血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、レイゼロでようやくミカエルの全強化が終わり試験運用している怠惰のクソ悪魔です。やっぱり攻撃力が低過ぎる。全部の限界突破は終わっているのに低い。おっとこんな話は止めにしてそれでは本編へどうぞ。


第163話 電車の中で

夜の都市を走り回る電車。その電車内ではレミリア達の弾幕ごっこを観戦する者もいれば初めての電車で窓の外を眺める者等々がいた。そんな中で自分はレミリア達の弾幕ごっこを観戦もしていたが時折、窓の外を眺める。

 

蓮 「こうして見ると本当に現代に帰った

   気分だ………」

 

霊夢「蓮達がいた外の世界ってこんな感じなの

   ね………」

 

蓮 「うんまぁビルの屋上に神社やらはないけど

   昔はこうやって電車に乗りながら買い物に

   出掛けたりしたから懐かしいかな♪」

 

と、昔を振り返りながらそう語る。今思うともうかれこれ4年以上が経過している。早いような長いような不思議な感じだ。

 

霊夢「………何時か外の世界ってのを見てみたい

   ものね……」

 

蓮 「ならもし行けたら一緒に行こう霊夢♪」

 

霊夢「っ……うっうん………」

 

と、そんな会話をしていると隣から魔理沙やらがニヤニヤと見てくる。

 

霧雨「イチャイチャしやがってよ~♪」

 

文 「おやおや早速デートのお約束ですか♪」

 

と、特に面倒な2人が見てくる。これには霊夢も顔が真っ赤だ。

 

霊夢「ううっうるさいわ!」

 

蓮 「アハハハハ………」

 

これにはもう自分は苦笑いしかできない。すると、

 

髑髏「いや~若い子達は羨ましいですねぇ」

 

幽 「貴方には関係ないと思うけど?」

 

髑髏「いやいや私にも恋人はいますよえぇ♪」

 

と、まさかのとんでも発言をしてきた。全員は少しの沈黙の後に、

 

全員「えぇーーーーーーーーー!!!?」

 

また驚きのあまりに全員で叫んでしまった。

 

妖夢「えぇ!?」

 

萃香「そっそのなりで!?」

 

文 「うっう~んこの見た目からすると頭に桃色

   のリボンを付けた髑髏って所ですかね?」

 

と、凄くワンパターンな考え方だが恥ずかしいことに自分もそう思ってしまった。因みに名前の予想は髑髏ちゃんとかになりそうだ。そして髑髏は楽しそうに、

 

髑髏「本当にもう恋人さんからは女心が分かって

   ないですよ…‥何て言われるもんで困っちま

   ってるですよねぇそこで少年に聞きたいん

   だが女心って分かる?」

 

蓮 「えぇっ!?」

 

突然の振りに困ってしまう。だが自分も女心は分からない。ただ霊夢に先を譲っているだとかそんな事しかしていない。

 

蓮 「う~ん…‥僕もそんな女心は分かりませんよ

   ただ………」

 

髑髏「ただ?」

 

蓮 「霊夢の好きなようなようにさせているだけ

   ですよ♪間違っていると思ったのなら止め

   ますですがそうでないなら出来るだけ彼女

   のために時間を作ってあげたいそう考えて

   いるだけですよ♪」

 

霊夢「ちょっちょっと蓮!」

 

耳まで真っ赤にさせた霊夢は皆にこの顔が見られないようにうつ向く。

 

霧雨「ヒューヒュー暑いねぇ!」

 

アリ「口の中が甘いわ」

 

紫 「ふふっ良かったじゃない霊夢」

 

霊夢「うううううう………」

 

唸る霊夢を見て皆は微笑む。そしてそれを聞いていた髑髏はニコニコと顎を動かし、

 

髑髏「いや~そういう関係が持てるのは羨ましき

   事ですよえぇ♪貴方に比べれば私は彼女を

   家に置いてきてしまいましたからね」

 

と、髑髏のテンションは下がっていった。

 

蓮 「えっ?」

 

髑髏「私もこの異変に参加しましたですがこれは

   私らの問題であって彼女には置き手紙を残

   して1週間近く会ってないんですよねぇ…」

 

聖 「あらあら………」

 

つまり関係のない彼女を家に置き去りにしてこの異変に参加したようだ。そのせいなのか髑髏は元気がない。

 

髑髏「まぁ帰ったら確実に頭に包丁を刺されそう

   ですけどねぇ」

 

早苗「なっ何ですかそのヤンデレは………」

 

髑髏「いや~メメタイ話ですが彼女を同人誌やら

   で書くと基本はSキャラもしくはチョロい

   キャラまたはヤンデレで描かれる事が多い

   ですからねぇ」

 

文 「メメタ!?」

 

本当にメタイ話をしてきた。というか髑髏の彼女は性格はSなんだと思った。

 

髑髏「だから怖いんですよねぇ………」

 

蓮 「うっう~んそれは怖いかも」

 

過去に霊夢がキレた瞬間を何度も目撃しているためその怖さは分かる。これから先の未来で浮気は絶対やらないがもしやったのなら確定で自分も殺られるのは目に見える。

 

髑髏「はぁ……おっと無駄話が多くなりやした

   ね……」

 

蓮 「いえこちらも楽しかったので」

 

と、話しているといつの間にか映像ではもう戦いがクライマックスに突入していた。そしてその時だった。映像で巫女が赤い槍に腹を突き刺されて電車に向かって吹っ飛ばされていた。つまりそれは、

 

ドゴンッ!!

 

電車に穴を開け巫女が電車に入ってきた。

 

文 「あっ彼処にいたら大変でしたね」

 

萃香「私も不意討ちは無理だからなぁ」

 

と、言っていると煙が上がりそこから巫女が腹から突き刺さった槍を引き抜きながら出てくる。

 

巫女「いたたた………あちゃ~被弾しちゃった」

 

巫女は言うのだがここで皆は驚く。穴の空いた腹は急速に再生する。そして顔を見るとこれまで狐の面で見えなかった彼女の素顔が見えたのだ。その顔は幼さを残す美少女の顔だった。だが驚くのはそれらだけではない。

 

萃香「お前さんは!」

 

文 「えっ嘘!!」

 

紫 「そんな貴女………」

 

蓮 「あれって!」

 

と、自分や皆は驚き目を点にしていた。皆のそな言葉から知り合いのようだが自分はその少女を見たことがあった。姿は少し変わっていたがそれは紛れもなく理久兎といた少女の1人だった。

 

霊夢「紫あれ知り合いなの?」

 

紫 「あれは御師匠様の従者の1人だった耶狛

   という妖怪よ!」

 

と、紫は言うと巫女もとい耶狛はそれを器機、

 

耶狛「えっ!あっお面が!!」

 

と、呟いていると突然、空間が裂けたかのように開きそこから左腕を押さえた忍者が出てくる。

 

忍者「くっすまんしくった……」

 

ボロボロになった忍者が出てくる。

 

耶狛「おっお兄ちゃん顔バレた………」

 

忍者「そうか…やれやれ……」

 

そう呟くと忍者は隠している顔を露にする。それは紛れもなくイケメンの部類の少年だがそれも夢で見たことのある少年だった。

 

紫 「亜狛までどういうことなのこれは!」

 

文 「何で御二人が………」

 

忍者もとい亜狛は此方を見ると、

 

亜狛「皆さん…御久々ですね……」

 

耶狛「………うん御久々」

 

と、亜狛と耶狛は皆に向かってそう言うのだった。




怠惰「では今回もありがとうございました」

鈴蘭「うわぁ凄い懐かしい顔」

神楽「えっ?お知り合いなんですか?

鈴蘭「うん♪2人は晴明ちゃんのお友達だよ♪
   兄の亜狛はしっかり者のまじめ君で妹の
   耶狛は活発で甘えん坊だったかな♪」

神楽「へぇそうなんですか」

狗神「おっおぉあれが忍者の素顔か」

鈴蘭「それに亜狛君の顔ってそこそこの部類だし
   女性からは声かけられそうだよねぇ」

怠惰「まぁ大体は耶狛が隣に引っ付いているから
   彼女と間違われるんだけどね」

狗神「意外な設定…だな……」

怠惰「まぁあの2人ここだけの話だけど色々と
   トラブルには巻き込まれているんだよね
   それにちょっとした秘密もあるしね♪」

狗神「秘密?」

怠惰「うんヒントは耶狛が電車に突っ込んで
   きた後からのシーンね♪」

鈴蘭「急速再生………?」

怠惰「そうそこ♪そこの部分は多分語られるだ
   ろうという事で今回はここまで」

狗神「気になるがまぁいい次回もよろしくな」

神楽「では読者様また次回もお願いいたします」

鈴蘭「それじゃまったねぇ♪」

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