東方新記伝   作:黒鉄球

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 どうも黒鉄球です。………提出物とかテストとか色々大変すぎる………。投稿遅れたのもそれのせいです。申し訳ありませんでした。

 それでは本編の始まりでございます。


第十三話 死秋異変第二話 : 侵入者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一里での探索を終え、魔理沙と皐月と霊夢はアリスの家へと向かった。理由は魔理沙の発見した紫色のボタンと異変の原因が魔法使いであると推測したからだ。

 

 魔理沙「なぁ皐月?」

 

 何やら不満げな顔をしていた。それもそうだろう。魔理沙にとってアリスは親友。その親友が疑われているのだ。

 

 皐月「アリスは違うって言いたそうな顔だな。んなこと俺だってそう思いたい。でもこれでもし違うことが違ったらどうなる?間違いなく被害は拡大するぞ。」

 

 魔理沙「そりゃそうだけどやっばさ…………。」

 

 皐月「そろそろ着く。そこで分かるだろ。」

 

 そう言って皐月はアリス邸に降り立ち、そしてドアをノックしようとした直前、ランスを持った人形達が皐月たちの周りを囲んでいた。

 

 皐月「うわ…………上海がこんなに………。どれだけの数を操れるんだあいつは。」

 

 霊夢「とりあえず敵意が無いことを示しましょう。」

 

 魔理沙「私だ!出てきてくれよ!」

 

 魔理沙の声が聞こえたのかドアが開きそこからアリスが現れた。

 

 アリス「あなた達どうしてここに?私に何か用?」

 

 淡々と喋っているアリスに対して皐月は目を鋭くして答えた。

 

 皐月「取り敢えずこいつら退けてくれ。大事な話があるんだ。」

 

 アリスは上海たち人形を配置に戻し、皐月たちを中に招き入れた。

 

 皐月「…………さて、見極めるか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 アリス「それで?わたし何のようだったの?」

 

 皐月はその言葉に対し、今朝の事、噂の事、そして皐月達の立てた仮説を説明した。

 

 アリス「ゾンビ?アンデッドの別名ね。そう、あなた達のところ[にも]出てきたのね。」

 

 魔理沙「にも?アリスの所にも出てきたのか?」

 

 アリス「ええ。あなた達と同じくらいの時間かしら?結界に何か引っかかったのよ。それで見てみたらアンデッドの大群だったのよ。一瞬でチリにしたけど。」

 

 皐月「容赦ねぇ………。」

 

 霊夢&魔理沙「あんた(お前)が言うな。」

 

 皐月が手厳しいツッコミを受けたところでアリスから質問があると言ってきた。

 

 アリス「それでなんで私のところに?この話だけじゃないんじゃないの?」

 

 その言葉を聞いて霊夢は最終的な予想を口にした。

 

 霊夢「実は皐月があんたの事を疑っててね。[魔法使いの仕業]って可能性があるって言うのとこれよ。」

 

 そう言って霊夢は魔理沙の拾ってきた紫色のボタンを出した。

 

 アリス「……………これ私のじゃないわよ。それに私は犯人じゃないわ。」

 

 皐月「その根拠は?」

 

 アリスは上海を呼び、上海に付いてるボタンを見せた。

 

 アリス「ここを見て。上海たちに使ってる素材はどれも同じなの。紫のボタンなんてある?」

 

 魔理沙「ほらな!だから言っただろ皐月!「アリスの服は?」皐月!」

 

 アリス「ここね。ほら、違うでしょ?これで疑いは晴れたかしら?」

 

 魔理沙は皐月を睨みつけながら、敵意を向けながら皐月に言った。

 

 魔理沙「皐月しつこいぞ。いくらお前でもこれ以上は許さないからな。」

 

 その言葉を聞いて皐月は少し笑った。馬鹿にしているわけではなく安堵の笑いだった。

 

 魔理沙「なんだよ、バカにしてのか?」

 

 皐月「いんや、アリスが白だってのが分かってホッとしてんだよ。」

 

 霊夢「どういう事?」

 

 霊夢に説明を求められたので普通に説明した。

 

 皐月「俺はアリスの行動を一つ一つ見ながら話をしてたんだ。嘘ってのは自分でも気づかないうちに行動にも出てくるからな。まずそこで白、言動に関しちゃいつも通りだったし振る舞ってる感じもなかったから白。」

 

 霊夢「そんな簡単でいいのかしら?」

 

 皐月「いいのさ。それにもう一つだけ俺の中で白だと思った根拠がある。」

 

 霊夢「何よ根拠って。」

 

 皐月「アリスがゾンビを一瞬で塵にしたことだよ。あれは弱点を知らなけりゃ出来ないからな。それに魔理沙ならもうとっくに気付いてるんじゃないか?アリスがなぜアレほどの人形達を配置していたのかを。」

 

 魔理沙「……………またゾンビが現れるかもしれないからだろ?」

 

 皐月「そう言うこと。だから総合的に見てアリスは白だ。」

 

 その言葉を聞いて魔理沙は安堵の顔を浮かべたがすぐに何かに気が付いたのかアリスに質問をした。

 

 魔理沙「なぁアリス。なんでお前ゾンビの弱点知ってんだ?」

 

 アリス「アンデッドって言うのは魔法使いにとっての[最終目標]の過程で生み出される化物よ。私も一度[最終目標]をやってその中で生み出されたのがアンデッドよ。」

 

 最終目標と言う言葉に疑問を抱いた魔理沙だが皐月は答えをすぐに導き出した。アンデッドというのはいわば死体だ。そこに生命らしきものが芽生えるのだから答えは簡単だった。

 

 皐月「…………その目標ってのは[死者蘇生]の事か?」

 

 アリス「驚いたわね。完全に素人である貴方が答えるなんて。」

 

 皐月「簡単だろ。アンデッドってのはいわば死体だろ?ならそこに動くためのものを組み込むのだとしたらそれは死者蘇生の失敗作でしかないと推測出来る。寧ろ動けるだけで成功だがな。」

 

 魔理沙「どういう事だよそれ。その言い方だと絶対に死者蘇生が出来無いって聞こえるぜ。」

 

 皐月「そう言ってんだよ。人を生き返せるなんて[自然の法則]から外れてる。そもそも魔法ってのは[魔の法則]に従って操ってるものだろうが。結局は[法]なんだよ。死者蘇生は法外、つまり[魔の法則]から外れてる。自然の法則と魔の法則は実はかなり密接な関係にあるんだよね。って何?どしたの?俺の顔になんか付いてる?」

 

 アリス「…………いえ、なんでそんな事まで知ってるのかなって…………。あなた魔法使いじゃないでしょ?」

 

 皐月「前に紅魔館に行った時にパチュリーと話をしたときにそんなことを聞いたんだよ。死者蘇生が最終目標っ事とかゾンビの出来る法則とか俺がなんで死者蘇生が出来ないのかって事とかな。そんで俺らの結論は俺の能力とお前らの使う魔法はかなり近い関係にあるって言う事だったんだけど……………あ!」

 

 何かを思い出したかの様に、何かに気がついたかのように皐月は声を上げ、急いで椅子を引いた。

 

 魔理沙「な、なんだよ急に!」

 

 皐月「紅魔館に行かねぇとじゃん………!」

 

 魔理沙「そ、そんな急がなくてもいいんじゃ………?」

 

 霊夢「それがそういう訳にもいかないわ。私も一応依頼を貰ってるの。てかさっき団子屋で説明したでしょうが。」

 

 皐月「そんな訳だから俺たちゃいくわ!押しかけて悪かった!」

 

 そう言って皐月は二人の手を引き、アリス邸から飛び出した。後ろから「私も行くわ。」と聞こえたが答えてる時間も惜しかったのでとにかく急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 皐月たちは紅魔館に着いたのだが……………。

 

 皐月「………………痛えっす。」

 

 咲夜「………………申し訳ありませんでした。てっきり侵入者かと。」

 

 皐月たちは紅魔館に着くやいなや美鈴を無視して門に突っ込んだ。その為咲夜にナイフで刺されまくったのだ(皐月だけ)。一応皐月は顔パスで入れるのだが咲夜のおっちょこちょいな性格がここで発動してしまったが為に起きた出来事である。

 

 美鈴「咲夜さんってよくやりますよねそれ。この間も危うく死ぬところだったんですから………。」

 

 どうやら美鈴も餌食になる時があるらしい。門番なのに扱いが酷いなぁっと思った皐月であった。ただその思いは図書館の前につくやいなや消え去り、そして門を開けた。

 

 咲夜「パチュリー様。皐月さん御一行がお見えになりました。開けてもよろしいでしょうか?」

 

 その声を聞いたのか戸のかなり奥の方で声が聞こえた。パチュリーの声だった。

 

 パチュリー「いいわよ。通して頂戴。」

 

 その直後ドアが自動的に開き、咲夜は消えた。

 

 皐月「………相変わらず便利な能力だなぁ。あとは早とちりさえ無ければ俺は刺されなかったのに。」

 

 まだ引きずっていた。顔さえ確認してくれれば刺されなかったのだ。と思っている皐月。

 

 美鈴「いや思いっきり突っ込んで門を破壊したからってのもあるかもですよ?………早とちりではありましたけど。」

 

 霊夢「皐月のことはどうでもいいからとっとと行きましょう。」

 

 皐月「扱い雑くね!?酷い!霊夢がそんな子だったなんて!お父さんはそんな子に育てた覚えはないからな!」

 

 アリス「なんでお父さんポジションなのよ………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 パチュリー「いらっしゃい。揃いも揃ってどうしたのかしら?と言うかなんで美鈴がここにいるの?門番はどうしたの?」

 

 美鈴「妖精メイドの一部が代わってくれました。たまにはってことで。」

 

 パチュリー「珍しいこともあるものね。それで、あなた達はなんの用?」

 

 皐月たちに目を向け、質問をしてきた。アリスと魔理沙。この二人の魔法使いが揃っていて、博麗の巫女が払い棒を持っていて、皐月がもの凄い勢いで訪問してきたのだ。何かあったのだとすぐに察した。

 

 皐月「博麗神社と霧雨魔法店、そしてアリス邸にゾンビが現れた。原因については大方の検討はついてるが人物とその理由が分からない。そして人里の路地にこんな物が落ちてた。」

 

 そう言って皐月は魔理沙の拾ってきた紫色のボタンを出し、パチュリーに問いた。

 

 皐月「これ、お前のか?違うなら違うでいいよ。」

 

 パチュリーはそのボタンとにらめっこしていた。そして。

 

 パチュリー「…………………他には?」

 

 皐月「は?」

 

 パチュリー「…………他に拾ったものはないのか聞いてるのよ。」

 

 皐月「いやこれだけだ。それでお前が犯人じゃない証拠が欲しいんだが………。」

 

 パチュリー「…………コア、私のストックの服を持ってきて頂戴。」

 

 そう言ってコアは言われるがままに奥からパチュリーの服を持ってきた。

 

 コア「持ってきましたー。えーっと、ボタンを見せればいいんですよね?」

 

 そう言ってコアはみんなにボタンを見せた。色は菫色。近いが皐月の持っていたボタンは更に濃いものだった。そのボタンに触れ、そしてある結論が出た。

 

 皐月「どうやらパチュリーも白みたいだな。やれやれ、振り出しに戻っちまったか。」

 

 パチュリー「…………その言い方だと私は疑われていたみたいね。」

 

 表情変えず、ただただつまらなさそうに皐月に言った。その時、霊夢がパチュリーの服を見て何かに気が付いた。

 

 霊夢「…………この服から何か力を感じるんだけどどういう事かしら?」

 

 パチュリー「!!!」

 

 何かに驚いたような反応をするパチュリー。まるで触れてほしくない何かに触れられたような、そんな反応をした。その反応を見て皐月は直感で一度離した方がいいと思い強引に引き剥がす作戦に出た。

 

 皐月「パチュリー?汗だくだぞ?もしかして熱か?それだったら一旦向こう行ってコアに体拭いてもらってこい。さぁ行け今すぐいけ。」

 

 霊夢「ちょっと待ちなさい。私の質問に「霊夢!」!!!」ビクッ

 

 皐月「いいから行かせろ。誰にだって触れてほしくねぇ事があんだろ。俺にあったようにアイツにもあるんだろ。察しろ。」ギロッ

 

 皐月は大声を上げて更に霊夢を睨みつけた。そして霊夢は直感的に思った。ここで皐月の言うことを無視して言ったら確実に殺されると。それほどの覇気だった。完全に威圧されていた。霊夢だけではなく他の全員も………。そして。

 

 パチュリー「…………ありがとう。」ボソッ

 

 そう言ってパチュリーはコアと共に立ち去っていった。そして空間には鋭い殺気が残っていた。誰も声を出せず、動けずにいた。

 そんな中皐月は一人考え事をしていた。噂の事ではなくパチュリーの反応についてだ。

 

 皐月(なんでパチュリーはあんな反応を………。汗をかいて、手も小刻みに震えてて…………。何かに怯えてるようにしか見えなかった。一体何が………。)

 

 その時不意に何処かの扉が開く音がした。その方角からコアが飛んできた。

 

 コア「皐月さーん。ちょっと宜しいですか?」

 

 皐月「………?俺か?なに?プロポーズ?」

 

 コア「は、え?プ、プロポーズ!?ち、違いますよ………。」//////

 

 皐月(どうやらこういうボケには慣れてないようだな。あと後ろから殺気が………。何故だ!)

 

 恐る恐る後ろを見ると霊夢と美鈴と魔理沙が目を細め、目から光が消えていた。自分の作り出した空気を和ませようと思ったボケだったはずが更に重くなっていた。

 

 コア「えー、コホン。パチュリー様が皐月さんを呼んでるんです。取り敢えず来てもらえますか?」

 

 重い空気を切り裂くコアにGJサインを出す皐月。

 

 皐月「分かった。なんの用か分からんがとりま行ってくる。お前ら追てくんなよ。」

 

 そう言って皐月はコアの案内の下、パチュリーのいる部屋の前に来た。ドアをノックして入っていいか聞いた。

 

 皐月「俺だ皐月だ。呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンしてきたんだけど。」

 

 パチュリー「……………入って頂戴。」

 

 皐月(む、無視された!?)ガーン

 

 少し気落ちした皐月は一言言ってから入った。目の前には至ってシンプルな部屋が広がっていた。少しの本棚と、その中にびっしり入っている魔導書。その近くにはスタンドライトとベッドがあった。そしてそのベッドの上には半裸のパチュリーがいた。………半裸?

 

 皐月「ちょ!?お前何してんの!?俺はこう見えても思春期の男の子であってこう言うのには弱いんですことよ!」

 

 パチュリー「あんまり騒ぎ立てないで。わたしだってはずかしいのよ………。」/////

 

 なんならやめればいいのにと思ったが口に出さなかった皐月。何故なら役得ではあるからだ。外に出ていないせいか肌は白く、髪はサラサラ、そして豊潤な胸があった。

 

 皐月「煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散!!!」

 

 パチュリー「怖いから早くやめてそれ。はぁ………とっとと要件を済ませましょう。」

 

 そう言ってパチュリーは背を見せ、長い紫色の髪をどかした。そしてその中からかなり複雑に描かれている円と文字があった。円は三重に描かれており、間には何か文字らしきものが書いてあった。一番内側の円には六芒星が描かれてありその中心にまたさらに文字、一番外側の円の一番上には三日月が描かれていた。皐月はそれを見てなにやら禍々しい[何か]を感じ取った。

 

 皐月「なんだ………これ……。何かの………陣?魔法陣か?」

 

 パチュリー「えぇそうよ。あなたにはこれを見せたかったの。」

 

 その声は少し重く、暗かった。いつも無愛想に話す彼女だがここまで声のトーンが暗いのは初めてだった。

 

 皐月「……………なんでこんなもんを俺に?」

 

 パチュリー「貴方だからこそよ。初対面で美鈴を助け、咲夜を助け、私さえも助けた。そしてさっきも気を利かせてくれた。すごく単純だけど、あなたは絶対に信用できるって思ったの。だから貴方になら見せていいと思ったの。……………私に眠るこの[魔法陣]を。」

 

 皐月「……………あまり触れていい話じゃないのは分かってるけどここまで来たら聞くしかねぇよな。…………それはなんの魔法陣なんだ?」

 

 パチュリー「……………これは………私のお祖父様が描き込んだ禁忌[不老不死の魔法陣」よ。」

 

 皐月「!!?」

 

 皐月は不老不死という言葉に驚いた。なぜなら不老不死の魔法は無い物だと思っていたからだ。実際パチュリーがそう言ったのだ。だから疑問しか出なかった。

 

 皐月「不老不死って確か失敗したりして結局ゾンビしか出ねぇんじゃ…………。」

 

 パチュリー「それは[犠牲無し]の話よ。生け贄がいれば半永久的に生きていられる方法ならあるのよ。そしてその方法が私の背中に刻まれた陣を使う事。」

 

 皐月は気になった。もし仮に術が発動したらパチュリー自身がどうなるのか。答えは一つ、[死]しかない。

 

 皐月「…………んなことしたらパチュリーは死んじまうんだろ?なんでそんな危険な魔法を孫娘に…………。」

 

 パチュリー「それは…………。」

 

 と言いかけた直後外の方で爆発音が聞こえた。皐月は手を地面に当て、揺れを最小限に抑えた。

 

 皐月「何だ今のは……。爆撃なんて一体誰が………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――紅魔館外部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ???「ここから魔力が感じ取れるぞ。さぁ、我の力の増幅の糧となれ、パチュリーよ………。」

 

 紫色の礼装をした男はそう呟き着々と図書館へと近付いていた。そしてその前には………。

 

 

 咲夜「侵入者、でよろしいんですね?進行を止めてもらいましょうか。永遠に。」

 

 殺気を放ち、両手にナイフを携えた紅魔館メイド長こと十六夜咲夜が男の前に立ちはだかっていた。

 

 

 

 

 

 





 皐月「不老不死なんてあってもつれぇだけだ。」

 パチュリー「それでもそこにたどり着こうと思ってる人は何人もいるのよ。」

 霊夢「てかあんた不老ではないんでしょ?」

 皐月「だとしても不死なのには変わんねぇよ。」


 次回 : 第十四話 死秋異変第三話 : 過去と秘密と怒り

 皐月「そんなもんの為に何人もの人間を巻き込んで、殺してんじゃねぇ!!!」


 作者「キャラ設定の伏線をようやく拾えた………。」

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