血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様う1つの小説で第零章の4話を作ってる怠惰のクソ悪魔です……本当に頭を悩ませるぐらいに考える……おっと色々と失礼しました。
それでは今回もよろしくお願いします。



第12話 紅き館の住人達

チルノを撃退した蓮達は目の前に見える紅の館にたどり着いた。だがその館から紅の濃霧が上へと上がっていたどうやらここに元凶が住んでいるようだ……

 

蓮 「あそこにこの空を覆い尽くした元凶が……」

 

霊夢「みたいね……」

 

霧雨「なぁあそこに誰か立ってるぜ」

 

魔理沙が言った方向を見ると紅髪のチャイナ服のコスプレをしている人が仁王立ちしていた。

 

蓮 (…幻想郷ってコスプレヤーの集まりかな?)

 

と、段々と蓮はそう思い始めてきた。霊夢、魔理沙はそのチャイナ服の女性の元まで降下し蓮もそれに続いた。そして降下し着地した霊夢は仁王立ちしている女性に、

 

霊夢「ねぇあんたそこを通してくれる?」

 

霊夢が言うとチャイナ服を着ている女性は真剣な表情で、

 

女性「ここを通すわけには行きませんこれでも

   私はここの門番ですので」

 

門番の女性の言葉を聞いた霊夢はニヤリと笑うと……

 

霊夢「はっ!!」

 

霊夢は手を掲げて一転集中で溜めた霊力砲を打ち出す。こんな攻撃なら避けられると思っていたが……

 

女性「えっ!ちょっ!!」

 

ドーーーン!!

 

突然の不意打ちだったためか門番の女性は回避できずその一撃を真っ正面から食らい更に守っていた門も破壊された。煙が上がると門番は目を回しながら気絶していた。

 

霊夢「さぁ先に進むわよ」

 

蓮 「霊夢……流石にこれは汚いぞ……」

 

霊夢「うるさいわね良いのよ片付けば」

 

蓮 「ごめんなさい門番さんこんな方法で

   通っちゃって……」

 

蓮はせめてもと思い門番の女性に謝るが門番は気絶しているため聞いている筈もないのだが人としてとの事なのだろう。

 

霊夢「まったくお人好しね……魔理沙……あれ?」

 

霊夢は魔理沙がいない事に気がつく。

 

霊夢「ねぇ蓮、魔理沙は何処に行ったか分かる?」

 

蓮 「えっ?知らないけど?」

 

それを聞いた霊夢は呆れた表情で、

 

霊夢「まったく……蓮、先に進むわよ」

 

蓮 「魔理沙はいいの?」

 

霊夢「いいのよ簡単にやられる玉でもないし

   ほっときましょう」

 

蓮 「魔理沙さんなら大丈夫だよね?」

 

と、呟きながら蓮は霊夢についていった。霊夢が扉を開けるとそこには広いエントランスが広がっていたが明かりがついていないのか少し薄暗かったが……

 

蓮 「こんなに薄暗いとは……それに何?この

   ヤニの匂いは?」

 

この部屋全体に何故かヤニの匂いが漂っていた。

 

霊夢「止まって蓮」

 

蓮 「どうしたの?」

 

霊夢は蓮の服を掴んで「止まれ」と言ってきた。蓮はそれに従い止まると、

 

霊夢「そこに誰かいるわ……」

 

霊夢がお払い棒で方向を指し示す。蓮はそこに向かって目を凝らしながら見ると階段に座って煙草をふかせている男性がいた。

 

霊夢「そこの貴方…」

 

と、霊夢が言うとその男性は煙草をくわえながら霊夢達の方に近づく。すると男性は右手を上げて指パッチンの構えをとると、

 

パチッ!! ボッ!!ボッ!!ボッ!!ボッ!!

 

男性の指パッチンの音と連動して照明用の蝋燭に火が灯され辺りが明るくなった。だがそれと同時に蓮と霊夢は男性の服を見る。その服装は蓮のいた外界で執事服と呼ばれる物を着ていたが、それより目に入ってしまったのが彼の左手に持っている武器のガンブレードだ。

 

男性「おいおい……もう来ちまったのかよ……

   美鈴ちゃんの事だからもう少しは時間が

   稼げると思って新しいの吹かせたばかり

   なのによ~」

 

男性は煙草をくわえてやる気のない声で言うと霊夢は、

 

霊夢「貴方…あまり乗り気じゃないみたいだけど

   なんならそこを通してくれない?」

 

と、霊夢が交渉すると男性はため息をついて、

 

男性「はぁ~それは無理な話だな……ぶっちゃけ

   俺ここに配置されちゃってるしそれによ

   咲夜ちゃんのお仕置きが怖いからさ~

   通すわけにはいかないんだわ……」

 

霊夢「そう…なら貴方を退治するわ!」

 

霊夢がそう言うと蓮が霊夢の前に出て、

 

蓮 「霊夢は先にいってくんない?」

 

霊夢「はぁ?何でよ!」

 

蓮 「それは霊夢に花形をさせるためさ♪霊夢が

   この異変の元凶を倒してくれるのが一番

   形になるからさ♪」

 

霊夢「そう…ならやられるんじゃないわよ!!」

 

男性「おいおい俺が逃がすとでも……おm…!!」

 

ガン!!

 

蓮 「すいませんが僕とお相手してくださいね!」

 

執事が話しているタイミングで蓮が竹刀で面打ちをするがそれを相手の執事は左手に持つガンブレードで受け止めた。先程まで「不意打ちが汚い」とか言っていたのは何だったのか……そして執事が辺りを見回すと霊夢が居なくなっていた。

 

執事「はぁ~たくよ……これは後で咲夜ちゃんに

   お仕置きくらっちまうな……しょうがない

   坊主お前の相手は俺がしてやるよ!」

 

キンッ!!

 

執事がそう言い蓮の攻撃を弾き飛ばすと蓮は、

 

蓮 「それは良かったです……なら戦う前の流儀

   として僕は名乗らせてもらいます僕は

   葛ノ葉蓮……異変解決に来ました!」

 

執事「そいつはご丁寧にどうもなら俺も名乗ろう

   俺は雨月玲音(あめつきれおん)だ……」

 

玲音と名乗った執事は自身の持っているガンブレードを構えるとそれを横に振る。すると蓮と玲音を炎が取り囲むがそれはただの炎ではなく青い炎の蒼炎だった……だがそれよりも蓮の逃げ道が無くなってしまった。

 

蓮 「なっ!」

 

玲音「さてと…おっ始めようや……」

 

蓮 「やるしかないか!」

 

そう言い蓮も再度竹刀を構えるのだった。一方先程消えた魔理沙はというと……

 

霧雨「ほぇ~こんなに本があるとはな大量だぜ♪」

 

魔理沙の目の前には壁一面の大量の書物で覆い尽くされた本棚が並ぶ部屋が映っていた。すると……

 

? 「こんな所にネズミが入り込むなんて美鈴や

   駄執事は何をしているのかしら……」

 

霧雨「なんだ!?」

 

魔理沙が声のした方向を見るとダボッとした服を着ている少女と頭にコウモリの羽のような物をつけている少女が立っていた。

 

? 「鼠さん貴女は何しに来たの?」

 

霧雨「おいおい鼠とか失礼だな!私は霧雨魔理沙

   普通の魔法使いだぜ!」

 

それを聞いた少女の眉間はピクッとした。そして少女は、

 

? 「まったく貴女が魔法使いを名乗るなんて

   魔法使いも嘗められたものだわ……」

 

少女の言葉に相槌を打つかのように頭にコウモリのような羽を着けている少女は、

 

? 「パチュリー様を怒らせたわね貴女……」

 

と、やれやれといった感じで言うと、

 

霧雨「やろうってのか!相手になるぜ!」

 

パチ「はぁ……魔法の真理に辿り着いた者の真の

   魔法を見せてあげるわ……」

 

少女は手に持っている本を広げると同時に辺りが図書館から不思議な空間へと変わると魔理沙の周りには無数の魔方陣が囲んでいた。

 

霧雨「お前もまさか!?」

 

ドーーーン!!

 

魔理沙の言葉と共に魔理沙の周りが大爆発を起こすのだった……

 

そして霊夢はと言うと……

 

霊夢「この廊下どこまで続いてるのよ……」

 

霊夢は飛びながら先へと進んでいるが何処までも何処までも真っ赤な廊下しか見えない……

 

霊夢「まったく……蓮は大丈夫かしら……」

 

霊夢は何やかんやで意外にも蓮を心配してた。すると不意打ちかのように霊夢の周りにいつの間にか無数のナイフが囲いこんでいた。

 

霊夢 !!

 

それらナイフを霊夢は全て被弾せずに回避するといつの間にいたのか分からないが目の前に銀髪のメイドが立っていた。

 

霊夢「成る程……私の相手は貴女って訳ね……」

 

お払い棒を肩に置いて霊夢はそう言うとメイドは鋭い目付きで睨みつつナイフを構えて、

 

侍女「お嬢様には近づけさせません」

 

霊夢「主犯と戦うには丁度良い準備運動になり

   そうね」

 

侍女「その減らず口、私が縫ってあげるわ」

 

霊夢「やってみなさいその前に貴女を退治する

   から!」

 

こうして3つの場所でそれぞれの戦いが始まるのだった。




はいはいそんじゃ今回もやっていくよのコーナー。
今回はようやく伏線を張っていたオリキャラ
雨月玲音が出てきましたね♪
えっ?スコール・レオンハートだろって?
何か作ってたらそうなりましたね……意識は
してなかったんですが……まぁそれはさておいて
今回もありがとうございました。次回もよろしく
お願いします。それでは読者様サラダバー♪

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