血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、このまま上手くいけば日曜日に卒検を受け卒業が出来そうな怠惰のクソ悪魔です。合格したらまた登校時間がもう少し早くはなりそうです。そのせいで編集がまったく出来ないという悲劇です。それはさておきそれでは本編へどうぞ。


第148話 未確認妖怪

聖輦船の上をふわふわと飛ぶ円盤もといUFO。まさか幻想郷で本当にUFOが見れるとは思わなかった。

 

早苗「UFOってことは宇宙人が絶対にあの中

   にいますよ!」

 

早苗は興奮しながらそう言う。この時、いや出会った当初から思ったが早苗もやはり何処かがずれている。昔に霊夢達から友人がいるかという話をされた際には同じように吐血しそうになっていた。そこから推測するに恐らく何かしらで電波だったのではないかと思う。

 

蓮 「早苗さん良いことありますよ♪」

 

早苗「えっ?………何で急に励ますんですかえっ

   ちょっ!何で目を合わせようとしないん

   ですか!蓮さん!?」

 

何か自分よりも壮絶な学校生活を送っているんだろうなと思ってしまった。すると、

 

霊夢「まぁ………ドンマイ」

 

霧雨「来世はもっと上手く出来るぜ………」

 

早苗「だから何なんですか!?」

 

困惑する早苗を他所にして蓮は空飛ぶ円盤を眺めているとその時だった。突然その円盤から無数の弾幕が放たれ始めた。

 

蓮 「うわっ!」

 

霊夢「っ!」

 

霧雨「不意打ちか!?」

 

早苗「ちょっ!?」

 

と、4人は避ける。そして聖はその光景を見ていち早く察知したのか見事に避………

 

聖 「てい!」

 

一輪「雲山!」

 

雲山「(*`Д´)ノ☆

 

けてはなく聖と雲山が向かってくる弾幕を弾き飛ばし皆を守った。そして最前線で避けている蓮達は、

 

蓮 「ねぇあれ斬っていいかな?」

 

無数に飛んでくる弾幕を避けるのが段々とまどろっこしくなっていた。生死を分ける戦いをして魔界から帰ってきたのにも関わらず強襲されたため流石の蓮もイライラのボルテージが溜まりに貯まっていた。

 

霊夢「貴方も段々極端な辻斬りになってきたわね

   でも良いわ!」

 

霧雨「蓮!やっちまえ!」

 

早苗「ダメですよ!折角のUFO何ですよ!?」

 

と、斬るに3人斬らないに1人よって多数決の結果、

 

蓮 「抜刀 一斬一刀!」

 

神楽を抜刀し斬撃波を生成させてUFOへと飛ばす。そして、

 

ジャキンッ!

 

UFOは見事に一刀両断してUFOは半分になり左右に別れた。これには蓮も、

 

蓮 「ふぅスッキリした」

 

と、感想を述べた。

 

早苗「ちょっと!勿体ないじゃないですか!?

   空想物を手に入れられたかもしれないん

   ですよ!?」

 

霧雨「おいおい被弾して服がビリビリに破れて

   エロ同人みたいなるのとどっちがマシだ

   よ?」

 

早苗「うぅ~………赤の他人には体は見せたくは

   ないですね………」

 

やはりそこは女性なのかそういった意見を言った。だが、

 

霊夢「ねぇあれ!」

 

霊夢がそう言うとUFOが飛んでいた場所に1人の少女が立っていた。特徴としては黒いショートボブの髪にワンピースを着ていて背中には左右別々な形を持つ翼。そして手にはトライデントを持っていた。

 

? 「あぁん正体がバレちゃった」

 

早苗「中からエイリアンが!?」

 

? 「ふふっあっそれと聖白蓮の救出おめでとう」

 

蓮 「貴女はいったい………」

 

うすっぺらく冷たい表情の笑顔で微笑む少女の名前を蓮が聞いたその時、後ろにいるムラサ船長が叫んだ。

 

水蜜「あぁー!鵺じゃないか!」

 

一輪「鵺さんこんな所で何しているんですか?」

 

と、水蜜や一輪が言うと鵺の表情はまるで苛立ちを覚えたかのように歯噛みしてキッと睨む。

 

鵺 「………くも……」

 

霊夢「何よ?言いたいことがあるならはっきりと

   言ったら?」

 

その言葉を聞くや否や鵺と呼ばれた少女は大きく叫んだ。

 

鵺 「よくも私だけ抜け者にして楽しんでいた

   わね!」

 

蓮 「いや楽しくもないよね……」

 

霊夢「一理ありね」

 

早苗「蓮さんに賛成です」

 

霧雨「今回はまぁまぁって感じか?」

 

どうやら自分だけ魔界に行けず抜け者にされて怒っているようだ。だが命懸けで逃げてきて楽しいとは思えない。

 

鵺 「それに毎度、毎度…聖、聖ってさ!」

 

一輪「いやそれは…!!」

 

水蜜「昔からの目標だったし………」

 

雲山 (-人-;)

 

鵺 「人間の肩を持ったあげくこんな楽しそうな

   事を黙るなんて!私にも声をかけてよ!」

 

鵺が言った瞬間、3人は申し訳なさそうに、

 

水蜜「ごめん鵺……」

 

一輪「えっとその………」

 

雲山「………………」

 

ムラサ船長と水蜜は声をハモらせそして雲山は手を合わせて頭を下げる。

 

2人「存在忘れてた………」

 

雲山 人( ̄ω ̄;)

 

鵺 「えっ…………」(;ω;)

 

その言葉を聞いた時、鵺は半分涙目になっていた。だがその2人の言葉は他の2人の精神にもダメージが入った。

 

蓮 「ぐふっ!?」

 

早苗「こっ心が痛いです………」

 

当時、少し自分は浮いていたのかよく皆から存在を忘れられたりとされてボッチだった時のダメージが入った。そして早苗もだいたい自分と同じでダメージが入ったと思った。

 

鵺 「こんな楽しそうな事を黙ってそして天津さえ

   も人間の肩を持つだなんて妖怪として不届き

   千万!こうなったら自棄で弾幕ごっこよ!」

 

ぶちギレた鵺はスペルカードを構えながら言うと聖が鵺の方へと歩いて行く。

 

霊夢「あんた危ないわよ?」

 

聖 「大丈夫です」

 

そう言い聖は鵺の前へと立つ。

 

聖 「鵺でしたよね?」

 

鵺 「えぇ封獣 鵺それが名前だけど何よ?」

 

聖 「そうですか…もしよろしければなんですが

   私達がこれから造る寺に来ませんか?」

 

鵺 「えっ!?」

 

聖が取った行動はいきなりスカウトだ。これには突然すぎたのか鵺も驚いてしまっていた。

 

聖 「それと人間に肩入れと言いましたね?」

 

鵺 「だっだから何よ?」

 

聖 「私は人間も妖怪も魔法使いも神も全て平等

   に接しますそれは貴方も例外ではないんで

   すよ?」

 

鵺 「嘘だね!そんな人間いて…それに私はただ

   人を驚かしていただけで封印されたんだ!

   信じられるわけ………」

 

困惑している鵺は周りの特にムラサ船長や一輪の目を見る。そして更に困惑していると、

 

蓮 「えっとまだ知り合ってまだ数時間ぐらいしか

   経っていませんが僕は聖さんは良い人だと思

   うんですよね?現に魔界だと自分達を救って

   くれたので」

 

霧雨「蓮の言う通りだなこいつは出来る何せ私を

   助けてくれたからな♪」

 

霊夢「それは理由にはならないでしょ………でも

   まぁ妖怪の味方というのは嘘じゃないわ

   ね勘だけど♪」

 

早苗「霊夢さんも言えませんよ……」

 

4人の言葉を聞くと鵺は更にキョロキョロと聖や自分達そして水蜜やムラサ船長を見る。

 

鵺 「嘘じゃないんだよね?」

 

聖 「えぇ勿論♪それに昔は魔法を使ったりして

   私も迫害を受けましたがこの子達を見て今

   の世は大きく変わったみたいで少しずつで

   も慣れていきませんか?」

 

鵺 「……まぁ…様子見って事でよければ………」

 

怒りが収まった鵺は恥ずかしそうにそう呟く。それに聖はニコニコと微笑んだ。すると鵺は降りてきて、

 

鵺 「ごめん……飛倉をバラバラにしたの私なんだ

   よね…許されないとは思うけど」

 

水蜜「まぁ私達も鵺の存在忘れてたからお相子様

   だよ♪」

 

一輪「あぁ♪」

 

星 「歓迎しますよ♪」

 

ナズ「まぁ頑張れよ」

 

鵺 「うん!」

 

そうして鵺も晴れて聖達についていく事となったのだった。

 

蓮 「何か良かったね……♪」

 

霊夢「たまにはこういうのも良いかもね」

 

霧雨「そうだな♪」

 

早苗「ふふっそうですね♪ね

 

そしてその後、現在乗船している聖輦船は聖の魔法によって寺へと姿を変え幻想郷には新しく命蓮寺が建つのだった。

 




怠惰「それでは今回もありがとうございました」

鈴蘭「ありがとね♪」

狗神「そういえば怠惰…‥確かお前の中の奴が
   通ってる学校がインフルだとかで壊滅
   状態なんだってな?」

神楽「そうなんですか?」

怠惰「えぇそうです現在ヤバイですね」

鈴蘭「インフルにならないようにね?」

怠惰「なりたくはないかなおっと今回は早いけど
   今回はここまで!」

神楽「また次回もよろしくお願いいたします」

狗神「そんじゃ読者様」

鈴蘭「まったねぇ♪」

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