クトゥルフ神話TRPGをやったらPLが酷かったりファンブルが出まくったりしたのでKPの胃が大変です 作:釣りキチ
「せ、成功した川崎は先程まではなかった看板に気付くでしょう…ーー上代は小さい窪みにハマってコケました……」
「草」
「死んだな」
言われたい放題である。仕方ない、実際ダサいのだから。
「超人設定は何処へ」
「ふぇぇ…言わないでよう……ちなみに看板には八丁目って書いてあるよ…知識どうぞ……ーー上代は気絶してます」
「起こすか踏みつけるかどっちかだね?わかるとも!」
発狂してる雑賀の人には言われたくないものである。
メンタルが絹ごし豆腐ですらないのだ。ただの豆腐である豆腐。
「知識ですね……」
川崎 知識80
1D100=94
「危ねえええええ!」
「ファンブれよ」
雑賀は先程から煩いのでお灸を据えなければならないようだ。もっと発狂しろ。
「あー、うんじゃあ描写にーー」
「その前に上代に応急手当て使いたいんですけど?いいですか?」
「いいとも!」
川崎 応急手当て70
1D100=5
「何でこうも出目が極端なのさ!!」
「これこれ。KPよ発狂してはならぬ」
「キミはアレだね!煽るのが得意なフレンズ何だね⁉︎」
「すごーい!キミはファンブるのが得意なフレンズ何だね!」
「違わい!」
KPだけ地獄絵図である。
「うぅ…じゃあ描写に戻るよ…」
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探索をしていると上代が急にコケた。
ただそれだけの事である。ただそれだけの事であるが川崎にとっては怖かったようだ。
「ちょっと!起きてくださいよ上代さん!上代さん!」
少し手当をし、先程から呼びかけを続けていた。
すると、急に上代は上体を上げ、こう言った。
「何もないな」
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「ぶはははは!馬鹿だ!」
「仮面ラ○ダーにしよう…」
「これじゃあ超人じゃなくてただのバカだよ!」
「私の元探索者のイメージが崩れて行く…さらば上代…」
確かに馬鹿である。
コケて意識を失い、意識を取り戻したと思ったらの発言である。
側から見ればただの馬鹿であろう。
「あー…うん、あれだ。上代に看板のこと教える?」
「教えるよ」
「じゃあ…」
上代 知識105
1D100=49
「ちょ、知識105ってなんです⁉︎」
「魔道書のせいです。あ、読みます?魔道書」
「読みませんよそんなもの!大体クトゥルフ神話技能がめちゃくちゃ付与されるヤツでしょう⁉︎」
「うん、正解」
「チクショーー!!」
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「あの、上代さん、あれって…」
川崎は看板を指差しながら言う。
看板には八丁目と書かれていた。
「…おかしいな。今の桜田市に八丁目などないはずだが」
「え……?」
すると彼らの皮膚を冷たい風が撫でる。
それは生臭く、それでいて血の匂いがした。
彼らは風が流れた方を見る。
そこには片腕のない、戸成 葉月の姿があった。
チートキャラにしてネタキャラの上代さんです。
彼は今セッションでネタ的にMVPでした。
現時点での雑賀の中の人のメモ
・ 腕はあかん。
・白澤の野郎が人の精神装甲引っぺがして装備しやがりました。
・白澤め!生の悦びを知りやがって!許さんぞ!
・そろそろ俺も固有結界出せてもいいはず。
・体は剣で出来ていた。