異世界転生したカズマは召喚師になりました。 作:お前のターン
余談ですが、タグにR指定入れてませんが普通に猥談します。もし、いれておいた方がいいのでは?と思う方は言ってください。即刻入れます。
さて、サーヴァントの選定ですが…………次回あたりに新しいのを出そうと思います。なので、今回はただの日常話です。
ジャンヌもSっ気をどんどん出していければと思いつつ、ゆんゆんもキャラ崩壊させようかな~と思う今日この頃。
それと、一応カズマが強くなる兆しを見せます。
少しだけキャラ設定について説明
カズマ
・冒険者
どの職業のスキルも使える万能職(本職の性能には及ばないので器用貧乏)
・EXスキル『召喚師』保有
サーヴァントを呼び出し、使役可能(レベルにより使役数は増減)
ジャンヌ・ダルク(オルタ)
・攻撃特化したサーヴァント
・干物女であることを主張する社畜ちゃん
・口では働きたくないと言いながら、仲間のピンチには自分を省みないツンデレ
ゆんゆん
・究極にして至高、最強のぼっち魔法使い
・友達がいないことを気にしすぎて本作では病んでいく傾向がある。
・友達の友達という存在を認めない。友達(例えばカズマとか)が他の人と仲良くしてると無表情で見てくる怖い一面がある。
※あくまで参考程度に。
使えない魔法使いを仲間に引き入れてしまった俺達だが、ジャンヌがいるおかげでさほど苦労はなかった。むしろ活躍していることもしばしば。
「うちもらしたわ、後衛!頼んだわよ!!」
「了解です!」
数が多いとさしものジャンヌもさばききれない事もある。そんな時はめぐみんの出番だ。広範囲に大ダメージを与えられる魔法というのは珍しい。故にゆんゆんでも手に余るレベルは倒してもらっている。
…………俺?潜ぷーーーじゃなくて、指示出してる。
『エクスプロージョン!!!』
めぐみんがそう叫ぶと、ものすごい爆発が起こった。燃費が悪すぎることが欠点だが、威力は申し分ない。たぶん、これ以上の火力を出せる奴は数えるほどしかいないだろう。
魔法を放っためぐみんはその場に崩れる。それも欠点のひとつだが、問題はそのあとだ。
「よし、討伐完了だ。ギルドに帰るぞ」
「では、おんぶをお願いします」
「…………」
そう、これだ。誰がめぐみんをおぶって帰るか、だ。
別に嫌じゃないけど、毎度毎度おぶるのは流石にだるい。それに、おぶってると何故かゆんゆんから殺気にも似たナニかを感じるのだ。怖いことこの上ない。
「っし、じゃあみんなじゃんけんするぞ」
「「じゃんけーん……」」
ジャンヌは何も文句は言わない。たぶん、なんやかんや言って面倒見の良い性格で、さほど迷惑には思っていないはずだ。
とは言いつつも、やれとは言いづらい。俺がおんぶするとゆんゆんがアレだし、選択肢はジャンヌとゆんゆんの2択みたいなものだ。
「ほいっ…………今日はゆんゆんか 」
「しょ、しょうがないわね~!めぐみん、ほら、掴まって」
「なんで嬉しそうなんですか……?」
「ゆんゆんって、実は百合もいけるのか」
「えっ?本当なの?ゆんゆん、あんた…………」
「違います!!!カズマさんも変なこと言わないでください」
こんなやり取りをしながら、以前と変わらない生活を続けている。ちなみに、金の心配は未だ解決してない。
パーティーメンバーも増え、戦闘に余裕ができはじめたのだが、平均レベルはさほど高くはない。俺とゆんゆんはレベル15、めぐみんはレベル10だ。先日受けた初心者殺しの推奨レベルは20以上だったが、ステータスにおいてそれは俺達には該当しないのだ。チーターの俺は常にジャンヌという護衛がいるし、ゆんゆんとめぐみんは上級職。要は感覚だ。何となくで報酬と労力が見会うものばかり受けている。
「はぁ……レベルは上がっているのに、俺だけ弱いままな気がする」
「気がするじゃなくて、そうなのよ」
「な、何をっ!?」
「カズマさん、最弱職ですもんね……」
おい、やめろ。ゆんゆんに可哀想な目で見られるとマジで泣きたくなるから。マジでやめてくれ。
「もし良かったら……私がレベル上げのお手伝いをしましょうか?」
「ふ、ふん!別にそこまで気にしてないし?ていうか、そもそも俺の本領は知恵というか頭脳?戦略をたてるのが仕事…………なのか」
「自分で言っておいて、勝手に悲しまないでくださいよ……。分かりました。その知力を上げるためにもレベル上げしましょう?」
ゆんゆんが優しく微笑んでくる。
ああ、俺……みじめだ。こんないたいげな少女に哀れまれて、手伝ってもらうだなんて…………。
「ぐすっ。……ジャンヌ、俺、このパーティにいてもいいのかな?」
「はぁ?あんたがいなきゃたぶん、この娘達はまともにやっていけないわよ?私はそもそもあんたとの契約があるから関係ないけど、ゆんゆんは間違いなく生涯ぼっちの道を歩むわよ」
「そうだな。俺がいる意味はあったな。ありがとう、ジャンヌ」
「さりげに私が問題児扱いされてる……。そんなに私駄目かな?」
「さぁ?そもそも、私はゆんゆんが人とまともに接しているというだけで驚いていますから」
うん、そうだな。深く考えるのはやめよう。誰にも欠点はあるし、いいところもある。みんなでパーティーなんだ。俺だけ役立たず何て事はないはずだ。
しかし、俺とて男だ。プライドというものはある。故に、こっそり特訓することにした。
「よし、ここらでいいか」
あれから数日経ち、有言実行するべく近くの草原へとやって来た。ここは、駆け出し冒険者の街アクセルでは名の知れたレベル上げスポットなのだ。
「おい、カズマ。本当にやるのか?」
「おう。もしピンチになったら頼んだ」
流石に一人は危険なので、ギルドの知り合いを連れてきた。名前はダストという。このまちでは有名なゴロツキだ。しかし、人は見かけによらないというのも本当で、俺達は気が合い、すぐに仲良くなった。主に猥談していただけだが……。
「ふっ!はぁ!とぅ!」
順調に雑魚モンスターを倒していく。ダストには手を出さずに後ろで見守ってもらっている。
「しっかし、カズマよ。お前、どうやったらあんな美人揃いなパーティー作れるんだ?何か秘訣でもあるのか?」
「はぁ!…………ふぅ、パーティーね……。そんなに美人がパーティーに欲しいか?」
「当たり前だろ!」
即答か。
「お前は普段から女に囲まれているから気にもならないかもしれんが、周りからみたら、それはもうハーレム状態だぞ」
「んなことねぇよ。美人とは言っても、ゆんゆんとめぐみんは14歳だ。手を出したら犯罪だぞ」
「はぁ?14歳なら結婚も出来るし、やりたい放題じゃねぇか!」
「え?本当に?14歳から結婚も出来るのか?」
恐ろしいことを聞いてしまった。つまり、本当に俺はハーレムを形成していたのか。……いや、でもな。色物揃いだしな、素直に喜んでいいものか…………。
「まぁでも、あの貴族っぽい姉ちゃんは格が違うからな。へたれなカズマには無理だろう」
「な、なにおぅ!!?」
「おっ、モンスターが来てるぞ」
「こ、こいつぅ……俺がレベル上げしてるのを良いことに」
しかし、文句ばっかりも言ってられない。普段はパーティーで攻略にあたるのだが、今日はソロだ。全て自分で倒しきらなくてはならない。
いつかは一人で戦わなくてはならないときが来る、そう勝手に思っていた俺は、いざというときのための備えはしていた。
「俺を舐めるなよ、いくぜ!」
盗賊用スキルを知り合いの盗賊に一通り教えてもらったのだ。なので、敵感知から攻撃スキルまである程度は覚えている。
『暗歩』
足音を無くすスキルだ。これと敵感知、暗視、潜伏スキルを混ぜると暗殺紛いな事までできる。
ソロと言いつつ、目に見えるダストを餌に俺は背後から斬りかかり、モンスターを倒す。まさに外道ーーじゃなくて、知的戦術だ。
「はぁ!!」
「ぎゃふ!!」
短剣で何度か切りつけると、弱小モンスターであるコボルトは倒れた。経験値はそれほどではないが、苦労もない。ローリスクローリターンだが、確実だ。
モンスターを倒すと経験値が貰えるのだが、契約で結ばれているジャンヌにも経験値が貰える。これは逆も同じだ。どうやら俺とジャンヌはポ◯モンで言うところの学習装置みたいなものを装備しているみたいな感じなのだ。
「さてと、そろそろレベルも上がってスキルポイントが溜まって…………ん?」
と、ここで異変が起きた。
なんと冒険者カードに新たなスキルが表示されているのだ。
それも、EXスキル欄にだ。
改めて言うが、このチート能力はポイントで得るものではないのだ。つまり、表示されたということは、習得したということ。
そして、スキル名はこう書かれていた。
『憑依』
「…………え?なに、これ?」
何か不気味なスキル名が表示されていた。
あの後、俺はすぐにきりあげた。新たなスキルを試そうかとも思ったがやめた。こういうチート能力はあまり見せびらかすものではないだろうと思ったのだ。
とはいえ、誰にも見せず、一人で勝手に試すというのもあれなのでジャンヌに聞いてみることにした。
「ジャンヌ、これ何か分かるか?」
「憑依?……ああ、降霊術のひとつね。簡単に言うと、私みたいな英霊を身に宿し憑依させる事で能力を得るのよ」
だそうだ。ただ注意も必要で、対象となる英霊はクラス毎にランダムだ。ジャンヌみたくアヴェンジャーを宿したい時は、アヴェンジャーと念じる。しかし、限定出来るのはそこまで。後は運頼みだ。
「まぁ、俺は幸運だから良いと思うんだが……」
「間違ってもバーサーカーだけはやめなさいよ?知能まで持っていかれるわよ」
「お、おう……。気を付ける」
ジャンヌいわく、ルーラーというクラスもやめろと言うのだが、何故だろう?
「さてと、それじゃあ今日はもう寝るか」
「おやすみ~。……ああ、今日は覗かないからナニしても大丈夫よ」
「余計なお世話だ!!?」
こいつ、一言多いな。
聖女なら聖女らしく慎みをもって欲しいものだ。……まぁ、オルタだから仕方ないか。
それからほどなくして俺は就寝した。
~ゆんゆんside~
今日はフリーだとカズマさんに言われた。突然どうしたのか聞いたら、レベル上げするのだと言う。
私も同行をしようと思ったのだけど、真剣な顔で『一人でいい』と言われたので仕方なく頷いた。
でも、そう言われても私にはこういう時はやることがないの。だから、バレないようにこっそり着けることにした。
「何してるんだろう……?」
何やらチンピラみたいな人と話している。それも人通りの少ない路地裏で。
どうしよう?もし本当にカズマさんがチンピラに絡まれて困ってたら……。でも、私もバレるわけにはいかないの。だから、様子を見ながら聞き耳を立てたの。
「ーーだよ。ーーだかーーな」
「ーーよ。ーーだし」
遠くからなのでよく聞こえない……。
う~ん、どうしよう?
「なぁ、ーーでいいから。頼む!」
「…………はぁ、本当にーーだな?」
「本当か!?」
う~ん、聞こえづらい。もう少し近づいてみようかな?と、どうしようか悩んでいた矢先、とんでもない光景を見てしまったの。
「これ、俺の気持ちだ。受け取ってくれ」
「っ!?……いいのか、俺なんかで」
「お前じゃなきゃダメなんだ」
えっ!?何、何なの!?カズマさんがチンピラの肩を掴んで、告白紛いなことを言って…………え?どうして相手も照れてるの?……………………ま、まさか本当に告白!!!?
「か、カズマさん…………同性愛は、いけないと思う…………のに、妄想が滞ってーーって、これじゃ私も変態じゃない!!?」
私は、衝撃の現場に遭遇してしまった。
どうしよう?実はカズマさんがホモだったなんて…………今度はジャンヌさんにバレないように宿を借りてから妄想しよう。
「はぁ……はぁ……カズマさん、私、いけない娘になっちゃいそうです……」
「何をしているのですか?」
「ひゃ!!?」
「…………ゆんゆん、あまり大きな声を出さないでください。カズマにバレますから」
振り向くと、めぐみんが呆れ顔で見ていた。
どうしよう?聞かれたかな?
「ど、どうしたのめぐみん?こんなところで……?」
「いえ、偶然通りかかっただけですが。ええ、別に知り合いが男同士の絡み合いで妄想に耽って抜いていただなんて所、見てませんから」
「全部みてるじゃない!!?」
恥ずかしい……。めぐみんに大変なところを見られてしまった……。
「大丈夫ですよ、ゆんゆん」
「……めぐみん?」
めぐみんは、普段なら絶対見せないような笑顔でこう言った。
「ジャンヌさんから、ゆんゆんがカズマをおかずに週4回抜いていることは知っていますから。今さら、腐女子という事がわかったくらいでどうもしませんよ?」
「うわあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!私、知らないから!!!!そんなの知らないからー!!!!」
「………………行ってしまいましたか」
ああ、どうしよう……?
めぐみんにとんでもない秘密を知られてしまった…………。明日からどんな顔でギルドに行けばいいんだろう…………?
この後、私は無我夢中で走り抜けた。気がつけば、カズマさんが寝泊まりしている宿屋まで来ていた。
「そういえば…………」
ふと、私はあることを思い出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ねぇ、ゆんゆん」
「はい?なんですか、ジャンヌさん?」
「あんた、そろそろ妄想だけじゃ足らなくなってきたんじゃない?」
「はい!!?」
ジャンヌさんがとんでもないことを言い出した。
知られているとは分かっていたが、まさかまた干渉してこようとは……。
私は、意味はないと思ったけどしらを切った。
「は、はて……?何の事ですか?」
「いいの、語らなくとも分かってるから」
そういうと、ジャンヌさんは鍵を渡してきた。
「これは……?」
「カズマの部屋の鍵よ。これで、すっきりさせてもらいなさい」
「………………ぐすっ」
「いいのよ、泣かなくても。私はあなたの味方よ」
その優しさが私にはとても辛かった。
だってもう、私が変態だという事は否定できないのだから…………。
「健闘を祈るわ」
私は、ジャンヌさんの後ろ姿が眩しくて見えなかった。
………………もう、どうにでもなればいいと思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という事があったのを思い出した。
「鍵は…………あ、合った!」
何かあったらと思い、いつも持ち歩いていたの。
「………………いいのかな?」
ちなみに、今私がやろうと思っているのは潜入。カズマさんの部屋から、何かアレに使えそうなものがないか探すつもり…………あっ、嘘です。冗談ですよ?……ふぅ、心の声が漏れるところだった。
宿屋に入ると、主人らしき人に話しかけられた。
「おぅ、あんたカズマんところの嬢ちゃんじゃねぇか?」
「あ、はい。そうですけど……」
「丁度良かった。カズマのやつに今度これを貸してくれって言われたから持ってきたのに居やがらなかったんだよ。だから、代わりにこれ渡しておいてくれよ?」
「あ、はい…………」
おじさんは、私に袋を渡すと去って行った。
「なんだろう、これ?」
失礼だと思ったけど、気になるので中身を見てみた。きけんなものだと大変だもんね!
そう思ってたら、なんと中にはいっていたのは…………大人のおもちゃでした。
「……………………………………こ、コホンコホン!………………え?どうしよ、これ?」
どうみてもそれだった。
でも、どうしよう?いくら頼まれたと言っても、流石に女の私がこれを渡すのは…………。
「…………そうだ!部屋においておけばいいんだ!!」
私って天才ね!せっかく鍵を持っているんだからこれを利用しない手はないわ!
有言実行。私は何の躊躇いもなく部屋に入った。
後から思ったの…………私はどうして血迷った事をしてしまったのだろうかと。
「お、お邪魔しま~す……」
安い宿にしては家具の揃った部屋だった。それに、冒険に必要な装備やそれらを整備するのに必要な道具等、期待していた訳ではないけど…………エッチな物は見当たらなかった。
「……え、えっと。とりあえずこれをテーブルにおいてと。これからどうしようかな……?」
辺りを見る。でも、これといって変わったものもない。とりあえずアレに使えそうなものを………。
「ハンカチ……ううん、流石にばれるかな?」
あれよこれよと探してみたけど、手頃な物はなかった。
少し探し疲れたのでベットに横になった。
「ふぅ……ん?この匂いは」
毛布からカズマさんの匂いがした。
こ、これは…………じゅるり。
「…………ん、んん!…………どうしよう、したくなってきた」
困ったな…………。べ、別にそんなに溜まってる訳じゃないと思うんだけど……。そうだ!
このまましてしまおう!
「そういえば、さっきの袋の中に……あった!」
大人の……おもちゃ、ごくり。
…………バレなきゃいいよね?
※良くないです。良い子は真似しないでね?
「はぁ……はぁ……んうっ!…………この魔道具、以外と振動が強いのね…………んんっ!?」
私は、自分でも分からないぐらい無我夢中になっていた。どうしよう?こんなところ見つかったら絶対変に思われるよね…………?
そのままどのくらいの時間が過ぎただろう?たぶん、一時間くらいかな?流石にこれ以上はと思い、立ち上がろうとした瞬間ーーー。
「ふぅ~、 疲れ…………た?」
「……………………………………………………」
「……………………………………………………」
時が止まった、気がした。
「な、なななななにしてんの!!?」
「いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
「ぶふぉ!!?」
思わずぶってしまった。
だ、だって仕方ないもん!……いきなり帰ってくるだなんて思わなかったから。
「あわわわわわわわ…………!!!」
「え?…………ちょ、え?なんでゆんゆんが半裸で俺のベットに?…………って、それなに?」
「み、見ないでーー!!!」
「は、はい!!……すいません」
どどどど、どうしよう!!?この状況言い逃れ出来ない……。ううぅ……もういっそ変態と認めてしまおうかな……?
「ゆんゆん、俺は何も見てないから、な?だから冷静になろう?」
「…………正直に言ってください。何処まで見ました?」
「……………………………………アレをあそこに当てて喘いでるところ、かな?」
「わああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「や、やめろよ!!?掴むな!揺するな!!俺に八つ当たりするなよぉぉぉ!!?」
もう、世界なんて消えてしまえばいいと思った。
「ぐすっ…………ひっぐ、うぇ~ん…………」
「なんだろう、俺は何も悪くないのに凄い罪悪感が…………」
「酷いです…………私の恥ずかしい所を、見るだなんて…………ひっぐ」
「いやいや、俺は悪くないだろ?だってここ、俺の部屋だし…………えっ?いや、本当に俺は悪くないよな?」
はい、全くその通りかと…………。
ごめんなさい、カズマさん。私が悪いのは分かってます。でも…………でも…………もう、こう言うしかないじゃないですかああああぁぁぁぁぁ!!!?
「ねぇ~、カズマ。今日も飲みに………………」
「どうしたのですか、ジャンヌ?カズマがいなかっ……………………」
「「っ!!?」」
なんとタイミングの悪いことにジャンヌさんとめぐみんが入ってきた。
「あ、あはははは…………今日は、めぐみんと二人で飲もうかしら、ね?」
「そ、そそそそそうですね!ええ、是非そうしましょう…………」
「え?あ、いや……その、これは…………いやちょっと待て!誤解だから!!」
二人は、息を揃えて笑顔でこういい放った。
「「ごゆっくり」」
「違うからああああぁぁぁぁぁぁ!!!待ってくれよおおおおおぉぉぉぉぉ!!!?」
もう…………死にたい。
わたしは、今日、大切なナニかを失った気がした…………。
こんにちは、ゆんゆんです。
お父さん、お母さん、お元気ですか?
私は……………………元気です、はい。別に病んでるとか病んでるとか病んでるとかないですよ?至って普通です。毎日楽しい人達と仲良くやってます。……………………え?それが異常?
わ、わたしにだって友達の一人や二人いまっ…………え?どうして皆目をそらすの?え?ええ!?…………………………うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!
………………………………ぐすっ。