙をついて再び3機に分裂する。

 「オープン、ゲット!」今度は上からネイビー、黄色、赤の順に3機が重なる。

 「チェンジ、ゲッター2!」細身の足に右手の指がペンチに左腕がドリルになった2足歩行形に再度合体した。

 「どうなってんねん?」

 「ば、化け物ですわ…」茫然として動けない華撃団を尻目に瞬時にメガボーグの頭上に飛び上がったゲッター2は脳天にドリルを貫く、メガボーグは雲散霧消した。

 

 「米田中将、ご無沙汰してます」太陽劇場の支配人室で表向きはここの支配人、実は太陽華撃団司令の米田に恭しく挨拶する竜馬と隼人。

 「流君、神君、ご助成感謝する。でその娘が新しいゲッター3のパイロットかね?」

 「はーい!斉藤宮子でーっす」やはり世界が違っても宮子は宮子だった。

 

 舞台はやまぶき中学校に戻る。

 「宮ちゃん、元気かなぁ」ゆのは呟く。

 「ここ以外にもメガノイドが現れるなんてね」

 「宮ちゃん今長野にいるんだよね」宮子とはあれからすぐ仲良くなったがその時間は長く続かず彼女は防衛省の依頼でゲッターロボに乗る事になり引っ越していった、同じ頃友達になった中山美里と沢城真実と心配していた、実はこの2人もゆのと同じくプリキュアに選ばれた少女である。

 

 帰り道、ゆの達3人は目付きの悪い男とウェーブヘアの女性の2人組とすれ違う。男が連れの女性に話しかける。

 「今の彼女達がプリキュアですね」

 「そうね、でも私達は接触できないわ、それにメガノイドにも手はだせない。何だかもどかしいのよね」

 「彼らは一応生きてますからね、死んだら容赦しませんが」

 「相変わらず怖い御方ね」女性は一呼吸おいて男の名を呼ぶ。

 「鬼灯様」この2人、地獄におわす閻魔大王の第一補佐官の鬼灯と第二補佐官ヒロである。

 

 

 

 

 

 

 




次回、ヒーロー達が集結?(誰かアイディアありませんかぁ~?)

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