ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
~ゆの視点~
黒雲が消え去った途端にナゼかメガノイドとやらに荒らされた町は元通りになっていた、ヌイグルミがいうにはプリキュアの力が働くと(奴ら限定ではあるが)どんなにめちゃめちゃにされてもなかった事になり記憶も私と連中以外失われるらしい。つまり私が変身したのもあいつら吹っ飛ばしたのもみんな忘れるそうだ。そして家に帰ってきた、これから尋問タイム。
「始めから1つずつ説明して!」
~チェブラーシカ視点~
僕は妖精と人間が共存する世界の1つ、カスカーベランドの王室付き妖精のチェブラーシカ、最近までカスカーベランドは夢と希望溢れる平和な国だったんだ。
ある日、遠い空からメガノイドと名乗る奴らが現れた。それまで闘いなんて知らない僕達カスカーベランドの住民が王様のお城を一瞬で消し炭にしたり大地すら切り刻む恐ろしい道具を持つあいつらに敵うハズもなくピロシ王とミチャエ王妃両陛下は囚われ王子のスンノケシ殿下は行方不明、僕らのカスカーベランドは事実上滅びてしまったんだ。ピロシ王陛下は
「カスカーベランドを救う為、伝説の戦士プリキュアを探して来い、頼む。お前が最後の希望なのだ!」と命じられて僕はこの世界にやってきた。
~再びゆの視点~
チェブラーシカの話を聞いた私は段々この子達が可哀想に思えてきた、故郷が滅ぼされるなんて私には想像もつかないけど悲しくて悔しいのは確かだよね。
「分かった!私でよければプリキュアやるよ、これからヨロシク!」
「ヤッタ!それじゃ早速…」
「早速ってなにするの?」
「後2人のプリキュアを探そう!」私だけじゃないのね。
その日、浅間山でゲッターロボGと百鬼帝国の最終決戦が始まった。
戦闘は熾烈を極めた。ゲッターライガーがドリルアームで敵要塞を粉砕し、こじ開けた穴にゲッターポセイドンでストロングミサイルを打ち込みゲッタードラゴンに変形してトマホークブーメランにゲッタービーム、シャインスパークを駆使して最後は勝利したものの代償はあまりにも大きかった。
正規パイロットの1人車弁慶は普段の生活には支障ないものの2度とゲッターGに乗るのは無理だとドクターストップがかけられてしまい故郷の九州へ帰っていった。そんな中ロクジの1の部下であるアウルとアルゲの兄弟コマンダーがゲッターロボを開発した早乙女博士とその研究所に宣戦布告してきた。
「この世界は間もなく我々メガノイドのモノになる、ゲッターロボなど一捻りにしてやるから精々覚悟しておけ!」
「博士、どうしましょう」
「こんな時にまた敵が?!お父様!」博士の令嬢ミチルと研究員達は早乙女博士の指示を仰いだ。
「今、竜馬君と隼人君が新しい3人目のパイロットをスカウトしにやまぶき市に向かっている。全てはそれからだ」
~竜馬視点~
「隼人ぉ、スカウトするっつてもどうやって見つけんだよ」欠伸をしながら相棒に問う、弁慶がゲッターGに代わる新たなゲッターロボに乗れなくなり俺達は新たな仲間を探しているもののこの町にいるとは限らない。つまり当てずっぽうなのだが何もしないよりはマシだ、とはいっても俺は全くやる気がでない。
「とりあえず腕の立ちそうな奴らに片っ端から声をかけるしかないな」俺と違い普段はクールで知的な隼人も今回はかなり苛立っているらしい。
「んな悠長な事言っていられる状況じゃねぇだろ?」
「だからってゲッターは誰でも扱える代物でもない、これもメガノイドとやらの作戦の内かもな。忌々しい奴らだ!」
~隼人視点~
竜馬と話しつつアスファルトに唾を吐きたくなる気持ちを抑えると俺の目に妙なガキが映る、年は中学生くらいか。
「オイ、あのガキ。ヌイグルミ相手に何か喋ってんぞ」竜馬も気付いたか、しかし俺達には無関係だ、放っておこうとしたらそのガキがいきなり雑魚臭ぇ連中に取り囲まれた、あれはソルジャーとかいうメガノイドの尖兵だな。行き掛けの駄賃だ、1つ暴れてやるか。あごで竜馬を促し奴らの方へ駆け出したその時だった。
「ウォーリャアー、大・雪・山・下ろしー!」10人ほどのソルジャーが全員まとめて投げ飛ばされた、やったのは囲まれていたのと同じくらいのガキだ。
次回遂に宮子参戦?