クトゥルフ神話TRPGをやったらPLが酷かったりファンブルが出まくったりしたのでKPの胃が大変です 作:釣りキチ
クッソ嬉しかったです
始まりのS/ようやく始まるクトゥルフ神話
葉月が失踪する1時間前ーー
「鈴風君、娘を知らないかね?」
ショタと戯れていた鈴風の背後から俊之が呼びかける。
「葉月ちゃんですか?葉月ちゃんなら18時くらいに散歩に行ってから見てませんね」
「ああ、すまない。ありがとう」
「…もしかして、何かあったんですか?」
「葉月がまだ戻って来ないんだ…。もう三時間も経っているのに」
「そうですか…じゃあ探すの手伝いますよ?」
「いやいや、客人にそんなことをさせるわけには…」
「大丈夫ですって、そんなこと気にしませんから」
「…すまない。人を呼んでくるから待機していてくれないか」
「はい、分かりました」
俊之はそう言って彼女の元を離れていった
◆◇
「ーーそれで、川崎さんは医者を?」
「はい、そうなんですよ。大変ですけど、誇りに思ってます」
三枝と川崎が談笑をしていると俊之が近寄ってくる。
「すまない、川崎君、三枝君、娘を探すのを手伝ってくれないか?」
「葉月ちゃんに何かあったんですか?」
三枝が問いかける。
「ああ、散歩に行ったきり戻って来ていなくてね…」
「えっ⁉︎本当ですか⁉︎」
「川崎君、すまないが事実だ」
川崎が驚愕の表情を見せる。
すると何か異変を嗅ぎつけたのかナンパ中だった雑賀と白澤が戻って来た。
「三枝、どったの」
「ああ、雑賀ですか…葉月ちゃんが行方不明になってしまいましてね…」
「葉月が?いつからだ?」
「18時からだそうです」
「18時?それって俺らが葉月を見送った時の時間だよな?」
「ええ、そうです。とりあえず白澤はここで待機を雑賀はーー」
言いかけた時だった。
黒服の男がこちらにやって来たのは
「俊之さん、何かあったんですか?」
▼▼▼▼▼▼
『誰だお前!』
KP以外の全員が同時に言う。怪しい人だと思ってた人が急に近づいて来たのだから。
「私の前探索者だ。チートになってしまったので、ここで廃棄しようかと」
「えげつない!えげつないよこのKP!」
「おねショタ大好きの私でも分かりますよ!このKPはドクズです!クズの塊です!」
「ええい!火炎瓶大好きとかおねショタ大好きよりマシじゃい!」
「スタンガン許されたよスタンガン!」
「わーい!朝風呂許された!」
「わ、わーい」
PL5は無理して同調しなくてもいいと思います。
しかし、こうして見ると変人の集まりである。他の卓でやったら迷惑を通り越して犯罪者である。
「ええい!黙れ諸君!それにメインウェポンがスタンガンってどう言うことじゃい!」
「スタンガンはスタンガンです。ガンランスに次ぐ、ロマン武器です。」
「言っておくが、神話生物にスタンガンは効かないぞ」
「なん…だと…」
茶番である。早くシナリオに戻ったらどうだ。
「それじゃあそろそろシナリオに戻りたいんですけど…」
「あ、俺明日用事あるんですけど」
「白シャワァ!」
KP、前途多難である。
頑張れKP。寝るなKP。
普通の卓でこう言うプレイはやっちゃダメだよ!
お兄さんとの約束だ!(((