血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんにちは読者様、とりあえず3回目を投稿します。そして今回の注意事項はこちらとなっております。
百合(ユリ)?」「お前のせいでアウトだ!」「痴女」
よろしいですね。それと今回はオリジナル解釈というか設定もあるので実際の伝記とは関係ありませんのでご了承下さい。では本編へどうぞ。


第3話 不穏

宮古芳香を助けて2日後のお昼時のこと。

 

晴明「うぅ~ん気持ちのいい眠りだ……!?」

 

そう言かけて布団から出ようとした時、ふと隣に違和感を感じ隣を見ると……

 

? 「スゥースゥー……」

 

と、紅い長髪の裸の痴女が寝ていた。そしてその痴女は目を擦りながら起きた。見るからにアウトだ。

 

痴女「あら晴明…お♥は♥よ♥う♪」

 

晴明「キャーーーーーーーーーーー!!!

 

これには大混乱をして大声で叫んでしまった。すると奥の通路からドタドタと何かが近づき襖を大胆に開けた。その襖から現れたのは鈴蘭だった。

 

鈴蘭「どうした……またあんたね朱雀!」

 

晴明のとなりに寝ていたのは南の守護神こと朱雀だ。何故こんな所で寝ていたのか疑問が出てくるが、

 

鈴蘭「うちの娘になにしてんだぁ~!!」

 

ドゴンッ!!

 

強烈な飛び蹴りが朱雀の顔面に見事クリーンヒットした。

 

朱雀「ガハッ!!」

 

一撃必殺レベルの蹴りをくらい朱雀は中庭の方まで吹っ飛ばされた。

 

鈴蘭「大丈夫晴明!」

 

晴明「だっ大丈夫少し混乱しただけだから」

 

せっかくの気持ちの良い寝起きが台無しになった瞬間だった。そんなこんなで数分後、安部宅の居間で、

 

朱雀「ごめんなさいねぇ晴明が寝ていたもん

   だったらかついうっかり♪」

 

鈴蘭「まったく節度を持って接する分には

   構わないけど気を付けてね?」

 

朱雀「えぇ」

 

晴明「まったく迷惑にもほどがあるわよあんた

   のせいで色々とアウトになるから」

 

男性なら喜ぶだろうが女性だったら誰とく世界だよと思ってしまう。

 

晴明「それで何しに来たの?」

 

朱雀「ん?あぁ久々に顔を見たくなってここ

   最近になって妖怪達が活発に動いてる

   みたいだし愛しの晴明ちゃんは無事か

   なと思ってね♪」

 

晴明「その気持ちは嬉しいけどさっきみたいな

   事は次からはしないで頂戴ね」

 

朱雀「分かってるわよ……」(´・ω・`)

 

しょぼーんとしている朱雀を見つつ貞操の危機は無くて良かったと思うばかりである。

 

鈴蘭「そういえば仕事は?」

 

晴明「あぁ今日はお休みよ」

 

今日は休暇日のため昼間の仕事は勿論のこと夜の見回りは無しで1日ゆっくり出来る夢の日なのだ。

 

朱雀「しっかしさっきの蹴りは中々効いたわ

   こんな刺激的な痛み彼奴以来だわ」

 

晴明「彼奴?理久兔さんの事?」

 

朱雀「いいえ昔の仕事の同僚というかまぁ知り

   合い(意味深)レベルなんだけどねぇベル

   フェゴールっていう悪魔がいてその悪魔

   がもう様々なプレイで私を楽しませてく

   れてね♪鈴蘭に蹴られてその時の痛みの

   快感を思い出しちゃったのよ♪」

 

晴明「あぁ~確かあんたの旧名フェニックス

   だとかよね……」

 

フェニックスその名の通り不死鳥の名を持つ悪魔だ。つまり悪魔から今現在の守護神に出世したということだろう。

 

朱雀「お礼に私の涙をあげたりしたけどね♪」

 

鈴蘭「その性痴は治した方が良いよ?」

 

朱雀「努力してるのよこれでもね……さてと私は

   帰るわ晴明も元気そうだったし」

 

朱雀はそう言い立ち上がるが、

 

晴明「ねぇここ最近、都で起きていること朱雀

   は何が原因か分かる?」

 

この都の守護神のため一応聞いてみると、

 

朱雀「残念だけと分からないわ~ただこの都の

   何処かに異界と繋がる門がありそうなの

   は確かねこれ以上の事は分からないわ」

 

晴明「そうありがとう朱雀♪」

 

朱雀「ふふっどういたしまして♪それじゃあね」

 

そう言い朱雀は目の前から一瞬で消えた。

 

鈴蘭「異界と繋がる門ね……」

 

晴明「それを突き止めないとダメね」

 

と、言っていると玄関の門の近くで気配を感じとる。

 

晴明「お客さんね」

 

鈴蘭「そうみたいね……」

 

そう言っていると中庭の方から誰かが歩いてくる。それは数日前に助けた宮古芳香だ。

 

芳香「やはりここでしたか♪」

 

晴明「芳香さんいったいどのようなご用事で?」

 

芳香「えぇ少し貴方方にしか頼めない依頼でして

   どうか私の同僚の1人を助けてはいただけ

   ないでしょうか?」

 

どうやら芳香の同僚が何かピンチらしい。しかも菅原道真の師を務めたとある人物を無下には出来ないため、

 

晴明「分かりました芳香さんその同僚の元まで

   連れていってはいただけませんか?」

 

芳香「それは助かるよ詳しいことは牛車で話すよ」

 

晴明「お願いしますね…鈴蘭は何時ものように

   お願いね」

 

鈴蘭「はいはい」

 

そうして鈴蘭は蝶の姿となり晴明の後についていき芳香の牛車へと乗り込んだ。そして牛車はゆっくりと動き出した。

 

晴明「それでその同僚さんにいったい何が起き

   たんですか?」

 

芳香「実は物凄く言いにくいんだけどね………

   何て言うか犬って言えばいいのかな」

 

晴明「それってどういうことですか?」

 

芳香「うん昨日その同僚の家に宿泊すること

   になってねそれで夜にその同僚と楽し

   く話していたんだよ最初は……」

 

晴明「最初はですか……?」

 

その言葉を聞くと芳香は頷き実際に見た事、全て話し出した。

 

芳香「偶然だったんだ一緒に楽しく食事して

   いたんだけどふと部屋の明かりに照ら 

   された障子をふと見てその同僚の影を

   見たら言葉を失ったよ」

 

晴明「その影に何が写ったんですか?」

 

何が写ったのかと聞くと芳香はその影の姿を答えた。

 

芳香「その影はまるで犬みたいだった……」

 

晴明「犬……」

 

芳香「びっくりしているとその同僚が急に

   狂暴になってまるで犬にみたいに吠

   えて威嚇してきてしかも噛まれそう

   になったりですぐに使用人達に取り

   押さえられて怪我はしなかったんだ

   けどね……」

 

晴明「ふむ……じかで見る必要があるわね」

 

芳香「晴明さんよろしくお願いしますね」

 

晴明「分かりました任せてください」

 

そうして晴明はその者の棲む屋敷へと向かうのだった。




怠惰「はい今回もありがとうございました」

鈴蘭「次回はついにあのキャラだよね?」(¬∀¬)

怠惰「まぁ十中八九そうだよね」(ーωー)

神楽「ですよね……」(¬_¬)

狗神「おっおい!何でお前らそんな哀れむような
   目で見るんだ!」

怠惰「いやまぁ…狗神の設定があまりにも悲劇の
   ヒロインというかね」

神楽「私にも言えた義理ではありませんが悲し
   過ぎて……」

鈴蘭「姐御安らかに……」

狗神「死んで………いやまぁ確かに死んではいる
   が!」

神楽「えっとそのそれはおいておいて朱雀さんが
   言っていたベルフェゴールって怠惰さんは
   ご存じですか?」

鈴蘭「あぁ~そういえば悪魔だったよね怠惰」

怠惰「ん?さぁ誰だろうねよく分からないな」

狗神「怠惰でも知らないやつはいるんだな…」

理 「まぁそういうこったねとりあえず今回
   はここまでまた次回をお楽しみにね♪」

鈴蘭「それじゃ読者様」

神楽「また次回の火曜日にお会いしましょう」

狗神「あぁ次回も楽しみにしてな」

怠惰「それじゃあね♪」

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