血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様。一睡もする事が出来なかった怠惰のクソ悪魔です。まさか深夜遅くに実況者様の生放送があるとは‥‥ついつい見ていたら5時ぐらいになっていました。あれはズルい。失礼。それでは本編へどうぞ。


第219話 昔話

自分と霊夢は縁側を歩き龍神のいる部屋へと来る。しかし霊夢の顔は浮かない。先程に聞いた話だとキツイ事を言ってしまったと言っていたためそのせいか入るのを躊躇っている感じがした。

 

蓮 「入るよ」

 

霊夢「うっうん」

 

蓮 「失礼します」

 

自分と霊夢は部屋へと入るとそこでは、

 

怠惰「ふわぁ~……眠い…………」

 

千 「これ!しっかりやらぬか!」

 

怠惰「良いよなぁ応援するだけならさぁ!こっちは

   2徹からの24時間しか寝てねぇんだからな

   ちくしょうめ!」

 

怠惰は試験管を持って何かをしていて千はあくびをする怠惰を叱っていた。すると千は自分達に気がつく。

 

千 「起きたかそれに………」

 

霊夢「悪かったわよ昨日キツイ事を言って謝るわ」

 

千 「いや良いんじゃよ」

 

霊夢「ねぇもし嫌じゃなかったら教えてくれない何

   であんたはそいつを庇ったのよ?聞いた話だ

   とそいつが提案したって話じゃない」

 

蓮 「あぁ~あまりそんな事を言うのは………」

 

流石に失礼だろうと思い霊夢を止めようとすると怠惰は眠たそうな目で此方を見て、

 

怠惰「何?千ちゃんそんなことした訳?あのさぁ君

   が皆を引っ張るんだからそんな無様な事をし

   ちゃダメでしょ?」

 

千 「じゃって!そなたが悪く言われるのが嫌なの

   じゃ!怠惰は嫌われても良いのか!」

 

怠惰「もう慣れたよそんなのそれに嫌われてなんぼ

   だよだからこそ俺が汚れ仕事をしてるんだろ

   お前が汚れ仕事をする必要なんてないんだよ

   分かる?」

 

千 「しかし……ワシは…………」

 

千は俯いた。怠惰は呆れながら頭を掻く。つまり千があぁ言った理由はただ単に怠惰がこれ以上嫌われるのを防ぐためという事だろう。

 

怠惰「やれやれもっと胸を張ってしゃんとしろよそ

   うでないと皆は引っ張れないよ?」

 

千 「うっうむ」

 

怠惰「と言ってもあぁ~でも張る胸も無いペタンか

   悪い悪いそして無乳ペタンヌ乙www」

 

千 「ムッ!」

 

ゴチンッ!!

 

怠惰の悪ふざけにキレて千は1発怠惰の頭をぶん殴ると怒りながら部屋を出ていった。

 

怠惰「いてぇ~…たくよ……だがお前はそうでないと

   こっちが落ち着かねぇよな♪」

 

蓮 「えっ」

 

一瞬だった。冗談はセクハラなような気がしたがそれはともかくとして怠惰から理久兎と同じような雰囲気を感じた。特にこの憎たらしい所とかが。

 

霊夢「あんた色々と最低よそれとセクハラ」

 

怠惰「アハハハ♪だけどあれぐらい言わねぇと彼奴

   は元気にならねぇし立ち直らねぇよ♪」

 

霊夢「付き合いは長いのよね?」

 

怠惰「まぁな………てかそれよりもお前らさっさとこ

   こから出ていきなよこっちは薬の調合中何で

   な気が散るし千ちゃんもいなくなったからそ

   の間に終わらせたいんでなほら出てった」

 

そう言い怠惰に縁側まで押されると障子を閉じられた。そしてすぐの縁側で千が座っていた。

 

蓮 「龍神様」

 

霊夢「あんた殴ってどっか行ったと思ったけれど意

   外と冷静ね」

 

千 「ふん怠惰の真意ぐらい分かるわい………それと

   そなた達には迷惑をかけたからのぉせめても

   の償いじゃ昔話をしたい聞いてくれるか?」

 

霊夢「良いわよ龍神の昔話って何かご利益ありそう

   だし♪」

 

蓮 「聞いてみたいですね」

 

自分と霊夢は縁側へと座ると千は顔を微笑ませながら昔話を語り始めた。

 

千 「昔々の話じゃ大きくて真っ白のお城そして大

   きな壁に囲まれて生活しておるお姫様がおっ

   たお姫様には母親とも言える女性がおりその

   女性の愛情を注がれながら生活をしたそんな

   時じゃったその少女は書物などで街というの

   憧れを抱き壁の外に出たいという思いが爆発

   したそのためこっそりと出ることにしたしか

   しそこは少女が想像した街とは違ったんじゃ

   さてそれはどんな街じゃったと思う?」

 

と、いきなり話を振ってきた。どんな街とは言われても返答に困る。

 

霊夢「うぅ~ん恐らくその少女は色々と乙女と考え

   て綺麗で活気のある街とか思っていたとかか

   しら?」

 

千 「ズバリな正解じゃが恥ずかしいの………コホン

   そして言うとおりその街は想像とは果てしな

   い程に寂れおったしかも街人達は飢餓してお

   ったそしてそんな中じゃった少女は迷子にな

   ったんじゃが1人の男いや罪人と出会ったん

   じゃよ」

 

蓮 「罪人?」

 

千 「うむ少女はその罪人にすがった道を教えてく

   れと………しかしその罪人はどうしたと思う?

   そやつ無視していなくなろうとしたんじゃぞ

   じゃが少女も何とか食い下がり道案内をして

   もらったそして道中でこの街の惨状を知った

   んじゃよ何せ苦しんでいる理由はその少女い

   や母親のような存在である女性が原因じゃっ

   たんじゃそして少女は家へと帰り苦悶したん

   じゃしかしそれら飢餓の原因は7人の大罪者

   が原因と教え込まれたんじゃそして敵対者で

   ある大罪君7人が城へと攻めてきたそして少

   女は出会ったんじゃよ道案内をしてくれた男

   とのうそして少女と男は戦ったんじゃ」

 

龍神の話を聞いて思い付く事が1つだけある。それはあの夢で見たことだ。真っ白な城に飢餓する民そして龍神と怠惰が戦っていたあの夢と話している事が一致している。

 

蓮 「それでその後はどうなったんですか?」

 

千 「激闘の末に母親と思っておった女性と7人の

   大罪者のボスが決着がつかずで降りてきたん

   じゃ………じゃからこそ少女は母親と思ってお

   った女性から真実を聞いたんじゃそれは自分

   達以外は全ての生ある者達が家畜であるとい

   う事を少女が信じてきていた者は全てが幻で

   あった目に映り耳で聞こえるものが全て真実

   であったと気づいた知らなかったとはいえ民

   を苦しみていた事を嘆いたんじゃそして少女

   罪を償おうと考えた故に母親のような存在で

   あった女性を殺したんじゃ胸の心の臓を貫い

   たんじゃよ」

 

霊夢「その少女は死んだの?」

 

千 「うむその少女も償うべく最後は大罪者の1人

   である男に介錯を頼み最後は死んだぞ」

 

と、語った。だがその最後は間違っている。何せ死んだはずの者なら自分達の目の前にはいないのだから。

 

蓮 「龍神様それは否ですよね?だってそうしたら

   この世界は創造されてませんよ」

 

霊夢「えっどういう事よ」

 

蓮 「だってこの世界は龍神が創造したなら何処に

   その龍神の描写があるの?そして考えてみて

   霊夢‥‥龍神様は最初に昔々って言ったんだよ

   つまり昔々それはこの世界が創造される前つ

   まり時代的には恐らく怠惰さんが言っていた

   第二次神魔大戦の時代そう考えると辻褄が合

   うんですよ………どうですか龍神様?」

 

霊夢「あんた探偵か何か!?」

 

違うよ。精々ワトソン止まりだろう。シャーロックは霊夢に譲りたい。そして千は楽しそうに笑う。

 

千 「見事じゃなそう………実際はこの通り生きてお

   るぞ♪結局その男はワシを保護したんじゃよ

   じゃが死んだという言葉は間違ってはおらぬ

   過去の自分を殺し過去の罪を背負ってワシは

   今も生きておるからの♪」

 

霊夢「ねぇじゃあその大罪人ってまさかそれって」

 

千 「うむ♪部屋に隠っておる怠惰じゃよ♪」

 

霊夢「やっぱり!?」

 

どうやら怠惰とはそこで知り合ったみたいだ。つまり千にとって新たな生をくれた怠惰は恩人という事なのだろう。

 

千 「話が過ぎたのそろそろ皆が帰ってくる次の指

   示を出したいしのとりあえず怠惰を呼んでく

   るから縁側に集合を頼むぞ♪それではの少年

   に少女よ♪」

 

千は立ち上がり怠惰のいる部屋へと向かった。

 

蓮 「凄い話だったね」

 

霊夢「そうね………」

 

そう霊夢と言い合っていると怠惰のいるであろう部屋から、

 

千 「貴様!寝ておったな!!」

 

怠惰「うるさいなぁ!寝かせてよ!!」

 

と、大声が聞こえてくる。これには自分も霊夢も苦笑いしか出来なかったのだった。




怠惰「ではでは今回も………」

千 「貴様起きたんじゃろうな!」

怠惰「起きたから!ほらそっちに行った行った!」

千 「なっこら!?」

怠惰「はぁ‥‥まったくあぁ寝たい………本当に寝たい
   ここ最近リアルでもこっちでも不眠で辛いっ
   たらありゃしませんよ………」

千 「あっ怠惰!集会をするから来るんじゃぞ!」

怠惰「えぇ!?………マジで最悪‥‥トホホちきしょ
   うめ………では読者様!行かなければならな
   いので今回はここまで!また次回もお願い
   致しますそれではサラダバー♪」

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