今回で萃夢想も終わりです。
そしてテストが……てな訳で本編へ
どうぞ……
弾幕ごっこが終わり萃香は蓮達の目の前で正座していた。なお文も霊夢達の隣に立っている。
霊夢「それで?あんたは何で異変を起こしたの?」
萃香「え~とさほら今年は何処ぞの誰かのせいで
冬が長いしかといって春が来たと思ったら
すぐに散っちゃったりして寂しくってさ~
だから私の能力で皆を萃つめて宴会を開い
たんだよ……」
蓮 (何処ぞの誰かって幽々子さんと妖夢さんしか
いないけど……)
蓮は人知れずに心でツッコンだ。そして魔理沙はそれに対して追求した。
霧雨「それで異変を起こしたってことか?」
萃香「そういうこと……」
と、萃香は言っているが隣でそれを聞いていた文は、
文 「萃香様…1つ良いですか?」
萃香「ん?」
文 「萃香様が異変を起こした理由…確かにそれ
も含まれるとは思いますが本当は…仲間を
こっちに呼び戻すためですよね?」
それを聞いた萃香は参ったと言わんばかりに苦笑いをしてそれについて答えた。
萃香「はぁ……本当はそうかも知れないね……」
蓮 「えっと……文さん萃香さんのお仲間さん
方はいるんですか?」
蓮の質問に文はちょっと雰囲気が暗めに答えた。
文 「萃香様の種族……鬼とはかつてその強さ故に
妖怪や人間達からも恐れられてきました……
過去の私達天狗も萃香様達の鬼に真っ向から
倒されて妖怪の山の覇権を渡しました……」
霧雨「なっ何か凄い過去だな……」
萃香「まぁでもその後、私達もある妖怪?に
ボコボコにされたんだけどね♪」
それを聞いた蓮は驚いた。本当に強い種族なのにそれを越える妖怪がいた事は言葉を失うしかないが蓮は恐らく理久兎だろう思ったが文は話を続ける。
文 「それで何故鬼達がここから姿を消したか
それは人間達による陰湿的な攻撃に嫌気が
さしたからなんです……」
霊夢「陰湿的な攻撃?」
文 「はい……昔、鬼達は人攫いという名目で
村の人間達の女、子供を攫っては勝負を
していたんです…ですが人間達はそれを
嫌っていました故に鬼達を罠に嵌めて倒す
戦法をとるようになったんですよね……」
霊夢「人間が考えそうな事ね……」
文 「そんな感じで鬼達は私達天狗に山の覇権を
返して姿をくらませたんですよね……」
それを聞いた蓮は何とも言えない気持ちになった。確かにそう聞くと鬼達は可愛そうだなと思うが人間の立場からしてみれば拐うと言う行為は許せない。故にどちらにも被があると考えるしかなかった。
蓮 「…………………………」
萃香「勇儀も鬼子母神様も…皆居なくなっちゃった
しそれで寂しかったのかな?自分でも分から
ないや……」
そんな暗くなるような事を言うと霊夢はため息混じりに、
霊夢「はぁ~貴女バカじゃないの?」
萃香「えっ?」
霊夢「寂しくなれば宴会にも混ざりなさいそれ
でも足りないなら家に来なさい酒の一杯
ぐらい飲ましてやるわよ」
蓮 「萃香さん僕らで良ければ歓迎しますよ♪」
その言葉を聞いた萃香は目から涙を流して、
萃香「うぅ……うわぁ~~~~ん!!」
霧雨「そこまで泣くか!?」
文 「萃香様は昔から情に厚いんですよ……」
霊夢「まったく…ほら行くわよこれから飲み会よ!」
霊夢にそう言われた蓮、魔理沙、文そして萃香の反応は、
蓮 「水で良ければね♪」
霧雨「よっしゃ飲もうぜ♪」
文 「まぁ良いですよ♪」
萃香「おぉ~♪」
そうして5人は表へと向かうと皆色々と困惑していた。
大 「あれ?チルノちゃん何で私達ここにいる
のかな?」
チル「えっ?分からないよ?」
慧音「今日は宴会は休みと聞いていたはずだが?」
妹紅「さぁ?」
皆はいつの間にか博麗神社にいることに驚いていたが霊夢達が近づいてくると慧音は霊夢達の元へと向かい、
慧音「霊夢、今日は宴会は無かったよな?」
霊夢「あっあぁ~……」
霊夢が言葉に迷うと蓮が霊夢の代わりにその質問に答えた。
蓮 「慧音先生もう異変は終わったんですよ♪
それで皆でこうして集まっている筈
ですが?」
慧音「何?異変が終わった……本当か?」
蓮 「えぇ♪証拠にほら首謀者も倒しましたしね♪」
萃香「うっまっ負けました~」
それを聞いた慧音は顎に手を置いて少し考えたが、
慧音「蓮が言うならそうなんだろうな♪」
蓮 「はい♪」
これまでの寺子屋の行動が慧音の信用に関わったことは言うまでもないだろう。こんな単純に騙されても疑いもしなかった。
霊夢「ほら文、他に集まってないメンバーに声を
かけて来なさい!」
文 「えっ!……ふっ良いでしょう!幻想郷最速
の実力見せてあげましょう!」
そう言い文は目に見えぬ程の速度で上空へと飛び去っていった。
霊夢「さぁ~てと宴会しますか……」
霧雨「よっしゃ~宴会だ♪」
蓮 「萃香さん♪僕は水ですがお相手しますよ♪」
萃香「……はは♪なら飲もうか蓮♪」
そうして宴会は始まった。御座やらは最初に蓮達が引いていたため問題はないが肝心な酒がない。だが霊夢に蓮は呼ばれる。
霊夢「蓮~ちょっと来てくんない?」
蓮 「ん?どうしたの?」
霊夢に呼ばれて行ってみるとそこには無数の酒樽があった。そこにはメモ書もついていた。
萃香をよろしくね♪ 紫より
どうやら紫からの贈り物のようだ。霊夢は笑顔で蓮に、
霊夢「蓮よろしくね♪」
蓮 「…………ういっす……」
そうして蓮は力の限りに重い重い酒樽を運びその後は皆酒で一杯やり蓮は水でそれを眺める。
萃香「こうやって皆で楽しく飲めるのっていい
よね♪」
蓮 「そうですね萃香さん♪」
萃香「……理久兎……お前の望んだ世界……見せられない
のが残念だよ……」
蓮 「萃香さん?」
萃香「ん?ハハハ何でもないよ♪ほら飲め飲め♪」
蓮 「いやだから僕はお酒は!」
こうして萃香が起こした異変は幕を閉じたのだった。
怠惰「今回読者様に少し重要な事を言わせて
いただきます」
狗神「何だそんなに改まって?」
怠惰「1週間の間テストのため休ませていただ
きます」
狗神「何!?」
怠惰「今回のテストと次回の期末は受験生に
とって大切なテストになるため少し
勉学に励みます」
狗神「…………因みにもう1つの小説の後書き担当
には伝えたのか?」
怠惰「はいスマホでピピッとメールしたら二言
書いてありました1つは「頑張れ」2つ目
は「此方もさっさと投稿しろ!」と……」
狗神「……そっそうか」
怠惰「一応は活動報告にも書きますのでご了承を
お願いします」
狗神「それじゃそろそろ終わるか?」
怠惰「そうですねそんなこんなでお願いします」
狗神「それじゃ読者様……」
怠惰「すいませんがまた水曜日に……」m(_ _)m