血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、モンスト獣神化ついに出雲ちゃんが出た事に歓喜している怠惰のクソ悪魔です。あまりの嬉しさに電車でガッツポーズしてしまう所でした。何せ一番最初に出たキャラなため思い入れが深いものでして………おっと失礼ではそろそろ本編にどうぞ。


第189話 王の再臨

墓地の洞窟の奥の空洞。ここで現在魔王とも名高い理久兎との再戦を行っていた。

 

理 「見える見えるぞ貴様らの動きが♪」

 

自分達の放つ弾幕をまさかのマトリックス避けだったりギリギリで避けていく。これには、

 

妖夢「っ!イライラしてきますね!」

 

蓮 「気を付けてください理久兎さんの戦法は

   とりあえず相手をイラつかせる事なので」

 

早苗「しかもムカつく避け方とかされるので分

   かってはいますがイラつきますね!」

 

実際本当にイライラしてくる。分かっていてもマジでイラつく。

 

理 「おっと残念♪」

 

早苗「あぁ!!!!」

 

そう言うと早苗はスペルを唱えた。

 

早苗「秘術 グレイソーマタージ!」

 

早苗を中心に巨大な五芒星が出現しそのまま理久兎へと直行するが、

 

理 「モード【魔力】風のルーンと土のルーン」

 

そう言うと突然の砂嵐が襲いかかる。

 

蓮 「妖夢さん伏せて目を瞑って!」

 

妖夢「えっ!」

 

自分と妖夢は伏せて目を瞑り防ぐのだが、

 

早苗「キャー目がぁ!!」

 

砂嵐で舞った砂が目に入ったのか悲鳴を上げていた。そして砂嵐がなくなり目を開けると、

 

蓮 「って早苗さんこっちじゃないですよ!」

 

妖夢「スペルを唱えた状態で来ないで下さい!」

 

スペルを纏った状態で早苗が此方へと向かってきたためすぐに逃げる。そうして逃げると早苗のスペルの効果がなくなりきえると同時に、

 

早苗「目が………ってあれ?」

 

蓮 「やっと目が開いたみたいですね」

 

妖夢「迷惑な………」

 

早苗「ごっごめんなさい!」

 

自分の行いに気がついたのか早苗は謝ってくる。しかし理久兎は結構小癪な手を使ってくる。

 

理 「あぁ~面白かった♪」

 

早苗 (>д<#)

 

早苗の額にシワが寄る。以前に理久兎がお越した異変の時と比べお気楽な感じになっていてあの時よりも完全に遊ばれてる。

 

蓮 「理久兎さん貴方は何でこんな事を!」

 

だが分からなかった。理久兎とあろう者が異変に加担する等とは。何かしらの事情があるのかと思い聞くと、

 

理 「う~んまぁ昔の友人に会うためかな♪」

 

蓮 「昔の友人?」

 

理 「そうさ♪今からもぉ~何年前かなぁかれこれ

   2000年くらい前なのかその時に知り合っ

   た友人達がいてねその友人が復活するって友

   人が言うもんだから手助を頼んできてねだか

   ら手伝ってるって感じ?」

 

2000年前。確かその辺りは昔に授業で習った辺りだと弥生から飛鳥の辺り。つまりその辺の時代に知り合いがいたようだ。

 

妖夢「死者を蘇らせるんですか!」

 

理 「まっさか~♪流石の俺もそんな大それている

   タブーは犯さないさその友人達は遥か昔に力

   をつけるために眠った子達だよえ~と確か道

   教がどうのとか言ってたような?」

 

早苗「道教………仙人等のあれですよね?」

 

理 「あぁ~そうそう確か仙人になるとか言ってた

   ねぇ」

 

その人物はいったい誰なんだ。だがそれらを考えつつ理久兎の戦いを見ていてある結論に至った。

 

蓮 「つまり理久兎さんが今していることは」

 

理 「おっ察しが良いな♪そう時間稼ぎさ♪」

 

やはりそうだ。復活させるための時間稼ぎ。洞窟の前付近の墓場を守っていた芳香もそうなるとまんまと理久兎達の策に嵌まったわけだ。

 

理 「まぁそんな訳でよもう少し遊んでけよ♪」

 

そう言い理久兎は手を掲げると大きな勾玉が出現する。そこから無数の細い光が放たれ上空へと向かう。

 

理 「神秘 雨の勾玉」

 

スペルと共に無数のレーザーが雨のように降り注いでくる。

 

蓮 「待避!!」

 

妖夢「っ!」

 

早苗「ちょっと!!」

 

雨のように降り注ぐレーザー弾幕をすぐさま回避していく。

 

理 「能力発動…雨よ降れ」

 

言葉と共に洞窟内で雨が降り注ぐ。何をする気だと思っていると弾幕の雨が止んだその瞬間、

 

理 「更にルールを制定する10秒間だけ空を飛べ

   なくなる」

 

理久兎は木の板を投げる。そしてそれが破裂した瞬間、

 

蓮 「うわっ!」

 

妖夢「みょん!?」

 

早苗「きゃっ!?」

 

ビチャン!!

 

自分は少し高度にいたため受け身をとって足で着地することが出来たが早苗と妖夢は低空飛行だったためか上手く受け身がとれずそのまま落下した。そして起き上がると、

 

蓮 「2人共その顔に服が………」

 

妖夢「えっどっ泥んこまみれ!?」

 

早苗「洗濯が大変なんですよこれ!?」

 

理 「アハハハハハッ!」

 

腹を抱えて理久兎は大爆笑していた。どうやら雨を降らせた理由はこのためだったみたいた。これにはもう妖夢と早苗の顔は、

 

妖夢 (#゚Д゚)

 

早苗 (゚Д゚#)

 

もう怒りのボルテージがMAXだ。

 

早苗「絶対に許しませんよ理久兎さん!!」

 

妖夢「首をマミって魂を昇天させますよ!」

 

理 「こらこら妖夢あまり使いすぎると映姫が説教

   しにくるぞ?」

 

妖夢「その時はその時!!」

 

そう言うと早苗は弾幕を放ち妖夢を援護し妖夢は一瞬で理久兎へと近づくと、

 

妖夢「空観剣 六根清争斬!」

 

スペルを唱え刀を何回も振るうと無数の斬擊波が何処から都もなく現れ理久兎を切り刻もうとしてくるが、

 

理 「残念こいつは幻さ」

 

その言葉と共に弾幕に被弾しまた斬られた理久兎は霧のようにスーと消える。

 

早苗「なっ何処に!」

 

妖夢「これは上!」

 

自分達は上を向くとそこには理久兎はいた。それも先程の大きな勾玉を出現させて、

 

理 「モード【神力】闘神 神通乱舞」

 

スペルを発動させると今度は無数の大中小といった弾幕が襲いかかってくる。しかもそれらの弾幕は壁に当たると反射してくるため何処から来るのかまったく予想外だ。

 

蓮 「妖夢さん早苗さん!」

 

すぐに2人の上へと移動し神楽を構えて、

 

蓮 「陰陽 結界陣!」

 

結界を球体状に張り巡らせ弾幕を防ぐ。だが、

 

蓮 「うっ!」

 

あまりにも凄い密度そして威力のため結界が壊れてくる。しかも結界に当たっても反射を繰り返してくるため消える気配が一切ない。そして、

 

バリンッ!

 

ついに結界が壊れ残りの弾幕が自分達へと襲いかかろうとしたその時だった。

 

? 「夢符 封魔陣!」

 

聞いたことのある声と共にスペルが唱えら自分達の回りを結界が包み込み弾幕から守ってくれる。

 

蓮 「っ!霊夢!」

 

霊夢「まったく何やってんのよ」

 

霧雨「悪い遅くなったぜ♪」

 

霊夢と魔理沙がやってきた。どうやら芳香との勝負は勝ったみたいだ。すると弾幕が時間切れなのか消えてなくなると霊夢達は理久兎を見て、

 

霊夢「どういう事か説明くれる?」

 

理 「そうだねぇ」

 

と、言っていると1人の女性が地面から出てきた。

 

? 「あらあら‥‥5VS1になってしまったわねぇ

   理久兎さん♪」

 

理 「邪魔はしないで欲しいんだけどね青娥」

 

青娥と呼ばれた女性は此方を不敵に笑いながら見てくるのだだった。




怠惰「ではでは今回もありがとうございました」

狗神「あぁ………なぁ怠惰」

怠惰「ん?どうかしたの?」

狗神「彼奴らは?」

怠惰「あぁ神楽に鈴蘭ね彼女達なら奥でアイス
   と砥石を噛ってるよ」

狗神「そうか………お前あれだけ強いなら何で弱く
   見せてるんだよ?」

怠惰「やだなぁ怠惰さんは弱いよそれはもう乙女
   のように非力だからさぁ♪」

狗神「なわけないだろ!」

怠惰「もう酷いなぁ……そういえば狗神さんって
   兄弟はいる?」

狗神「ん?何だよ急に」

怠惰「何となくだけど?」

狗神「………多分いたんじゃねぇか?物心がつく頃
   には1人だったからな」

怠惰「ふぅ~ん」

狗神「そういうお前はどうなんだよ?」

怠惰「まぁ……うん」

狗神「何で渋い顔すんだよ……」

怠惰「いるにはいるよ兄貴がさ………」

狗神「お前いたのか!?」

怠惰「まぁねぇ仲は全然よくないよ?もうそれは
   犬猿の仲とも言っても良いぐらいにねぇ?」

狗神「そっそうか………」

怠惰「はぁ何か昔の事を思い出して鬱になってき
   ちまった時間も時間だから今回はここまで
   ね♪」

狗神「てお前のその強さについて!」

怠惰「秘密さではでは読者様また次回グッバイ♪」

狗神「っておい!!」

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