血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様。寝過ごしてしまった怠惰のクソ悪魔です。ここ最近になって7時に寝る癖がついてしまい本当に困ってます。早く寝てもこれなので悩みの1つです。失礼それでは本編へどうぞ。


第231話 生きていた賢者

自分達は各々に散会し天狗の家の扉を破壊し中へと入る。

 

蓮 「無事ですか!」

 

霊夢「いるの?」

 

と、言いながら探していると、

 

蓮 「なっ文さん!」

 

霊夢「文!」

 

奥の寝室で四肢を拘束され芋虫状態となって眠っている文を見つける。すぐに神楽で縄を斬り文の首の脈を触りながら見る。

 

蓮 「脈はあるから生きてはいるね」

 

霊夢「ちょっと文起きなさいよ!」

 

霊夢は目を瞑った文の胸ぐらを掴みこれでもかと言うぐらい揺らすが一向に起きる気がない。

 

蓮 「あっ霊夢ダメだよ一応は怪我人みたいなもの

   何だからとりあえずは外に運ぼうか」

 

霊夢「それもそうね」

 

文から離させ眠っている文を背負い外へと向かうと玲音と咲夜以外の他の皆も集まっていた。

 

蓮 「皆さんどうでしたか!」

 

早苗「それを見ると文さんもですか‥‥私達の所も似て

   いて皆は眠ってますね」

 

幽 「見る限りで死んではいないけれど妖力をこれっ

   ぽっちも感じないから妖力不足と考えたほうが

   良いかしらね?」

 

さと「こちらも同じですね」

 

妖怪である幽々子の見解は妖力不足のため起きないという事らしい。だがもしまた呪いだとかがあるとどう対処すれば良いのだろう。

 

霊夢「ねぇ所で天魔って見た?」

 

さと「私は見ていませんよ?」

 

妖夢「私や幽々子様も見ていません」

 

と、どうやら天魔が見つかっていないみたいだ。恐らく自分の予想としては萃香達みたいに石に変えられたのだろう。すると、

 

玲音「お~い!」

 

玲音の声が聞こえ向くとそこには2つの何かを左右で担ぐ玲音と後ろに何かを背負っている咲夜がやって来る。

 

蓮 「玲音さん咲夜さんそれは………って!神子さん

   それに布都さんに屠自子さんまで!」

 

玲音や咲夜が連れてきたのはまさかの神子や布都に屠自子だったのだ。それよりも何故ここにいたのだろうか。

 

玲音「反応からして知り合いか?」

 

蓮 「えぇ正確に言うと理久兎さんの友人みたいで

   すけどね」

 

早苗「でも起きないんですよね?」

 

咲夜「えぇ………でも起きないのは天狗達もでしょ?

   それよりもどうするのこの数は………博麗神社

   に送るにせよ無理があるわよこれ?」

 

確かにそうだ。この人数となるとどうすれば良いものか。前またく萃香にソリをと言っても肝心の萃香はいないそれにソリを作っても天狗達の数的や大きさ的にも何度かの往復となるのは明確だ。もしくは龍神を連れて来ても良いかもとも思ったが回復はしてはいるがまだ無理させるわけにもいかずで困ってしまう。

 

幽 「ふふっ心配ないわよ案はあるからねっ紫♪」

 

霊夢「はぁっ!?」

 

と、霊夢が反応するとスキマが現れそこから前よりも少しだが痩せ細った紫と藍が出てきた。しかも誰かの肩を担いでだ。

 

紫 「えぇ………博麗神社よね………天狗達は助かるの

   かしら?」

 

蓮 「えぇ呪いなら龍神様が解いてくれますし怪我

   などなら性格はゴミ野郎ですが腕利きの医者

   もいますよ」

 

藍 「ゴミって………」

 

因みに性格ゴミ野郎の医者というのは怠惰であるのは言うまでもない。

 

霊夢「ってそれ天魔じゃない!」

 

良く見てみると藍が担いでいたのは天魔だった。つまり亜狛の鏡の世界の結晶の中身の人物は天魔のようだったみたいだ。

 

紫 「そう………なら皆をここへ運んでちょうだいそ

   したら博麗神社に一括で運ぶわ」

 

蓮 「分かりました」

 

霊夢「ならさっさとやりましょうか」

 

お燐「運ぶなら任せなよ♪本当なら死体が良いけど

   ねぇ」

 

玲音「縁起でもねぇ」

 

妖夢「本当ですね………」

 

文や神子達を寝かせ自分達は手分けをして天狗達を集める。そうして里にいる天狗達を数十分かけて皆を集める。

 

蓮 「多分全員だよね?」

 

霊夢「恐らくね………紫」

 

紫 「ハイハイ運ぶわよ」

 

そう言い紫はスキマを開き天狗達や神子達をスキマへと入れた。そして自分達を見て、

 

紫 「送るわよ?」

 

蓮 「良いよね?」

 

霊夢「大丈夫そうね行くわよ」

 

そうして紫のスキマを通り自分達は博麗神社へと帰還するのだった。スキマを出ると既に輝夜達の南組と魔理沙達東組が集結していた。

 

蓮 「ただいま」

 

霧雨「よっお帰り♪」

 

妹紅「蓮達そっちは?」

 

霊夢「見ての通りよ」

 

と、言うとスキマから数多くの天狗達が出てくる。そして紫も出てきた。

 

霧雨「紫に式神じゃないか!」

 

永琳「無事だったのね………」

 

紫 「えぇお生憎様で」

 

そう言っていると奥から千と怠惰が出てくる。

 

千 「ほう帰ってきおったか」

 

怠惰「おかえり‥‥それとお燐ちゃんとさとりちゃん

   君達が探していたであろうペットの鴉が見つ

   かったみたいだよ」

 

お燐「えっ!お空が!」

 

さと「本当ですか」

 

怠惰「あぁ奥で寝てるから速く行ってあげなよ」

 

と、言った瞬間お燐はダッシュで向かいさとりもその後を追っていった。

 

怠惰「元気だなぁ………そんでまた診断?」

 

蓮 「えぇここにいる天狗達それから仙人の方々3

   人です」

 

怠惰「はいはい………千ちゃんは念のために呪いの解

   呪の用意を………」

 

千 「うむ!」

 

そうして怠惰は診断を開始していった。

 

蓮 「とりあえずは情報交換をしましょう」

 

霊夢「そうねそれと紫あんた達がこれまで何処にい

   たのかも教えてちょうだい」

 

紫 「えぇ構わないわよ」

 

そうして自分達は東、南、北で起きた出来事を交換し合う。

 

輝夜「あっちでそんな事が………」

 

蓮 「えぇですが耶狛が来たときもしかしたらと思

   いましたが生きてくださってて良かったです

   よ本当に」

 

妹紅「と言っても私やバカは死なないがな」

 

輝夜「えぇこのアホと私はね♪」

 

言い合いをしてまたにらみ合いからのバトルが始まった。やれやれと呆れながら自分達は紫の方を見て、

 

霊夢「それじゃお願いできる?」

 

藍 「紫様」

 

紫 「えぇ………私は幾つかの情報はあるけど大きい

   情報はやっぱり御師匠様の事よ………」

 

そうして紫は何が起きていたのかそして理久兎の今の状態について話を始めたのだった。

  




怠惰「またこれだよ!」

狗神「お前なぁ!」

神楽「何が原因なんですか?」

怠惰「夏休みの自堕落生活」

鈴蘭「本末転倒!?」

怠惰「マジで本当にすんません」

神楽「怠惰さんここ最近疲れてるんじゃないですか
   ………?」

怠惰「そうかなぁ」

狗神「体には気を付けろよ」

怠惰「まぁうんそうなんだけどね………」

鈴蘭「とりあえず今日は終わろう」

怠惰「………うん」

狗神「そんじゃまぁ早いが今回はここまで」

怠惰「また次回もよろしくお願いします」

神楽「それでは」

狗神「じゃあな」

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