無双回です。ちゃんとこれから皆活躍しますから…ね?
「なんか、随分と静かだな」
「うん。…不気味な程にね」
僕と尾白が中央広場に近づいても、派手な戦闘音や怒号が聞こえる訳でも、敵や味方の残骸が残っているわけでもなかった。
むしろその逆。
敵が攻めてきたというにも関わらず、火災エリアから中央広場までの道のりは平和なものだった。
「ん?なんだ、この音…」
「…早く行こうか、尾白。嫌な予感がする」
しばらく駆け足で進んでいると、骨と肉が叩きつけられる音が聞こえた。
何度も何度も繰り返されるそれは、それだけで事態の異常性を物語っていた。
走る僕と尾白。その視界に飛び込んできたのは、噴水の奥で黒い巨人が、相澤先生の顔面をただひたすらに地面に叩きつけている景色だった。
「っ…!」
「落ち着くんだ尾白。今ここで声を上げれば、僕らも相澤先生も、水難エリアにいる緑谷君達も終わりだ」
その光景を見て表情を変えた尾白の口を塞ぐ。
最小限の声量で尾白に指示を出すが、正直どうすれば良いのか分からない。僕らから見て左側にある水場に浸かっている緑谷君達3人に被害が及ばず、そして尾白も相澤先生も無事に離脱させる方法。
―あるのは、一つ。
「どうすれば…!」
「そのまま静かに。…出来れば、まだ見せたくは無かったんだけどね」
「白本?」
音を立てないようにゆっくりと歩きながら、小さくつぶやく。右手で静止させた尾白に、ほんの少しの指示を出す。
「尾白。僕が囮になる。機動力は分かっているだろう?敵が僕の方を向いている間に、相澤先生と3人を避難させてくれ」
「本気、なんだな」
「あぁ」
尾白も、流石にあの怪物を見て作戦を察してくれたようだ。尾白は僕の『リア・ウルク』での機動力を実際に見て、それが本気のものでは無かったと知っている。ならば、個性の関係上1度に多くの人を抱えることが出来る尾白が救助に当たるのが妥当だ。
「それと。出来れば避難後に、誰も広場に近づけないでくれ」
「それって…」
「もし爆豪なんかが来ても、同じクラスメイトだ。僕の手で消したくはないからね」
「っ、分かった。気を、付けろよ」
「分かってるさ」
背を向けたまま、右手をひらひらと振る。さて、出すとしよう。
「リア・ウルク」
ほんの少しばかりの全力を。
◇
「あすっ…ゅちゃん、急いでここから離れることって出来る?」
「えぇ。出来るけど…どうしたの?」
「僕達がここにいると、白本君の邪魔になる」
「み、緑谷…?アイツがなんかしようとしてるのが分かるのか?」
「何となくだけど、1人で戦うんだと思う。確かに白本君の個性なら、多人数相手でもしばらく持つし、その間に尾白君が相澤先生の安全を確保するつもりなんだと思う」
「ケロ。となると緑谷ちゃん。白本ちゃんは…」
「もちろん、白本君の個性の安全圏内でサポートするつもりだよ」
3人の中でいち早く白本の動きに気づいた緑谷が、水中での自由が効く蛙吹に退避の指示を出した。
そうしている間にも、白く透明なオーラを纏った白本が、自分達とを結んだ直線上にいる敵に歩いている。
「いつでも行けるように…」
「ケロ。分かったわ」
白本の会敵に合わせるために、蛙吹と緑谷、そして峰田は退くための心づもりをする。そして―
「ごっ…、…痛いな…なんだ?こいつ」
「っ、この少年です、死柄木弔。先程、私の本体にダメージを与えた個性の…」
「あぁ、こいつが…。で、その彼がいきなり回し蹴りなんて、何の用だ?」
自らの肉体を強化し、身体の至る所に手首から先のみの手を付けた男を噴水から遠ざけるように回し蹴りで吹き飛ばした。
黒い靄を纏った敵もその彼の元へと移動し、明確な敵意を白本に向けている。
「そんな事も分からないのかい?」
対する白本は、その表情を全く変えずに手を翳す。
普段のように微笑を浮かべる訳でも、真剣な面持ちになる訳でも、怒る様な素振りを見せる訳でも無く。
「君たちの処理に来たんだ」
敵など、この世から消えて当たり前。殺意も敵意も、興味すらも感じられない表情のまま、白本の右手から個性が放たれた。
「今っ!」
「ケロッ。大丈夫かしら、白本ちゃん」
「あいつの心配してる場合じゃねーだろぉ!?」
敵2人に攻撃したと同時に、黒い巨人―脳無―が相澤から手を離し、2人を庇うように躍り出た。
脳無が相澤から離れた隙に、緑谷、蛙吹、峰田の3人も離れた岸へと移動。尾白も、脳無が相澤から離れた隙に尻尾で相澤を捕まえ、3人と合流した。
「尾白君!」
「っ、はぁ…、はぁ…、だ、大丈夫か!?3人とも!」
「何とか、と言ったところね」
「尾白ぉ゛ぉ゛!!」
「…お前、達…」
「急いでここから離れるんだ!」
必死の形相で走ってきた尾白が、息を切らしながらも移動を続ける。避難しようとする尾白に、緑谷は自分の意思を伝えようとする。
「うんっ。それで…」
「巻き添えを喰らうぞ!」
「えっ…?」
しかし、それを尾白の叫びと、凄まじい程に巨大なエネルギー波がさせなかった。
尾白と3人には被害は及ばなかったものの、先程まで相澤が戦っていた場所は既には巨大な穴が空いており、中央に鎮座していた噴水すらも消滅していた。
「蛙吹も峰田も聞いてただろ、あの時の白本が全力を出す時は誰かが死ぬ時だって。それが、今だ」
「な、なんだよこれ…」
「これが、白本君の個性…」
「凄い、としか言えないわ…」
ただ手を翳し、個性を発動するだけ。それだけで目の前にあるもの全てを消滅できる。その片鱗が、顔を覗かせようとしている。
「だから、逃げるんだ緑谷。助けに行こうなんて考えるな。行けば、お前が白本の枷になる」
「っ、でも…!」
中央広場の大半を消し去った白本の個性。
緑谷が広場だった場所へと視線を向ける。
その砂煙が晴れた後に残っていたのは、脳無が2人の敵を庇う姿と、その3人が立っているほんの僅かな足場だけだった。
「ヒーロー志望として、俺も逃げたくはない。でも今は、退くんだ」
「うん…」
流石に規模の違いを感じたのか、緑谷も避難することに賛成した。隣で首を激しく上下に振り続ける峰田とその緑谷を陸に上げ、最後に蛙吹も水から上がった。
「ケロ…、本当に全力じゃなかったのね」
「お、おいらは何となく分かってたぜ…、前の戦闘訓練の時も、あのメンバーの中で段違いにヤバかったしよ…」
4人が見つめる先では、白本が3人の敵からの猛攻を凌ぎつつも個性で反撃をしている。
「バ・ランズラディス」
「ぐぅ…!」
「クソ…。なんだよコレ…」
飛び出た槍に触れた3人の身体の一部が消滅する。と言っても、黒い靄の敵はどこが消えたのかは分からないのだが。
「どんな敵かと思って期待していたけど、やはり大した事ないね。体術も個性も、良くもそれでオールマイトを殺すなんて言えたものだ」
「黒霧。なんだあのガキ」
「恐らく、『消滅』の個性かと。触れたものを消し去る個性です」
「はぁ…?なんだよそのチート個性…羨ましいな…」
「羨む必要も無い。もう君らはここで消える。ラージア・ラディス」
再び敵を消滅波が襲う。しかし、相も変わらず脳無が2人を守り、致命傷は与えられない。
「…そのデカブツ、邪魔だね。消えてもらおうか」
「こいつは対オールマイト用だ。お前なんかに、倒せるはずもないが…行け、脳無」
大量の手を付けた敵―死柄木弔―の声に反応して、脳無が白本の方へと飛び出す。
脳無の巨大な右腕が振り上げられ、そのまま白い髪に振り下ろされていく。死柄木弔の口端が釣り上がり―
「…はぁ?」
「ほら。アイツよりも力が弱いのに、オールマイトを殺せるはずが無いだろう」
気の抜けた疑問符が、死柄木弔の口から漏れた。
脳無の一撃。普通のガキからそれだけで死ぬはずだ。だが、目の前にいるガキはどうか。
右腕1本だけで防ぎ、ただ片膝を地に付けただけ。膝が接している地面は窪み、ヒビが入っているが、本人は大したダメージも受けていない。
「まあいい。それでも、この僕に片膝を付けさせるくらいの力はあるんだ」
「っ!」
その呟きに、雰囲気に、反射的に下がってしまう。
「少しだけ、本気をだそう」
彼の背後に、どす黒いオーラが見えた。
◇ ◇
「ランズ・ラディス」
「脳無…!」
死柄木弔と呼ばれた男への攻撃が、またも脳無に防がれる。…こいつ、なぜ僕の攻撃を受けても再生し続けるんだ?もしかして、そういう個性なのか?
「ラージア・ラディス」
普段よりも強めたそれを脳無の身体に直撃させる。先程のランズ・ラディスとは違い、どこかに穴が空く訳でもなく、ただ平然と立っている。
「なるほど、少しずつ弱らせるのはあまり意味が無いようだ」
ラディスやラージア・ラディス、テオラディスを何発も当てるより、ランズ・ラディスやギール・ランズラディスといった四肢をもぎ取るように消滅させる技の方が効果的なようだ。
「でもまあ、その判断もまだ早い」
脳無の再生。
それが肉体の損傷のみに働くのなら、僕の敵ではない。
肉体のみが再生するのなら、筋肉を痩せ細らせればいい。
「テオラディス」
脳無の胴に消滅波を直撃させる。僅かな煙が晴れる間も無く、後方へと飛び上がる。
「ラージア・ラディス」
今度は全身に。右足のつま先が地に触れた瞬間に、脳無の懐へと潜り込む。
「ラディス」
恐らく脳無の胴体があるであろう場所を、消滅させる。
白い煙が晴れていく。そこには、四肢は一つも欠損していないものの、その全てが痩せ細り、立っているのもやっとというような脳無がいた。
「無尽蔵か…」
「さあね。個性のスタミナ切れなんて、経験したこともない」
黒霧と呼ばれた黒い靄の敵のぼやきに、丁寧に返してやる。
「こいつ、まだヒーローの卵なんだろ?これでこの強さか。嫌になるな…」
「ヒーローという夢だけを目指してる訳じゃない。援助してくれると言うから、雄英に入っただけだ」
「…なんだ。ただの才能の塊かよ…」
「でも、今ここで決めたよ」
許せない。オールマイトを狙うのは構わない、とは言わない。アレだけの活躍をしているのだ。敵に狙われる事だって日常茶飯事なのかもしれない。
しかし、それを僕達が通う高校と絡めたことが、許せないのだ。ただ平和に将来の夢を探そうとしていた僕の、日常を奪おうとした。
「お前達の様な輩を、僕は決して許さない」
だが、同時に僕の中で決心がついた。
有名なヒーローになれなくてもいい。誰からも好かれるようなヒーローでなくてもいい。ただ、僕の周りの日常を守れるだけの存在になる。
「僕は、ごく普通のヒーローになる」
そう、今ここで決めたのだ。
「へぇ…。じゃあ、一応俺らの敵だ…」
「それは君たちだろう?それに、もうゲームオーバーだ」
3人と戦い始めた頃から気づいてはいたが、ようやく来てくれたようだ。
USJの頑丈な入り口の扉が荒々しく破られ、それと共に筋骨隆々の大男が入ってきた。
「もう大丈夫!私が来た!!」
「いいや…コンティニューだ」
「白本少年っ!」
えっ、早…。見ると、尾白や相澤先生、緑谷君、梅雨ちゃん、峰田君の5人がまとめて離れた所に移動させられている。
今、死柄木弔がつぶやいた瞬間に入り口からここまで移動し、さらにそこから救助まで済ませる…。流石はNo.1ヒーローか。
「下がりたまえ白本少年。ここは、プロに任せなさい!」
「えぇ、そうします。皆も守らないとダメですから」
「いいや、そっちももう大丈夫だ。君が、時間を稼いでおいてくれたおかげでね」
「みたいですね」
僕が脳無と戦っている間に感じ取れたヒーロー達が、USJの入り口に集まっていた。
駆けつけたオールマイトは敵3人を睨みつける。凄まじい程の迫力だが、そんな中で死柄木弔は当然のようにつぶやいた。
「黒霧。脳無を首まで沈めろ」
「はい」
「何を…!」
痩せ細り、最早自慢の剛力も無くなった脳無が、地面に出来た黒い穴へと吸い込まれていく。
首から下全てが飲み込まれた時。
「切れ」
死柄木弔のその声と共に、黒い穴が閉じ、脳無の首がごろんと転がった。
まさか。と、その言葉すら出せない程の早さで再生した脳無は、オールマイトへと突撃した。
「行きたまえ白本少年っ!」
「リア・ウルクッ…」
脚力を強化し、その場から離れる。広場の周りを見てみれば、爆豪や鋭児郎、轟君らが周辺に集まっていたのが分かる。尾白に止められているのもあるが、僕が消滅させたせいで近寄れなかったようだ。
「不味いな」
「白本君っ!?いつの間に!?」
「麗日さん。今ここにいるのは何人だい?」
「え、えっと…6人やけど…」
途中にある階段を後ろ向きで一気に駆け上がり、最初の場所へと戻る。麗日さんが声を上げているが、いちいち抑えている暇は、今は無い。
ここに6、広場に7。土砂、山岳、倒壊、暴風・大雨の4つの内どれかに残りのメンバーがいるのか…。
「なら、これでいい」
それならば簡単だ。味方の気配を避けつつ、それ以外の存在全てを消し去る超長距離砲。もっとも、今回は限りなく弱らせ、虫の息にするだけに抑えるが。
中央広場を見やると、丁度オールマイトが脳無を彼方へと吹き飛ばしていた。ふむ、ナイスタイミングだ。
―現れろ、全てを無に帰すセウノウスの重砲よ…
「シン・クリア・セウノウス!ザレフェドーラ!」
◇ ◇ ◇
「むっ!?なんだアレは!?」
「…あー…、もしかして、またアイツか…?余計なことばかりしやがって…!」
中央広場に残り、脳無と激戦を繰り広げていたオールマイト。そして、それを静観していた死柄木弔の視界に、異物が映りこんだ。
USJ内部の入り口付近に突如として現れた巨大な砲台。
禍々しい黒い砲身と、それを支える台座にある人の顔の様なもの。そして、数人分は軽くあるであろうそのサイズ。全てが異様だった。
「ファイア」
「っ、オイオイオイオイ!なんだよそのサイズは!」
台座の人面の口が動いたかと思えば、一際高くそびえ立つ砲身から、巨大なエネルギーが放たれた。
USJの高い天井をまるで掠めるように移動するそれは、中央広場にいる、死柄木弔へと一直線に向かってきた。
「死柄木弔!」
「良くやったぞ、黒霧…」
身体に直撃しかけたその瞬間、黒霧のワープにより、死柄木はその攻撃を回避。エネルギーが地面に着弾するも、その跡には何も残っていない。
「ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!!」
人面は無表情のまま、詠唱を続ける。その数と同じだけのエネルギーが砲身から放たれ、USJ内の施設へと降り注ぐ。
「ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!ファイア!ファイアー!!」
数秒間の内に数10発を放ったそれは、まるで役目を果たしたと言わんばかりに、アッサリと消えた。
「オールマイトォ!」
「っ!来ちゃダメだ!緑谷少年!」
脳無との接戦を制したものの、満身創痍となりマッスルフォームを維持するだけで精一杯のオールマイト。そんな状態の彼に、敵にまだ攻撃する意志があると判断した愛弟子―緑谷出久―が個性による加速で近寄る。
無論、その隙を狙わない敵ではない。黒霧の個性で死柄木弔の右手から先を緑谷の顔面に伸ばし―
「ぐっ!」
どこからかの銃撃に、その手が止まった。
「あいっ変わらず良い仕事をしてくれるよ!」
死柄木弔の右手を撃ったのは、先程の巨大な砲台があった入り口にいるプロヒーローのスナイプ。
「…クソ。脳無も飛ばされた。俺と黒霧だけじゃ、アレだけの人数を倒す術が無い。…ゲーム、オーバーだ。次は殺すぞ…!平和の象徴!」
本命も不意打ちも失敗。そう判断した死柄木は黒霧の個性により、一瞬で姿を消した。
あまりにも静かに、事は終わったのだ。
◇ ◇ ◇ ◇
「17、18、19、20…。両脚重症の彼を除き、ほぼ全員無事か」
事件後、僕達は警察に保護されていた。USJの外に集められた皆は、多少の擦り傷等はあるものの、大した怪我が無い者がほとんどだった。
「尾白くん、白本くんと一緒だったんだよね。どうだった?」
「あまりにも一瞬すぎて自分でも良く覚えてないよ…。というより、白本が強すぎた」
「言うほどかい?尾白」
「いや、お前何人同時に…その、消したんだ?」
「ざっと30ぐらいだと思うよ」
「アッサリ言うなよ…怖ぇな」
と言っても、訳もなくオールマイトを殺すというような輩に付いてくるような奴らだ。そんなチンピラども、僕の知るところじゃない。
「てか、最後のアレなんだよ!いきなり空から飛んできてマジビビったっての!」
「ホント、死ぬかと思った」
「驚かせたならスマナイ。だが、無力化するならアレが一番手っ取り早かったんだよ」
尾白と話をしていると、山岳ゾーンにいたという上鳴、耳郎さん、八百万さんが僕の方に来た。その顔は、どこか安心したようで肝が冷えた、というようなものだった。
「白本さん、その…あのレベルの技を幾つも?」
「いいや?流石にあのサイズは、後3つしかないよ。一つ、ついこの前完成したんだ」
「あのレベルで3つもかよ…」
「ウチ、何があっても白本だけは怒らせないようにしよ…」
失礼だな。流石にちょっと怒ったぐらいでセウノウスは打たないのに。
あぁ、まあでも。
「峰田君のようにセクハラするっていうなら、容赦なく撃つよ?」
「何でだ!?」
「見ていて気分が良くないからさ」
「おまっ…!マジに付いてんのか…?男なら見てぇ、触りてぇとは思わねぇのかよ…!」
「そういう所を直さないから、好かれないんじゃないかい?まずは仲良くしても良いと思われるぐらいから始めないと」
「ごっふ…マジレスは効くぜ…」
大したダメージを受けていないように見える峰田君が、何故か血を吐く。
そして、その話を聞いていた女子陣から何故か拍手された。何故だ。
その後、警察の人から、相澤先生、13号先生、オールマイト先生、緑谷君の計4人の命に別状が無い事を知らされた僕らは、一旦教室へと集められ、そこで解散した。
…ふむ、あんな襲撃があるとは思わなかったが、これもヒーローとしての第一歩だ。もう少し、在り方についても考えてみるか。
出久なら止められても助けに行くだろ!とお思いになる方も居るかも知れませんが、ここの出久君はオリ主が介入したことにより、少しだけ心情が変わっております。
かっちゃんや他の皆も含め、そういった所は余裕のある時に細かく書いていきたいと思っています。
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