血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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どうもこんばんわ読者様ついに風神録まで到達
した怠惰のクソ悪魔です。それと永夜沙でも
書いたことを書くと怠惰さんの書く風神録は
普通とだいぶ異なりますのでご了承下さい
では本編へどうぞ。


第九章 神々の遊び
第79話 喧嘩を売られました


兎が消えてから数日後「ようやく寺子屋の仕事を再開する」と慧音先生から言われ寺子屋の臨時講師の仕事を再開するのだが何時もとは違う事となった……

 

生徒「蓮先生の彼女さんって博麗の巫女さんだ

   よね!」

 

生徒「あの人とやっぱり付き合ったんだ♪」

 

生徒「ラブラブだ~♪」

 

蓮 「い、いや本当に勘弁して皆……」

 

ようやく寺子屋が再スタートしたのはいいが文々新聞の熱愛報道で今現在、寺子屋では質問攻めだ。流石の蓮も顔をひきつらせてしまう。

 

慧音「こら!お前達、蓮に失礼だぞ!」

 

生徒達「ごめんなさ~い……」

 

慧音「悪いな蓮……この調子なんだ」

 

蓮 「いっいえ……」

 

そうして慧音の助けを得つつ寺子屋を終えた蓮は夕飯の買い物をするのだが……

 

町人「おい彼奴が噂の……」

 

町人「あぁ博麗の巫女の恋人だろ?」

 

町人「ちっリア充が……」

 

と、ヒソヒソと噂され時には影口かのように罵倒される。とりあえずは気にしないでいくがやはり蓮もうざったくなる。

 

蓮 「はぁ…え~とまずは野菜を買わないと」

 

そうして八百屋へと着くと何時ものように店主が客寄せをしていた。蓮は欲しい野菜を選ぶと、

 

蓮 「すいませんさつまいもとそれから那須を

   下さい」

 

店主「あいよ……それよりも坊主、お前とんでも

   ない娘を射止めたらしいじゃねぇか♪

   この♪この♪」

 

と、肱でつついてくる。蓮は苦笑いをしながら、

 

蓮 「かっ勘弁してくださいよ…」

 

店主「おっと!悪いなあんまやり過ぎるとかみ

   さんに叱られるわな…ほら後おまけで

   枝豆もつけてやったから彼女と酒でも

   飲みなよ♪」

 

蓮 「あっあは…アハハ……そうさせて貰い

   ます……ありがとう…ございます」

 

乾いた笑みで笑いがなからお礼を言うと蓮は頭をペコリと下げて八百屋から離れ蓮は空へと飛んで博麗神社へと帰る。そして境内へと降り立つと、

 

蓮 「皆、本当に勘弁して欲しいな……」

 

ふらふらと歩きながら縁側の方へと向かうと箒を持って霊夢が境内の掃除をしていた。

 

蓮 「ただいま…霊夢……」

 

霊夢「お帰り蓮……どうしたのそんなに

   窶れて?」

 

霊夢から見た蓮はげっそりとしているように見えたのか聞いてくると蓮は苦笑いを浮かべて、

 

蓮 「いや…うん…熱愛報道で取り上げられた

   有名人達の気持ちが分かった気がする」

 

霊夢「えっ?……まさか文の新聞の影響が……」

 

蓮 「人里全体に知れ渡ったてね……おかけで

   子供達からは質問攻め、町の人達からは

   ヒソヒソと影口を言われたりしまいには

   八百屋の店主が優しさで枝豆をおまけで

   貰ったけどその優しさがぐさりと心に突

   き刺したりと散々だったよ……」

 

それを聞いた霊夢は蓮に頭を下げて、

 

霊夢「ごめん…私があの時、キスをしなければ」

 

蓮 「いやいいよ…あのキス、僕は嬉しかった

   からさ♪」

 

霊夢「蓮……ありがとう♪」

 

霊夢にお礼を言われ蓮は少し顔を紅くして照れるが言っている霊夢も顔を紅くする。見ていて爆ぜろと言いたくなるのはよく分かる。そして

 

蓮 「あっうん…掃除、手伝うね♪」

 

霊夢「ありがとう♪」

 

蓮は荷物を置いて掃除用具を取ると霊夢と共に掃除を始めるのだが表の通りの鳥居から霊夢と同い年ぐらいの少女が此方に歩いてくる。

 

蓮 「霊夢、お客さんが来たよ?」

 

霊夢「えっ?……誰あれ?」

 

と、霊夢も知らない子だ。見た目は霊夢と同じ脇が見える巫女服で色は青と白を貴重としている服だが髪の色は緑で蛙と蛇の髪飾りが飾られた少女だ。

 

少女「ここが幻想郷、唯一の神社ですか……」

 

霊夢「あんた誰よ?」

 

少女「え?あぁ~貴女がここの巫女さんですね

   私は新しく幻想郷に越して来た守矢の巫女

   であり風祝の東風谷早苗と言いますここの

   神社を譲り受けに来た者です♪」

 

と、早苗と言う少女は訳の分からないことを言い出した。

 

霊夢「は?」

 

蓮 「えっとどういうことでしょうか?」

 

早苗「ですからここの神社を貰いに来たと

   言っているんですが?」

 

と、この子が何を言っているの訳が分からないという状態になってしまう。だがその言葉に霊夢が食って掛かった。

 

霊夢「冗談じゃないわよあんた喧嘩売ってる

   の?」

 

早苗「そう思うならそうなんではないでしょ

   うか?貴方の中ではですが?」

 

霊夢「言ってくれるじゃない永久2Pカラー

   巫女……」

 

霊夢と早苗の間にバチバチと何かレーザーのような物がぶつかり合い火花が散らしているように蓮は見えた。流石にこんな事で被害やら出ても洒落にならないので仲裁に入る。

 

蓮 「ちょっと待った2人共!やってる事が

   見ていて醜いからね!?」

 

霊夢「蓮、女にも意地があるのよ!」

 

早苗「私にだってありますよ!」

 

蓮 「だからっていくらここにいるのが僕と

   霊夢それから早苗さん?の3人だけだ

   けど見ていて猿の喧嘩みたいで見苦し

   いから!」

 

2人「……………………………………」

 

蓮の言い分は最もだ。こんな感じで喧嘩してたら良知が明かない。そこで蓮は思い付いた。

 

蓮 「ならさここは幻想郷のルールに乗っ取り

   弾幕ごっこで決めよう」

 

早苗「弾幕…ごっこ?」

 

霊夢「そういえばここ最近、変なのに絡まれたり

   してやってなかったわね……」

 

因みに変なのというのは鷺麿というのは言うまでもない。そして早苗に、

 

蓮 「とりあえずはルールについてはこんな

   感じで霊力だったりでこんな玉を作っ

   て当て合いをするんだけど美しく魅せ

   るのが最重要だから精神的に負かせれ

   ば勝ちってゲームだよ♪」

 

早苗「そうなんですか……」

 

そう言うと早苗は人差し指で蓮と同じように霊力の玉を作り出す。形もしっかりしている玉を、

 

蓮 「何か最初来た僕と同じように見えるの

   は気のせいかな?」

 

霊夢「気のせいじゃないでしょ……」

 

早苗「ふむ……」

 

と、早苗は顎に手を当てて考えると、

 

早苗「これって必殺技的なやつはありますか?」

 

霊夢「……何であんたに教えなきゃならないの

   やらはぁ…あるわよスペルカードっての

   があってこんな白紙の紙に自分の弾幕

   と組み合わせてイメージして作るのよ」

 

そう言い霊夢は早苗に白紙の紙を渡す。敵に塩を送るとはこういう事なのだろう。

 

早苗「……う~ん」

 

早苗は深く考えると白紙の紙に模様が浮かび上がる。どうやら完成したようだ。

 

早苗「凄いですね!外の世界と比べるとこんな

   魔法みたいな事が出来るなんて!」

 

蓮 「ん……外の世界……?」

 

早苗が言った外の世界というキーワードについて蓮は考えるが話は進んでいく。

 

霊夢「とりあえずあんたに弾幕ごっこを教え

   たんだからさっさとやるわよ!」

 

早苗「待ってください!」

 

霊夢「まだ何かあるの?」

 

早苗「3対3の3本勝負でやりましょう!

   私の同居人が恐らくやりたそうなの

   で!」

 

それを聞いた霊夢は呆れながら、

 

霊夢「はぁ?……ちょっと蓮…蓮?」

 

蓮 「えっ?あぁ~ごめん話を聞いてなかった」

 

霊夢「まったくあんたは……3対3で弾幕ごっこ

   をしようって言ってるんだけど?」

 

蓮は3対3と聞くと見た感じ霊夢は少し不満がある顔をしている。それに蓮は、

 

蓮 「ならさ、もしそっちが勝ったら博麗神社

   を受け渡すその代わりそっちが負ければ

   博麗神社は諦めて僕達にどけ座して謝る…

   って条件があればいいと思うけど?」

 

それを聞くと霊夢は頷くと、

 

霊夢「蓮の言った条件をのむ?」

 

早苗「良いでしょう!負ける気はしないので!

   試合は明日の昼…」

 

と、早苗が言おうとした時、蓮は手を上げて、

 

蓮 「あっごめん僕、仕事だから夕方の5時

   ぐらいでいいですか?」

 

早苗「いいでしょう!なら夕方に彼処の山の頂上

   にある神社まで来てください」

 

霊夢「えっ?……げっ彼処は……」

 

早苗「それでは!」

 

そう言い早苗は空へと飛んでいった。霊夢は凄くめんどくさそうな顔をしていた。

 

霊夢「よりよって彼処か……面倒ね」

 

蓮 「えっ?どういうこと?」

 

霊夢の言っていることが分からない蓮は霊夢に質問すると、

 

霊夢「彼処は妖怪の山って言って文達の種族

   天狗達や他の妖怪達の縄張りよ」

 

蓮 「えっ?それが何で面倒なの?」

 

霊夢「彼処の山は幻想郷の中で唯一の隔離世界

   ってことよ大方の人里の人間の大半が妖

   怪を嫌うように彼処の山に住んでる妖怪

   は人間を嫌うのよ」

 

蓮 「それで面倒って事か……」

 

霊夢はため息を吐きながら、

 

霊夢「はぁまぁ…彼奴らの高鼻をへし折って

   やろうじゃない…」

 

蓮 「あっうん……魔理沙にも連絡いれておか

   ないとね3対3だから…」

 

霊夢「そうね……」

 

そうして蓮と霊夢は明日の試合に備えるのだった。




怠惰「はいてな訳で今回もありがとうござい
   ました」

鈴蘭「ありがとう♪」

怠惰「あれ?珍しい今回は鈴蘭だけなんだ」

鈴蘭「うん♪狗神の姐御は飲みすぎて爆睡して
   神楽ちゃんに限っては何か起こりそうっ
   てことで瞑想中だよ♪」

怠惰「そうなんだ~」

鈴蘭「うん………ねぇ1つ聞いていい?」

怠惰「なにかな?」

鈴蘭「昔に朱雀が言ってたベルフェゴールって
   怠惰さん貴方だよね?」

怠惰「……………ベルフェゴールが俺だって?何を
   言ってるんだか…俺は怠惰のクソ悪魔また
   の名を親しみを込めて怠惰さんだよ♪」

鈴蘭「まぁそういうことにしてあげるわ」

怠惰「ハハハっ♪とりあえず今回は終わろう」

鈴蘭「そうね♪てなわけで読者様また……」

プツッ!

鈴蘭「うっねっ眠く………怠惰貴方……」

怠惰「安心しなよ起きたら今さっきの記憶なんて
   綺麗に無くなるからまぁ読者様は何も見な
   かったいいね?てなわけでまた次回では
   サラバダー!」

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