嫉妬との修行が終わり博麗神社で霊夢と針妙丸そして嫉妬と共に晩飯を食べる。
嫉妬「やっぱり和食は良いね♪」
箸で干物を挟みながらそう言う。何かもう和食は食べ慣してるからそう思えないんだよな。
嫉妬「そういえば昨日から思ってたけど君のその茶
碗や箸って‥‥」
霊夢「えぇ何でも外の世界の玩具らしいわ」
実は針妙丸が使っているのは着せかえ人形だとかの人形ごっこで使う食器なのだ。早苗がまだまだ子供の頃に使っていた物を譲り受けてこうして使わせて貰っているのだ。
少名「でも使いやすいよ♪特に今の状態ならなお更
にね♪」
嫉妬「へぇ‥‥」
不思議そうに嫉妬は針妙丸を見つめながら食事を続ける。今なら話せそうだし聞いてみようかな。
蓮 「嫉妬さん」
嫉妬「ん?どうかしたの蓮くん?」
蓮 「嫉妬さんに訪ねたいんですが嫉妬さんはオセ
やケルベロスという悪魔はご存じですか?」
と、聞くとオセは困った顔をすると、
嫉妬「えっとねごめんあんまり分かんないかな?何
せ傲慢や怠惰君が会いに来るまでずっと深海
に籠って外界との交わりを絶ってたからね交
わるようになってからも6人以外とは関わっ
てもなくて‥‥」
蓮 「そうですか」
どうやら嫉妬に話を聞いてもあまり深くは知れそうもなさそうだな。
霊夢「ねぇならえっとぺ‥‥何だっけ?」
蓮 「あっそうかペオル家か」
それを呟くと嫉妬は眉を動かす。何か知っていそうな感じがするな。
嫉妬「ペオル‥‥何処かで聞いた事があるな確か誰か
の苗字だったような違ったような?でもそれ
なら憤怒君とか暴食君が詳しいと思うよ憤怒
君は元々は王族の家系で暴食君は貴族の家系
だからね」
憤怒って確か怠惰が話していたよな。つまり幻想郷にいる筈だよな。それなら何時か話を聞いてみたいな。
霊夢「ふ~んあんたは怠惰とかとは結構古い仲なの
かしら?」
嫉妬「あっうん昔の学友って言えば良いのかな?」
蓮 「学友って学校あったんですか!?」
嫉妬「それはあるよ!?そこで魔法の基礎から応用
だったり必要な子は武術だったりを学ぶんだ
もん」
へぇ学校あったんだ。てことは昔の学校生活はいったい全体でどうなっていたのかな。
嫉妬「そこで怠惰と知り合ってね彼奴の凄い所は全
授業を居眠りしてたよねというか起きてる所
を見たことないよ」
いやそれただの問題児か何かじゃないのか。
嫉妬「それであまりにも酷いから当時、学級委員だ
った僕は彼を起こそうとしたら‥‥それが僕の
辿る道の誤りだったよね‥‥」
箸と茶碗を置きどんよりと暗い顔をする。一体何があったんだ。
嫉妬「彼奴を起こそうとしたら気づいた時には僕の
全身の鱗を剥がされて数日間は激痛に悩まさ
れそして次の挑戦の際には完膚なきまでボコ
ボコにされて校庭に磔にされてそれからそれ
からあぁ~!!?」
頭を強くかきむしりだす。これ完全にトラウマのせいで発狂してる。
蓮 「もっもう良いですから!?」
少名「落ち着いて!?」
何とか落ち着かせると嫉妬は落ち着きだす。
霊夢「よくそれで彼奴といられるわね!?」
嫉妬「あの時の勧誘の際に勿論断ったよ断ったけれ
ど‥‥」
ガタガタと震え出す。ただ単に怠惰にトラウマを植え付けられ過ぎてるだろ。
嫉妬「あれは一方的な虐殺で終わったよね」
霊夢「何があったのよ!?」
蓮 「霊夢それは聞いたらダメな話題だと思う!」
それは本当に嫉妬の尊厳に関わるから聞いたらダメだと思う。
嫉妬「まぁでもこういった事があったけれどそのお
陰でこうして僕も強くなれたんだよね主に怠
惰くんを倒そうと努力したからねまぁそれで
も勝てなかったけど」
少名「そんなに強いのあの人?」
嫉妬「うん学園にいた頃よりも遥かに強くなってた
よ‥‥それに僕は知らなかったけど怠惰くん何
か犯罪を犯していたのか当時の政府に重犯罪
者として追われていたみたいだよ?」
感じからしてそんな気はしていたが、やはりあのキチガ医は何かを犯していたか。
嫉妬「まぁ実際は分からないけどね彼奴は良く話を
はぐらかすからさ」
そう呟きながら苦笑して再び茶碗と箸を持ち晩飯を食べ始める。こうして嫉妬や怠惰に傲慢そして敵であるがオセやケルベロスを見ていると古代魔族達って結構個性が強いよな。
嫉妬「どうかした?」
蓮 「いえ嫉妬さんや怠惰さんや傲慢さんを見てい
ると皆のキャラというか個性は濃いなって」
嫉妬「えっそうかな?」
霊夢「自覚はないだろうけど結構あんた達の個性は
濃いわよ?」
嫉妬「う~んそうとは思えないけどな」
嫌々、存在が濃すぎて夢にも出てきそうな勢いだ。
嫉妬「でもキャラの個性だったら怠惰くんや傲慢や
憤怒とか暴食氏の方が断然的に凄いけどなぁ
僕的にさ」
度々、出てくる憤怒や暴食っていったいどんな魔族なんだろう。
嫉妬「知りたいって顔をしてるね‥‥」
蓮 「あっいえ」
嫉妬「ならどんな感じかってのは教えられるからさ
そうだなぁ憤怒はもう本当にダンディーって
感じのおじ様って感じで暴食氏だとショタっ
て言えば良いのかな?結構なぐらいに暴食氏
のファンは多いよね特に女性が‥‥」
聞いても思うが本当にどんな連中なんだろう。七つの大罪の魔族達ってまさかアイドルグループか何かなのか。
嫉妬「そういえば7人全員が集まる事ってあんまり
ないよなぁ何時か同窓会を開くのも楽しそう
かな♪」
霊夢「やるのは構わないけど迷惑をかけないで頂戴
よ?もししたら本当に‥‥」
嫉妬「しっしないよ少なくても僕は!?」
蓮 「霊夢失礼だよ」
霊夢「だって」
自分は思うのだ。嫉妬さんは確かに最初の出会い方は不味かったけれど実際のこの性格を見るとそんは大それた事はしないだろうと。
蓮 「嫉妬さんまた明日もご指導の方をよろしくお
願い致しますね」
嫉妬「こっこちらこそよろしくお願い致します」
そうして自分達は今日を終えるのだった。
怠惰「ではでは今回はここまで♪‥‥えっ?俺が何処
にいるかって‥‥それは」
? 「ちょっと良い?あんた何で私の家に来ている
のよ!?何かまずすることあるでしょ!」
怠惰「あぁ~‥‥天子ちゃん今日泊めて♪」
天子「普通は事前に行くこととか挨拶するとかする
わよね!?いきなり転がり混んできて!」
怠惰「まぁまぁそこは置いておいてそれに俺と天子
ちゃんの仲じゃん♪」
天子「なら言いましょうか地上の汚い土の上で寝て
なさいよ♪それとそんなに泊まりたいのなら
土下座してでも懇願なさいよ♪」
怠惰「あっそ‥‥良いよぉ~だ暇してる天子ちゃんの
ために外の世界の娯楽とか色々とお土産を持
ってきたのになぁ残念だなぁ」
天子「‥‥えっ今なんて?」
怠惰「はぁ‥‥泊めてくれないなら良いや永遠亭の方
達にでも頼んでみよっかなぁー」
天子「ぐぅ‥‥良いわよ泊めさせてあげるわよ!その
代わり私を満足させないよね!」
怠惰「あれれ~急に掌を返してどうしたの総領娘様
とあろうお方がさぁ~それと何を威張ってる
のねぇねぇ♪」
天子「なっ情けよ‥‥それとそれなりの接待もするよ
うに使用人にも言ってあげるわだから私の家
で泊まりなさいよ!それと娯楽と土産をよこ
しなさいよ!」
怠惰「はぁ‥‥素直じゃないんだからそれじゃお世話
になろうかな♪」
天子「それで良いのよ♪」
怠惰「さてとこんなグダグダになったけれど今回は
ここまでまた次回もよろしくね」
天子「貴方は誰と話してるのよ?」
怠惰「画面の向こうにいる読者様方さそれじゃサラ
ダバー♪」