ドゥーチェ異世界にて戦うようです   作:ゆっくり霊沙

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誤字報告をしてくれる皆様ありがとうございます。

感謝の気持ちとしてアンケートを活動報告にてとらせてもらいます。

前話に出てきた看守長、看守と囚人(複数)の名前を募集します。

今後ともよろしくお願いします。


神の世界

『・・・まだ信仰心に目覚めぬか。』

 

神は悩んでいた。

 

何者かの介入により安斎千代美の運命が改変されていることに・・・

 

『智天使、妙案はないか。』

 

『この際切り捨てましょう。コントロール出来ない存在を野放しにしておくのは困りましょう。』

 

別の天使が出てくる

 

『しかし我々は直接手出しできません。』

 

『次の人物を送りましょう。幸い目処は付いております。』

 

『この人間味もない、効率主義の無神論者か。適任だ。・・・円理を外れから戻すのも苦労だ。ここいらで苦労してもらうとしよう。』

 

『では準備をします。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『貧乏人はやることがギャンブル臭くてやになっちゃうよ。』

 

僕はQB、最高神と呼ばれる神の上位種だ。

 

僕は不正を許さない。

 

1回マークしたら不正をしている現場を押さえるまで監視を続ける。

 

それが僕の仕事だ。

 

他の最高神も役割はあるけど、僕は比較的暇な部類だね。

 

そんな僕だけど、最近面白いものを見つけてね。

 

あの堕落した神に利用されるなら僕が保護したくなるぐらいそそる人物だね。

 

安斎千代美。

 

彼女の前世は実に勿体無いことこの上ない。

 

彼女は馬鹿者を装った。

 

周りとレベルを合わせるために。

 

『彼女の本来のレベルならアンツィオ高校のノリと勢いによる攻勢ではなく一撃離脱散会戦術が本来の姿だと僕は観ていて思ったよ。・・・奇策を取るしかないアンツィオ高校の戦車で、自分の本当に欲している駆逐戦車を後回しにして、高校に合った戦車を調達したのはどんな思いだったんだろうね。・・・プロリーグに進んだのなら彼女は戦車道のイチローの様になっていたのに。引退後は西住や島田に対抗しうる新流派を創っただろう。勿体無い。』

 

『僕は神様、そんな者に可能性を与える存在。願わくば・・・健全に生きてほしい。新しき世で。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは?」

 

『脱落者部屋・・・・とでも言えば良いかな。僕には上手く説明できないや。』

 

「神が何を言ってる。・・・若いの、ここに座れ。」

 

私こと西住まほは戦車道、西住流師範の座にプロ10年目で就任し、40で他界した。

 

死因は事故・・・と言いたいが他殺だ。

 

ダージリンの運転に殺された。

 

私は全力で止めたのに特殊カーボン加工をしていないレオパルドなんかを持ってきたから・・・

 

「あら?ずいぶんと脆いハードルだこと。」

 

「「「ファァァァアア!!!!」」」

 

演習場に止まっていたティーガーⅡに正面からぶつかりグチャグチャになった。

 

『同情するよ。死に方があまりに可愛そうだと別の神が君を転生させたんだけど・・・今世でも最後は射殺か。』

 

「私の最後も酷いけど、貴女も災難ね。」

 

「・・・はぁ。」

 

『まぁまぁ、死んだんだから気楽にいこうよ。この空間なら時間は無限に有るような物だし。・・・そうだ、安斎千代美の今世なんかもここから見えるよ。』

 

「安斎千代美?・・・安斎・・・アン!?アンチョビか。」

 

『そうだよ。ここはお腹も空かないからゴロゴロしていなよ。』

 

まぁ、これから君達に活躍してもらうことが有るかもしれないからね。

 

「QB、何か言ったかい?」

 

『いいや、何も。』


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