私だけの星 ずっと輝いてるよ   作:ヴァイロンオメガファントム

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ちょっと日本語おかしいとこあるよ


比企谷八幡 憂鬱な日曜日の始まり

八幡side

 

日曜日。誰もが週に一度はくる日曜日。休みの最後で明日から学校という憂鬱感もあるが、夕方からあるサザエさんをみるまではまだその憂鬱さも多少は和らいでるものだ。

で、俺だが、せっかく2連休最後の休みなので家でごろごろしたかったのだが、昨日の夜なんとまさかのあれやこれ。

そう!あの頭脳明晰、容姿端麗、完璧超人、なおかつ恐ろしいコミュ力を持つ、あの雪ノ下陽乃からこう来たのだ。

 

 

明日、比企谷くんのお家にいくね!★

 

 

え?この人はなに言ってんの?と思って、なんでですか?と返信しても結局その夜に返信はなく、朝の6時頃にメールで

 

内緒♡

7時ころにつくからね〜準備しててね!

 

ときた。

 

 

……………早くないですか?まだ朝の6時ですよ?やだはちまんねたい〜(ぶりっ子風)やだなにこれ気持ち悪い。

まぁそれはおいといて内緒って…しかもハート♡……

 

やだ!!八幡怖い!!この人が怖い!!小町助けて!!!

そんな思いも届かず刻一刻と時間が過ぎていく。

 

「はぁ……」

 

リビングに行ってテレビをつける。今日は獅子座は5位か…まぁそこそこだな

 

「よし…今は…?」

 

6時45分…そろそろ準備しておくか…歯を磨いて、顔洗って、適当に服をきて…と、、

 

そしてまたチラッと時計を見ると6時57分。そろそろ来るな。玄関で待っとくか。

 

「はぁ…」

 

やだ、ため息ばかり!幸せ逃げちゃう!あ、俺に幸せなことってなかったわ。唯一小町がいることかな?ふふ…と思っていると…

 

「なにお兄ちゃんニヤけてるの?気持ち悪いよ?」

 

「おぉ!?びっくりした…」

 

そこには俺の愛しの小町がいた。…って気持ち悪いってお兄ちゃん傷ついちゃうよ?ぷよぷよで連鎖おこってぷよたちが弾けるようにお兄ちゃんの心も弾けちゃうよ?いいの?

 

「お、おう小町か、どーしたこんな朝早く…」

 

「どーした?はこっちのセリフだよ〜!土日はナマケモノ以上にゴロゴログータラ生活のお兄ちゃんがこんな朝早くに起きて出かける準備してるって…事故だよ!!」

 

「なんでもう事故ってるんだよ…つーかナマケモノ以上って…ただ俺は1週間の疲れをこの土日で癒やしてるんだよ、決してゴロゴログータラ生活をしているわけではない!」

 

「はいはいそーですね。で?誰とデート?」

 

すごい低い声で流された…てかなんでデートは確定なの?

 

「なんでデート確定なんだよ。俺はなんも言ってないだろ」

 

「妹の小町にはなんでも分かっちゃうよ〜だってお兄ちゃんの唯一の理解者だからね!あ!今の小町的にポイント高い!」

 

「はいはいそーですね。」

 

確かに小町にはいろいろとお世話になってる。一色いろはの生徒会長問題で俺が悩んでるときとか小町には助けてもらったし。だが…

 

「だが今回はデートではない。残念だったなハズレだ」

 

「え〜!デートじゃないの〜てっきり小町は雪乃さんか結衣さんとデートかと思ったのに〜それで…」

 

「はいはい、もう時間なんだ。…多分そろそろ来る」

 

「え?誰が来r」

 

ピンポーン…

 

家中にインターホンの音が響き渡る。きた…奴がきた…魔王だ…

渋々玄関を開けると、そこには凄く美人なそれでもって凄く笑顔な魔王さまが立っていた。

 

「ひゃっはろーー!!」

 

「雪ノ下さん…」

 

そう雪ノ下陽乃。俺はこの人が苦手だ…だって笑顔の裏で何考えてるかわからないんだもん。

 

「比企谷くん〜♪迎えに来たよ〜♪」

 

「え!お兄ちゃんデートの相手って…」

 

「違う。断じて違う。」

 

「もう〜!そんな否定しないでよ〜こんな美人なお姉さんが迎えに来たんだよ〜」

 

「そーですね。ほぼ強制的にですけどね。出来るならこのまままた帰っていだだくと俺的にありがt」

 

「じゃあ小町ちゃーんお兄さん借りるね〜いこ!比企谷くん。」

 

「俺の意思は無視ですか」

 

「あはは…お手柔らかに…」

 

小町ーー!助けてくれー!魔王に攫われる〜!俺の思いは虚しく遠くで手を振る小町には届かなかった。

 

 

 

 

 

 

「それでなんの用すか?こんな朝早くから…」

 

「まぁ近くの飲食店に入って話そうよ!比企谷くんご飯食べた?」

 

「いや食ってないっすけど…」

 

「じゃあどこか食べるとこ見つけてそこで話をしようよ」

 

「はぁ…分かりました…」

 

 

しばらく歩いて

俺たちは千葉駅の近くにあった飲食店に入り席についたのだが…

 

何これ!?目線が痛い!目線がちょー痛い!この人と居るだけで他の人からの目線が痛い!

確かに…日曜の朝だ…こんな朝早くから男女がご飯って…そりゃおかしいよな…それに女の方は超絶美人ときた。外を歩いてると主に男の人達の目線が痛かった…

 

でもそれでも日曜の朝だ。人は少ないから今はいいけども、これが昼とかになると人は多くなる。そうなると今よりも目線が痛くなるはず…これは早めに用件きいてさっさと帰るのが正解だな。よしそうと決まれば…

 

「あの…雪ノs」

 

「比企谷くんはなに食べる?」

 

くそまじくそ。タイミングが悪かった…そうだタイミングが悪かっただけだ…ぼっちはこうゆうのには敏感なのだ

 

「あ、じゃあこれで。で、用k」

 

「そっか〜じゃあ私もこれで!あのすみませーん!!」

 

くそ〜この人わざとか!?わざとなのか!?すみませんって口で言ってるけど、そこに店員さん呼ぶボタンあるからね!?俺はこの人を睨みつける。

 

「あ、はいこれ2つで、はい!お願いしまーす。……ん?何そんなに私を見て?もしかして…惚れちゃった?」

 

「んなわけないでしょ。雪ノ下さんがわざとやってるのかと思って睨んでただけです。」

 

「何わざとって?うーん?」

 

「いや、もういいですよ。」

 

「…?何かおかしな比企谷くんだね?あ!分かった!こんな美人なお姉さんとデートだから緊張してる?もうやだな〜そんなことなら早く言えば緊張ほぐしたのに〜」

 

「緊張なんてしてませんし、仮にしてても何されるかわからないんで絶対にほぐらせません。ってか早く用件を教えてください。早く済ませて帰りたいんで」

 

「あー…そのことなんだけど」

 

さっきまでにこにこしてたのが急に真顔になる。この人が本気顔になるとなにかしら良からぬことが来そうで怖い。でもこの人はいつもの仮面になってこう言ってきた。

 

「今日は早く帰してあげるのは無理だな〜♪」

 

「はい?それはなんでですか?」

 

「今日は比企谷くんに頼みがあって来たの」

 

「はぁ…」

 

陽乃さんから俺に頼みなんてめずらしい。でもどうせ良からぬことなんだろうけど……その予想は的中した。雪ノ下さんは笑顔でこう言ってくる。

 

「私と踊ってくれない?」

 

「は?」

 

「だから〜私と踊ってくれない?」

 

最初は何言ってるか分からなかったが段々思考が追いついてきた。この完璧超人が俺と踊ってくれと言っているのだ。なに?この人俺の体壊したいの?

 

と、思ってるうちに1つのトラウマが頭をよぎった

 

小学生のときの運動会

見せ物で学年で踊るはめになった…がその時…

 

俺と組んだ女子が一言…

 

「別に手を繋がなくたっていいよね」

 

それで俺は1人寂しく、はっちゃける曲を踊ったのだが…影で

 

「なにあれちょーきもい」

 

「ほんとそれ出来ればもう見たくないよね」

 

などと影でいろいろ言われるはめに…それ以来俺は踊る行事がある時は学校を休むなどして避けてきた…

 

くっ!思い出しただけで胸が締め付けられる…

 

「比企谷くん〜どーしたの?」

 

「あ、いや…なんでも…ありません」

 

と、悟られないように返したつもりだったがこの人には効かなかった。

 

「…昔なにかあった?」

 

なんでこの人わかっちゃうの?なに俺の心読んじゃったり出来るの?なにそれ怖い。…ってかこの人にはバレたくない…この人にバレたらまたそれでからかわれてしまうからだ。だが、それとは逆で陽乃さんはいつもとは違う…なんていうか…いつもとは違う仮面?でこう言ってきた。

 

「大丈夫だよ」

 

なにが大丈夫なのか分からない。が、いつもと違う笑顔をみて少し安心した。のもつかの間…

 

「お姉さんが比企谷くんを仕込んであげるから」

 

返して!俺の安心返して!なにその顔怖いよ!!絶対良からぬこと考えてるよこの人…

ふと顔を見ると一瞬でいつもの笑顔に戻っていた。勘違いか…

 

「で?踊ってくれる?」

 

「俺が嫌だと言っても逃がさないんでしょ、どうせ」

 

「あれ?良く分かってるね〜お姉さん感心しちゃった!」

 

「はぁ…で、いつ本番なんですか?」

 

「今日だよ?」

 

「え?」

 

「今日なの、だからなるべく早くダンススタジオに行って練習しないとね!」

 

「」

 

「比企谷くん〜?大丈夫〜?」

 

「あの…俺みたいなやつが半日くらいで振り付けを覚えられると思います?」

 

「大丈夫、大丈夫〜この私が教えるんだから簡単に覚えれるって!!」

 

なんでそんなに自信があるの?だいたい…

 

「だいたい…そういうことは、葉山とかのほうが適任でしょ」

 

「まぁ隼人のところにも連絡言ってると思うよ〜ってかさっきメールきたし。でもそれじゃあいつも通りでつまんないから比企谷くんを連れて行こうと思ったんだよ」

 

「…俺じゃ足手まといにしかなりませんよ」

 

「うん。知ってる」

 

うわ!直球!ストライクですよ。陽乃さん。

そう思ってるいると雪ノ下さんは俺の耳元でこう言ってきた。

 

「…私が比企谷くんと踊りたかった…じゃダメ?」

 

「はいはい分かりました。分かりましたから離れてください…あ、料理来ましたね」

 

「じゃあ!早く食べてダンススタジオにいこーー!!」

 

「はぁ…」

 

 

 

 

そして俺たちは食べ終わり、急いでダンススタジオに向かった。現在朝の8時。天気は晴れ。通行人は少なく、日曜なんだなと改めて思わされる。そんなことを思っているとダンススタジオがあるところについたらしい。陽乃さんがこっちだよ!っと言って案内してくれた

うおーー広い。こんなに鏡があるのか〜夜とか大丈夫かな?幽霊とかでないかな?

 

「なにキョロキョロしてるの〜比企谷くん」

 

「あ、いや、ちょっと…」

 

「私着替えてくるから比企谷くんも準備しててね!比企谷くんのジャージと靴はそこにあるから」

 

雪ノ下さんが着替えに行き、俺も準備しようとロッカーに行くと、

本当にそこには俺のサイズに合ったジャージと靴が置いてあった。なんで俺のサイズ知ってるの!?あの人ひと目みただけでサイズ分かっちゃうの?

そんなこと思っていると突然ドアがガチャっと空いた。

 

「あれ?比企谷?」

 

「は、葉山!?」

 

「あ、なるほど…だからあんなメールを…」

 

「あ?」

 

「あ、いやこっちの話だ」

 

「あ、そう…」

 

あーなんで休みの日にもこいつと顔合わせなきゃならんのか……

 

「で?なんで葉山がここに?」

 

「陽乃さんが…ちょっとね…」

 

「…そうか…」

 

まぁ陽乃さんが考えてることは分からないしな…

 

「おぉー!隼人もきたね〜」

 

着替え終わった雪ノ下さんが呑気にそう言って近づいてきた。

 

「陽乃さん、比企谷が来てるとは聞いてないけど」

 

「私と比企谷くんがイチャイチャしてるとこ見てもらおうと思って」

 

「あのー雪ノ下さん?そーゆうのやめてもらえます?」

 

「んー?そーゆうことって…どーゆうことかな?」

 

「うっ…だから…その…イチャイチャ…とか…」

 

後半は自分でも何言ってるか分からないほど声が小さくなってしまった。

 

「あはは!比企谷くんは可愛いね〜飽きないな〜」

 

「いや、こっちからしたらいい迷惑なんっすけど」

 

「さて!冗談はおいといて練習はじめますか!」

 

そういうと陽乃さんはストレッチを始めだした。

葉山はとなりでははっと苦笑いしている。

 

「比企谷、ストレッチの相手しよーか?」

 

「バカかお前は、だてにボッチをやってねーよ。」

 

「ははっそうだな」

 

さて、やりますか…

…………あれ?なんでほんとに葉山がいるんだ?ふと葉山を見ると陽乃さんと話していた。…その顔は困ったような顔をしていた。あの葉山でさえ雪ノ下さんの相手は苦労するらしい。まっ俺には関係ないけど。

 

 

 

ストレッチも終わりこれから本格的に振り付けの練習だ。

なるほど、葉山が来たのは俺に振り付けを教えるためか、葉山なら毎回踊らされているからある程度振り付けが分かるらしい。それにしてもこいつに教えられるのはなんか堪にさわるが、まぁせいぜい陽乃さんの足手まといにならないようにやらねーとな…

 

ふと陽乃さんの方を見ると…

 

「」

 

「でここをこーする…って比企谷きいてるのか?」

 

「あ、あぁすまん」

 

なぜ俺が思考を停止したのか…そう…それは陽乃さんがエロい、エロのだ!R18並に!!なにあの動き!?あんなんみたら世の男子が陽乃さんの虜になっちゃいますよ!

 

「ははっ陽乃さんを見てたのか?」

 

「はっはぁ?そ、そんなわけn」

 

「無理もないさ」

 

「え?」

 

「彼女は…陽乃さんは自分の魅せ方を知っている……それはいいことでもあるけど、悪いことでもあるんだ」

 

「………………」

 

確かに…陽乃さんはなんか…冷たい仮面を被っていると思う。俺も深くは知らないが雪ノ下が言うにはお偉いさんの前に出ることが多いから常に笑顔に振る舞わなければならないとのこと。

 

それにしても…今日踊る場所はどうゆうところなんすかね…そういえばなにも聞かされてない。が陽乃さんがあんなに真剣な顔で踊っているのだ。けっこう大きいイベントなのだろう。

 

「さぁ俺たちもやろーか」

 

「お、おう」

 

 

それから俺達の練習もまた始まった…

はぁ今日1日は長くなりそうだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やっぱり書くの難しいよ…

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