【本編完結】影とうたわれるもの~二人の白皇再構成~   作:しとしと

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エントゥアをどう活躍させるべきか……
ヤクトワルトへの刺客編まで、エントゥアは縁の下の力持ちになりそう。


第六話 嘘をつくもの

 帝都に潜伏させていた草より知らせが届いたということで、皆の集まる朝議の席にて、オウギに事の顛末を喋らせた。

 

「報せには、帝都にて、アンジュを名乗る者が帝の名を継いだと」

「!?」

「内裏にて即位の儀が行われ、万民は言祝ぎをもって慶賀した――と記されています」

「……僭称したにしては早すぎる」

「知らせからすると、帝都の民にそのことが報されたのも、かなり急だったようで」

 

 行列行脚や直接民に言葉を賜るなどの祭典はなかったようだし、内々に最低限の儀式だけで即位を済ませ、本来あって然るべき帝都を挙げての行事は省かれた。そう見るべきか。アンジュは、得体の知れない相手に居場所を奪われたのが信じられないのか、茫然とした表情を浮かべている。

 

「クオンは間に合わなかったか……」

 

 敵が正式な段取りさえ踏んでいれば、クオンがトゥスクルより秘薬を持ち帰り、アンジュの喉を治して先に動くことができた可能性は高かった。

 しかし、真っ先に即位したということは、即ち自らが正統後継者アンジュであるとこちらより先に名乗りをあげたということ。こちらの皇女さんが後から本物だと言ったところで説得力にかける。

 

「情勢はこちらが不利。我らエンナカムイは姫殿下こそが真の後継者たると知ってはいるが、他国の間には動揺が広がるであろう」

 

 そうだ、せめて皇女さんの声が出れば、国内だけでもまとめることができる。

 しかし、皇女さんが力なく項垂れるのを見て、やはり今の皇女さんでは荷が重いと感じたのだろう。オシュトルは、こちらに問い掛けるような目を向け、実際に口に出した。

 

「ハク、何か今後の展開を考えてはいるか」

「自分か?」

 

 急に話を振られても、自分としては皇女さんに早く元気になってもらうことしか思い浮かばない。それか……。

 

「そうだな、クオンの帰りがやけに遅いのも気になるし、クオンと連絡をとる必要があると考えている」

 

 こんなことなら、クオンについていけばよかった。

 

 いや――オシュトルがいつ目覚めるともわからない状況で、大将不在は回避しなければならなかった。クオン一人に任せたことは仕方がなかった状況か。

 あの時クオンはそんなに時間はかからないと言っていた筈が、もはや一月以上。何かあったと見るのがいいだろう。

 

「トゥスクルを往復するだけなら、そんなに時間はかからない筈だが、少し遅いのが気にかかる。調査隊か何かを派遣するのがいいかもしれない。クオンが秘薬を持って帰ってきさえすれば、皇女さんの喉を治すこともできる。そうすれば、いくら偽だなんだと言われようが、本物はこちらにいるのだから、やりようはなんとでもなるはずだ」

「例えば?」

「まあ、周辺国に協力を打診するとかな。本物の皇女さんを見分けられる者を、片っ端からこちらに引き込んでしまえばいい。それか……」

「それか……なんだ」

「う~ん、あんまりやりたくはないが、今いる仲間の親縁に頼ることかな」

「なるほど、ルルティエ殿の親である八柱将オーゼン殿、アトゥイ殿の親である八柱将ソヤンケクル殿などを味方につけるか」

「勿論、そうした場合、この戦乱がエンナカムイのみならずルルティエ達の故郷まで広がることは確実だ。こうして帝を立てられちまった以上、なおさらな。だから、あんまりやりたくはない」

「しかし、そうも言っていられないのが現状か……」

 

 オシュトルの頭の中には、元々あったんだろう。

 だが、口に出せなかった。そりゃそうだ。善意でついてきてくれているであろう二人の親に頼るなど、オシュトルの口から出るわけがない。いや、出せない。

 なら、ここで貧乏くじというか、穢れ役を買って出るのは、自分の役目みたいなものだ。

 ネコネも、自分が言っていることが中々に酷いことなのを理解しているのか、その視線が厳しいものへと変わる。しかし、誰も否定しない、いやできない。

 なぜなら当の本人達が否定しないからだ。

 

 しかし、この提案にはもう一つ、自分にも言えない疑惑がある。果たして、オーゼンとソヤンケクルはライコウ側か否かという点だ。偽姫殿下の擁立は、八柱将ならば見抜けて当然のもの。しかし、それに従っている、もしくは見てみぬふりをしているならば、のこのこと敵に説得へ向かうことになる。

 もしオシュトルがこの提案を受け入れ、アトゥイとルルティエの二人に問い掛け、承諾してしまった場合、自分はまた一つ嫌われ者の発言をしなければならない。そう思うと、やはり、あまり提案すべきでなかったかもしれない。

 

 オシュトルが痺れを切らしたのか、二人に問い掛けようとしたその瞬間だった。

 

「兄上、このような話の途中に申し訳ないのですが、目通りを求めている者が」

「何者か」

「クオンさん」

「なに?」

「……からの紹介状を持っている行商人です」

 

 クオン本人ではなく、行商人か。

 しかし、先ほどまでクオンの帰還を考えていた自分達としては、その名前が出ることで少し色めきたつ。

 

「偽皇女についての協議は、午後改めて参集し行うものとする」

 

 考える時間も必要だしな。

 列席していたものの中で、やはりルルティエとアトゥイは明らかにほっとした様子を見せた。

 

「キウル、その行商人を謁見の間へ」

「承知しました」

「ハク、其方も某と共に来るのだ」

「わかった」

 

 ルルティエにアンジュを休ませるよう伝え、自分達はその行商人と顔を合わせた。

 その行商人は、自らのことをチキナロと称し、胡散臭い見た目と相まって、信用のできなさを醸し出していた。

 

「クオン殿の紹介とのことだが」

「ハイ、クオン様にはいつも御贔屓にしていただいておりますです。そのクオン様から皆さまがご所望の品を伺いまして、ハイ」

 

 チキナロは、懐から何やらよくわからない薬を出した。

 チキナロによると、どんな薬物に焼かれた喉でも、これを呑んでいればあら不思議、瞬く間に元通りになるものらしい。

 それが本当ならば、ぜひとも欲しい。本当ならば、だが。

 

「幾らになる」

「正直に申しますと、些か値が張りますです、ハイ」

「……払えぬな」

 

 横から男の算盤を眺めていたが、確かにそれは払える額ではなかった。暴利にもほどがある。戦支度すら可能な額を見て、オシュトルが諦めたのか、自分に視線を移した。そういえば、こういったハッタリ上等の値引き交渉は苦手だったな。値切りは任せろと言わんばかりに、算盤に手を伸ばし、珠を幾つか下げる。

 この国の経済事情はよくわかっているつもりだ。

 チキナロは横から突然出てきた自分に対して動揺もせずに、あっさりと珠を戻す。

 もう一度、今度は妥協のつもりで、先程より控えめに珠を下げてみるが、男はまたもや元に戻した。

 オシュトルはその光景を面白そうに眺めるばかりで、何も言わない。

 

「率直に申しまして、他ならぬクオン様のたってのお話だからこそお持ちした品。二度と手に入らぬとっておきの品なのです、ハイ」

 

 なるほど、そこまで言われてしまってはこちらも強くは出られない。

 とはいえ、これは必ず手に入れなければならない品だ。

 

「判った、そこまで言うならこの値で買うが……後払いだ」

「ふむ、融通することやぶさかではありませんが……して、担保は何を?」

「我が国の秘密だ」

 

 自分の答えを聞き、座にいる者たちが「はあ?」という顔をする。一体何の秘密なのか。チキナロも怪訝な表情かと思えば、面白そうな表情でこちらを見る。

 

「秘密、とは?」

「某の正体について」

「さて……その情報にいかほどの価値を?」

「商人なら目利きも確かな筈、値は其方がつけるのだな。だが、気を付けよ。他国の其方が、オシュトルという男の特徴をどの程度知っているのかを。返答次第では、其方とこれからの付き合いはあり得ぬ。戦支度は、別の商人を頼るとしよう」

 

 声色と口調をオシュトルに真似てそう告げる。

 

「……参りましたな」

 

 そうチキナロは呟き、オシュトルとこちらを相互に見やる。

 今、チキナロの頭の中で、今自分がオシュトルの影武者であるのか、それともオシュトルそのものなのか迷っている。

 エンナカムイにオシュトルの影武者あり。その秘密は、帝都には高く売れる情報になる。しかし、それが偽りの情報である可能性も否めない。つまり、迂闊に売れぬ情報。しかし、本当ならば、いち早くエンナカムイの命運を握る存在となれる。

 チキナロはトゥスクル出身でクオンと懇意の商人であると仮定すれば、立て札などでオシュトルの顔は知っていても、仮面の下の素顔までは知らないだろう。

 出てきた自分がただの無関係の人間であると断定してこの提案を受け入れなかった場合、見る目無しとして、これから戦支度等で莫大な稼ぎとなるであろう顧客を逃すことになる。

 しかし、チキナロは暫く苦悶の表情を浮かべていたが、何かに思い至ったのか、薄く笑う。

 

「払えぬ時というのは、既に国が崩壊している時ではありませんか? その情報がいかほどの価値となるか……」

「情報だけが不満ならば、某の首を持って行くがよい」

 

 簡単にやる気はないがな。

 しかし、その言葉に、座が騒然となり、オシュトルも、その表情を曇らせた。その顔を見て、チキナロは何かを悟ったようだった。

 

「……ふふふ、なるほど。随分と面白い方だと伺ってはおりましたが……あなたがハク様ですね?」

「……」

 

 一瞬どきりとする。

 なぜその名をと聞いては、こちらの負けを認めることとなる。

 暫く睨み合いのような沈黙が続いた後、チキナロは観念したかのように笑った。

 

「……いやはや、私の負けです。この品はお渡しします」

 

 オシュトルが、チキナロに真意を聞く。

 すると、チキナロの話では、実はクオンより賜った品であること。そして、オシュトルに、真っ先に渡すよう言われていたそうだ。

 

「これから末永くお付き合いするかもしれないので、どのような方々か知りたかっただけと言いますか、どうかご勘弁を、ハイ」

 

 抜け目のない奴だ。

 オシュトルが、薬を手にし、立ちあがる。

 

「まずは薬を試したい。しばし、そこで待たれよ」

「ハイです」

「ハク、チキナロ殿の相手をしていてくれ。エントゥア殿、姫殿下の元へ一緒に来てくれるか」

「はい、ただちに参ります」

 

 そうして二人が出て言った後、チキナロはこっそりと手紙を渡してきた。

 

「クオン様から、ハク様へ、と承っております、ハイ」

「クオンから? そういえば、なぜクオンは帰ってこないんだ?」

「それは私の口からはとてもとても……」

 

 手紙の中を見ろということか。

 チキナロはもう用はないとばかりに、持ってきた他の商品を、女性陣に売りつけ始めていた。

 そんな光景を横目に、手紙の内容を読む。

 

 そこには、クオンが諸事情によりこちらに帰れなくなったこと。無事ではあり心配しないでほしいこと。もう少しで抜け出せるから、待っていてほしいだのなんだのということが書いてあった。ちゃんと働いているかどうかなど聞いてくる文面は敢えて見ないでおいた。

 字の形も見覚えのある字でクオン本人だということはわかる。それに文頭の文字だけを読ませて暗号で助けを求めているわけでもない。諸事情が何かはわからないが、それをチキナロに聞いたところで応えてはくれないだろう。

 

 そうして暫く考えをまとめていると、オシュトルが帰ってきた。

 チキナロはそれに気づくと、声をかける。

 

「これはオシュトル様、姫殿下の御加減はいかかでしょう?」

「まだわからぬ。しばらくは様子を看ることになるだろう」

「左様ですか。では私めはこれにて一旦おいとまさせていただきます。クオン様には、確かに薬をお譲りした旨、お知らせしておきますです、ハイ」

 

 そこで、これだけは聞いておきたかったことを聞く。

 

「すまない、あんたとクオンはどういう関係なんだ? 書状には信頼できるものとだけ書かれていた」

「あー、その申し訳ございませんです、ハイ」

 

 どうやら、クオンから余計なことは喋るなと、きつく言われているようだった。

 心配ではあるが、男があまりに気の毒な表情を浮かべるのを見るに、クオンが危険な目に遭っているわけではないようだ。

 

「もうよいか? ハク」

「あ、ああ、すまん、オシュトル」

 

 オシュトルの手には、いつの間にか手に巻物を持っており、それをチキナロに手渡す。

 

「これは?」

「お前に用立ててほしいものをまとめさせたものだ」

「これはこれは……早速のご利用ありがとうございます!」

 

 そう言い、チキナロが退出する。

 その後ろ姿を見て、オシュトルが呟いた。

 

「どうも好きになれぬ。某の最も苦手な相手だ。ハクには、今後奴との交渉事についておいてもらいたい程に、な」

「ただ、商才が確かなのは事実です。利用する分には良いのではないかと」

「でも、男のヒトとはいえ、今の情勢の中をたった一人で行商するなんて、無謀なのです。多少の裏はあると見て当然かと。姉様の紹介状が偽装された可能性だってあるです。まあ、ハクさんの名前を知っているところから見て、その可能性は低いですが」

 

 一同が疑心暗鬼になっているところで、双子が捕えようかなどと物騒なことを言うので押しとどめた。

 何もなければ取り返しがつかないからな。

 

 しかし、クオン。お前が戻ってきてくれないと、やっぱり調子が出ないな。

 怠け者から働き者になるつもりだったが、ケツを蹴ってくれるのは今んとこネコネだけだしな。まあ、ケツというより、脛だが。

 

 

 ○  ○  ○  ○  ○

 

 

 この前のネコネとの神代文字授業にて、随分とネコネを怒らせてしまった。

 そのネコネの機嫌を治すためにつけた条件、それは大量の菓子と、オシュトルの誤解を解くこと、そしてこれからも神代文字を教えることだった。

 

「この前のようなことをしたら、わかってるです?」

「わかってるって、反省しているからそんな睨むな」

 

 ネコネの部屋で、う~と唸り声を上げるネコネの警戒を解くように、問題を書く。

 

「さ、どうだ?」

「き、きょ、う、は、あ、ふ、ろ、に、は、い、る……のです?」

「アフロに入るってなんだよ。お風呂だ、お風呂」

「う、うなあ~っ! 発音は全然違うのに、なんでこんなに似てるですか! 作った人は何を考えているですか! め、と、ぬ、ももっと形が違っていてもいいはずなのです! というか、ハクさんの字が汚すぎるのが悪いのです!」

 

 そんなこと言われてもな。確かこのひらがな自体が元々あった字を崩したもんだっけ。

 漢字ばかりの時代に女性が生み出したとか、そんな断片的なことしか思い出せない。漢字から教えなくちゃいけなくなるし、教えるって中々難しいな。

 

 そんな形で、日を跨ぎながら、何度か繰り返し、カタカナや簡単な表語文字を教えるまでに至ることができた。その御返しとして、ネコネからは用兵術と文字などを習っている。そういうことをしていると、自然二人が一緒の時間は多いわけで。

 オシュトルが自分たちが一緒にいるところを見て、やはり仲が良いではないか、と言うので、ネコネが怒ってしょうがない。

 誤解されたくないなら一緒にいるのをやめればいいのに、それでも自分との時間を必ず作って神代文字を習おうとする当たり、ネコネの知識欲はすごいのだろう。自分も好きなことに関してはとことん調べたし、そういうところは似ているかもな。

 

「解いたのです。呆けてないではやく採点するです」

「……もうか? やっぱり頭いいんだなあお前」

「ふふん、当然なのです」

 

 ハクさんとは違うのですよ、ハクさんとは。という呟きさえなければ素直に尊敬していたが、だが、やはり最年少学士なだけはある。まあ、文字列を書いた板は渡してあるし、話によるといつも持ち歩いて暇ができれば覚えているそうだから、覚えられるのは当然かもしれないが、その真剣さが好ましい。

 

「ま、自分の教え方が上手いのもあるけどな」

「ハクさんはただ文字を書いているだけではないのです?」

「……」

 

 痛いところをつかれた。

 

「これなら、ハクさんよりも神代文字に詳しくなれるのは時間の問題なのです」

 

 と胸を張る様子を見て、まあいいかと思い直す。

 

「お? 言っとくが、こんなもん6歳の時に覚えるようなもんばかりだぞ」

「え? なぜハクさんにそんなことがわかるのです?」

「……」

 

 またもや痛いところをつかれた。

 自分が大いなる父、オンヴィタイカヤンであることは、クオン以外には預かり知らぬところだからな。

 

「神代文字でそう書いてあったんだよ。一番優しい文字だってな」

「つまり、まだまだ難しい文字とかがあるのですか?」

「おう、あるぞ。まあ、字自体はすぐ覚えられても、単語や文法とかのほうが難しいかもな」

「任せてくださいなのです。私ならすぐに覚えられるのです」

「そうかい。なら、この程度の問題は解いてもらわないとな。ほら、一問間違い」

 

 そう言って、先ほどのネコネの解答を返す。

 

「な……どこが間違いなのですか?」

「カタカナとひらがなの混合が苦手みたいだな。ほら、ここだ」

「……意地悪な問題が悪いのです。学士試験にもこんなに性格の悪い問題は出ないのです」

「自分の性格が悪いみたいに言うな。どんな意地悪な問題だろうが、間違うってことは完璧に覚えてないってことだ」

 

 一理あると思ったのだろう。文句は鳴りを潜め、かわりに悔し気なうめき声が聞こえてきた。

 

「次の問題は満点を取るのです」

「はいはい」

 

 ネコネはそこでパッと表情を変えると、ひらがなとカタカナの書いた板をしまい、代わりに軍学書を取りだした。

 

「さて、次は私がハクさんの先生になるのです。用兵術の抜き打ち試験をするのです。前回完璧に覚えたと言ったハクさんのことなのです。たとえ抜き打ちでも間違うなんてことあるわけないです?」

「ま……まあな」

 

 くそ、仕返しのつもりか。

 

 しかし抜き打ち試験は満点を取り、ネコネの理不尽な蹴りが脛を襲ったのだった。

 




ネコネはハクトル相手だと、色々やっぱり無理してるんだよなあ。その分ハクへの恋心に気付くことにもなりましたが。
偽りの仮面時のハクやクオンとの関係が、一番年相応に気を許してたんだと思うと切ないですよね。

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