奴が!!!!
宗介のジャスティスが加わった事により、一樹の心に余裕が出来た。
ジャスティスが2本のビームサーベルを連結させたのを確認すると、フリーダムが突出する。
2対3という、不利な状況には変わりない。それでも2人の元々の地力もあって、五分以上の戦いを繰り広げていた。
「ちぇいさぁ!」
「ッ!」
フリーダムの援護に向かおうとするジャスティスに、シナンジュのビームアックスが襲いくる。それを、左腕のビームシールドで受け止めるジャスティス。
「赤い機体同士、仲良くやろうぜ!!」
「全力でお断りだ!!」
ビームサーベルを横薙ぎに振るうが、シナンジュは急浮上してそれを避けた。
フリーダムを狙って、アラクネとサイレント・ゼフィルスはビームを乱射する。それを、重力を無視した動きで避けるフリーダム。そして、ジャスティスを狙うシナンジュに向けてビームサーベルを振るった。
「チッ!」
止むを得ずビームアックスで受け止めるシナンジュ。
「背中がガラ空きだ!」
今度はフリーダムの背後をアラクネが狙うが、加速の勢いがついたジャスティスの蹴りで阻止される。
「グッ⁉︎」
苦し紛れに装甲脚をブーメランのように投げるアラクネ。だがジャスティスは、それをシールドに内蔵されているビームサーベルと脚のビームブレードで弾く。
「なっ…」
それに驚いているアラクネとジャスティスの間に、サイレント・ゼフィルスが入る。すかさずジャスティスに向かってビームを連射するが、それはビームシールドに受け止められる。
「ッ…!」
ジャスティスに2機が集中してるのを見たフリーダム。シナンジュを回し蹴りで蹴り飛ばすと、二丁のビームライフルから牽制射撃を撃つ。
「「チッ!」」
すぐさま距離を取る2機。更にビームを連射するフリーダム。2機はそれぞれのシールドで受け止める。
「俺を忘れんじゃねえぞ!」
再び戻ってきたシナンジュの前に、ジャスティスが立ち塞がる。
「お前を忘れられたら、どんなに気が楽か」
お互い背後を取ろうと動き回る。そして、お互いの剣がそれぞれのシールドで受け止められる。
「チッ…」
「良いねぇ!もっと俺を楽しませろや!!」
「お前と楽しむなんてやだね」
「じゃあ死ねや!!」
ジャスティスから一旦距離をとったシナンジュ。スラスターを全開にしてジャスティスに肉薄する。
「それはもっとごめんだね!!!!」
ジャスティスもスラスターを蒸す。シナンジュはビームアックスを、ジャスティスは脚のビームブレードをそれぞれ振るう。
ドォンッ!!!!
「なっ⁉︎」
シナンジュのビームアックスが破壊された。ジャスティスは素早くファトゥムからビームを撃ち、シナンジュの武装を全て撃ち抜いた。
「…逃げるなら今だぜ?」
「チッ!!!!」
シナンジュはすぐさまジャスティスから離れていった。
「…シールドエネルギーも限界か。戻るぞ、オータム」
「チッ!また殺せなかったか…!」
シールドエネルギーが枯渇寸前になった2機も撤退していく。フリーダムはそれを追わなかった。
『追わないの?』
「無理言うな…俺も結構…限界…」
フリーダムを受け取ってから、激戦が続いていた一樹。元々ダイナマイトの特訓でダメージがあったため、後半は必死だった。
「…悪いミオ。俺、落ちる…」
『え、ちょ、マスター!!?』
意識を失い、海へと落ちていくフリーダム。
「一樹!!!!」
それに気づいたジャスティスがフリーダムを掴み、陸に向かって飛ぶ。
「…白い、天井?」
確か俺は…サイレント・ゼフィルスと戦ってて…ッ!!?
「敵は!」
布団からガバッと起き上がると、左腕に激痛が走る。
「グッ!」
「起きて早々無茶をするな。馬鹿者が」
カーテンを引いて現れた千冬姉。左腕を抑える俺を見て、苦笑を浮かべている。
「ち、千冬姉!敵は⁉︎」
「有人の方は撤退した。無人機の方は櫻井がバッサバッサと斬ってくれたぞ」
それを聞き、ホッとする俺。良かったぁ…
「…一樹たちは?」
「戦闘が終わったらすぐに消えていた。おかげで礼も言えていない」
苦笑を浮かべる千冬姉。そうか、帰っちまったか…
「…ッ!!?」
急に背筋に寒気がした。自分を守る様に肩を抱えていると、千冬姉が医務室の扉を開けていた。
「一夏、無事か⁉︎」
「一夏さん、大丈夫ですか⁉︎」
「一夏、どうしたのよ⁉︎」
「一夏、怪我の様子はどう?」
「お前が被弾するとは、珍しいな」
入ってきたのは、いつもの専用機持ちたち。なのに、
「…て……れ」
子供の様に震えながら、俺は叫んだ。
「近寄らないでくれ!く、来るな!!!!」
俺の言葉に、驚愕するみんな。
「い、一夏?」
1番近くにいた箒が、俺に手を伸ばす。
「や、やめろ!来るな!!俺に触るな!!!!」
俺の尋常でない雰囲気に、千冬姉が専用機持ちのみんなを部屋から追い出した。
「ハア、ハア、ハア!」
「一体どうした?いつものお前からは、考えられない口調だったぞ」
震える俺の背中をさすりながら、千冬姉が聞いてくる。
「あ、アイツらから…」
「うむ」
「急にアイツらから、【膨らみすぎた怨念】を感じたんだ…」
「全く、見舞いに行ってやったのになんて奴だ」
医務室を追い出された専用機持ちは、食堂へと向かっていた。
フードを深く被った人物の横を通り過ぎて…
『…良い感じに溜まったな。そろそろ頃合いか』
「しばらく安静にさせてあげてね、セリーちゃん」
戦闘終了後、宗介によってS.M.S付属の病院に運ばれた一樹。人工呼吸機をつけられ、体のあちこちには電極が貼られている。その姿は、とても痛々しい…
「…うん。ありがとうハルカ」
一樹の担当医師であり、この病院の院長である成海遥香に礼を言うセリー。
「ううん、気にしないで。一樹君には返しきれない恩があるし、何より大切な友達だもん」
S.M.S関係者の大多数は、『あなた実年齢いくつなんだ』とツッコミたくなるほど皆若々しい。遥香もその礼に漏れず、今IS学園の制服を着たら、そのまま生徒で通るほど若々しい。
「…今度こそ、一樹君には休んでてもらおうか。ちょっと無理をしすぎたんだよ、一樹君は」
「それには同意」
今でこそ大人しく寝ているが、学園にいた頃はセリーに寝袋を渡したあと、碌に寝れてなかった。いつ襲撃が来るかも分からない、そんな緊張感と1人で向き合い、更にはウルトラマンとしても戦っているのだ。かなり無理をしてるのが分かる。
「基本一樹君は大人しく寝てれば良いだけだから、食べ物とかは特に制限ないよ。むしろどんどん食べていいから」
「ん、分かった」
「何かあったらナースコールを押してね。それじゃ、お大事に」
一礼し、遥香は病室から出て行く。それと入れ替わるように、宗介が入ってきた。
「よ!一樹の調子はどうだ?」
「疲労が溜まってたのと、例の特訓のダメージが重なってるんだって」
「それでアイツらと対峙してたのか…フリーダムの性能があるとはいえ、無茶しやがる」
椅子を近づけて座る宗介。
「で、何か制限はあるのか?」
「外に出る時は車椅子推奨、食べ物は特に制限なし」
遥香に言われた事をそのまま宗介に伝えるセリー。
「ふうん…じゃあ、その過剰な装置は?」
「電極は疲労回復のためので、呼吸機は弱めの睡眠ガスを流してたって。今は普通の呼吸機だけど」
あと少しで目が覚めるんじゃないかな?というセリーの言葉に、宗介は頷く。
そして、財布から千円札を出すとセリーに渡す。
「なら、コレでサイダー2本買ってきてくれ。お釣りで好きなお菓子とか買って良いから」
「ん、分かった」
素直に頷くセリー。お金を落とさないようしっかりと握って、病室を出た。
「……そう、すけ?」
「お、起きたか」
弱々しく宗介を呼ぶ一樹。
「俺、今どういう状況?」
「成海の病院で入院中だ」
「そうか…」
「特に制限はないけど、動く時は車椅子推奨だとよ」
「1日もすれば治る。その状況にはならないだろうよ」
「お前の疲労が、たった1日で抜ける訳ないだろうが」
「……だな」
「俺のことは気にしないで良いから、もう少し寝てろ。これ以上、雪恵さんやセリーに心配をかけたくなかったらな」
「…ん、そうさせてもらう」
少年のような、穏やかな顔で眠る一樹。自分の信頼する人物が近くにいないと、まともに寝られない体は、宗介が病室にいる間、ぐっすりと眠るのだった。
一夏のお見舞いに行こうとする雪恵と簪。
「一夏…大丈夫かな?」
「先生の話だと、左腕を捻っただけで済んでるみたいだよ?」
一夏の状態を気にする簪に、雪恵は苦笑気味に話す。
「(今かーくんが帰ってきたら、バーサーカーになっちゃうな…)」
そう考えてるのはおくびにも出さずに、簪と会話する雪恵。
「それより楯無さんの方が重症じゃない?」
「お姉ちゃんは、今医療用ナノマシンを打って寝てる…明日お見舞いに行くつもり」
「ちゃんと行ってあげてね。でないと楯無さん、泣いちゃうよ?」
「…だね」
談笑する2人の側を、フードを深く被った人物が通り過ぎた。
「ッ!!?」
雪恵が後ろを向くが、既にその人物の姿はどこにもなかった。
「…雪恵?」
簪の声も耳に入らず、全身から冷や汗が止まらない。
「…まさか」
医務室に向かって駆け出す雪恵。
「え、ちょ、雪恵!!?」
急に走り出した雪恵を、慌てて追う簪。
バァンッ!!!!
「織斑君!!!!」
「うわぁビックリした!!?なんだなんだ!!?」
医務室に駆け込んだ雪恵。そこでは、のんびり本を読んでいる一夏がいた。
「今、ここに誰かいなかった?」
「えっと、さっきまで千冬姉がいたけど…」
「(じゃあ、今の寒気は何⁉︎何が起ころうとしてるの⁉︎)」
夕食を食べていた専用機持ちに、フードの人物が近づく。
『一緒に来てもらおうか』
「…誰だ?」
いきなり話しかけて来た人物に、ラウラが問う。
『来れば分かるさ』
フードがそう告げると、5人は意識を失った。
「う、うぅ…ここは?」
気絶から1番早く復活したのは、やはり軍で鍛えているラウラだった。
光を感じさせない闇の中に、ラウラ達5人はいた。
『お早いお目覚めだな』
「ッ!!?」
音もなく現れたフードに、ラウラは殴りかかろうとする。だが、全身を縄で縛られており、身動きが取れなかった。
「(ISは…当然取り上げられてるな)私達をこんなところに纏めて、どうするつもりだ…?」
『そう慌てるな。全員が目覚めたら説明するさ。出来れば1回で済ませたいんでね』
宗介と変わった智希は、一樹が起きた時のために林檎を持って来ていた。これでも喫茶店をたまに手伝っているため、林檎の皮を剥くくらいは出来るのだ。
「しっかし、本当に寝れてなかったんだな。目の下のクマが尋常じゃねえぞ」
「IS学園では、ゆっくりと寝れてなかったみたいだから…」
セリーの説明を聞いて納得する智希。1人で24時間警戒しなければならないのもそうだが、一樹は信頼出来る人間が多くそばにいないと寝れない体質だ。片手で足りる数しかいないIS学園で、ゆっくり休めるわけもない。
「ちょっと飲み物買ってくるけど、セリーは何が飲みたい?」
「んー、ぶどうのジュースが飲みたい」
「了解」
この病院の一階には、24時間営業のコンビニがある。そこに買いに行く智希。
「…ちょっとトイレ行こ」
セリーも、読んでいた本を置いてトイレに向かった、そんな時だった。
ドックン
エボルトラスターが、鼓動を打ったのは。
「全員起きたぞ。説明してもらおうか」
『そうだな。説明してやろう』
気絶していた箒たちが全員目覚めると、フードの人物が話し始めた。
『簡潔に済ませよう。お前たちの【怨念】を頂く』
「「「「…は?」」」」
フードの言葉に、全員が疑問を持つ。
「怨念を頂く、だと?」
『そうだ。貴様らが櫻井一樹に向けていた怨念を頂く』
「…何を言ってるのか、理解出来ませんが?」
『順を追って説明してやる。私は1度、櫻井一樹に負けた』
一樹に負けた…その言葉で目の前の人物が、【シャドウ】である事に気付く箒たち。
『その時、私は粒子レベルまで分解されてしまった。私は、この人間の体を形成するのがやっとだったが、あることに気付いた。あの時、戦闘が繰り広げていた付近にいた人間に、私の粒子が入っているのではないか、とな』
「「「「ッ!!?」」」」
シャドウの言葉に、箒たちの顔に驚愕が走る。その言葉が正しいのなら、今自分たちの体には…
『私の予想は当たっていた。耐性のある櫻井一樹に田中雪恵、織斑一夏を除いて、あの場にいた全人物に、私の粒子が入り込んでいた。それは、その人物が櫻井一樹に怒りや嫉妬などの、人間で言うところの悪感情とやらを抱いたことのある人物に入り込んでいた事が』
怒りや嫉妬、憎悪などの悪感情。その言葉を聞いて、震えだしたのは箒、セシリア、鈴だった。
『お前たちは奴と和解していたが、そんなのは関係ない。1度でも抱いた思いは、そう簡単には消えないからな。そして、私の粒子によってお前たちの中にある悪感情エネルギーを増長させ、いつか私に取り込む事にした。奴を攻撃していたそこの3人、特に篠ノ之箒には感謝するぞ。長年奴に向けていた悪感情エネルギーは、本当に素晴らしいものだ』
「ふざ、けるな…誰が貴様なんぞに」
『奴が退去させられた時に気づかなかったのか?自分の中で、大きく動くものがあった筈だ』
「……」
箒は黙る。夏の一件以来、一樹とはあくまで雪恵を介してしか話していない。だが、一樹が退去する前日、箒は自分が何を言っていたのかすら
『後は教頭もだな。消える寸前までに、なかなかの悪感情エネルギーを集めさせてもらった。これは粒子がお前たちに定着したと分かってから、私の意識で教頭に若干のビースト細胞を入れてみた。そしたらどうだ、どんどん集まった。おかげで今はあの時くらいには力が戻っている。お前たちから返してもらえば、私は奴を越えられる!』
「…あ、セリー。どこ行ってたんだ?」
「ちょっと、トイレに…」
「なーる。ほれ、ぶどうジュース」
智希とセリーは廊下で合流。談笑しながら病室に戻る。
「まだ寝てるだろうから、静かにな」
「ん、分かってる」
「セリーは素直で助かるよ」
笑顔を浮かべながら智希が扉を開ける。
そこには…
脱ぎ捨てられた病院着と剣の首飾りが、ベッドの上に置いてあるだけだった。
「ッ!!?」
「カズキ、もしかしてまた!!?」
『さて、説明は終わりだ。そろそろお前たちの悪感情エネルギーを貰うことにしよう』
シャドウは、黒いエボルトラスター…ブラックエボルトラスターを前に突き出す。ブラックエボルトラスターが怪しく光り、箒たちから悪感情エネルギーを吸い取り出す。
「「「「あぁぁぁぁぁぁ!!?」」」」
ある意味教頭は幸せだった。この痛みを知る前に、束に廃人へとされたのだから。シャルロットにラウラは数秒で済んだが、他の3人は長かった。
「「「あぁぁぁぁぁぁ!!?」」」
『あはは!思った通りだ!1度奴に強い憎しみを持ったお前たちは、悪感情エネルギーの量が正に桁違いだ!これだけあれば、新たな怪獣を生み出すことだって簡単に出来る!さあもっとだ!もっと悪感情エネルギーを寄越せ!』
病院を抜け出した一樹は、必死に走り回っていた。
「どこだ…どこにいやがる!!」
エボルトラスターで、シャドウが現れたことだけは分かった一樹は、呼吸機を外し、電極を引っこ抜き、置いてあったジーンズと白シャツ、紺のパーカーを羽織って窓から飛び出したのだ。
「いっつう…」
本来、彼はまだ入院してなければならない身、探すのに走ることですら、体を痛めているのだ。
「早く見つけねえと…!」
普段の彼なら、ストーンフリューゲルを呼ぶことを真っ先に思い浮かぶだろう。それができないほど、彼は焦っていた。
「もう…誰かが利用されてるのを見るのはごめんだ」
「「「あぁぁぁぁぁぁ!!?」」」
『まだまだ来るか!元の数値が高い分、とんでもない数値になっていたようだな!増長した甲斐があったと言うものだ!!』
「束!篠ノ之たちの行方はまだ掴めないのか!!?」
「今探してるよ!ちょっと黙ってて!!」
学園でも、突如攫われた5人を探していた。だが、あくまで科学に精通している束では、今の箒たちを見つけることは出来ない…
「…俺が、探しに行く」
「一夏!?だが、お前は今体が…」
「あの感覚…何で知ってるのかやっと分かった…似てるんだよ、あの時と…」
「「あの時?」」
一夏の言うあの時、それは…
「沙織が目の前でファウストになった、あの時と」
「「!!?」」
「だから、科学の力で探しても見つからない。自分で、行かないと…」
「だったら尚更行かせる訳にはいかん!お前がまた、あの時と同じにならないとは限らないのだぞ⁉︎」
千冬の悲痛な叫びが、部屋に響く。
「だとしても、このまま待ってるなんて、俺には出来ない。もう、沙織のような人を出さないためにも。それに、あの感覚が分かるのは俺と一樹だけだ。アイツも、今頃探してるだろうさ…自分がどんな状態であっても」
「ハア、ハア、ハア…」
科学的な方法で見つけられたら、どんなに楽か。今頼りに出来るのは、エボルトラスターの反応と、自分の勘しかない。
「いそ…がないと…」
「あ、ああ…」
最後まで残っていた箒から、悪感情エネルギーを吸い取ったシャドウ。
『ははは…あはははははははははははははははははははははははは!!!!最高の気分だ!これが人間!これが人間の本質!私は今、最強となったのだ!!!』
両手を広げて、狂ったように笑うシャドウ。ブラックエボルトラスターを遊ぶように振るい、自分の体に闇を走らせる。
『これだけの怨念があるのなら、奴を呼び寄せてみるか…来い!【タイラント】!!』
ブラックエボルトラスターから放たれたエネルギーが、怪獣の形となる。かつてウルトラ6兄弟を苦しめた暴君、タイラントの形へと…
《ギャオォォォォ!!》
『まずは小手調べだ…お前はコイツをどうする?櫻井一樹。見せてみろ…お前の光の力を!はあっはっはっはっはっは!!!!』
一樹はタイラント相手に、どう戦うのか…
次回をお楽しみに!!!!