ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
その頃、棗丈太郎は人知れず学校内を探索していた。この日は大した収穫もなかったのでアジトへ戻り、
翌日、ひだまりズとしんのすけはそれぞれ高校と幼稚園をお休みした。とてもそれどころじゃなかったのだ、野原家には警察もきていた。ひろしがメガノイドに拐われた事が世間に知れ渡っていたのだ。そして万丈に声明が届く。
「破嵐万丈、野原ひろしと大家シノを助けたくば飼っているUMAと2名で新座スーパーアリーナまで来い」
「行くしかないようだな」万丈はチェブラーシカと一緒にマッハパトロールに乗って指定された場所へ向かう。
その日棗丈太郎は取り壊される予定の旧講堂の倉庫で身を潜めるソルジャーと連中に守られている強固そうなドーム状のガラスケースに入った培養液に浸けられた脳らしきモノを発見した。
「コイツを破壊しちまえば任務完了かって、誰か来た!」身を隠した丈太郎がみたのは夏目である。
「何しに来たんだ、あいつは?」その
「ちょっと!私まで殺すつもり?!」
「生憎依頼人からはアンタを守れとか助けるようには言われてないんでな、墓前に花くらいは手向けてやるよ!」何かが倉庫に投げ込まれた、一見すると防犯ブザーのようなモノが小さな音を鳴らす。ソルジャー達のこめかみの辺りから煙が吹き出しその場に崩れ落ちた。
「夏目っ!大丈夫?」
「沙英っ?!」謎のブザーを投げ込んだのは彼女だった、他のひだまりズのみんなも一緒にいる。
「理事長に貰ったメガノイド用の殺傷スピーカーが役にたってよかったわ」どうやら持ち主はヒロだったらしい。
「人間は何ともなくてもメガノイドには有害なんですね」ゆのはブザーを拾い上げてヒロに手渡す。
「宮子パーンチッ!」宮子が丈太郎を思いっきりぶん殴る、天井まで吹っ飛ぶ丈太郎。
一方ソルジャーにより囚われの身になっていたひろしと大家。
「チキショー、縄さえ解ければコイツら追っ払う手段があるってのに」
「本当ですか?係長、でしたら私が縄を解きます」
「そんな事できるのか?」
「ええ、以前縄から抜けたり縛ったりするバイトしていたので」
「どんなバイトだったんだ?」(~~;)例のメガノイド用の殺傷ブザーをひろしも万丈から貰っていた、大家が縄を解き手足が自由になるとスイッチを入れて手前に付きだしソルジャー達を蹴散らす。出口を見つけた時に万丈と合流した。万丈はひろしにチェブラーシカを預けてやまぶき高校に避難するように告げるとダイターンを呼ぶ、人質が逃げた事に気付いた刈谷ことコマンダー・ガリアもメガボーグと化して、新座スーパーアリーナで闘いが始まった。
真っ当な勝負なら負けるハズがないのだがガリアは何度切っても撃ってもその度に砕けた体が元通り再生する。次第にダイターンが劣勢になってきた。
(丈太郎、まだか?!)このコマンダーは自分の
万丈、大ピンチ!勝機はあるのか?