血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、現在モンストが忙しすぎて
落ち着けない怠惰のクソ悪魔です。
電撃キャラ3体まだ運極にしてないんです。
それはさておき本編へどうぞ。


第110話 新年祭

大掃除そしてお守り作りなどをして2週間の月日が流れた。ここ博麗神社では大勢の人間や妖怪が来て賑わっていた。屋台もあり定番のミスチーの八目鰻屋台や文達天狗は射的屋等を行っていたりと大賑わいだ。

 

蓮 「人が多くて良かったね♪」

 

霊夢「本当ね♪準備したかいがあったってもんよ

   しかも今回は鈴蘭も加わったからもう捗り

   がいいわね♪」

 

神酒を売りながらそんな会話をする。それとお守りおよびに絵馬は狗神と神楽が売りおみくじは鈴蘭が販売している。こうして役を作ったことによってだいぶ仕事が捗る。

 

蓮 「まぁこうしてみるともう1年も終わり

   なんだよね……」

 

霊夢「そうねぇ~本当に今年は色々と散々

   だったわ」

 

今年、起きた事はまず四季折々の花が咲く六十年周期の大結界異変、鷺麿が起こした狂夢異変、早苗達守矢が妖怪の山にやってきて一騒動が起きたりそして第二次月面戦争とイベントが多すぎる。

 

霊夢「何で今年はこんな忙しいのやら……」

 

蓮 「まぁでも暇するよりかは良いんじゃない?」

 

霊夢「まぁそうなんだけださぁ……」

 

と、そんな事を言って会話をしながら客をさばいていると、

 

玲音「よぉ蓮♪それから巫女ちゃん♪」

 

紅魔館の執事長こと雨月玲音が店にやってきた。

 

蓮 「玲音さんこんばんわ♪」

 

霊夢「神酒を飲みに来たのよね?」

 

玲音「勿論だ1杯頼む♪」

 

蓮 「今年もありがとうございます」

 

升を渡されお酒を注がれると玲音はお酒を一気にグビッと飲み一瞬で空っぽになる。

 

玲音「ぷはぁ~!いや~久々の1杯はいいな♪」

 

蓮 「そういえば玲音さんって何時も禁酒して

   るんですか?」

 

玲音「ん?あぁ~まぁそうだな酒を飲んでベロ

   ベロに酔っ払ったらいざという時に仕事

   が疎かになるからな~だからあんま俺や

   咲夜ちゃんは飲まないだよな」

 

仕事はしないダメな執事だがどうやらそういった所はわきまえているようだ。

 

玲音「だがこういう宴会だとか祝いの席なら話

   は別だけどな♪」

 

蓮 「そうなんですか……」

 

霊夢「そういう所はわきまえてるのね貴方」

 

玲音「まぁな♪……てかよ1つ聞きたいんだが

   お前ら結婚しないの?」

 

霊夢「ぶぅっ!!!?」

 

蓮 「ちょっ!玲音さん!!?」

 

突然の不意打ちに霊夢は吹き出し蓮もびっくりする。その反応を見た玲音は凄く申し訳なさそうに、

 

玲音「あっ何か悪かったな……」

 

霊夢「あんた本当に失礼よ!?」

 

蓮 「まぁまぁ……そういう玲音さんこそ誰か好き

   な人はいないんですか?」

 

反撃の意味を込めてそう言うと玲音は腕を組んで考えて、

 

玲音「う~~ん考えた事もねぇなぶっちゃけよ

   紅魔館に来る前も来た後もでそんな余裕

   はなかったからなぁ…主に彼奴のせいで……

 

霊夢「彼奴?」

 

玲音「ん!?あぁ気にしないでくれや」

 

何か訳有りのようだがこれ以上の詮索は失礼と考えて止めた。

 

霊夢「まぁその話は良いとして何か気になる子

   とかはいないの?」

 

玲音「気になる奴かぁ……うんいないな!」

 

きっぱりと言いきった。本当に気になる相手もいないようだ。

 

蓮 「えっと咲夜さんとかは?」

 

玲音「ん?あぁ……まぁ彼奴は妹分みたいなもん

   だからなぁ」

 

霊夢「そういえば彼奴に仕事を教えたのあんたって

   聞いたけどどうなのよ?」

 

月へと行く道中での話を聞いていたようだ。すると玲音は、

 

玲音「まぁ……そうだな正直彼女が凄すぎて俺の

   出番がねぇって感じだよな♪」

 

蓮 「そうなんですか?」

 

玲音「あぁ俺よりもあの子の方が仕事できるしな」

 

と、玲音が言っていると後ろから咲夜が歩いてきた。

 

玲音「ん?おや咲夜ちゃん何かようか?」

 

咲夜「玲音、貴方は私の事をそういう風に思って

   いたの?」

 

どうやら玲音の話はまる聞こえだったようだ。

 

玲音「あぁ紛れもなく事実でな」

 

咲夜「そう………霊夢、私も1杯貰えるかしら?」

 

霊夢「はいはいお代は2人合わせて600円ね」

 

そう言いながら霊夢は酒を注いだ。

 

咲夜「まったく猫の手も欲しいぐらいなんだ

   から手伝ってくれると嬉しいんだけど」

 

玲音「そう言いつつも1人で片付けちまうだろ

   お前なら」

 

咲夜「まぁ貴方に散々と特訓させられたからね」

 

と、聞いているとまるで元カレも元カノが再会してお茶をしているような光景にしか見えない。すると、

 

バンッ!!

 

霊夢「あら新年祭の花火が上がったわね」

 

蓮 「まぁ花火って言っても弾幕花火だけどね」

 

なおこの花火を上げているのはにとり達の河童集が打ち上げている。どうやら花火に興味を示したようだ。

 

玲音「綺麗な花火だな」

 

咲夜「そうね……ねぇ玲音、また前みたいに仕事

   をしてちょうだい…じゃないと張り合いが

   ないのよ」

 

玲音「そう…だな……気が向いたらな」

 

そう言うと玲音は立ち上がり咲夜の分のお代も払うと、

 

玲音「そんじゃまた来年よるわ♪」

 

そう言い玲音は人混みに紛れていった。

 

咲夜「はぁ……失敗…ね」

 

蓮 「咲夜さんそんな気を落とさないで下さい

   よ♪また来年があるじゃないですか♪」

 

霊夢「そうよ私達だって心が通じ会うのに時間

   が掛かってるんだから」

 

咲夜「………そうですね霊夢、蓮さんありがとう

   ございました」

 

咲夜は立ち上がると玲音を追いかけるように人混みへと入っていった。

 

蓮 「2人が上手くいくといいね」

 

霊夢「そうね…まぁ私の勘だと何やかんやで上手く

   はいくとは思うわよ♪」

 

そう呟きながら霊夢と共に新年祭の花火を眺めるのだった。




怠惰「てなわけで今回もありがとうございました」

晴明「怠惰さん次回から………」

怠惰「はい新章スタートです♪因みに異変は
   まぁあの娘がやらかすとだけ言ってお
   きます」

晴明「どんな内容になるかはお楽しみにしていて
   下さいね♪」

怠惰「それじゃそろそろ終わりますかね♪」

晴明「そうですねそれでは今回もありがとう
   ございました♪」

怠惰「それでは読者様!」

晴明「また次回さようなら♪」

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