果てしなくムカつく見送りを受けた俺は現在紅魔館へと飛行中。いや、ホント苛ついたわ。炬燵でぐでっとしやがって。俺もしたいっつーの!本当に頼むからあの二人に天罰を与えてくれアリス、俺が許可する。さて、そろそろ紅魔館の門につく距離だな。はてさて美鈴は起きてるかな………。
美鈴「」ガクブルガクブル.....zZ
MERINNNNNNNNNN!!!!お前こんな時まで門番を、い、居眠りを!つーか寝るな!門番だからとかじゃなくてこの寒い時に寝るな死ぬぞマジで!と、取り敢えず暖めてやらないと凍傷やらなんたら効果やらで本当に死んでしまう。とりま肩にタッチ!
美鈴「………暖かいです………もっと近くに………。」ムギュウ
え、ちょっと待て美鈴。なんで抱きついてくるの?寝ぼけ過ぎだよ?あ、やばい美鈴の柔らかなものが…!お、起こさねば。
皐月「美鈴起きろ、起きてくれ!暖かいのは分かったから寝ぼけてないで起きてくれ!俺は抱き枕じゃないぞ!って力強えなおい!」
美鈴「………ん……あ、あれ?私いつの間に寝て………??」
ようやく起きた。まだ寝ぼけているようで俺に寄りかかっている状態だ。取り敢えず声をかけよう。でなけりゃ何も始まらん。
皐月「おはよう美鈴こんな寒い中の門番ご苦労様。それはそうと早く起きてくれると助かる。」
美鈴「ふえ?………さ、皐月さん?………おはようごじゃいましゅ……。」
まだ寝ぼけてるのか意識がはっきりしてないな。まぁ目が完全に覚めるまでこのままでもいいか。
美鈴「…………え、なんで私皐月さんに寄りかかってるんですか?」///////
はい完全に目が覚めましたね。まぁ起きてすぐ目の前に俺がいたらビックリするわな。この前も霊夢に今と似たような状況を作った時なんて直ぐ様グーパン食らったからな。今回もかな?ふっ、下手したら死ぬな俺。あ、俺死ねないんだった。
皐月「えーっとひとまずおはよう美鈴。この状況になった理由は雪が降っているにも関わらず外で居眠りしてるところに俺がここに足を運び、風邪を引くだろうと思ったから(能力で)暖めてあげている次第だ。」
よし完璧な説明だった。これならばグーパンからビンタにシフトチェンジするはずだ。あれ?それって結局ダメージ負うくね?いみねーじゃん。
美鈴「へ!?あ、暖め……て………だから皐月さんがこんなに近くに………は、はうぅ……。」//////
あ、あれ?殴ってこない。て事は完璧なリカバリーだったという事。さすが俺だ!誰にでも出来ない事を平然とやってのける!そこに痺れる憧れるぅ!………自分に憧れるってどういう状況だよ。
皐月「と、取り敢えず離してくれるか?俺はみんなの安否を確認しにきたんだ。」
とにかく急いでくれ。こんなとこ誰かに見られたら殺される。咲夜とか咲夜とか、あと咲夜とかね。
美鈴「その………動きたいのは山々なのですが………。」
ん?どしたの?まさか凍えて腕が動かないとか?いやそれはないな。俺が触れてる以上体は暖かくなっているはずだ。じゃあなんでだ?
美鈴「さ、皐月さんが離してくれないと動けません………。」//////
…………ドウイウコト?自分の状況を再確認してみた。美鈴がしがみついてきた→バランスを取るために踏ん張るニャを使った→その際に右腕が美鈴の腰辺りに………腰あたりに?
皐月「あ。いや、これは……。」
しまったやっちまったぞこれは…。無意識とはいえ美鈴を抱きしめてしまっていたのか……。ヤバイこんな所を誰かに見られたら………。
咲夜「随分とお楽しみみたいね?皐月?美鈴?」
皐月&美鈴「!!?」
さ、咲夜……。いつの間にここにいたんだ……。ていうかなんすかそのナイフ。まさか投げたりしませんよね?いくら俺でも死ぬかも知れないんですけど。だから投げないでお願い!
咲夜「殺人ドール」
無数のナイフが俺目掛けて飛んできた。ふっ、死んだな。だがせめて美鈴は逃させてもらおう!
美鈴「え?さ、皐月さん!」
美鈴を押し出し、そしてナイフはすべて俺が受けた。約100本と言うナイフが俺の全身に刺さった。そして俺の意識はここで途絶えた……。
――――――――――――――
冬の外でいつもの様に門番をしていた。その日は酷く寒くて[気]を使っても中々暖まらないほどに寒かった。手は悴んで感覚も半減、眠気は倍増していた。もう駄目かもしれない、そんなときに彼は現れた。
皐月「美鈴?お前こんな日にまでご苦労様。」
皐月さんだ。私の命の恩人で私の大切な人。そう思えるくらいに私は彼が好きだ。いや、違いますよ!あくまで人としてといいますか………。
美鈴「さ、皐月さんじゃないですか…。どうしましたか?紅魔館に何か用が……?」ブルブル
ううぅ……寒くて声が震えますね…。マフラー持ってくれば良かったですね………。
皐月「ん?あぁ、実は用ってのは紅魔館自体じゃなくて美鈴に用があったんだよ。」
へ?わ、私に?なんでしょう………嬉しいような…少し心が疼くような……。
美鈴「わ、私に何か……?」
言葉を言いかけた私に皐月さんは自分の付けていた黒いマフラーを私に付けてくれた。あ、暖かい……。それに皐月さんの匂いと温もりを感じます……。え?でも……。
美鈴「さ、皐月さん?これじゃあ皐月さんが寒いんじゃ………。」
皐月「大丈夫だよ。マフラーがないくらいで風邪引かないっての。」
流石皐月さんですね。妹様と互角以上に渡り合うだけはありますね。そんな他愛のない会話をしていると風が吹いてきた。
美鈴「ううう………さ、寒い……。」
まったくもう五月だというのに雪は降るし寒いし幻想郷の気候はどうなっているんでしょうか……。
皐月「はぁ……。ったくしょうがねぇな。」
皐月さんが私に近づいてくれました。それはもう肩と肩が密着するくらいに。冷静に見えるでしょう?かなり動揺してますよ?
美鈴「あ………。さ、皐月さん…。」//////
皐月「こ、これなら少しは寒さを凌げる……だろ?」//////
ど、どどどどどうしましょう!?いきなりこんな展開に……。こ、こういう時ってどうすればいいのでしょうか……。
皐月「…………ほれ。こうすりゃもっと温かいだろ?」
私はされるがままにか、肩を抱き寄せられて……。皐月さんどうしちゃったんですか!?え、えっと……こういう時は………もうなるようになってください!
皐月「お、おい美鈴………。い、いきなり抱きたいてきてどうしたんだよ……。」
私は皐月さんの背中に手を回しました。うう……は、恥ずかしい……。で、でも……。
美鈴「暖かいです………もっと近くに………。」
更に力を強めてもっと近くに寄せました。彼は暖かくて、大きくて……なにより優しい。私に応えるように抱きしめてくれました。あぁ、こんな時間が続けばいいのに………。
???「美鈴起きろ、起きてくれ!暖かいのは分かったから寝ぼけてないで起きてくれ!俺は抱き枕じゃないぞ!って力強えなおい!」
聞き慣れた声が私の耳に響き渡ってきた。私の意識はあやふやで何がなんだかわからずとりあえず分かったのは私が寝ていたということ。なんだ……夢だったんだ。
美鈴「………ん……あ、あれ?私いつの間に寝て………??」
本当に夢だったんですね……。でも少し違和感が……?普段なら外壁に寄りかかって寝ているから背中に感覚があるはずなのに今は前の方に感覚が……。
皐月「おはよう美鈴こんな寒い中の門番ご苦労様。それはそうと早く起きてくれると助かる。」
美鈴「ふえ?………さ、皐月さん?………おはようごじゃいましゅ……。」
へ、変な声出ちゃった……。ていうか噛んじゃった……。え?皐月さん?
美鈴「…………え、なんで私皐月さんに寄りかかってるんですか?」///////
り、理解が追いつかない。さっきのは夢のはず……なのにどうして皐月さんが目の前に居て私は寄りかかっているんでしょうか。まさか正夢!?っていうか皐月さんの腕が背中に……。はうぅ……恥ずかしい。
皐月「えーっとひとまずおはよう美鈴。この状況になった理由は雪が降っているにも関わらず外で居眠りしてるところに俺がここに足を運び、風邪を引くだろうと思ったから(能力で)暖めてあげている次第だ。」
美鈴「へ!?あ、暖め……て………だから皐月さんがこんなに近くに………は、はうぅ……。」//////
ダメだ顔が見れない。きっと今の私の顔はゆでダコの様に真っ赤になっているだろうから見せられないし恥ずかしくて彼の顔も見れない。これはもう本格的にヤバイですね……。は、早く離れないと心臓の過剰運動で死んじゃいますよ……。
皐月「と、取り敢えず離してくれるか?俺はみんなの安否を確認しにきたんだ。」
みんなの安否?あぁそうですよね、優しい皐月さんの事ですからみんな凍えてないか心配になったんですよね……。と言うかマズくないですかこの状況。門番の仕事をしていません……と言う事はこんな所を誰かに見られたら殺されます……。咲夜さんとか咲夜さんとか、あと咲夜さんとかです。でも…。
美鈴「その………動きたいのは山々なのですが………。」
と言いかけたところで皐月さんの頭にハテナが。もしかして気付いてないんですか……。む、無意識で私を………。それはそれで嬉しいですけど今はそんな場合では……。
美鈴「さ、皐月さんが離してくれないと動けません………。」//////
………ドウイウコト?みたいな顔しないでください早く気付いてください!じゃないと私も皐月さんもナイフの餌食になってしまいます!
皐月「あ。いや、これは……。」
よ、ようやく気付いてくれました。あ、でもやっぱりもう少しこうしていたい………。
咲夜「随分とお楽しみのようね?皐月?美鈴?」
皐月&美鈴「!!?」
すぐ横には目から光が消えた咲夜さんが……。いつの間にいたんですか……。ていうか手元にあるナイフなんですか?投げるんですかそれ?止めてくださいお願いします!
咲夜「殺人ドール」
あぁ、投げられてしまいました。約100本のナイフが……。避けられないですね……ってちょっと皐月さん!?なんで私を……。
美鈴「え?皐月さん!」
私は皐月さんに押し出されそしてナイフの殆どが皐月さんに刺さった。血を流し、倒れてしまった。私を逃したばっかりに……。
美鈴「皐月さん!皐月さんってば!!」
咲夜「あ……。ついやってしまいましたわ……。」
私は皐月さんを担いで紅魔館内に走っていきました。最後にこの言葉を添えて。
美鈴「咲夜さんのPAD長!!」
咲夜「今それ関係ないでしょ!?あと今作品の私はPAD付けてないわ!」
メタ発言しないでくださいよ!あぁ早く皐月さんをパチュリー様のもとへお連れしないと!
―――――――――――――――
???「あなたはどうやってここに来たの?その服装、ここじゃ見ないわよね?」
???「ん?あぁ。俺は飛ばされてきたんだよ、時空を越えてな。お前こそなんでここにいる?」
???「追われてるのよ。大罪を犯したからってここに流されて来たのに今度は帰ってこいですもの。ついカッとなって使者達を殺めたの。」
???「物騒な事で……。つーかお前の罪って何?」
???「それは……ある薬を……作らせたの。中身はあまり言いたくないわ。」
???「嫌なら無理には聞かん。つかお前は俺が怖くねぇのか?」
???「なぜ?」
???「さっきの見ただろ。俺は異能の力を使える。大抵の人間は俺を見て化物だとかなんだと言って忌み嫌ってんだよ。そんな俺と一緒にいて不快じゃねぇのか?」
???「ふふ、愚問ね。私も異端者よ?あなたを嫌う理由がないし、私は貴方に何もされてないもの。寧ろ恩人よ?好意以外向ける感情がないわ。」
???「………そうかよ。」プイッ
???「あ、今照れたわね皐月?」
???「照れてねぇよ……。」
???「ほらほら駄弁ってないで早く寝なさいな。明日も早いんだから。」
―――――――――――――
懐かしい記憶を夢として見た。中学の時の記憶、俺の中で最も色濃い記憶。ある理由で時空を越え、過去に飛ばされたときの記憶。そこで知り合った「彼女達」との実に半年という俺からしてみれば長いようで短い時間。あの頃の俺は誰も信用せず、しようとも思わず、される事を嫌っていた節があった。だが彼女等は際限なく俺を信用し、頼ってくれた。俺が生まれて初めて信頼を寄せ、寄せられ、楽しいと思えた日々。それをなぜ……。
皐月「最近よく見るようになったんだろうな。」
パチュリー「いや知らないわよ。と言うかなぜそれを今話したの?あなたいくら回復が早いからって寝起き早々頭でも打った?バカは流石に直せないわよ?」
おっと寝起き早々辛辣な言葉を吐くんですねパチェさん。てかいまバカって言ったかこいつ。失礼な!これでも高校の成績は上位だぞ!因みに数学が一番苦手でした。
コア「恐らくですけど幻想郷となにか関係があるのでは?ほら、その話って常識外れじゃないですか。」
皐月「こじつけがましいけど一理あるから何とも言えないな。まぁでも思い出したところでほぼ無意味だけどな。そいつら多分もう死んでるし。ていうか頭なんざ打ってねぇよ、俺のそばにいたんだから知ってるだろ。」
パチュリー「今そこに触れるのね。まぁいいわ、起きたならレミィの所へ行きなさい。あなたを呼んでるから。」
そうか、と一言入れてベッドから起き上がり、レミィの部屋へと足を運ぶ。その際パチェが「無理しちゃ駄目よ?」と乙女チックな発言をしてドキッとした事は言わないでおこう。さて、着いた。着いたのだが正直中に入りたくない。絶対さっきの事での呼び出しだからだ。もう無理帰りたい。でも帰ったら帰ったであとが怖いから入らざるを得ない。あぁ、平社員の気持ちがなんとなく分かった気がしたよ。リーマンになりたくねぇな。
皐月「すぅ……はぁ………。………失礼するぞ。」
深呼吸をしてレミィの部屋へと入った。そこには威風堂々と座るレミィとその横でふわふわ飛んでいるフランと正座をさせられている咲夜と美鈴がいた……。やはり働きたくないな、正座させられるとか絶対嫌だ。ブラックやでブラック。
皐月「……………。」ピクピク
レミリア「あら、顔を引き攣らせてどうしたのかしら皐月?早くこっちに来なさい?」
上司からの威圧ってこんな感じなのかな?怖いよパチェ助けて。
パチェ「早く入りなさいよ。」
皐月「どぅわっ!??……なんだパチェかよ脅かすなよ……。」
どうやら後ろからついてきていたようだ。あとそのジト目ちょっと可愛い。……っと流石にレミィの方が引き攣ってきたぞ。入らなければな。
レミィ「あなたを呼んだ理由は………分かるわよね?」
皐月「分かってるよ。先刻起きた神条殺人未遂事件だろ?」
死なないから絶対未遂事件だがな。そういや外の世界でもあったなぁ。俺に逆恨みしてきて殺しに来たけど死なないから未遂事件扱いってね。警察すら俺の敵でした。
レミィ「あと痴漢よ変態さん?」
皐月「待て痴漢扱いされるのは可笑しい。俺は美鈴の肩に触れて暖めただけだ。犯罪者に仕立て上げるんじゃない。」
レミィ「ならお尻に触れて暖めただけだって言う言い訳も通ってしまうでしょ?」
皐月「場所によるでしょうが!兎にも角にも俺は悪くない!」
レミィ「うふふ、冗談よ。そんな涙ながらに反論しないでちょうだい。ありがとね、美鈴の事を気遣ってくれて。」
くそっ、遊ばれてたのか俺は。こいつあとで覚えてろよ……。
レミィ「まぁ抱き合ってた事に目を瞑るつもりはないわよ?」
皐月「いや待てあれは俺からじゃなくて美鈴が寝ぼけてだなぁ……。」
嘘は言ってない。でも所詮は女尊男卑の世界だ。俺の意見なんざ聞いてくれないだろうな……。ふっ、理想郷乙。
レミィ「知ってるわよ。だからあなたはお咎めなし。美鈴は罰として紅魔館内外の雪かきをしなさい。」
美鈴「え?それでいいんですか?」
俺も驚きだわ。レミィなら「二人共断食よ!」とか「山に埋めるわ。」とか言いそうなのに。いや雪かきも十分重労働だけどな。
レミィ「元はと言えば私が美鈴にマフラーとか手袋を渡さなかったのがいけないのよ。と言うか全員忘れてたし。だから雪かきね。もちろん皐月もよ。」
お咎め無しじゃなかったのかよ……。まぁ一度殺されるよりかはマシだから従いますよ。
皐月「お咎め無しじゃない……まぁいいや。雪を消せばいいんだろ?」
ええお願いね、と返事をするレミィだが……怖いです。何が怖いって咲夜を見る目が怖い。本気でどうしてくれようかって目をしてる。
レミィ「さて、咲夜。あなたはどうしましょうか?勘違いとは言え恩人にナイフを投げるなんて……。どうして欲しいかしら?」
なんということでしょう。まさかの選択権を咲夜に押し付けた!咲夜さん涙目だしどうしよう……。た、助けるか……。
皐月「なぁレミィ。どうせなら咲夜と美鈴を雪かきに回して俺が別の事をやるでいいんじゃないか?暖炉代わりになるとか。」
おっと全員唖然。ま、だろうね。いきなり暖炉宣言だもん。まぁでもできないことは無いから引かないでね?疲れるけど。
レミィ「そんな事できるの?」
皐月「まぁな、少し疲れるけど熱を発することなら容易だ。見たところ暖炉に火がついてない。大方燃やすための木が無くなったと言ったところだろうな。なら俺が暖炉の代わりになってやるよ。それで咲夜を無効に回せばいい。」
フラン「お兄様スゴーイ!じゃあ私いっちバーン!」
ものすごい勢いで抱き付いてくるフラン。凄すぎて壁までふっ飛ばされた。背中痛っ!
皐月「ま、まだ……能力……使ってねぇ……よ。」
フラン「でも暖かいよ?」スリスリ
頭をスリスリしないでください妹様。多分寒いのを直感したから無意識のうちに能力発動させてたんだろうな。無意識系主人公なんて狙ってないっての。
美鈴「もしかしてさっきのですか?」
皐月「多分無意識のうちに発動させてた。俺に触れてる間は体温をリンクできる。美鈴が暖まったのもそれだ。」
おっと顔を赤くしないでくれ。こっちも恥ずいから。あとなぜかパチェからの視線が痛い。温まったのに冷えそう。
パチェ「……………。」ムギュウ
皐月「無言で腕に抱きつくな!つーか触れてるだけでいいって言ったよな!」
パチェ「こっちのほうが暖かいじゃない。」
くっ、ダメだ負けそうだ……胸に。つーかフランもパチェもマジで退いて………苦しいから……。
レミィ「……………とう!」ムギュウ
コア「えい!」ギュッ
お前ら……頼むからどいてくれぇぇぇぇぇ!!!
咲夜「行きましょうか美鈴。」
美鈴「わ、私も……。」
咲夜「行くわよ!」
美鈴「寒いですよ〜!!!」
どうやら紅魔館も寒さで辛い思いをしていたようです。………霊夢早く異変解決しろよ!
皐月「さーて次回の新記伝は!」
作者「前半はアリス、中盤は美鈴、後半は皐月でやんす。」
霊夢「また長くなりそうね。」
作者「それが私だ!」
次回 : 第二十三話 春雪異変第三話 : 動き出す彼女達
皐月「ようやく前進か?」
作者「さてね。」
慧音「前進させるんだ!」
全員「慧音!?」