東方新記伝   作:黒鉄球

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どうも黒鉄球でございまーす!!!投稿遅れて申し訳ありません!!!orz
学校の課題やらテストやらでドタバタしてまして遅れてしまいました。楽しみにしていた方、誠に申し訳ありませんでした。と言っても一応忙しい期間なのは変わりないのですが少し遅れるかもです。ご了承くださいませ。


それでは本編へどうぞ!!!


第三話 霧雨魔理沙と初の弾幕勝負

 

 

 

 

 

 

 

 

皐月「ナニソレ?勝負?」

 

頭にクエッションマークが浮かぶ皐月。そして

 

霊夢「あんた話し聞いてた?この人は幻想入りしてきたばっかなのよ?そんな人になに勝負仕掛けてんのよ。下手しなくても死ぬわよ。」

 

と、魔理沙に対し呆れ口調で話す霊夢。

 

魔理沙「いいじゃねぇか。幻想郷に早くなれるためだと思えばさ!それに死なない程度にやるからさ!さぁ、やろうぜ!!!」

 

と、あまり話の聞かない魔理沙。

 

皐月「やるやらないは別にしてその[弾幕勝負]ってなんだ?弾幕ってレーザーとかを連射しまくって敵を倒すアレのこと?」

 

魔理沙「なんだ知ってるじゃん!!じゃあ細かい説明はいいよな!やろうぜ!」

 

霊夢「いいわけ無いでしょ。皐月、悪いことは言わないから魔理沙の戯言には耳を傾けないd「ちょっと説明プリーズ。」………皐月!!!」

 

話を聞かないのは皐月も同じだった。

 

皐月「ちょっとルールとか聞くだけだって。そんな怒んなよ。」

 

霊夢「…………ルール聞くだけだからね。」

 

んな念押ししなくてもいいじゃねぇか。そう思いながら魔理沙に説明を求め、簡単に説明してくれた。

 

 

 

 

皐月「つまりは殺し合いに発展するものを遊びに変えたって事でいいんだよな?死人を出さないため、人と妖怪のちからの差を埋めるためのルール。スペルカードってのがいまいち理解できなかったけど要は攻撃して戦闘不能にすりゃいいんだろ?」

 

霊夢「あんたよくそんな簡単に言えるわね。あんた外来人でしょ?スペルカードはどころか弾幕も出せないじゃない。」

 

霊夢は分かっていた。外来人が能力を使えないという事を。外の世界で言われている[超能力]と言うものは向こうでは幻想で実在しないものだということを。ただ霊夢は少し妙だと思った。魔理沙の説明とは言え[殺し合い]と言う単語を聞けば大抵の人は恐れる。だが皐月は平然としていた。それも不気味なくらいに。

 

魔理沙「ルール説明は以上だ。……さて、始めるか!!!」

 

魔理沙はそう言いながら持っていた箒に跨り空を飛び、皐月めがけて無数の光の玉を放った。

 

直後砂埃が舞い、皐月を包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「あ、加減ミスった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「馬鹿!本当に死んじゃったじゃないの!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テヘペロ✩をする魔理沙と怒る霊夢。魔理沙の事を馬鹿だ馬鹿だと思っていたがここまでだとは思わず「馬鹿」を連呼しまくっていた。

 

霊夢「馬鹿!!馬鹿魔理沙!!!外来人めがけてあの威力はないわよ!!!絶対死んd「勝手に殺さないでくれませんかねぇ……。」…………え?」」

 

魔理沙と霊夢は砂埃の舞う方向を見て、そして驚愕した。なにせ皐月は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無傷、だったのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「…………こんなこと言うのも何なんだけど、あんたなんであれだけの弾幕を浴びて無傷なのよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皐月「なんだその傷負えやみたいな言い方。流石に泣くぞ俺。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って弾幕を受けたときと変わらぬ態勢でまるで何事もなかったかのように言葉を発していた。

 

魔理沙「…………お前、能力持ち、なのか?」

 

魔理沙はそう質問を投げかけると皐月は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………得たくて得た能力じゃ無いけどな。一応能力者だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢&魔理沙「……………………聞いてない(ぜ)わよ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皐月「…………言わなかったからな。」

 

霊夢「?!」

 

この時霊夢は皐月のセリフを思い出していた。なぜ今思い出したのか。なぜなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……………もうあんな思いはゴメンだしな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの時と同じ悲しい目をしていたからだ。皐月は何かを抱えている。そう思った霊夢が皐月に話しかけようとした時

 

皐月「次は俺のターンって事でいいか?」

 

そう言うと皐月の目つきが鋭くなり、今まで聞こえてこなかった音が魔理沙と霊夢の耳に届いた。

 

魔理沙「???何だ…今の音?バチバチいってなかったか?」

 

霊夢「皐月の能力のようね。差し詰め[電気を操る程度の能力]ってとこかしらね。」

 

そういった直後、皐月は身体に雷を纏っていた。だが

 

魔理沙「おい、消えちまったぞ?」

 

音も、光も消え、見た目は数分前の皐月と何も変わっていなかった。

 

霊夢「……………………不完全、なのかしら。」

 

皐月「いいや、ただ引っ込めただけだ。雷なんて、いつでも出せるからな。」

 

そう言って皐月は飛んでいる魔理沙に向かって黄色い閃光を撃った。だがそれは魔理沙には当たらず悠々と躱された。

 

魔理沙「おっと、危ない危ない。おい皐月‼いきなりなんて酷いぜ!!!」

 

皐月「そのセリフそのまま返してやるよ、いきなりあんなの撃ってくるなよ。ビックリしたわ。」

 

と、あっけらかんとして言って「さてと」と一言入れ

 

皐月「ちょっと本気を出すか」

 

そう言って皐月は両手に雷を集中させ、それを地面に轟音とともに叩き付けた。それと同時に爆発し、魔理沙はバランスを崩しかけ、霊夢は"博麗結界"で爆風をガードした。

 

 

 

 

 

 

 

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魔理沙「…………………な、なんだ今のは……………なっ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

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霊夢「ようやく見えてきたわね、一体何のつもり…………っ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

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二人は驚愕していた。皐月が起こした閃光が晴れ、皐月の居た方向を見たら皐月の容姿が少し変化していたのだ。髪は逆立ち、目つきが若干鋭くなり、項辺りから電光が走っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

皐月「…………いくぜ。」

 

そう言うと皐月の姿は地上から消え、魔理沙の頭上にまで飛び上がっていた。

 

魔理沙「なっ⁉早すぎだぜ!!!?うわっ!‼」

 

皐月は魔理沙めがけて雷を纏った拳を振り下ろした。それを魔理沙が手に持っていたミニ八卦炉でガード、しかし魔理沙は受け止めきれず地面に叩きつけられた。

 

魔理沙「うわっ‼ちょ、いきなり過ぎるだろ!?」

 

地面に当たる直前に大勢を立て直し、皐月を見上げて苦笑していた。

 

 

 

 

 

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この時霊夢は疑問に思っていた。普通に考えて皐月は強い。何不自由なく暮らせていたはずだ。なのにあの時二度も哀しい目を見せた。その事が霊夢は引っかかっていた。

 

霊夢「……………あんたは強い。なのになんでそんな哀しい目をしているの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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それから勝負が長引くことはなかった。最終的に魔理沙は切り札である[恋符マスタースパーク]を撃ち、皐月がそれを右手に纏わせた雷で3秒かけて弾き飛ばし、雷を落として終わらせた(10分動けない程度に加減した)。

 

 

 

この日皐月は弾幕と呼べる弾幕を出さずして勝利を収めた。ちなみに魔理沙は復帰後「楽しかったな!!!またやろうぜ!」と言い残しその日は帰った。霊夢は皐月に聞きたいことがあったもの直感で聞いてはいけないと思い踏みとどまった。ただひとつだけを除いて。

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ねぇ。あんたって一体何者なの?」

 

皐月「最初に言ったろ?人間だって。ただし能力持ちのだけどな。向こうじゃ能力者ってのは希少だから黙ってたほうが都合が良かったんだけどどうやらここには俺と似たような奴らが多いみたいだから隠す必要もないかなーって。黙ってて悪かった。お賽銭の1500円で勘弁してちょ。」

 

霊夢「…………他にも聞きたいことがあるけどどうせ話してくれないだろうから諦めるわ。」

 

そう言うと皐月は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皐月「…………時が来たら話してやるよ。」

 

そう一言だけ答えて博麗神社の縁側に座った。




魔理沙「皐月、お前かなり強いよなー。ビックリしちゃったぜ‼」

霊夢「結局あんたの能力って[雷を操る程度の能力]って事でいいのかしら?」

皐月「さて、どうだろうな。」

霊夢「勿体振らずに教えなさいよ。」

皐月「おっと次回予告だ」



次回 : 神条皐月の二日目の幻想郷


霊夢&魔理沙「逃げたな(わね)。」

皐月「に、にににに逃げてねぇし!!!」

作者「まだ時期じゃないんすよ。あと最後グダってスミマセンでした。」

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