東方凡人録   作:ホッタン

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失踪してません!!
強いていうなら
疾走してます!!


ごめんなさい


第9話 神社の整備その2

「道を整備して、看板立てて、掃除して…あとは何をしたらいいでしょうかね?」

「ん〜そうね〜……」

「何かお守りとかお札とか売るのはどうだ?」

「…なるほど、それは名案ですね!霊夢さん、出来ますか?」

「まぁできなくはないわね」

「おお!じゃあ霊夢さんは、お守り等を作ってください!僕と魔理沙さんで売る場所を作ります!」

「了解したわ」

「また私は手伝うのか…」

 

~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~

爽&魔理沙side

 

「さて、何からする?」

「とりあえず店の形を決めましょう」

「私的には屋台みたいにするのが良いと思うぜ!神社にある屋台には心を惹かれやすいからなぁ」

「ふむふむ…じゃあ、そういう方針で作りますか!」

「おう!」

「まずは材料確保ですね。木とか適当に切ってきますか」

「どうやるんだ?」

「倉庫にノコギリとか斧の一つくらいありそうですけどね…」

「ちょっと探してくるぜ!」

「お願いします…」

 

 

 

数分後

 

 

「ノコギリがあるにはあったんだが…」

「……めっちゃ錆びてますね」

「サビって落とせないのか?」

「えぇと…確か、お酢に漬けておくと取れたような…」

「やってみるか?」

「一応やりますか」

 

 

 

数分後

 

 

 

「お、おおお!綺麗に落ちたぜ!」

「良かった〜これで作業出来る!」

「早速切りに行くか!」

「行きましょう!」

 

 

 

一方その頃

 

霊夢side

 

「人に売るお守りとかお札ってどういうのを作ればいいのかしら?」

(金運アップとか、魔よけとかかしら?)

「ううう…思ってたより難しいわね……」

「お困りかしら?」

「!!この声は……」

 

突如、空間が裂け、中から女性が出てきた

 

「やっぱりあなたね、紫」

「なによ、その苦虫を噛み潰したような顔は!…まぁいいわ、霊夢、今どんなお守りやお札を作るか悩んでるわね?」

「えぇ…まぁね…」

「ふふふ、私がアトバイスしてあげるわ!」

「えぇ…まぁ、一応教えてちょうだい」

「外の世界の神社では、健康祈願や金運上昇、昇進昇格、受験合格や恋愛成就などがあるわ!ちなみにお札は厄除け、魔よけがメジャーね」

「なるほど、参考にさせてもらうわ。助かったわ」

「いえいえ〜じゃあ頑張りなさいな〜」

 

と言うと、紫はまたスキマに消えていった

 

「さて、じゃあ作りますか」

 

~~~~~~~~~~~~~~

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爽&魔理沙side

 

「ふう、大体こんなもんですかね」

「いやあ、箒がなかったら運べなかったな!」

「さて、まずこれを板状にして物を置く台を作りましょう」

「了解だぜ!」

 

ギコギコギコギコトントントントン

 

 

「さて、次は柱と屋根と壁を作りましょう」

「ササっと作るぜ!」

 

 

ギコギコギコギコトントントントンヒノノニトン

 

 

「大体こんな感じか?」

「そうですね…素人にしては頑張ったと思います!」

「後は霊夢の作った物を置けば完璧だな!」

「あら、二人とももう出来たの?」

「お、霊夢!そっちも終わったっぽいな!」

「ええ、まぁね」

「じゃあ、早速陳列しましょう!」

 

 

~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~

 

「「「完璧!!」」」

「今日はもう夜だから、明日から販売開始ね」

「売れるといいですね〜」

「これだけ苦労したんだから、きっと売れるぜ!」

「ちなみにいくらで売ります?」

「そうねえ〜…1つ30000円とかどうかしら」

「いや、そんなの誰が買うんだ」

「だめかしら?」

「うーん、まぁ高くても1つ500円位ですかね」

「そ、そうなのね」

「全くこれだから貧乏巫女は…」

 

「あ゛????」

 

「……わ、私は今日は家にか、帰るぜ!じゃ、じゃあな!」

 

ピューっと帰ってしまった

 

「あいつ今度あったらぶっ(ピー)す!!」

「ははは………」

 

 

 


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