クトゥルフ神話TRPGをやったらPLが酷かったりファンブルが出まくったりしたのでKPの胃が大変です   作:釣りキチ

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RPは大事

「ーーKP、生活安全課に連れて来られた理由を聞きたい」

「それじゃあ説得、言いくるめ、信用のどれかで振ってくれ」

 

雑賀 説得40

1D100=64

 

川崎 説得70

1D100=64

 

「待て、なんで説得で振った雑賀?!」

「ち、違う。これは誤解だ」

「とりあえず雑賀は失敗。川崎は成功ということで描写に戻りますね〜」

 

▼▼▼▼▼▼

 

川崎は刑事の後を追いながら考えを巡らせていた。

雑賀が遭遇した手の正体。自分が発見した片腕のない葉月のことを。

 

(いかにも信用できない怪しい事件だからか?人が大勢失踪しているのに生活安全課で捜査をする理由はなんだ?)

 

彼が物思いに耽っていると刑事が話しかけて来た。

 

「おや?どうかされましたか?」

「いえ、何故失踪事件なのに刑事課ではないのか?と思っただけです」

「…少し、こちらに来ていただけませんか?」

「え?あ、はい」

 

▼▼▼▼▼▼

 

「そして君達は安全課の横の喫煙室に通されるよ」

「ねえ一つ気になることがあるんですが」

「ん?なんだい?」

「上代…何してんの?」

「外でお茶飲んでます」

 

完全にネタキャラである。

 

「俺は午後ティー派」

「おっ、雑賀わかってるじゃないか俺は生茶派だ」

「ほらKPお茶談義はいいからRPしようか」

「そうだな…」

 

KPは一度咳払いをすると続けた

 

「喫煙室の扉を開け、中に入るとーー」

 

▼▼▼▼▼▼

 

「これは本来話すべきではない事なのですが…」

 

刑事はそう言うとタバコを取り出しながら続けた。

 

「昔っからこの中央区では失踪事件が起きてましてね…私も祖母から良く聞かされたんですよねぇ…夜なんかに出歩いたら"さすらさまのて(・・・・・・・)"に連れて行かれるぞってね…」

「神隠しってヤツですか…?」

「まあ平たく言ってしまえばそういうものです」

 

そして彼はさらに続けて言う

 

「それにこの七丁目では昔から失踪事件が多いんですよ…昔は捜査本部とかも結成されたんですが今ではもう…」

「あの一つお聞きしたいことが」

「なんでしょう?」

「さすらさまのて、についてなんですが…内容はどのようなものなんですか?」

「それ以上は私もわからんのですよ…祖母ももう亡くなってしまいましたし。後は図書館などの伝記などに載ってると思いますよ」

 

▼▼▼▼▼▼

 

「ここで図書館かぁ…」

「そういやさっきKPが露骨に図書館あるよ的なこと言ってたもんねえ…」

「じゃあ他に聞きたい事は?」

「特になし」

「それじゃあ刑事は"それでは"と言って戻っていくよ。2人とも聞き耳どうぞ」

 

川崎 聞き耳45

1D100=95

 

雑賀 聞き耳25

1D100=50

 

「こりゃ酷えや」

「雑賀さん小物作り得意なだけの平凡な男の子だからね仕方ないね」

「えー…あ、うーん…それじゃあ貴方達には『…昔…丁目は…弱る……、まさ…伊……の通り…』とだけ聞こえて来ます」

「うん、まるでわからない」

「同感だ」

「それじゃあここで一度白澤達の方に移るぞ。休憩タイムだ2人とも」

「あーい…」

「うーい…」

 

聞き耳を失敗し、重要な情報を逃してしまった2人。

彼らのRPがどのような結果を招くかはまだ誰にもわからない

 




次回は凄い久しぶりに鈴風が出て来ます。
1ヶ月空いてしまった本当に申し訳ない

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