ハイスクールD×D~魔王候補の行く道~   作:姫香

12 / 13
今回はラッキースケベなしです。
どうぞ!


魔王候補と修羅場

~駒王町:アラタの家~

 

 

案内している間に夜になり。アラタ達は家に着いた

 

「ここが俺の家だ」

 

「ここがアラタ君の家?」

 

「でかいな」

 

「前にも言ったけど同居人が何人かいるんだ。そこんとこよろしく頼む」

 

そう言ってアラタは玄関のドアを開ける。

 

ギイィ

 

「おかえり、アラタ」

 

「お帰りなさい。アラタさん」

 

最初にアラタ達を出迎えたのはオーフィス、その後にイリアが続く。

 

「イリアちゃんお久しぶりー」

 

「お久しぶりですイリナさん」

 

「黒歌とルフェイはもう帰ってるのか?」

 

「はい、帰ってますよ。今は黒歌さんはリビングにいますし、ルフェイさんは私と一緒に晩御飯の準備をしています」

 

「ご飯の準備中だったのか?それなら出迎えなくっても良かったのに」

 

「いえ、私がアラタさんを出迎えたかったので」

 

「そうか、ありがとな」

 

「はい」

 

「アラタ、我も、出迎えた」

 

「オーフィスもありがとな」

 

オーフィスにお礼を言うのと同時に頭をなでる

 

「~♪」

 

頭を撫でられたオーフィスは嬉しそうに目を細める。

 

「あ、あのアラタさん。できれば私も頭を撫でるのをお願いしてもいいですか?」

 

「ああ、いいぞ」

 

イリアのお願いを聞きアラタはイリアの頭を撫でる

 

「///」

 

こちらもオーフィスと同じように目を細めているが。顔は赤くなっていた

 

「ごほんっ」

 

そこへイリナが咳払いをして注意をひく

 

「アラタ君、そろそろ中に入れてもらっていいかしら?」

 

「何を怒ってるんだイリナ?」

 

イリナが言葉を強く言ったことにゼノヴィアが気にかける

 

「怒ってないわよ!ゼノヴィアは余計なことをいわないで」

 

「す、すまない」

 

家の中に入りイリナ達をリビングへ案内する。そこにはソファの上に寝そべる黒歌がいた。

 

「ねぇアラタ君」

 

「なんだ?」

 

「どうしてここに悪魔がいるの?」

 

「黒歌のことか?」

 

「そうよ!しかも女の人だし!」

 

イリナの言葉を聞きアラタが黒歌に問う。

 

「黒歌お前、悪魔だったのか?」

 

「前にはぐれだって言ったにゃ」

 

「そういえば言ってたな。大したことじゃないんで忘れてた」

 

「にゃははは。アラタらしいにゃ」

 

「でも悪魔なのよ?不浄な存在!絶対悪!神にあだなす存在!」

 

「今のちょっとカチンッときたにゃ・・・」

 

「なによ?やる気?」

 

「イリナ、落ち着け」

 

今にも戦いを始めそうなイリナをゼノヴィアが制止する。

 

「とめるの?」

 

「力も測れないわけではないだろ?」

 

「うっ・・・」

 

「おそらくその悪魔と戦えばお互い無傷じゃすまない」

 

「でも・・・」

 

「私たちはここへ聖剣を取り戻しにきたんだ。はぐれ悪魔の討伐ではなくな」

 

「わかったわ」

 

ゼノヴィアがイリナの説得を終えたのを見てアラタも黒歌の説得にはいる。

 

「黒歌も落ち着け。家を滅茶苦茶にする気か?それに女の子同士が戦って傷つくのは見たくない」

 

「わかったにゃ。それじゃあ、アラタが今夜一緒に寝てくれるなら抑えるにゃ」

 

「ん?いいぞ。むしろ大歓迎だ!」

 

アラタの承諾の後にイリナが黒歌にくってかかる。

 

「何言ってのよこの悪魔は。そんな事私がさせるわけがないでしょ?」

 

「アラタが良いって言ってるんだから良いと思うにゃ」

 

「私が許さないって言ってるのよ」

 

「なんであんたの許可がいるの?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

二人はお互いを威圧する。そこへアラタが・・・

 

「なんだイリナも一緒に寝たいのか?」

 

「へ?」

 

「一緒に寝たいなら大歓迎だぞ?」

 

「えっとそういうことじゃなくて///」

 

「みなさーんご飯ができましたよー。あれ、どういう状況ですか?」

 

皆のもとへルフェイがご飯の用意ができたという知らせを伝えにくる。

 

「と、取り合えずみなさんご飯にしませんか?」

 

ルフェイのご飯の知らせ受けイリアが皆に提案する。

 

「ご飯?それよりこの悪魔を退治する方が・・・」

 

ぐ~~~~~~~

 

「・・・・・」

 

「イリナ・・・」

 

ポンッ

 

イリナのお腹の音がなり、ゼノヴィアがイリナの肩に手を置く。

 

「う、うるさいわね!・・・そうね、こんなところで戦ってる暇はないわね。しかたないからご飯にしましょう」

 

テーブルにご飯を並べてご飯を食べたあとに晩御飯の片づけを終えて黒歌とルフェイの報告を聞く。

 

「黒歌とルフェイはコカビエルの居場所はつかめたのか?」

 

「つかめたにゃ」

 

「ばっちりですよ!」

 

「ど、どこよ!」

 

「失礼な態度をとる奴にはおしえたくないにゃ」

 

「うっ・・・わかったわよ!謝ればいいんでしょ!ごめんさい!」

 

「心がこもってないにゃ」

 

「・・・ごめんなさい」

 

「どうしよかっにゃー」

 

「こ、この悪魔はあぁぁぁ!」

 

「黒歌。そこらへんにしてあげといてくれ」

 

「アラタが言うんなら仕方ないにゃ」

 

黒歌がイリナに意地悪をしているのをアラタが止める。

 

「イリナも落ち着け」

 

イリナの方はゼノヴィアに止められる。

 

「では、落ち着いたところで話しますね?」

 

「頼むルフェイ」

 

二人の話によるとコカビエルの戦力はコカビエルと神父二人、二人の神父の名前はフリード・セルゼン、バルパー・ガリレイ。居場所は町はずれの廃墟を根城にしている。

 

「戦力と居場所は調べられたのですがエクスカリバーの場所と目的は無理でした・・・」

 

「そこまででも十分だ。ありがとうルフェイ」

 

「えへへ。アラタさんに褒められました」

 

「これからどうするんだマスター」

 

人間の状態になったソラが話しかける。

 

「そうだな・・・居場所が分かったんなら奴らが行動を起こす前に叩きたいところだが」

 

「エクスカリバーの場所が気になるか?」

 

「ああ。盗まれたエクスカリバーは三本だから別々の場所に隠してあるとも考えられるし。エクスカリバーは取り戻した方が良いんだな?」

 

アラタはゼノヴィアに尋ねる。

 

「それが最良だが、相手は伝説級の堕天使だ。奪還より破壊を優先した方がいいだろう」

 

「わかった。それともう一つ聞きたいんだが」

 

「なんだ?」

 

「聖剣って俺たちが触っても大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だ。悪魔でなければ触る分には問題ない。」

 

「なら黒歌は近づかない方がよさそうだな」

 

「面目ないにゃ」

 

「大丈夫だって。最後の質問だ、使えたりはするのか?」

 

「それは無理だ。聖剣の力を使うには素質が必要だ」

 

「俺には使えないってことか」

 

「そうなる」

 

ゼノヴィアへの質問を終えてアラタは皆に今後の方針を話す。

 

「とりあえず明日はイリナ、ゼノヴィア、俺とソラでその廃墟に行ってみる。残りは留守番だ」

 

「我、また留守番?」

 

「ごめんな。イリア達と留守番していてくれ」

 

「でも・・・・」

 

「帰ってきたらいっぱい遊んでやるから」

 

「わかった」

 

「それじゃぁ今日は解散だ。ゆっくり休んでくれ」

 

「アラタ君。私たちはどこで寝ればいいの?」

 

「二階の空いてる部屋をつかってくれ。今案内する」

 

「わかったわ」

 

二人を二階の空き部屋へ案内する。

 

「ここがイリナとゼノヴィアの部屋だ。二人一緒の方が都合がいいだろう」

 

「ありがとねアラタ君ここまでしてくれて。あの悪魔は気に入らないけど」

 

「勘弁してやってくれ悪い奴じゃないんだ」

 

「アラタ君がそう言うんなら大丈夫だと思うけど・・・アラタくんがあの悪魔に汚されないか心配よ!なにかあったら言ってね」

 

「ああ、わかったよ。行動は明日の夜からにするから今日はゆっくり休んでくれ」

 

「本当にすまない。君は聖剣とは関係ないのに」

 

「俺の目的は聖剣奪還の手伝いじゃないぜ。イリナとゼノヴィアを助けたいと思ったからきたんだ。お礼なんていわなくていいよ」

 

「アラタ君///」

 

「よかったなイリナ」

 

「う、うん///」

 

「それじゃぁ俺も寝るは、イリナ達を探すの結構つかれたしな」

 

「うん、お休みアラタ君」

 

アラタはイリナとゼノヴィアに挨拶を交わすと自分の部屋に戻り、眠りにつく。




昨日のMステで劇場版SAOの歌がやっていたそうです・・・見逃したああぁぁぁぁ!
少し今回のSSは雑だったような気がします許してください。
それとトリニティセブンのヒロインってどこまで出した方が良いと思います?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。