夜となり辺りは真っ暗な世界となる。自分達はぎゅうぎゅうずめの博麗神社の中で布団を敷き中には2人1つで布団を使いながら眠る者もいた。かくいう自分も、
さ
霊夢「すぅ………すぅ………」
蓮 「はぁ………」(*/□\*)
霊夢と1枚の布団を共有しながら眠っていた。皆(主に魔理沙)から恋人どうしなら同じでも大丈夫だろと言われてしまい仕方なく眠る事にしたのだが霊夢は疲れていたのかすぐに寝てしまい自分は緊張して眠れないでいた。
蓮 「………散歩してこよう」
少し夜風に辺りながら散歩しようと思いそっと布団から出て縁側へと向かうと、
千 「王手………もう詰みじゃぞ怠惰」
怠惰「………だな参りました」
縁側で千と怠惰が将棋を指していた。こんな夜更けで良く出来るよなと思ってしまう。すると2人は此方に気づくと、
千 「少年やちこう寄れ♪」
手招きされ自分は2人の元へと行くと、
千 「何じゃ眠れんのか?」
蓮 「えっえぇ‥‥2人は寝なくてもよろしいんです
か?」
寝なくても良いのかと聞くと千と怠惰はお互いに顔を見合わせそして自分の方へと顔を向けると、
千 「もし夜襲があったらそなたらは簡単にやられ
てしまうかもしれぬからのぉ故に監視を兼ね
て起きているんじゃよそれにこやつをあまり
寝かせるのは良くないのでな………」
怠惰「失礼だな………それと俺はそんな千ちゃんが暇
しないようにと遊びに付き合ってるだけだか
らな?」
蓮 「そうですか」
冷たいと思っていた怠惰が何故か今だけは温かく見えてしまった。すると怠惰は、
怠惰「眠れないなら眠剤を処方してやろうか?いや
もしくは前みたいに注射でプスっとでも♪」
蓮 「止めてくださいまた3日とか眠らされたら洒
落になりませんので」
怠惰「そうか」(´・ω・`)
何故そんなにも残念そうなのだ。というか絶対にただ単に注射を刺したかったんじゃないかと思ってしまう。
千 「まったくこやつは………しかしそなたは今日は
頑張ったんじゃ少しでも早く寝んと明日に響
くぞ?」
蓮 「分かってはいます………ですがまぁ霊夢の顔を
見ながら寝ると心臓が破裂しそうってのがあ
りまして………」
怠惰「《b》死ねリア充《|b》」
蓮 「ちょっちょっと!!もう少しオブラートに包
んで下さいよ!?」
怠惰「知るか………」
この人の前では恋人話はしない方が良いかもしれない。自分は本当の気持ちを相談しようと思った。
蓮 「実はそれもあるにはありますですが怖いんで
す………またあの時みたいに死にかけてしまう
んじゃないか霊夢や皆を守れないんかもしれ
ないって思うとそして理久兎さんを助けれな
いんじゃないかとそう思うだけで手が震える
んです理久兎さんの狂気がまだ体から抜けき
れてないんですかね………」
本心をこの2人に言う。それを聞いた千や怠惰は少し黙り口を開く。
千 「確かに今のあやつを救えるかも分からぬし今
のあやつは全ての生物が恐れているのは事実
じゃしかしワシだって怖いのじゃ救いたいと
思える息子を助けれなかったらと思うと恐怖
に飲み込まれそうじゃしかしそれでも助けた
いと思えるし何よりも恐怖に打ち勝たなけれ
ば何も進まないとワシは思っておるんじゃ」
怠惰「恐怖を忘れるのは簡単だ薬物でも催眠術とか
その辺を使えば消えるだろうだがしかし恐怖
を忘れた生物は最早生物とは言わないんだよ
それは最早成長をしない人形と大差変わらな
いだからこそだその恐怖は成長の糧ともなる
から覚えておくと良いよ蓮くん」
千からは本心を怠惰からは恐怖を成長へと繋げられるというアドバイスを貰った。今のこの絶望的状況下での中でこういった話を聞けるとは思わなかった。
怠惰「それと蓮君はさすぐに力を得れると言われた
ら命を失う覚悟はあるかい?」
蓮 「えっ…………」
何を言い出すんだと思った。だがその質問に対しての自分の答えは決まっていた。
蓮 「僕は保守的なんで命を失う気は毛頭持ち合わ
せてはいませんが霊夢や皆を守るためならこ
の命を賭けの天秤に乗せる覚悟は大いにあり
ますよ!」
生憎だが命を失う覚悟なんて持ち合わせてはいない。だが救うために命を賭ける覚悟は大いに出来ている。既に鷺麿の一件で心に決めているのだから。
怠惰「そうかククアハハ♪そうかそうか♪面白いわ
やっぱりお前は♪大体の奴はさ命を失う覚悟
はある!とか言うからそう言う奴に限って無
様に早死にしちまうがお前なら早死にしない
かもな♪戦場だったらお前みたいな考え方を
する奴が一番戻る確率がデカいもんだよ♪」
蓮 「褒めているんです‥‥か?」
怠惰「いいやそう言う訳じゃねぇよだが気に入った
よ♪蓮君3日だけだけで良い俺に時間をくれ
ないか?」
蓮 「えっ!?」
どういう事だ優しすぎる。下手したら後々になって心臓寄越せとか言われたらたまったものではない。
千 「怠惰よ心臓とれか後々になって言う訳ではな
かろうな?」
怠惰「そんな訳ないでしょ!?俺ってばどれだけ人
徳がないのかな!?」
どうやら無さそうで安心した。だが何故に特訓なのだろうか。
怠惰「なぜ特訓って顔してるね♪君が理久兎と戦っ
た時に千ちゃんが助力して出したあれを使う
のに少し特訓してあげようと思ってさ嫌なら
構わないよ♪」
あの状態変化を自由に使えれるように特訓をしてくれるとは正直目を点にして驚く。あの異変以降使おうと何度も試したが失敗続きだった。もし今のこの状況下で使えれるなら助ける手段になるかもしれないと思った。
怠惰「だけど失敗しても攻めるなよ?それが約束だ
からな?」
蓮 「構いませんそれに出来なくてもきっかけが掴
めれると思うなら攻めもしません!」
怠惰「OK♪なら明日から始めようか♪だから今は
ゆっくりと休みな」
蓮 「そうですね………頑張って寝てみますね♪」
千 「うむお休み♪」
そうして自分は布団へと戻り眠りにつくのだった。そして翌日の朝。自分も含めて皆は目を覚まし縁側の前へと集まる。
千 「さて全員は揃ってはおる‥‥いやおい怠惰は
何処じゃ?」
蓮 「あれそういえば?」
霧雨「逃げたか?」
天子「ほっときなさいよあんな奴」
衣玖「総領娘様一応は龍神様の友人ですから口には
気を付けないと………」
等々と聞こえてくる。言われてみると怠惰だけがいない。
千 「さては!」
千は母屋の障子を開け中へと入り暫くすると、
千 「いい加減に起きんか!超夜型悪魔!」
怠惰「いやだぁ!布団こそ俺の家だぁ~!!」
ズコッ!!
一斉にズッコけてしまった。朝からいきなりこれは幸先が思いやられる。そうして数分後には千に後ろ襟首を掴まれ怠惰が引っ張り出される。
怠惰「がぁ~!?朝日が~溶ける~体がぁ溶けちま
う~!!」
千 「貴様は吸血鬼か!?まったく………では作戦を
伝えるぞようやく北と南に拠点ができたして
これより北と南に別れ領地の奪還作戦を開始
する!そして魔理沙と聖よそなた達の調査結
果を話してほしい」
そう言われ魔理沙と聖はお互いに見合うと一回頷き魔理沙が前へとでる。
霧雨「あぁ西の魔法の森だが魔力の障気が普段より
も濃すぎて霊夢や蓮だとかの耐性があまりな
い奴はすぐに障気に侵食されて死ぬかもしれ
ねぇ正直私や聖も危ない状況だったのは確か
だ恐らく耐性がない奴だったらいれても10
分が限界だろそれに障気に犯された植物だと
かが魔物になってる始末だだから行くとした
ら耐性のある私を含めた魔法使いそれから不
老不死だとかなら行けなくはないな」
つまり魔法の森は現在とても危険らしい。魔理沙の話で黒は聖を狙っていたと聞いたが恐らくそういった理由があったのだろう。
怠惰「魔力の障気ねぇ………おい魔法使いこれを持っ
て行きなよ」
そう言うと怠惰は紫の隙間みたいに空間に穴を開けそこから開けそこから幾つかのマスクを出した。
霧雨「これは?」
怠惰「高性能防毒マスクさ毒ガスは勿論の事だが更
に今お悩みの魔力の障気も防ぐ凄い品物今な
ら1個4860円で販売だ♪更にですよ!大
出血サービスで今なら +1個追加でお値段変
わらずの4860円!さぁお買い得価格!さ
あさあ電話番号は………」
これ何処のテレビショッピングだよ。ジャパネット
霧雨「安い!分割払いもありか!」
千 「怠惰よ真面目にやらんか!」
霊夢「魔理沙もふざけないで」
さと「それテレビショッピングの真似ですか?」
怠惰「………何かすみません」
何故だろう。怠惰はさとりの冷ややかな一言で下がった。予測だとツン100%の者は苦手そうだ。
怠惰「まぁ話は戻してこれを貸してやるよその代わ
り4つしかないからなくしたりとかしないよ
う気を付けろよ?」
そう言うと魔理沙と聖に2つずつ渡す。そして早速魔理沙はマスクを装備する。口と鼻を隠すタイプのメタル性のマスクでメ
霧雨「似合うか♪」
聖 「何か息苦しいですね」
寅丸「ぷっ聖くく………」
怠惰「まぁ頑張りなさいな友達を誘っていくのなら
マスクは分けてやれよ」
千 「まぁ魔法の森の方はそちらに任せるとして各
々で別れてやって欲しい頼むぞそれから蓮よ
そたは残るのじゃぞ」
どうやら今すぐにでも特訓をしてくれるみたいだ。残されている時間には限りがある。やれる限りの事はしたい。
蓮 「3日だけ任せても良いかな?」
霊夢「………良いわよ信用しなさいよ!」
蓮 「うん♪分かったよ♪」
千 「良し!これより大規模作戦の北南に囚われて
おる者は救出しつつ魔物を駆除!そして領地
を取り戻すぞ!!」
全員「おぉーー!!」
反撃の幕はついに上がる。理久兎達にいや理久兎達を利用している偽りの正義を示す者に一泡吹かすために皆は各々飛び立つのだった。
怠惰「ではでは今回もありがとうございました」
千 「うむ♪」
蓮 「あのすみませんお二人共何を?」
怠惰「後書きを~って!千ちゃんはあっちだから
こっちに出るのはNO!NG!」
千 「ぶぅ!!良いじゃろうがぁったく!」
怠惰「ではではやっていきますがぁ蓮くん♪何か
伝えたい事はあるかな?」
蓮 「えぇ!?伝えるってえっ!?」
怠惰「こうほら何か一言をさ」
蓮 「えっえぇと皆を救えるように頑張り………」
怠惰「はぁ~い勇者ズラ台詞をありがとうござい
ました悪魔として聞いてると潰したくなっ
てきますね♪」
蓮 「聞いといてそれですか!!!?」
怠惰「冗談だよ♪こうもっと盛り上がる話をさ」
蓮 「………この異変が終わったら霊夢と何処かに
出掛けようかと思います」
怠惰「おいコラそれは彼女いない歴=年齢の俺へ
のあてつけか?それと皆様に喧嘩売ったか
らなその台詞は?」
蓮 「いや!?誰ですか!皆様って!?」
怠惰「はいはいではありがとうね♪準備運動して
てよ♪」
蓮 「えっちょ!?」
怠惰「良し………少し手加減してやろかと思ったけ
どちとばかしキツイ特訓にしてやろう………
コホンッ!それでは長くなりましたが今回
はここまで!また次回もよろしくお願い致
しますそれではまた次回サラダバー!」