血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、またまた友人から鮫肌特性のフカマルが貰える事となった怠惰のクソ悪魔です。
ありがたやぁ~ありがたやぁ~ではまぁ今回も本編へどうぞ。


第130話 地底の管理者 現る

美 「いや~参った参ったいい勝負だったよ♪」

 

ボロボロとなった旧都で美須々は笑いながらそう言った。何だか楽しそうだ。

 

蓮 「えっとここを出歩くのを認めてくれるん

   ですよね?」

 

勇儀「あぁ約束してあげるよ♪それよりもお前

   ら旧都なんかに一体何のようだい?」

 

どうやら理由を聞かぬまま弾幕ごっこに発展したらしい。せめても理由を聞いてから戦ってほしいと思った。

 

霊夢「そうね………」

 

霊夢が説明をしようとした瞬間、霊夢の陰陽玉と自分の陰陽玉から声が発せられた。

 

紫 「いる霊夢?」

 

藍 「無事か?」

 

その声を聞くと美須々は驚いた顔をした。

 

美 「おや紫の声が聞こえるのは幻聴かねぇ?」

 

勇儀「いえあの玉から発せられているんですよ」

 

紫 「あら?美須々じゃないお久々ね」

 

どうやら紫は美須々の事を知っているようだ。

 

霊夢「えっあんた紫を知ってるの?」

 

美 「まぁ昔ながらの仲さね」

 

蓮 「何か紫さんって友人が少ないイメージ

   だけどそれなりにはいるんだね……」

 

藍 「いやここだけの話だ……………」

 

藍が何かを言おうとした瞬間だった。突然、藍の声が聞こえなくなった。

 

蓮 「藍さん?」

 

霊夢「これあっちで……」

 

そんな事を言っていると陰陽玉から、

 

慧音「蓮…賢者の式が妖怪の賢者に連れていか

   れてったがどうしたんだ?」

 

慧音が応答し出した。どうやら藍は紫に連れていかれたようだ。

 

紫 「ごめんなさいね♪ちょっとうちの式が

   粗相な事を言おうとしていたもので♪」

 

確実にあっちで何かあったのだろうがこれ以上追求しようものなら何をされるか分かったものじゃないので敢えて聞かないでおこうと霊夢と動作だけで話し暗黙の了解とした。

 

美 「しかしお前さんそういった所は見ない間に

   彼奴そっくりになったなぁ彼奴にもそうい

   う所を見せてやりてぇよ」

 

紫 「……そうですわね…」

 

と、紫と美須々が話している間することがないので蓮は勇儀に話を聞くことにした。

 

蓮 「えっと勇儀さん紫さんと美須々さんって

   仲が良いんですか?」

 

勇儀「う~ん………どっちかというと紫は私らの

   世代の奴…特に萃香とは仲が良いよな……

   美須々様は紫の保護者の理久兎との仲が

   良かったという印象だなぁ」

 

霊夢「へぇ………」

 

そんな事を話していると美須々と紫の話が終わった。

 

美 「お前ら紫の友人なら言ってくれれば良い

   のによ~」

 

霊夢「その前にあんたらが襲って来たからで

   しょうが!?」

 

それは言える。現に理由も聞かずに襲ってきたのはどうみてもあっちだ。

 

美 「いや~悪かったねぇそれでお前さん方は

   確か間欠泉が吹き出たための調査だった

   よな?」

 

蓮 「えぇそれと同時に地底で蔓延る怨霊達も」

 

勇儀「それだったら、さとりに聞けば分かる

   かもな彼奴らが現に地底の管理者だし」

 

霊夢「さとり?地底の管理者?」

 

また新たな名前が出てきた。どうやら さとりという人物に会えば分かるかもしれないらしい。

 

蓮 「えっとその さとりさんって何処に?」

 

美 「あそこに建つ地霊殿さ♪」

 

美須々は地底ではよく目立つほどの真っ白で大きな建物その名を地霊殿を指差した。やはり建物だけに大物が住んでいるようだ。

 

霊夢「とりあえずはそっちに行けばいいのよね?」

 

美 「あぁ行ってみれば分かるさ♪」

 

蓮 「なら行こっか」

 

霊夢「そうね♪」

 

そうして蓮と霊夢はその地霊殿へと向かったのだが、

 

美 「………あっそういえばさとりはともかく

   彼奴らは留守だったなぁ……」

 

勇儀「それ以前に上手く話せるかどうかだが」

 

美 「まぁ問題ねぇだろさとりなら彼奴は話を

   合わせるの得意だしよ♪」

 

勇儀「だと良いんですがね………」

 

と、話すが2人には聞こえる筈もなかったのだった。そんなこんなで蓮と霊夢は地霊殿の門の前へとたどり着く。

 

霊夢「入るわよ?」

 

蓮 「うっうん………」

 

そうして蓮と霊夢は扉を開けて中へと入った。扉を開きその場に映る光景は外見の白さとは裏腹に黒やピンク、赤といった大人の色合いでエキゾチックだ。しかも中央には大きな階段がありその先には大きなステンドグラスが装飾され薔薇を表していた。

 

霊夢「真っ赤な吸血鬼館と比べると私的には

   断然こっちの方がいいわ……」

 

蓮 「因みに理由は?」

 

霊夢「目が疲れないから♪」

 

一方その頃……

 

レミ「ヘクチッ!!」

 

咲夜「お嬢様、大丈夫ですか?」

 

レミ「えぇ…誰か私の噂をしてるわね……」

 

と、紅魔館ではそんな事が起きていたが蓮や霊夢には知らぬことだ。

 

蓮 「でも本当に凄い作りだよね……」

 

ステンドグラスの絵に夢中になっているそんな時だった。

 

? 「あら褒めていただきありがとうございます」

 

霊夢「誰!」

 

蓮 「っ!」

 

蓮と霊夢は声がした方向へと見る。そこにはレミリアと同等レベルの身長の少女が2階から此方を見ていた。だがその少女は人間ではない。理由としてはその少女の隣でふわふわと目玉のような物が浮いて此方をジーと見ていたからだ。すると少女は此方へとゆっくり階段をから降りてくる。

 

霊夢「あんたがこの異変の黒m……」

 

? 「いいえ私は何もしてはいませんよ」

 

その少女は霊夢が言葉を言い終える前に喋る。そして階段の踊り場に立つと此方をジーと見る。

 

? 「そんな敵意を剥き出しにしなくても大丈夫

   ですよ私はそこまで血の気はないので」

 

蓮 「その前に貴女の……」

 

? 「おっと失礼しました私は………と言っても

   美須々さんや勇儀さんから聞いてると思

   いますが古明地さとり と言うものです」

 

と、目の前の少女はさとりと名乗ったのだった。




狗神「そんじゃ今回もありがとうな♪」

鈴蘭「何かまたちっちゃいなぁ」

神楽「見た目はとても可愛らしい子供ですね?」

狗神「おいおい侮ったらダメだ妖怪の中には
   外見に騙されてガブリ!何て奴もいる
   からなぁ…例で言えば元同僚の火緑魔
   とかだが」

鈴蘭「あぁそっか確か狗神の姐御は元底辺の
   カス野郎の式だったよね」

狗神「まぁそうだ…な……」

神楽「狗神さん悲しそうな顔をしてますが大丈
   夫ですか?」

狗神「ん!?いっいや大丈夫だ………(昔はそうじゃなかったん)
   (だがなぁ……)

鈴蘭「姐御?」

狗神「あぁ!気にすんな!てなわけで今回は
   ここまでだ!」

神楽「えぇと次回もよろしくお願いしますね」

鈴蘭「それじゃ読者様またね♪」

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