血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。在宅療養をしている祖母の見舞い兼身の回りの掃除などを行ってきた怠惰のクソ悪魔です。そしてふとYouTubeを見たら新たなキラーが登場しており見た瞬間にあっそっち!?と心の中でツッコミしてしまいました。まさか斬る方じゃなくて斬られる側の方だったとは誰が予測出来ただろうか。ではそろそろこの話もおひらきにして本編へどうぞ。


第236話 悪魔の逆鱗

無数の落雷が落ちていく中、自分達は何とか千の元へと来ると、

 

千 「結界!」

 

千が地面に手を当てドーム状に結界を張りトーチカするが、

 

ゴンッ!ビキッ!!

 

何とその結界に落雷が直撃し千の結界にヒビを入れた。

 

天子「龍神様の結界にヒビを入れた!?」

 

千 「やはり相変わらずの火力じゃ!こうなると後

   3発が限界じゃのそなたら当たらぬように願

   うのじゃぞ?」

 

早苗「えぇ!?」

 

アリ「運任せって龍神が言う普通!?」

 

霊夢「仕方ないわねぇ!」

 

蓮 「手伝います!!」

 

自分や霊夢も結界を張り何とか支えるがそれでも落雷が幾つか結界へと落ち直撃していく。正直結界を発動させている自分達も結構辛い。

 

霊夢「なっ何よこれ!!」

 

蓮 「がっ!!」

 

千 「踏ん張るんじゃ!!」

 

早苗「私だって!」

 

霧雨「あぁクソっ!お前らもやるぞ!」

 

皆で協力し何とか結界を張るが容赦なく雷が落ちる。

 

さと「なっ何ですかこの雷は!!」

 

天子「っ!!」

 

千 「耐えるんじゃ!もし結界が破れたら即死と思

   うのじゃ!!」

 

そうして何とか皆で協力し耐えると落雷は収まる。そして自分達の張った結界に落ちた雷の合計は7発それだけなら弱いと思えるがもう霊力も限界だし何よりも後1発でも食らえば結界は粉々になりそうな程にまでヒビが入っていた。

 

霊夢「たっ耐えれた………の?」

 

霧雨「おっおいこれが秘策か!?」

 

千 「うむその通りじゃ怠惰を強制的に起こすそれ

   こそが作戦じゃこうして起こせばあやつは今

   まで以上の不機嫌になりつつ寝ぼけて敵を倒

   してはくれると思っておったがここまで落雷

   を落とすとは予想外じゃったがな………」

 

アリ「でも見てちょうだいこれ」

 

アリスの言葉を聞き周りを見て思った。千の秘策は上手くいったのか先程までいた怪物達は全員落雷に直撃し塵になったのか消え失せていた。だがそれでも3体程残ってはいたが、

 

亜狛「こいつ!!」

 

耶狛「っ数千の下僕達が一瞬で!」

 

黒 「確か怠惰とかだったなここまでとはなぁ!」

 

服などはボロボロにはなってはいたがこの3人はやはりしぶとく生きていた。

 

天子「龍神様!あいつなんなのよ!敵味方関係なく

   雷を落としてきたけど!」

 

千 「今の怠惰に敵味方など関係ないぞ今のあやつ

   は眠りを妨げた者は全員潰す故にまだいるの

   じゃぞ!結界から出たら死んでしまうぞ!」

 

蓮 「何ですかそのバーサーカー状態!?」

 

千 「いやバーサーカーではない寝ぼけておるだけ

   じゃ!」

 

ゆらゆらと動く怠惰はゆっくりゆっくりと亜狛達3人へと近づくと、

 

怠惰「おいゴラ俺の眠りを妨げた奴は誰だ?」

 

亜狛「こんな奴ごときに退いてたまるかぁ!!!」

 

跳躍した亜狛は二刀を持って斬りかかるがこの時にありえない光景を目にしてしまった。

 

怠惰「………失せろ」

 

亜狛「ごはぁ!!?」

 

怠惰は何も動いてもいない筈なのに亜狛はダメージを受け吹っ飛び地面へと落ち動かなくなった。

 

黒 「なっ何が起きやがった亜狛の野郎が一撃でダ

   ウンしたぞ!!」

 

耶狛「っ!そこのバカを回収して速く退くわよ!」

 

黒 「あぁ~クソがぁ!」

 

黒と耶狛は影へと入ると亜狛も影へと入れ消えていった。

 

怠惰「………………」

 

怠惰は振り返ると結界内にいる自分達と目が合う。背筋が凍りつき冷や汗が流れ死ぬかもしれないと感じた。だが怠惰はスルーして母屋へと向かいながら、

 

怠惰「ふわぁ~‥‥眠い………」

 

と、あくびをしながら呟き母屋の部屋へと入っていった。

 

千 「………良いかの?」

 

そう言い千は結界を解いた。

 

お燐「なっ何だいあれ!!?」

 

妖夢「じっ次元がちっ違いすぎる………」

 

霧雨「たっ立てねぇ」

 

幽 「………ある意味で危険ねぇ」

 

萃香「美寿々様よりも強いんだけど………」

 

自分達が苦戦を強いていたあの怪物達や従者達3人に対してあまりの一方的すぎる虐殺に息を飲む他ない。

 

千 「庭師よその言い回しは正しいぞあやつはワシ

   らの遥か上の次元に立つ者の1人じゃもしも

   あやつが理久兎達を倒しに行ったのなら1日

   もかからずに倒せる程のレベルなのは確かな

   のじゃから」

 

今の戦いを見て思う。怠惰1人特攻させれば勝てるんじゃないかと。

 

千 「じゃが怠惰はそれをしようとはせんあやつは

   同じ次元同士で戦いをして欲しいと考えてお

   るのじゃ故にあやつは動こうとはせぬ」

 

蓮 「いやあの理久兎さん達と明らかに差があるん

   ですが?」

 

同じ次元とは言うが明らかな差がありすぎる気がすると思ったが千は苦笑いを浮かべ、

 

千 「あやつから見たら同じ次元なんじゃろうな」

 

霊夢「………ねぇ今こうして騒がしくしてるけど彼奴

   は起きたりしないわよね!?」

 

早苗「こっ怖いですよそれは!?」

 

さと「最悪この場の全員は皆殺しにされますね話が

   本当だとしたら」

 

お燐「さっさとり様そんな不吉な事を言わないでく

   ださいよ!」

 

千 「安心せいちょっとぐらい騒がしくなったぐら

   いではあやつは起きはせぬさっきみたく騒音

   で戦ったりせねばな♪」

 

だから千は騒がしく戦えと言ったのだろう。だがこんな結果にはなったが自分達の勝利なのは確かだ。

 

霊夢「でも彼奴無差別に雷を落としてたけど神社に

   は1発も落としてないのね」

 

衣玖「言われてみると確かにそうですね………」

 

神社には焼け跡1つたりともついてはいない。それは言われて不思議に思った。

 

千 「それはそうじゃあやつにとってこの神社まぁ

   その母屋は寝室みたいなものじゃその寝室を

   壊してしまうとあやつからしたらたらもとも

   こもないじゃろ?」

 

天子「帰る部屋がなくなるわねそれ」

 

千 「そういう事じゃ故に寝ぼけてあんな事をして

   も寝床の神社は壊そうとはせぬからの♪」

 

蓮 「あのそれ笑顔で言われても洒落になってない

   ですよ龍神様!?」

 

と、言っていると腰を抜かしている魔理沙と妖夢は若干涙目で、

 

霧雨「なっなぁ母屋に運んでくれねぇかこっ腰がぬ

   っ抜けちまってよ………」

 

妖夢「めっ面目ないです」

 

どうやら腰が抜けたみたいだ。無理もないだろうあんな恐怖を体験をしてしまっては。

 

アリ「情けないわね………」

 

千 「無理もないじゃろう死ぬ一方手前の世界にい

   たのじゃからな誰か運んでやってくれぬまい

   か?」

 

霊夢「もう本当に世話が焼けるわねぇ!」

 

霧雨「すっすまねぇ霊夢」

 

蓮 「なら妖夢さんは僕が」

 

妖夢「すみません蓮さん」

 

霊夢は魔理沙を自分は妖夢をおぶると何故か霊夢がジト目で睨んできた。

 

霊夢「そいつ(妖夢)にセクハラしたら殺すからね?」

 

蓮 「えぇっ!?」

 

妖夢「そんな事を蓮さんはしませんし第一に貴女が

   いますよね!?」

 

霧雨「ハハハ気にすんなよこいつの焼きもちだから

   よ♪」

 

魔理沙曰くで焼きもちみたいだ。

 

霊夢「あんた余計な事を言ってるとこのまま背中か

   ら地面に倒れるわよ?」

 

霧雨「いや~霊夢様勘弁だぜ~」

 

霊夢「腰抜かしてる割には調子いいんだから」

 

そう言いながら自分達はこの襲撃戦で生き残った実感を噛み締めつつ博麗神社の母屋へと入っていくのだった。




晴明「ではでは今回もありがとうございます」

朱雀「はぁ~いありがとうね♪」

晴明「しかしまぁあれですね怠惰さんの鬼畜ぶり
   というか無双ぶりはイカれてますね」

朱雀「まぁ彼奴の存在事態がチートなのよ」

怠惰「う~すただいま~後書きってあぁ君らがや
   っててくれた系のやつ?」

晴明「えぇ代わりましょうか?」

怠惰「いやいいや今日はそれよりさやっぱり俺が
   住んでる所よりも田舎で動物が発情期を迎
   えてるのかうるさいねぇ本当にさ」

朱雀「………あれが発情期って」

怠惰「まぁいいや夢でも社畜な生活とかごめんだ
   から今日は落ちるわおやすみ~」

朱雀「あら一瞬で消えたわね」

晴明「ねぇ朱雀その怠惰さんってやっぱり変わり
   者だったんですか?」

朱雀「えぇそうねソロモンが仕方なく認めた犯罪
   集団○○○○○(バキューン)でも特に異質な男だったわ
   ねぇそれにサタン様も数少ない友人って言
   ってたぐらいだから不思議なのよねぇ」

晴明「すっ朱雀‥‥いっ言えてないわよ!?」

朱雀「えっ!?‥‥まさか怠惰たったら焦らしなんて
   いい度胸ね興奮するじゃないの!!
   
晴明「………キモ」

朱雀「あぁ~んその蔑んだ目たまらないわぁ!」

晴明「はぁ一体どうやったらこんな変態になった
   の‥‥鈴蘭帰ってこないかなぁ日に日にこの
   変態のレベルが困ってるのよねぇ」

朱雀「変態って酷いわねぇただの○○(ピー)よ!」

晴明「健全なこの小説では放送禁止的な用語だっ
   たから良かった‥‥とりあえず朱雀がこれ以
   上に変態的な事を言いそうだから今回はこ
   こまでよ!」

朱雀「さぁもっと罵っても良いのよ!」

晴明「ではではまた次回♪」

朱雀「あぁ~ん無視なんていけず~♪」

晴明「変態退散!!」

朱雀「あぁ~ん♪」

晴明「それでは♪」

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