血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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どうも初めましての方は初めまして!
そして知っている方はこんにちは読者様!
ウザやかましい奴こと怠惰のクソ悪魔です
今回から新しく書かせていただきます。
なおもし「これあの場面だろ!!」とか
「こいつはえっ!?」なんて場面があるかも
知れませんが感想などでのネタバレは控えて
くださいね♪それでは新小説へレッツゴー!


第一章  夢に映る新たな旅立ち
第1話 夢


1人の少年は夢を見ていた……それは時々見る夢だった……その夢の内容は決まって1人の長い髪で左目に傷のある青年と1人の少女とで笑いあっていて楽しそうな夢だが必ず最後はその2人は戦い少女は泣きそうなのは我慢しながら共に笑い合っていた青年と戦い続ける夢だ……その少年はその場に近づこうとしても行く事が出来ない何故か足が動かないからだ……そしてその青年と少女とが別れる時だった………

 

青年「はっ!!………またこの夢か……」

 

青年は何度もこの夢を見るため正直頭を悩ませていた……

 

青年「………今何時だろ…」

 

青年は時計を見ると調度、朝の7時になっていた……

 

青年「そろそろ学校の準備をしないと……」

 

青年はベッドから起き上がり扉の縁に制服のかかっているハンガーを外し制服を着て鞄をとり部活で使う竹刀が入った袋を持つ。

 

青年「さてと行きますか……」

 

青年は面倒げに玄関へと向かって靴を履いて下駄箱に置いてある鍵写真の老婆に……

 

青年「行ってくるね婆ちゃん♪」

 

青年はそう言い扉を開けて外へと出ていき自身の名前…葛ノ葉(くずのは) (れん)と書かれているポストを見るが何もないことを確認した青年もとい蓮は、

 

蓮 「今日は何もないな…」

 

そう呟いて何時ものようには通学路を歩くのだった。

蓮は通いなれたいつもの通学路を通り、近くにあるコンビニに立ち寄り朝飯のパンと昼食ようのパンを買い通学路をまた歩く……

 

蓮 (でもあの夢は本当にいったい何なんだろ…

  確か初めて見たのは両親が死んで婆ちゃん

  に引き取られた時だったよな……)

 

蓮は幼少の幼い頃に両親を事故で亡くしている。その後、母方の祖母に引き取られたが1年前に祖母を亡くしていて今は祖母の家で1人で暮らしていた。

 

蓮 「はぁ……本当に何なんだろう……」

 

蓮はため息をしている次の瞬間だった……

 

ドスッ!

 

女性「きゃっ!!」

 

突然金髪の女性が蓮にぶつかってきたのだ。それを蓮は即座にその女性の腕を掴み体制を戻すとその女性に蓮は謝罪する。

 

蓮 「すいません余所見をしていて!

   大丈夫ですか?」

 

蓮が謝罪をするとぶつかってきた女性も頭を下げて、

 

少女「私こそごめんなさい」

 

そう言っていると今度は白髪の男性がその少女まで近づいてきて、

 

男性「まったく何やってんだ!すいません妹が」

 

どうやら2人は兄妹らしい。妹がした事について白髪の兄が謝ってきた。そして謝られている蓮は、

 

蓮 「いえいえ僕も悪かったですから」

 

と、答えると蓮の後ろの方からぶっきらぼうな男性の声が聞こえてきた。

 

男性「お前ら行くぞ~!」

 

それを聞いたであろう2人はまた頭を下げて、

 

男性「あっすいませんそれでは!」

 

少女「それと体制を直してくれてありがとう♪」

 

そう言い2人は道を走っていくのだった……

 

蓮 (仲が良い兄妹だな♪)

 

蓮はそう思いながら再び通学路を通ると1人の黒い長髪の男性とすれ違う。この時に蓮は思った……

 

蓮 (なんだろ…この懐かしい感じ……)

 

蓮は何故だか懐かしい気分になったのだ……まるで昔の知人と久々に会った気分と言ったほうがいいのかもしれないそんな気分だった。蓮は後ろを振り向くが……

 

蓮 「あれ?いない……」

 

その男性はもうその場にはいなかった……

 

蓮 「………気のせいなのかな?」

 

蓮は不思議にそう呟くとふとあることを思い出してしまった。それは自分が通学途中だったということを……

 

蓮 「いけねぇ!また遅刻で怒られる!」

 

そう言い蓮はダッシュで学校へと向かうのだった……

 

青年疾走中……

 

先生「おらお前たち!もうじき登校時刻切る

   ぞ!」

 

生徒「いそげ!!」

 

王道(ベタ)かのように真っ赤なジャージを着て竹刀を片手に威張り散らす体育教師に怒鳴られながら登校する生徒達の更に後ろでダッシュをしている青年こと蓮はこの1ヶ月で10回程遅刻をしているいわば遅刻常習犯だ。これ以上遅刻すれば成績的にヤバイのは目に見えていた。

 

先生「こら蓮!!貴様また遅れるわけでは

   なかろうな!!

 

体育教師は遥か遠くにいる蓮にそう怒鳴ると死に物狂いで走っている蓮は、

 

蓮 「そんなことは!!ありませ…!!」

 

そう言い校門まであと僅か数メートルの距離で……

 

キーーンコーーーン!カーーーンコーーーン!

 

ついにチャイムが鳴ってしまい蓮はこれで今月の遅刻回数は11回となってしまった………

 

蓮 「あっ………」

 

先生「ほほう蓮…貴様……また遅刻したな…」

 

体育教師は竹刀を肩に持ちながら眉間に血が出てきそう程に血管を浮かせる。

 

蓮 「まっ待ってください!!これには理由が!」

 

先生「問答無用だ!!」

 

体育教師はその手に持つ竹刀を蓮に向けて構える。するとどこからともなく暴れん坊将軍の無慈悲な処刑BGMが流れてきた。

 

蓮 「なっ何ですかこれ?!」

 

先生「行くぞ!!うぉー~ーー!!」

 

蓮 「ちょまっ!!わぁーーーー!!」

 

バシン!!

 

蓮 「ガハ!!」

 

蓮の頭に強烈な一撃が入る。それを食らった蓮はその場に倒れてしまった……

 

先生「幕末ゆえ致し方なし……」

 

蓮 「こ…ここは…幕末じゃ…ないっで…うっ……」

 

先生「さぁ職員室へと行こうか……」

 

そうして蓮は引きずられながら職員室へと運ばれ先生に怒られ廊下で立たせれる事となりついでに放課後に反省文を書かされるはめとなってしまったのだった……

 

蓮 「なぜこんな目に……」

 

蓮はその後授業をしっかり受けて反省文を書き体育教師の説教をくらった後、部活で竹刀を振るった。そして帰路につきようやく家の前に帰ってきた。

 

蓮 「ようやく終わった~♪」

 

蓮はそう言いつつ家の扉を開けて、

 

蓮 「ただいま~………って誰もないけど…♪」

 

苦笑いを浮かべてそんな独り言を述べていると、

 

ボリ…ボリ……ボリ………

 

と、何かを噛み砕いているような不快感をあおぐ音が和室から聞こえてきた。

 

蓮 「じょっ冗談は無しにしてよ…確かに夏だ

   よだけどまさか……」

 

そう言いつつ蓮は和室の障子を開けると蓮は顔が真っ青となってしまった……

 

怪物 ボリ………ガリ……ボキッ!

 

和室に犬のような見た目の怪物がいた。それはとてつもない位に大きく天上すれすれの大きさなのだがその怪物は何かを貪っていた。

 

蓮 「あっあぁ………」

 

蓮は恐怖のあまり言葉を失ってしまったがその怪物は非常なことに蓮の存在に気がついてしまいその眼光を蓮に向けると、

 

怪物「貴様は…晴明ェェ!!」

 

そう叫ぶとその怪物は蓮に向かって襲いかかってきた。それに対して蓮は、

 

蓮 「うぉー~ー!!」

 

サッ! ドーーーーン!!

 

剣道をやっていたために反射神経が良かったのかその攻撃を何とか避ける。そうすることによって怪物は障子を突き破り家の壁へと激突し大穴を開ける。

 

蓮 「やっヤバイ!にっ逃げないと!!」

 

蓮はそう言い鞄は投げ捨てて念のためにと自身が部活で愛用している竹刀だけを持って急いで家から出るが……

 

ドーーーーン!!

 

怪物は玄関の扉を突き破りその眼光で蓮を睨み付けると、

 

怪物「安倍晴明……貴様、よくも我を封印して

   くれたな!!今度は我が貴様を喰ろうて

   やろう!!」

 

蓮 「だから僕は晴明とかじゃないって!!」

 

ドーーン!!

 

そう叫びながら怪物は蓮に襲いかかるがそれを蓮はギリギリで何とか避ける。怪物が今度激突したのは電信柱だった。そして電信柱は折れて電線が次々に千切れて蓮の家に電信柱が倒れ家は無惨に破壊された同時に周囲は停電となってしまった……

 

蓮 「いっ家が……いや今はそんな事言ってる

   場合じゃない!」

 

そう言い蓮は走り出したが、

 

怪物「逃がすか~ーー!!」

 

怪物は蓮を執念に追いかけ続けるのだ。蓮は怪物の攻撃を何とか避けてどこか分からない林の中を走っていた。

 

怪物「どんな所に逃げようが貴様の匂いは消え

   ぬぞ!」

 

流石は犬の怪物だけあって匂いで蓮を執着的に追いかけ回し続ける。

 

蓮 「はぁはぁ………」

 

だが蓮は人間だ。体力も限界を迎えてそろそろ尽きようとしていた。

 

蓮 「逃げなきゃ殺させる前に逃げないと……」

 

そう言いつつ蓮は林を掻き分けて夜の闇で見えぬ道なき道を行くと、

 

蓮 「なんだ……ここ……」

 

蓮は見たことのない小綺麗な神社まで辿り着いていた。だが同時に蓮は疑問に思った…

 

蓮 「確かここはそんな綺麗な場所じゃ……」

 

そこは屋根には穴が空きそれを支える木も腐り果てて退廃していた神社の筈だったが今では見違えて見えていた。だが蓮は今おかれている危機を思い出す。

 

蓮 「いやこんな事を思っている場合じゃ!」

 

怪物「そこか!!」

 

だが蓮の言葉を遮り林から蓮を執着に追い続けていた怪物が現れ蓮に飛びかかる。

 

蓮 「しまっ!!うわっ!!」

 

ドサッ!!

 

蓮は避けようとしたが足を石に引っ掻けてしまい転んでしまった。

 

蓮 (あぁ……僕ももう終わりか……短い一生

  だったなぁ)

 

静かに目を瞑り走馬灯を見ることしか出来なかったが、その時だった。突然自分の背後から何枚もの紙が怪物に向かってきたのだ。それが体に張り付くと怪物は苦しみ出した。

 

怪物「グガァーーーーーー!!!」

 

怪物の飛びかかり攻撃は蓮には当たらずそのまま地面に追突した。

 

蓮 「えっ?!」

 

これに蓮は驚いていると……

 

女性「まったく……何でこんなところに妖怪がいるの

   やら……」

 

そう言いつながら紅い服を着ていて大きなリボンを頭の後ろに着けたの巫女姿の女性が現れたのだ。だが普通の巫女達とは違うのは右手にはお払い棒、左手には何か文字が書かれたお札を持っていたことだ。

 

怪物「こっこの(あま)!!……クソが!!」

 

そう言いながら怪物は、遥か上空へと上がり逃げていった。

 

女性「まったく何なんだが……」

 

蓮 「あっ貴女は……」

 

女性「ん?あんた誰?」

 

蓮 「僕は葛ノ葉……つっ…」

 

ドサッ!!

 

自己紹介をしようとしたが逃げていて疲労が溜まっていたために限界がきたのか蓮はその場に倒れてしまった。これには巫女姿の女性も驚いた。

 

女性「あっあんた!!……気絶してる…はぁここに

   置いておいても面倒よね……」

 

そう言い女性は蓮を地面に引き摺りながら神社へと入っていったのだった……

 




いかがでしたでしょうか?いや~これを書いて
いるともう1つ投稿してる小説の初々しさを
思い出しますね♪
なおもう1つの小説を見てくれている読者様方は
多分分かると思う場面が多かったのかと思います。
まぁ予想通り世界的には繋がっております。
一応はこれだけしか見ない人のためにも分かり
やすくは書きますがもう1つの方も見ると
「あぁ~!」
何ていう場面があるかも知れませんね……
えっ?○○○(ピーー)達ご一行は出るのかって?
そこは怠惰さんの考え方次第ですね♪
まぁこんな差もない小説ですが次を見てくれると
幸いです。長々と失礼しました。
それでは読者様サラダバー!

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