天界-------そこは神々が人間の寿命を管理し罪のあるものは罪の浄化のために
善行を重ねたものは善行を数値化しその量によって次の生で受ける幸せを少し増やす。
不慮の事故で死んでしまった者には神のお願いを託して別の時間軸へ送り出す。
とある神の処に一人の青年が現れた。
青年はあたりを見回している。
どうやら状況が読みこめていないようだ……
青年を見た神はいきなり土下座をして謝りだした。
―――ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃ!間違えて殺しちゃいましたぁ!ごめんなさいぃぃぃぃぃ!
なんでもしますから上司には言わないでください!苦節156年やっと中間管理職から解放されて時給も上がって休みも取れるようになったので告げ口だけはぁぁぁぁぁ!
―――あのー。あなたは誰でここは何処なんでしょうか?夢ですか?夢なら神機使いの力と神機が欲しいなぁ……。夢が覚めたら、3rdのevoやらないと………。
青年は夢と勘違いしているのか、素直に言ってしまった。夢ならばこのまま夢を見て目が覚めた後友人たちにリアルな夢を見たと言ったりして話が弾むかもしれない―――――――
これが夢ならば。
神の耳は青年の漏らした言葉を聞き逃さなかった。神様の耳は地獄耳である。
神は満面の笑みを浮かべて青年に言った。
―――願い事受理しました!私からのお願いは閃の軌跡の世界に行ってクロウ・アームブラストを最終局面で死なせないようにしてください!その未来が見れるなら、死んだって………あ、死んじゃあ見れませんね。
ではご要望どおり神機使いの能力詰めて、送り出しますね!
マシンガンのように自分の要件を述べた後、神は青年に手を突き出した。
突如として神の前に真っ赤なドリルが出現する……すごく……大きいです。
―――ゑ?ちょちょちょ何ですか!?その天でも抉れそうな真っ赤なドリルは!?ちょっ、夢なら覚めてくれよっ!動けッ動け俺のマイボディ!
しかし、現実は非情だ神の腕の一振りによって青年は横倒しになりそこにドリルが迫る。
―――やっやめッア―――――――――――――――――!
青年の記憶はそこで途切れた。
青年の身体に人知を超える力の塊が注ぎこまれてゆく――――――――。
次に起きたとき青年は見知らぬ国、見知らぬ列車の中で目を覚ます―――――――。
果たして青年は物語の流れを変えることはできるのか?
そして青年はこの急展開についていけるのか?
そして青年は3rdのevoをやることはできるのだろうか………。
―――あ、詳しい説明するの忘れてた。
―――お主今日から下っ端な。
―――げぇっ!〇〇〇様ァ!?いやぁぁぁぁぁ!私の休暇ぁぁぁぁ!!!!!