第九話 ホームズにお願い!
2009年(原作開始時期)
海上の上を一人の少女が飛んでいた。少女は下を向いていたが突然海に攻撃をした。
すると 海が割れていった。
海の中から原潜が上がってきた。
青年が船の中から出てきた。
「カレン君、この呼び方はやめてくれないか。と前にも言ったはずだったと思うが…」
「あっ、ごめ~ん。移動がめんどくさかったからつい……今度からはちゃんと転移するから…ねっ?」
「はぁ~まぁそういってもまたやるんだろう?」
「えへへ~そうなんだー。ってそうじゃなくて今日はちゃんとした依頼で呼んだんだよ~」
「まぁ、そんなことだと思ったよ。さあ中にお入りください」
ここは伊・Uと呼ばれる国家機密の組織だ。ここでは超人を育成する学校としているが実際は、無法者の巣窟となっているのだ。
この青年はここのトップで教授と呼ばれていて一番強い。その名はシャーロックホームズだ。
しかしこの中の者たちは教授が負けるところを見たことなどないと言っているが実際正面に立っている少女に完敗を喫している。そのためこの子は伊・Uの中からも狙われてもいるのだ。
「今、この船に乗っている中でシャーロックの次に強い人はだあれ?」
「うん、おそらくカナ君だろう。」
「それってもしかして遠山金一ですか?」
「ご名答。さすがの情報力だ。」
「あの人って女装しているときにβエンドルフィンが分泌されることでHSSになることが出来る特異体質ですよね~」
「さすがだね。彼はこの組織を壊滅させようと……どうしたんだいカレン君?」
「……フフフ女装していて私よりも女性らしい……これは死刑だ!」
「カ、カレン君、なんだかとても怖い顔しているよ」
「おっとうっかり素が出てましたね~失礼しました。後で彼に会わせてくださいね~」
「くれぐれも殺さないようにしてくれたまえ。それはそうと今日の依頼は何だい?君ほどの方が私に依頼とは非常に興味深い。
「それはですね~私東京武偵高校に通いたいな~って思って。書類を作って欲しいんだけどめんどくさくて~。あなたなら完璧なものをすぐに作れると思いましてね~」
「めんどくさいからって私に依頼かい。だが良いだろう完璧なものを作ってみせるよ!」
「ありがとう!」
(しかしこんな時にカレン君が東京武偵高校に……もうすぐ私の緋色の研究があるのだが、そこで向こうの子たちに加勢されては確実に負ける。生徒をその時は最大まで呼んでおくとしよう)
「それじゃあさっきの通りカナ君に会わせるとしよう。くれぐれも殺さないでくれたまえ」
「分かってますよ~。たとえ殺しても蘇られることが出来るので大丈夫ですよ~」
……訓練室
カナside
(教授が私をこんなところに呼んで何かしら?まさか計画がばれてしまったのかしら?いや、さっき教授は「君と会いたいと言っている子がいる」と言っていたからその線はないでしょう。しかし誰かしら私は向こうの世界とは縁を切ったはずなんだけど……)
「おっカナ君ちゃんと時間どうりに来てくれたね。紳士淑女として時間にルーズなのはよくないと思ってね。彼女がダラダラしていたから頑張って連れてきたんだ」
(教授が頑張らないといけないなんて…相当な駄々っ子かしら?)
「さあカナ君の所まで来たよ」
「うん?あっ着いたんだ~。ありがとう!」
「あなたが教授の言っていた私に会いたいといった子ですか?」
(よかった、小さい子なら戦闘などにはならないと思うからね)
というカナの考えは少女が振り向いた時から薄れていった
「はい、そうですよ~」
(っ!この子ものすごく強い力を持っている。でもどうしてこんな子が教授といたのかしら?)
「あっ始めまして私はカレンと申します」
(っ!カレンですって⁉それは伝説、神、悪魔と言われた吸血鬼じゃない!そんな子が私に会いたいなんてどうゆうことかしら)
カナはいたって平常な顔をしていたが内心とても焦っていた
「私はカナですよろしくね」
「早速ですがカナさん。あなたは……死刑です!」
(なっ!私はこの子に接点なんてなかったのにどうして⁉)
「なっ、何で私を殺そうとしているの?」
「あなたは、女装してるのに~私よりもずっと女性らしいじゃないですかぁ!私なんてずーっとこんな姿で(´Д⊂グスン」
(これは私に嫉妬してるだけかしら、それなら大丈夫かしらね)
「そんなことはほっといてあなたには弟さんがいますね?」
「ええいるわ」
(なぜ金二が話に出るのかしら)
「私はこれから東京武偵高校に入学するんですよ~!だから教えてあげようと思ってね~」
(そんな……こんな化け物が入ったら金二が……)
「あぁ~大丈夫安心してください。私は彼を殺す予定はないので」
「そ…う…そうなのね、私の弟をくれぐれもよろしくね」
「はい!大丈夫ですよ。あなたと戦おうかと思いましたが今はやめおきます」
「そう、じゃあまた今度ね」
「はい、また…もうすぐですがね~」
「?」
「それじゃあシャーロック、あの件よろしくね~。私の居場所ぐらい推理できるよね~」
「ああ、了解した。その場所に送るよ」
「ありがとう、では私はこれで。またね~」
ぐにゃぁ
空間がねじ曲げられて彼女が入る空間が出来上がった。
彼女はそこから異空間を通して去っていった
「教授、あなたなら彼女にどれほど対抗できますか?」
「対抗?ありえない。100年ほど前でも傷一つつけられなかったものだから今も全くの弱者だよ」
(教授が傷一つもつけられないなんて…これは手に負えないかしらね)
「それじゃあ僕もここで失礼させてもらうよ」
……日本
一週間後
「お嬢様お手紙が届いています」
「あっありがとう!差出人は…うん!シャーロックだね~…うん!ちゃんとできてるね~さっすが~!アイギス、これからは私一人で満喫するから呼んだとき以外は手出ししないでね~」
「分かりました。もしかしてお嬢様の目的はコレだったのですか?」
「そうだよ~!」
(やっぱりですか。こんなにもお嬢様がはしゃいでいらっしゃるのは初めて見ました)
「それじゃあお嬢様、存分にお楽しみください」
「うん!ありがとう!それじゃあ私は行くね~」
「はい。」
楽しみだな~