クトゥルフ神話TRPGをやったらPLが酷かったりファンブルが出まくったりしたのでKPの胃が大変です 作:釣りキチ
「KPさんKPさん、ちょっと図書館組に移る前に連絡先の交換と伝承について調べておきたいんですけど」
三枝が肩を叩きながら聞いてくる。
俺はそれに爽やかな笑顔で返しながら言った
「リアル言いくるめ、どうぞ」
「な、何故ですかKP!よろしいじゃない!」
「三枝は伝承とか知らないと思うじゃん?調べたいなら理由どうぞじゃん?」
「アレじゃん?なんかこんな8丁目とか言われて今はないことを知ってたら、前の葉月ちゃんの件もあるし、非現実的なことかもしれないと思うかもしれないし…」
KPはそれを聞いて少し唸ったあとこう言った
「それだと伝承は出ないのでS市についてのことでオカルト+図書館orコンピュータならいいですよ」
「オカルトと図書館で振りますわぁ…」
オカルト 50
1D100=92
図書館 75
1D100=78
「女神は死んだ」
「鈴風と白澤はなんかやりたい事ある?」
「特にないかなー」
「俺もー」
それを聞いたKPは別室へと移って行った。
◆◇
「ねえ俺途中から記憶が無いんですけど何してましたかね」
「上代さんとお茶飲んでたんだよ」
「そう…だったのか…?」
相変わらず何処か抜けている雑賀である。
「あのう…雑賀君さ…川崎どこ行ったの…?」
「コンビニへ買い出しに」
「ああ…うん…」
そして会話が途切れる2人
元々コミュ力の高く無い2人ではあったが2人きりになったことにより更にコミュ障が加速したようだ
「…上代君って存在意義あるの…?」
「あるよう…上代は地味にお助けしないNPCだけどクライマックスでちゃんと活躍するよう…」
暫くそのまま駄弁っていると玄関から音がした。
どうやら川崎が帰って来たらしい。
「ただいま〜」
『おかえり〜』
女神である。
女じゃないけど女神である。
「ええとまあそれじゃあ川崎が雑賀と上代を連れて警察署を出ようとするところからスタートだね」
▼▼▼▼▼▼
川崎が警察署を出ようとすると背後から声をかけられる
振り向くと先程の刑事駆け寄って来た。
「ああ、まだ居ましたか」
「あの何か用で?」
「ええ、何かあった時のために連絡先を交換しておこうかと」
「ありがとうございます。もし何かあったら連絡させてもらいますね」
川崎がお辞儀をすると刑事は会釈をしてその場から去って行った。
◇◆
一方、上代と雑賀の2人はお茶談義を繰り広げていた。
「やっぱりダージリンが一番なんですって上代さん…」
「いやいや、日本人と言ったら生茶だろう」
どうでもいいので割愛
◇◆
川崎 幸運60
1D100=12
川崎が外に出ようとすると例の女性記者がいた。
彼女は川崎にマイクを向けると
「もしかして貴方も失踪事件の家族とかですよね〜」
その瞬間、川崎は嫌な予感を感じた。