ニューダンガンロンパV3 本当の真実 【完結】   作:フィル

3 / 16
チームダンガンロンパ社員たち
「な・・・な・・・何者だ・・・」

悪質なファンである作者
「とっくにご存知なんだろ…… おだやかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士・・・。ハイパーダンガンロンパ人ゴットだ!!」

はい、黒幕です。一行目から名前が出ます。


3話 崩壊

「入間美兎さんだ」

 

「入間が!?」

 

「入間じゃとう!?」

 

「入間さん!?」

 

春川、夢野、キーボが驚く。

 

「根拠はない。けれども彼女の才能と死に方は怪しいんだ」

 

「え~、何がおかしいの?」

 

「彼女の才能だよ。彼女の才能ならモノクマやエグイサルを作り出すことが出来る。それに死に方自体、殺す直前彼女の姿、現実の姿を誰も見ていない」

 

「ちょっと、それって―――」

 

「最後にログインしたのは彼女、つまりは何かをする時間があったんだ。僕たちにとってログイン時の時間差はなかったけれど、彼女は機械の天才だ。現実との大きな時間差を意図的に作り出したり、自分がログインするまで始まらないという設定を作り出していたのかもしれない。それを作り出せる可能性はある。その間に偽の死体を持ってくることは可能だ」

 

「う~ん、しかしそれはあまりにもじゃな」

 

「これは根拠や論理性の問題じゃない。そもそも、僕たちは記憶を上書きされているんだ。だったら、自分が信じたいことを信じればいいんだ」

 

「ちょっと、それはおかしいよ、何を言っているの最原くん!?」

 

「白銀さんだって不安なんでしょう! 本当は自分の記憶は曖昧なんでしょう! 何か誤差がある。そうなんでしょう」

 

「そ、それは―――」

 

今だ!

 

「白銀さん、君は首謀者であるが―――黒幕ではない!」(ダンガンロンパ!)

 

「あ―――うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

先ほどまでの―――白銀さんの首謀者である余裕がなくなった。

 

自身の才能と記憶にズレがあったのだろう。暗示などで上書きされたものが崩壊したのだ。

 

「あれ? 私は首謀者で――あれ? 超高校級のコスプレイヤーで? あれ、けれど、これはフィクションで? 実際に才能はあるはずないのに? あれ? あ…あれぇ? あれえええええええええええええええええええええええええええええええ、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

「そうだ! ダンガンロンパはフィクション! 超高校級は存在しないと言っている君が僕たちの目の前で超高校級のコスプレイヤーの才能を発揮していること自体が不自然なんだ!」

 

「あ―――うア…あうはあふfdddddっづjfshぐsfh」

 

「それに君はさっき言った。【自分を成長させたものが嘘だと分かった今、貴方は元の弱い超高校級の探偵に逆戻り】……って、これこそ、君が破綻し矛盾している証拠!」

 

「――――――――――――」

 

白銀さんが膝から崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご感想などがありましたらお願いします。

なるべくリアルタイムで更新を見る予定なのでもしかしたら感想を見て書き直す部分もあるかと思います。

残り12日12話。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。