血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、やはり寝てしまって遅く投稿になってしまった怠惰のクソ悪魔です。頑張らねば……では本編へどうぞ。


第85話 最終戦と嘲笑う者

妖怪の山の頂上の守矢神社で神奈子と魔理沙による弾幕ごっこが勃発していた。

 

霧雨「おわっと!」

 

八坂「ほうやるわね」

 

神奈子の弾幕を避けていくが神奈子のスペルが発動した。

 

八坂「奇祭 目処梃子乱舞」

 

そのスペルが唱えるられると先程の早苗や諏訪子と同じように弾幕の壁が迫ってくるが更に追い討ちをかけるかのように神奈子がお札のような弾幕を放ってきて背後からは小弾幕が襲いかかる。

 

霧雨「ここの奴等はどんだけ壁が好きなんだよ!」

 

箒を巧みに操って弾幕と弾幕の隙間を通って回避しながら弾幕を放つ。それを回避しながら、

 

八坂「さぁ?ただ考えが同じだったってだけ!」

 

霧雨「そうかよ!」

 

魔理沙は箒に股がるのを止めて箒の上へと立つと何か筒のような物を投擲した。

 

霧雨「いけ!」

 

魔理沙の合図と共にその筒はさしずめロケットのように神奈子へと向かっていった。

 

八坂「ふふっそんなんじゃ……!!?」

 

この時、神奈子は何か驚いた表情をした。だがそのお陰で神奈子には被弾しなかったがスペルはブレイクした。

 

八坂「なっ!いったい今のは……」

 

霧雨「まだいくぜ!」

 

何か驚いてはいるが魔理沙は良く分からない。だがこれは好機とも思えた。

 

八坂「あの子いったい…いや今は後ね!」

 

神奈子は手を天へと掲げると何処からともなく4つの柱が神奈子の背後に浮遊して並ぶ。

 

八坂「避けれる?」

 

そう言ったと同時に柱から無数の弾幕が飛び交う。見ているとキャノン砲のようにも見える。

 

霧雨「避けれるかって?余裕だぜ!」

 

そう言い魔理沙は避ける。そして神奈子はまたスペルを唱えた。

 

八坂「神殺 ディバイニング クロップ」

 

その言葉と共に4つの柱から無数の弾幕が全方位に放たれた。だが最初は中くらいの大きさなのだが急に小粒になるため避けるリズムが崩れそうになる。

 

霧雨「随分派手だな!」

 

八坂「そう言う貴女こそ何か隠しているんじゃ

   ないの?」

 

霧雨「ほう良くわかってんじゃねぇか!」

 

そう言うと魔理沙はミニ八卦炉を取り出す。そして伝家の宝刀たるスペルを唱えた。

 

霧雨「恋符 マスタースパーク!!」

 

極太の巨大レーザーが神奈子に向かって放たれた。

 

八坂「御柱!!」

 

神奈子は避けようとせずまさかの背中に並ぶ柱でガードした。力的には魔理沙が勝っているように見えたのだが、

 

八坂「はぁっ!!」

 

ありえない事に魔理沙のマスタースパークを防ぎきったのだ。

 

霧雨「マジかよ!」

 

八坂「………貴女、本当にそれだけ?」

 

霧雨「ぐっまだだ!」

 

そう言い魔理沙はまた弾幕を放つ。だが神奈子は一気に空へと飛ぶとまた手を掲げて、

 

八坂「天竜 雨の源泉」

 

神奈子がそう唱えると頭上から無数の弾幕が降り注ぐ。だがそれは途中で変形して鱗の弾幕や小粒弾幕となって魔理沙へと襲いかかった。

 

霧雨「ちっ!ここまで凄いとは流石は神様だぜ

   だけどよ私も負けるわけにはいかないん

   だ!彼奴へ雪辱をはらすためには!」

 

魔理沙はまたミニ八卦炉を構えた。そしてマスタースパークと同じ体制になるがミニ八卦炉からは微かにエネルギーが漏れる。つまりそれはマスタースパークを越える威力のスペルという事だ。。

 

霧雨「行っけ~!魔砲 ファイナルスパーク!」

 

マスタースパークの数十倍はありそうな極太でなおかつ威力も桁違いとなったスペルを神奈子へと放った。

 

八坂「そんなものさっきと変わらない!」

 

また神奈子は御柱で防いだ。だが……

 

八坂「さっきと全然違う……ぐっ!」

 

段々と御柱にヒビが入っていく。そしてついに……

 

霧雨「行けぇ~ー!!!

 

バキンッ!!

 

八坂「くっうわぁーーー!!!」

 

ピチューーン!!

 

御柱を粉砕しついに神奈子は被弾した。これにより勝者は……

 

洩矢「勝負あり…勝者は霧雨魔理!」

 

霧雨「よっしゃ~♪弾幕は火力だぜ♪」

 

魔理沙は悠々と箒から降りると霊夢と蓮も駆けつけた。

 

蓮 「おつかれ魔理沙」

 

霊夢「これで神社は何とかなるわね……それで

   土下座してくれるんでしょ?」

 

早苗「そんな負けるなんて……」

 

洩矢「まぁしょうがないよね……」

 

と、少し残念そうに言っているとボロボロとなった神奈子が降りてくる。

 

八坂「負けたわ……見事ね♪」

 

霧雨「へへ♪どんなもんだい♪」

 

八坂「さてとさっさと出ていってちょうだい」

 

魔理沙に向かって言い放った。それを聞いた蓮や霊夢そして魔理沙も、

 

3人「えっ?」

 

と、声を出してしまう。だがそれは3人だけじゃない。

 

早苗「神奈子様!?」

 

洩矢「どうしたの神奈子!?」

 

2人も驚いた。どうやら表情から察するに敢えて考えていた訳ではないことが分かるが、

 

霧雨「どういう事だぜ!」

 

霊夢「あんたそれでも神様!負けたらそうして

   言うっての!!」

 

と、言うと神奈子は首を横に振って、

 

八坂「いいえ貴女達に言った訳じゃないわ」

 

霧雨「じゃあ誰に言ったってんだよ!」

 

八坂「それは…さっきから貴女の影に潜んでいる

   招かれざる客に言ったのよ……さっきから

   見てたんでしょ?」

 

神奈子が魔理沙の影を指差して意味の分からない事を言ったその時だった。

 

? 「くくく……アハハハハハハハハハハハ

   流石は軍神 八坂神奈子だな…何時から

   気づかれたんだろうなぁ……?」

 

何処からともなくそんな声が聞こえてきたと思ったら魔理沙の影に変化が訪れた。魔理沙の影から何か黒い物体のような影が現れたのだ。それはその場の全員から離れるとその影から人が出てくる。そこから出てきたのは玲音と同じ執事服を着ていて眼鏡をかけているがその眼鏡の中の目は鋭くそして細い目をしていた。だがそれを見た魔理沙は大声で、

 

霧雨「てめぇは出やがったな変態執事!!

 

魔理沙は不気味に笑う執事に向かって叫ぶのだった。




怠惰「はいついに出てきました」

狗神「魔女っ子が言ってた奴か……」

神楽「見た感じ強者の余裕というかオーラが
   スゴすぎですよね」

鈴蘭「本当だよね……」

怠惰「まぁ神楽の言った通り強者の部類だよ♪
   実力は本当に神奈子や諏訪子みたいな
   古代から生きる神様とどっこいって感じ
   かな?」

神楽「そんなにですか!?」

怠惰「本来の実力はね♪ぶっちゃけ一度とある
   世界の覇権戦争していたぐらいだから」

狗神「はっ覇権戦争!?」

鈴蘭「凄い設定だよね」

怠惰「詳しく知りたいという読者様、あっちを
   見れば分かるとだけ言っておくよって感
   じで今回はここまで!」

狗神「あざといがまぁいいだろう」

神楽「えぇと読者様またよろしくお願いしますね」

鈴蘭「そんじゃまたね♪」

怠惰「バイバイ♪」

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