ひだまりスケッチ&無敵鋼人ダイターン3withクレヨンしんちゃん(凍結) 作:越後屋大輔
コマンダーロイは草木一本生えない地面まで機械化された人工島にアジトを構えていた、隠すつもりもないらしい。
「フッ。自然を嫌うメガノイドらしいな」万丈がバカにするように呟く。
「シロ、大丈夫かなぁ?もうロボット犬にされちゃったりしない?」しんのすけが涙目で宮子にすがる。
「その時はあの悪党をぶっ飛ばす(`Δ´#)!」
「頼もしい限りだな」
「宮ちゃん怖い(∥ ̄△ ̄∥)」島の内部に潜入するのに成功した3人、本来は違法だがメガノイド用の銃を宮子にも渡しておく。途中ソルジャーが次々に襲ってきたが万丈は銃で撃ち、宮子が殴りほぼ全て迎撃してしまった。
「それにしてもソルジャー相手に素手で闘うとは…宮子君、バイトでいいから僕の助手をやらないか?給料ははずむよ」
「こいつら倒すとお金になるのかー、魅力的なお話ですな」
「オラもオラもー、お給料はチョコビで」一応決死の突入なのだがメガノイドに慣れているところへどこまでもマイペースな宮子&しんのすけに毒されたか万丈までお気楽モードに染まっている。
「あいつらぁ、ここがどこだか分かっとんのか。俺をコケにしやがって!」その時コロスから極秘通信が入ってきた、かなりお怒りのようだ。
「コマンダーロイよ‼万丈に作戦を明かすとは、この愚か者!おかげで我らがネット上
「問題ありません、コロス様。万丈はこのロイが確実に消します故」
「その言葉、忘れるな!」通信が切られる。
その頃万丈一行は拐われた犬や猫達が捕らわれている収容施設を発見した、勿論シロも一緒だ。
「アン!(しんちゃん!)」
「オォ、シロ久し振りだなぁ」
「クゥン(まだ一日経ってないよ)」
「シロ殿、無事で何よりですぞ」シロを連れて他の動物達を安全な場所へ避難させた。警報が鳴る、ロイはまもなくこちらへやってくるだろう。急いでマッハアタッカーに引き返す。
「ダイターン、カムヒアッ!」毎度お馴染みダイターン3の登場である、コマンダーロイもメガボーグへ変化する。その姿は一昔前
「うわぁコマったちゃん、巨大化したゾ」
「コマンダーロイだ!」
「そーともゆー」
「いやあしんのすけ殿、上手い事いいますな」
「間違ってはいないさ」
「漫才は終わったか?では地獄へ堕ちろ!」液晶部分的な顔から怪光線が放たれる、ダイターンファンで防ぐが下手したら体が溶けてしまいそうだ。メイン武器の斧を振りかざしダイターンを真っ二つにしようとするが腹部からのダイターンミサイルで相手の体勢を崩し難を逃れる。そのままザンバーで攻撃を返す。ロイは次第に追い詰められていく。
このままでは勝ち目がないと察したロイは捕まえていた犬を人質にとり万丈に突きだす。
「まさか、逃げ遅れた子がいたの?」
「こんな時の為に予め別に用意していたんだな、どこまでも卑怯な奴だ」
「さあ、どうする。こいつの命が惜しくないのか?」ふとしんのすけはポケットに異物感があるのに気づいてダイターンから降りていつの間にかロイの目の前にいた。
「ねぇねぇ、コマったちゃん、いいモノあげるからその犬と交換しない?」
「いいモノ?誰がお前みたいなガキと取り引きするか、人質が増えただけだ」しんのすけは自分を掴もうとするロイの手を躱すとポケットからビニール袋を取りだしロイの顔に中身をぶちまけて大急ぎでダイターンの中に戻る。
「ウッ!く、くっさ!臭~い」
「万丈おにいさん、今だゾ」
「あっ、ああ(;'。')」
「「「日輪の力を借りて、今!必殺の!サン・アタック!」」」
「「「ダイターン・クラッシュ‼」」」
「ところでしんのすけ殿、さっきの物体はなんでありましょう」
「この前散歩した時お持ち帰りしたシロのウ○チ」流石の宮子もズッこけた。万丈はわざと意地の悪い笑顔を作る。
「みっともない死に様であるほど奴らには相応しい。しんのすけ君、よくやった」
「でも今度からは正しく処分しようね」
「宮ちゃんがまともな事ゆってる、なんか不気味だゾ」
「私だってそんな時はあるよー」
コマンダーロイを倒し、拐われた動物達も無事飼い主のもとへ返す事ができた。野原家に帰る途中、真剣な面持ちで考え込む宮子としんのすけ。
「どうしたんだい?」万丈が問うと
「あいつ、私達に『地獄へ堕ちろ』って言ってたけどー」
「オラ達地獄に堕ちるほど悪い事してないゾ、多分」
「死んだら天国だよねぇ」相変わらずな2人だが今度は優しい笑みをみせる万丈。対してギャリソンを除く留守番チームは最後まで能天気な2人に苦笑いするしかなかった。
次回からサブタイトル一部変更します。
※注。本家「無敵鋼人ダイターン3」の本放送は1978~79年になります、当然ネットもAIBOも存在しない為オリジナル設定です。