ポケットモンスター~カラフル~   作:高宮 新太

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12話 「探し物はなんですか?」

「どういうことか、説明してもらいましょうか」

 

「おー、怖い顔しちゃって、美人が台無しだぜ?」

 

「なっ//び————、ふざけないでください!」

 

 あら、意外と顔真っ赤だ。男慣れしてないのかな。

 耳まで真っ赤に染まったその顔は可愛い女の子そのものだ。 

 照れてる女の子ってええやん?

 

「いいですか。あのイーブイは私達も計画書などから知っていました。最優先で保護すべきポケモンです」

 

 んんっ、と咳払いで空気を切り替えてエリカお嬢様は真剣な表情だ。

 計画書?

 ああ、実験体だというのなら研究員たちがつけてるレポートがあるはずだろうから、それか。

 なんでそんなものが流出してるんだろうねえ。前にも言った気がするけどずさんだなあ。

 失敗作だから、とか?

 

「加えて、あのイーブイは実験で酷く衰弱していると聞いてます」

 

「そうだね。今にも死にそうだったもん」

 

「アナタという人は!!」

 

 わー、怒られた。

 なんて言ってたら火に油を注ぐのは明白なので、ここは黙っておこう。

 

「どんな神経してるんですか!瀕死のポケモンを野に放つなんて」

 

「うるさいなあ。別に僕がどうしようと僕の勝手だろ。あの暗い研究室から逃がしてやったことを評価してほしいね」

 

 そっから先は知らないよ。僕だって死にかけだったんだ。自分のことでいっぱいいっぱいさ。

 その後のことなんてあとはあの子次第でしょ、生き残るのか、抹消されるのかなんてさ。

 

「・・・そうですか。あなたが逃がしたことを評価するというのなら、最後まで責任をもってもらいますよ」

 

「はぁ?」

 

 この野郎。いつまでも僕が下っ端に甘んじていると思ったら大間違いなんだからな。

 

「あのねえ、僕がそこまで君の言うことを聞く義理なんて————」「ロケット団」

 

 氷のような表情で、エリカお嬢様は口を開く。

 

「今、通報したらいったいどうなるんでしょうかね」

 

「きったねー」

 

 自分の頬がヒクヒクと動くのを自覚する。

 正義のジムリーダー?いやいや、眠れる森の悪女とかでいいんじゃないですかね?

 ほんと、聞いてあきれるぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、いうことで。

 僕は怪我をしているにも関わらずエリカお嬢様の親衛隊と共にイーブイを探すことになってしまった。それも林の中を。

 

「親衛隊ではない。エリカお嬢様と同じようにこの町を守るためにロケット団と対抗するべく集った同志だ」

 

 屈強なガタイのいい男が、僕の思考をトレースしてくる。話しかけてないんだけどな。

 

「へー、やっぱロケット団って嫌われてんねー」

 

「嫌われてる、という表現が正しいのかはわからないが」

 

 いかにも堅物っぽい喋り方、僕とはウマがあいそうにない。

 ま、ウマがあいそうだと思った人も人生の中でいないけど。

 

「ロケット団は許せない。皆、その思いでエリカお嬢様と共にしている」  

 

 その男の声には、悲壮感が含まれている。きっと、何か特別な思いがあるのだろう。

 

「そ。頑張ってねー」

 

「君は頑張らないのか?その為にロケット団を裏切ったのだろう?」

 

「だーかーら、なんだってそー皆勝手に決めつけるのかな。道徳の授業もう一回受けてくれば?」

 

 僕は草むらの辺りを探しつつ、言葉をつづけた。

 

「みんながみんな、できた人間だと思わないことだ。そんなだとこの先辛いよ?僕みたいな人間に会うとさ」

 

 うーん、と腰をトントンたたく。あ、やばい。傷口が開きそう。ビリビリする。

 まったくもー、重症患者の僕にこんな労働させるなんていったいどこのブラックな組織なんでしょうかね。

  

「・・・・ていうか、なんで僕はこんなに真面目に働いてるんだ」

 

 ボソリと、聞こえないように僕は呟く。

 一応、救ってもらったわけだし?恩義を感じないほど心がないわけではない。

 けどなあ。ぶっちゃけもうめんどいしな。イーブイだって案外親切な人に拾ってもらっていい生活してるかもだし。

  

「あ!僕思い出した!確かあっちらへんでイーブイを逃がしてあげたんだった!!」

 

 一際大きな声で、わざわざ聞こえるように言う僕。

 

「なに?本当か?」

 

 やりぃ!案の定、餌に食いついてくれましたよ。

 

「そうなんだ!もしかしたらまだいるかもしれないし、今から行ってくるね!!」

 

「そうか、ならば皆に連絡して」

 

「ああ!いい!大丈夫!僕一人で!そんなに広くないし、君とみんなは他の場所探しておいてよ」

 

「わかった」

 

 いいね。聞き分けのいい人は好きだよ。

 真面目なのはいいことさ。なによりもね。

 そんな真面目君から背を背けて、傷が痛む体を引きずりながら僕はこの林からの離脱を図る。

  

「・・・・・・・・」

 

 ある程度行ったところで、僕はエリカお嬢様の家のある方向を見やった。

 なんとなく、大した意味もなく振り返る。

 

「あー、くそ」

 

 ガリガリと頭をかいて、吐き捨てるように口を開いた僕はその流れでモンスターボールを開いた。 

 

「——————、よし。ズバット。悪いけど、これあの家まで届けてくれ」

 

「キュウ!」

 

 命令を受けたズバットは、バサバサと勢いよく飛んでいく。

 こういうとこが、中途半端な僕のダメなところだ。イーブイといい、大した意味もない善意を振りかざしてる。

 エリカみたいな、信念も行動力もないくせに。

 

「それでも、それでも果たしたい願いがあるんだ。それを果たすまでは—————————、」

 

 止まれない。

 

 

 

 

 

「そう、でも残念。ここが貴様の行き止まりだ」

 

 

 

 

 

「っ!?」

 

 

 この声。冷酷で、それでいてスッと通った綺麗な声。

 

「ナツメ様・・・・」

 

 思ったよりも早かった。もうちょっと猶予をもらえるとばかり思っていたのが、仇となったか。

 

「ふふ、組織を抜けるなんてそう簡単じゃないのはわかっていただろう?」 

 

 不敵な笑みを携えるナツメ様に僕も不敵に笑って返す。

 

「まあね。でもちょいと早いんじゃない?僕を追ってまで得られるものなんてもうないでしょ?」

 

 伝説の三匹の情報は渡したし、こんな何もない下っ端を捕まえるのに幹部が出てくるなんてよっぽどだ。

 

「イーブイ」

 

 だから、ナツメ様がその単語を発した瞬間、ああそうか。と自分がしでかした事の重大さに気が付いた。

気が付いて、自分に嫌気がさす。中途半端は何よりも罪だと知っているのに。

 

「でも、あの子は失敗作のはずでしょう?そりゃ世間にばれる恐れはあれど、ナツメ様が出向くほどの問題じゃあないはずだ」

 

 だからこそ、僕は多少の八つ当たりと嫌がらせのつもりでイーブイを逃がしたのだ。

 

「あのポケモンは、特別なのさ。ミュウツーと同時に進めていた計画、伝説の三匹とも通じる計画の柱だからな」

 

 これだから、資料はよく読んでおいたほうがいいんだ。僕は今回で身に染みて痛感したよ。中途半端ってのはこうやって自分に返ってくるってみんなも知っておこうね。

 あーあ、せめてあの時エリカお嬢様に見せてもらっておくべきだった。

 だからといってこの結果を覆せたとは思えないけれど。

 

「僕ってば運がいいのか悪いのか」

 

 これから人に嫌がらせする時は知識も重要だよってことだね。一つ賢くなれたよ。

 

「で、どうするの?大人しく戻ってくる?それとも」

 

 そういって好戦的なその瞳は訴えかけてくる。

 ていうか、スーパーボール握ってる時点でそれしか選択肢ないんじゃないですかー。やだー。

 

「その続きはWEBで!とは、いかないんでしょう?」

 

「わかってるじゃない」

 

 しゃーない。

 僕はボボン!と、手持ちの二匹を出し臨戦態勢万全だ。

 

「ふふ、そうこなくちゃね」

 

 ユンゲラーとともに、ユラユラ浮いているナツメ様に勝てるとは思えないけど。

 

「ま、たまに善戦しとかないとか」

 

 こんな時でもクールなカラカラとここぞとばかりに怯えきっているガーディを見て、不安にはなるけど。

 

「あそこに戻る時間は、僕にはないからな」

 

 精々やれるだけやりますよ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら?このズバットは」

 

 誰もいなくなった自身の家で一人報告を待つエリカのもとに、一匹のズバットが。

 

「キュウ!」

 

「?何か、足についていますわね」

 

 それに気付いてほしそうにズバットは足を差し出す。

 エリカは不審に思いながらも、静々とそれを手に取った。

 

「あ!」

 

 しかと受け取ったことを確認したズバットは、早く御主人様のもとへと帰りたかったのか、バサバサと慌てて飛び立った。

 

「・・・いったいなんですの?」

 

 困った顔のエリカお嬢様。だが、受け取った”文”はしかと目を通さねばいけないだろうと、律儀に開く。

 

『はーい!カラーだよ!わかる?そういえば名乗ってなかったもんね!君の剣幕がそれどころじゃなかったし!とはいえ泊めてくれたこと、怪我の治療をしてくれたことには感謝するよ!ありがとう!感謝するって言って結局言わないやつとかいるけど僕は違うから!ちゃんとありがとうって言うことにしてるんだ!ありがとう!じゃ!そういうことだからイーブイ探し頑張って!僕は傷が開くのが怖いのでここらでお暇させてもらいます!お疲れ~!』

 

 途中まで真剣に読んでいた自分が馬鹿馬鹿しくなるほどふざけた文面、ふざけた中身だった。

 

「あの男は~!!」

 

 であって数時間、その数時間でこうもインパクトを残せるものなのだろうか人とは。

 

「カラー。忘れませんわよその名前」

 

 ぐしゃりと、普段のお淑やかはどこへやら。文を握りつぶしたそのエリカの顔は鬼のようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっ—————、」

 

「フハハ!どうした防戦一方ではないか!」

 

 無茶言わないでよ。ジムリーダー相手によくやってるほうだっつの。

 それを口に出す余裕が、今の僕にはないけれど。

 

「ユンゲラー、”サイコキネシス”!」

 

「チッ、避けて!!」

 

 相手はエスパー使いのエキスパート。対してこちらは、カラカラとガーディの二匹。

 二対一の構図であるはずなのに、押されているのは僕のほうだ。

 あのユンゲラー、相当鍛えられているな。ずっと外にだして連れ歩いているし一番お気に入りのポケモンなのかも。

 

「おっと!」

 

 なんて悠長に考えている暇も、実はない。

 ”サイコキネシス”で飛んでくる岩々をよけながら、なんとか二匹に指示を送る。

 

「カラカラ、懐に潜り込めるかい?」

 

 僕のささやきにコクリと頷くカラカラ。君はいつだって頼もしいね。

 

「さて、ガーディ。君はカラカラの援護だ。バッチシ頼むよ」

 

「・・・・」

 

 うーん。これはガーディさんビビッて完全に戦意喪失っすわー。あんまり期待しないでいこう。

 

「————————!」

 

「余所見なんて随分と余裕だな」

 

 さっきから、遠距離でエスパー技を繰り出してくるナツメ様。その意図はわかっている。

 エスパーは格闘タイプに弱い。力でごり押しすれば勝機がないわけではないのだ。

 問題は、その力でごり押しが果たしてカラカラで押し切れるかってこと。

 どっちかっていうと、カラカラさん奇襲夜襲が得意だからね。 

 どこかで不意をつければ、こっちにも望みはある。

 つまり、不意を突く逆転の一手。それをひねり出せるかどうかがこの戦いの鍵ってわけ。

 逆に言えばナツメ様は是が非でもその一手を防ぎたいわけだ。だから、遠距離から安全に仕留めたい。

 

「と。分析はそろそろ終わりにしないとねん」

 

 ギリギリで敵の攻撃を躱している間はいい。だが、これだって満身創痍のこの体で何時迄もは持たないのは明白だ。

 

「ほら!ガーディ!!覚悟決めろ!男だろ!!」

 

「なにをそんなに焦っている?お前の目的は急ぐものでもないだろう」

 

 ナツメ様は問いかける。かー、余裕綽々って感じ?鼻につくわー。

 ここで捕まるわけにはいかない。僕にはやることがあるんだっての。  

 

 復讐なんて、とっとと終わらせたほうがいいに決まってんだろ。

 

「行くぞガーディ!」

 

「うん?もう逃げ回るのは終わりか?」

 

 なら、とナツメ様はゴゴゴと地響きが聞こえてきそうなほどのオーラを隠そうともしない。

 くっそ、やっぱ本気じゃなかったなあの人。

 

「”かえんほうしゃ”!」

 

「”ひかりのかべ”!」

 

 特殊技を防御するひかりのかべで、かえんほうしゃはユンゲラーまで届かない。

 

「フハハ!どうした!これではただのヒーターだぞ!」

 

「うっさいなあ!そっちだってどうした!ひかりのかべなんてユンゲラーは使わないはずだけど!?」

 

「私はエスパー使いのエキスパートであると同時にエスパーの申し子だ」

 

 だから!?だからエスパー技は全部使えるとか言い出すんじゃないでしょうねこの人!

 まったくもって規格外ってホントヤダ!ちゃんと規格通してから来てよね!

 

「変わらず”かえんほうしゃ”だよ。ガーディ」

 

「はん!思考停止か」

 

 どうやら僕が戦闘を放棄したと思ったらしいナツメ様は冷たい表情がより一層冷徹になる。

 

「それとも、そのガーディなら私のユンゲラーの”ひかりのかべ”を破れるとでも?」

 

「このガーディはさ、最近人にもらったばかりなんだ」

 

「急になんだ」

 

 怪訝そうな顔をするナツメ様に「まあ聞いてよ」と言葉を続ける。

 

「人と仲良くなりたい時には名前を呼ぶのが手っ取り早いんだって、いつかテレビで言ってたんだ。ニックネームを付けるとなお良しってね」

 

「本当に何の話かしら?やけにでもなった?」

 

「まあ、ニックネームなんて恥ずかしくて付けてないんだけどさ。それでも、ここいらで結構呼んだよ。ガーディって」

 

「・・・・・」

 

 不穏な空気を察知したのだろう。ナツメ様は僕の言葉に黙って耳を傾ける。

 

「さっき、人にもらったっていったけど、それカツラさんなんだ。ジムリーダーのポケモンだから、育つのも早い」

 

「・・・!!まさか!!」

   

 頭をフル回転させたナツメ様、どうやら僕の答えと同じ答えを得たらしい。

 

 

 

「だからわかっちゃうんだよね!名前が変わるこの瞬間がさ!!!」

 

 

 

 本当に、ここでこのタイミングで”これ”がやってきたのは偶然だ。そろそろだとは思っていたけれど、流石カツラさん。ここぞというところで力になってくれる。

  

 

 

「さあ!!新しい力を見せてやろうぜ!”ウインディ”!!!」

 

 

 

「ガウウウウオオオオ!」

 

 雄叫びをあげて、ガーディは体をブルブルと振るわせるとメキメキと体が急激に成長していく。

 

 進化。

 

 ポケモンが戦闘を繰り返して、自身の中に蓄えた経験値から新たな姿を得ること。

 それが、今ガーディに。否、”ウインディ”に起こっている全てだ。

 

 

「行くぞ!ウインディ!!”だいもんじ”!!」 

 

   

「うぐぅ!!」

 

 新たな姿、新たな技を身に着け、頼もしい姿になったウエンディから繰り出される大技に流石のナツメ様もピンチの様子。

 

「ぐうう!なめるな!!」

 

 ドン!!と大きな爆発音とともに、”だいもんじ”は消滅する。

 

「説得して無傷で返そうとおもったが、予定変更だ。貴様は一度矯正する」

 

「はは、怒らせただけだったりして」

 

「キャウウウン」

 

 おいおい、そんな図体になってウインディ、キミまだおくびょうなのかい。

 最後の大技もはねのけられて、もう打つ手がない。

 半ば諦めたように、僕はナツメ様のほうを向いた。

 

「はっ!!」

 

 ユンゲラーとともに、僕の首を狙ったスプーンが飛んでくる。

 

「————————フッ」

 

「なに!?」

 

 あーあ、我慢しようと思ってたのに。思わず笑っちゃったや。

 僕の首を貫くよりも先に、飛んできたのは一本の骨こんぼう。

 見事に、ユンゲラーの頭部を打ち抜いている。

 

「ユンゲラー!?」

 

 ぐらりと、体が揺れたユンゲラーはそのまま地面にうつ伏せに。

 

「いやー、秘策ってのは最後まで秘めてたほうの勝利ってね」

 

 人ってのは、勝利を確信した時に一番油断するんだそうだ。これもテレビで言ってた。人生何が起こるかわからないから侮れないよね。

 

「さて、どうする?形成逆転だね」

 

 三対一。流石のサイキックガールもこれはお手上げだろう。

 

「そうでもないさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「——————————————————————な、んで?」

 

 

 メキメキと、体が軋む音が耳に響く。

 骨が折れて、お腹が熱い。ドクドクと全身が脈打つ。

 ちらりと、お腹を見れば。

 

「ふぁ、ファイヤー」

 

 ああ、ここで返ってくるんだ。本当、人生何が起こるかわからないから、侮れないよね。

 

 僕のおなかにはファイヤーのくちばしがこれでもかというくらいにぶっ刺さっている。

 ”ドリルクチバシ”。人間に放つ技じゃあないよね。

 ドサリと倒れ、ポケモンたちの鳴き声が聞こえるところで僕の意識はぷっつりと途切れた。

 そして、次のお話へと続くのだ。

 ・・・続くよね?ここでデッドエンドとか、ないよね?

 

 




どうも武装少女高宮リズムです。
予備校つらいです。苦しいです。キツイです。ヒロシです。
なんで僕は浪人を選択したんだろうと後悔してます。のほほんとss書いてた一年前に戻りたい。
ということで愚痴は終わり、佳境に入ってきた次回もよろしくお願いします。

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