ハイスクールD×D~魔王候補の行く道~   作:姫香

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前の投稿より短い感じがしますがどうぞ!


魔王候補は異世界の魔道を学ぶ
天性のラッキースケベとトラブルメーカーは健在です!


~イギリス~

 

 

『やっと着いたなマスター』

 

魔導書の状態になっているソラが話し掛けてくる(ソラとイリアには魔導書の状態になっている)

 

「あぁ、やっぱり時空計測(クロノ・カリキュレーション)の連続使用はきついな」

 

アラタ達は時空計測と言う名の転移魔術を使い、移動してきたが時空計測は長い距離は移動できないため1週間かけての連続使用でなんとか日本からイギリスまで到着することができた。

 

『それでルフェイって奴は何処にいるんだ?』

 

「正確な位置は解らないが黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)っていう魔術組織に入ってるらしいぞ」

 

『ならここからは出来るだけ徒歩での移動で行きましょう。アラタさんの魔力はもう底をついているので時空計測の使用はできません』

 

「そうだな、夜は寝ていたが正直きつい」

 

イリアの提案でここからは徒歩での移動だ。膨大な魔力を持つアラタでも時空計測の連続使用で魔力が底をついてしまったのだ。

 

『でも、どうしてイギリスなんですか?北欧って言ってましたけど』

 

「ルフェイの故郷は北欧らしいんだが黄金の夜明け団があるのはイギリスらしいんだよ」

 

『では、これから何処へ?』

 

「まずはイギリスの首都、ロンドンに行く」

 

『わかりました』

 

「ソラとイリアは何があるかわからないから今は寝ておいてくれ。」

 

『いいえ、私は・・・』

 

「いいから。俺は大丈夫だって」

 

『でも・・・』

 

イリアはアラタの心配をして戸惑う。するとソラがイリアに話しかける。

 

『ここはマスターに従おうぜイリア。こうなったらマスターが譲らないのはわかってるだろ?』

 

イリアは一瞬考え、アラタの提案を受け入れることにする。

 

『わかりました。でも何かあったら絶対に起こしてくださいね!』

 

「おう」

 

そう言い残すとソラとイリアは眠りにつく。

 

「さてと、ここからは歩きか。とりあえず地図を探すか」

 

‐数分後‐

 

「やっと見つけた。・・・なるほど、海沿いに行って、途中から川沿いに進めばつくな」

 

地図を確認するとアラタは川沿いを西に向かい歩き出す。

 

「しかし暇だな」

 

『私が話し相手なりましょうかマスター』

 

「ジュデッカか?そうだな、よろしく頼む」

 

『では何から話しましょう?』

 

「そうだなぁ。ジュデッカはこの世界をどう思う?」

 

『正直に申しますと。大変興味を惹かれる場所です』

 

「そうだな。この世界にはあっちの世界でなかった魔術もあるかもしれないしな」

 

『はい。そう考えると黒い歪みに吸い込まれたことは不幸であると同時に幸運だったのかもしれません』

 

「ここで俺は今より強くなれると思うか?」

 

『バイサーの使っていた魔術には書庫(アーカイブ)研究(テーマ)がありませんでした。それをふまえるとこちらの世界でマスターが魔術を学ぶのであれば必然的に強くなるかと』

 

「強くなるか、今の状態でいるかは俺次第ってことか」

 

『そうなります。もしかするとマスター好みのエッチな魔術もあるかもしれませんよ?』

 

「おっ、それはいいな。透視魔術とかか?」

 

『はい』

 

「なら是非こちらの魔術を学びたいものだ!」

 

『私も最大限の助力をさせていただきます』

 

「頼んだぜ!」

 

ジュデッカと話した後もしばらく歩き続ける。

 

「やっとここまできた。後は川沿いに進めばロンドンの中心につくな」

 

一息付き再び歩き出そうとすると・・・

 

「ど、どいてくださぁぁぁぁぁい!」

 

「ん?」

 

ドンッ

 

沢山の荷物を抱え、走ってきた誰かとぶつかった。ぶつかった拍子に沢山の荷物はこぼれぶつかってきた人物はアラタの上に倒れこんだ。

 

「お、おい大丈夫・・・」

 

ぶつけた頭をさすり相手の状態を確かめようと起き上がるとそこにあったのは水色と白のシマシマ模様があった。

 

「おぉう」

 

アラタは驚きの声を漏らし、これが何か瞬時に理解する。そう、パンツだそれもシマシマ模様のパンツだ。どうやら相手は女の子でスカートの中が丸見えになっている状態らしい。

 

「はい、大丈b・・・」

 

女の子が頭をさすり起き上がり。大丈夫と言おうとしたが言葉を途中で止め、現状を理解する

 

「あぁ~。ご馳走様でした」

 

「きゃああああぁぁぁぁ!」

 

パシンッ

 

「へぶっ!」

 

感謝の言葉を述べた次の瞬間にアラタは平手打ちををくらった。

 

「す、すみません。ぶつかったのは私なのに!」

 

「いや、いいよ。それより怪我とか無いか?」

 

「はい。大丈夫です」

 

「なら良かった。それよりこんなに荷物を抱えて何処にいくんだ?」

 

「はい、ロンドンまで」

 

「ロンドンか・・・ちょうどいい俺もロンドンまで行くんだ。荷物運び手伝わせてくれ」

 

「そんな悪いですよ」

 

「そうだなー。人助けだと思ってくれ」

 

「人助けですか?」

 

「そうだ。俺はここからロンドンの中心地まで行こうとしたんだが道がわからん(嘘)だから道案内を頼む」

 

「わかりました。そういう事ならお言葉に甘えます」

 

「おう。俺の名前は春日アラタだ」

 

「私の名前はルフェイ・ペンドラゴンです」

 

「ん?すまないがもう一度名前を言ってくれるか?」

 

「えーと。ルフェイ・ペンドラゴンです」

 

「一つ聴いていいか?」

 

「何でしょう?」

 

「黄金の夜明け団って知ってるか?」

 

「はい!私がいる魔術組織です。てことは貴方も魔術師ですか?」

 

「まぁそうなんだが。俺が用があるのはルフェイお前なんだ」

 

「私にですか?」

 

「あぁ・・・俺を弟子にしてくれ!」

 

「え?え、ええええぇぇぇぇぇ!」

 

街の中にルフェイの驚愕の声が響きわたる。

 

 

 

 

 

 

 

 




アラタのヒロインを考え中です・・・一体誰にしようか。
取り合えずルフェイと黒歌は確定しているのでまずはルフェイから落としていきましょう。
原作回収ですが予定ではエクスカリバーの時か、三大勢力の会議の時を予定しております。

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