1話目も涙なくして見られませんでしたし、2話目もまさかのお風呂回とか最高過ぎでしょ!!!
曜ちゃん、ダイヤ様押しの自分としては曜ちゃんもダイヤ様が可愛くなりすぎで悶絶してましたww
それにしても新曲のOPもED神がかってますね♪曲だけで泣くとは思わなかったww
只今午後6時を回ったところ。私こと蒼谷悠は大変困っていた。
それはなぜかって?それを説明するととても長くなるが、あえて・・・あ・え・て、短く説明するのならば、台風がごとく横殴りの雨が降っているからだった。今朝は寝坊して天気予報なんてものは全く見ずに家を出たらこの雨だ。昼過ぎから雲行きが怪しくなり、つい先ほど降り出したと思ったらあっという間に3m先も見えないほどの土砂降りになっていた。
はい、単に俺のミスです。しかし俺と似たようなやつらは多い様で、講義の後、購買に行ったら綺麗に傘が売り切れていた。そのため、今こうして学食で雨が上がるまで待つ事を余儀なくされてしまった。
「この雨いったいいつ止むんだ?」
「さぁ?」
「なぁ智也。」
「何だ?」
「今からじゃんけんして、お前が負けたら外のコンビニまで傘買いに行ってくんない?」
「悠が負けたらお前が行くんだよな?」
「仕方ないからお前に行かせてやるよ。」
「よし!それなら勝負!!・・・・ん?なぁ、それってどっちにしても俺がズブ濡れになるの確定だよな!?」
などと智也をからかいながら時間を潰し、雨足が弱くなった頃にはもうすでに8時を過ぎようとしていた。
~♪
やっと帰れると席を立った時、俺のスマホに電話がかかってきた。着信画面を見るとルビィの名前が表示されていた。
「ん?ルビィからなんて珍しいな?・・・もしもし?ルビィから電話してくるなんて珍しいな?」
「あ、お兄ちゃん?お姉ちゃんそっちに行ってない?」
「ダイヤ?いや、こっちには・・というか、俺まだ学校なんだ。」
「そうなんだ・・・」
「ダイヤがどうかしたのか?」
電話の向こうではルビィがオロオロしているのが伝わってきた。話の内容からしてダイヤがまだ帰ってきていないのだろうが、なにがあったのだろうか?
「それがね、お姉ちゃんがまだ帰ってきていないの。電話しても繋がらないし、今までこんなことなかったのにどうしちゃったんだろう・・・。」
「なら俺も方からも電話してみるし、心当たりのある場所を探してみるから。」
「うん・・・。お父さんもなんかお兄ちゃんがどうとか言って取り乱してるし・・・。」
いろんな意味で早くダイヤを見つけないと!!
「それじゃ、ダイヤを探してくるからまた後でね!」
「うん。よろしくね。」
さて、どこから探そうか・・・時間も時間だし場所は限られてくるだろうし・・・ダイヤの行きそうなところとなると・・・
「なぁ悠。ダイヤちゃんに何かあったのか?」
「あ、智也まだいたのか?」
「おいっ!!・・・ってそれよりダイヤちゃんがどうしたんだ?」
「・・・それが理由は分からないんだけどダイヤがまだ家に帰ってないらしいんだ。」
「なんだそれ!?めちゃ心配じゃん!!」
「そうなんだよ・・・。ダイヤ凄く可愛いし、危ない事に巻き込まれてなけりゃいいんだけど・・・」
「さっらっと惚気ないでくれるかな?」
「は?」
「まぁいいや、俺もダイヤちゃん探すの手伝うから、行こうぜ!!」
「悪いな!!」
「いいってことさ!!」
~2時間後~
あれから心当たりある場所をしらみつぶしに探してみたがダイヤの姿はなく探している間電話も何度もかけたのだが繋がらず、俺は途方に暮れていた。
「まいったなぁ・・・。こんだけ探しても見つけられないとは・・・。まさか本当に事件か何かに巻き込まれたんじゃないだろうな!?」
そう思うと俺はさらに心配になってきた。心配はもちろんしていたけど、正直俺ならすぐ見つけられると思ったし、そうでなくてもダイヤの事だ、うっかり家に連絡を入れ忘れて何か用事を片しているだけと、頭の片隅で考えていた自分を殴りたい気分になってきた。
「しかし、本当にどこに居るんだよダイヤ・・・。あと探していない場所と言えば・・・まさか!!」
俺は最後に思い当たる場所へと向かって走り出した。もしもここに居なかったら本当にお手上げだ。
俺はダイヤがここに居る事を願いながら目的の場所に着くと、膝を抱えて小さくなっているダイヤがそこに居てくれた。
灯台下暗しとはまさにこの事だ。ダイヤに何があったかは分からないが、ダイヤは俺の住むアパートの部屋の前に居た。
「探したぞダイヤ・・・。」
俺が声をかけるとダイヤが顔を上げ俺の方を見上げてきた。今まで泣いていたのか目を真っ赤に腫らしていて、よく見ると雨に降られたのか、全身ずぶ濡れだった。
「悠さん・・・」
「合いカギ渡してあるんだし、部屋で待っていればよかったのに・・・」
「すみません・・・・」
「ふぅ・・・。まぁ聞きたい事は山ほどあるけど、まずはその濡れた服をどうにかしないとな。ほら、立てるか?」
「はい・・・」
俺はダイヤを浴室まで連れて行きシャワーを浴びさせた。ダイヤがシャワーを浴びている間、濡れたダイヤの服を乾燥機に入れ、ダイヤが無事だった事をルビィに連絡を入れた。(ちなみにダイヤの制服やらを乾燥機に入れるときに下着をやむを得ず見てしまいドキドキしてしまったのは内緒だ。)
「あ、ルビィ?ダイヤ見つかったよ。」
「本当!?よかった~♪でも、お姉ちゃんどこに居たの?」
「あちこち探した結果、俺の部屋の前に居たんだよ。それで、悪いんだけどおじさん達に今日は遅いから俺の部屋に泊めて明日送ってくって言っておいてもらいないかな?」
「えっと・・・お兄ちゃん、それは自分で言ってもらえるとルビィ嬉しいなぁなんて・・・」
「ルビィ?」
「悠っ!!!!!」
「うひゃお!?」
ルビィの様子がおかしくなった直後スピーカーからおじさんの怒鳴り声が聞こえてきて思わず変な声を出してしまった。
「悠!今からダイヤを迎えに行くから絶対にダイヤを傷物にするんじゃないぞ!?付き合う事は認めたがこう言いった事を俺は(ゴギッ)うっ・・・・・」「ピギィ!」
「ん?おじさん?ルビィ??」
「悠さんですか?」
「へ?おばさん?」
ダイヤを心配しすぎて暴走していたおじさんが急に静かになったと思うと、今度はおばさんの声が聞こえてきた。
「ダイヤさんは無事なんですね?」
「え?あ、はい。雨のせいでずぶ濡れだったんで今シャワーを浴びさせていますが、無事です。」
「そうですか・・・。今までどんな時でも遅くなるときは連絡を忘れた事のないダイヤさんが、連絡もせず悠さんを頼ったと言う事は、それだけの事があったということでしょう。」
「おそらくは・・・・。」
「悠さん、今のダイヤさんを慰めてあげる事の出来るのはきっと悠さんだけなんだと思います。ですからダイヤさんの事お願いしますね♪」
「はい!」
「ただし!あなた達はまだ学生なんですからね?節度をもった行動をお願いしますね?」
「も、もちろん!!」
「もしものときは、き・ち・ん・と・『責任』をとっていただきますからね♪」
「き、肝に銘じておきます・・・(ゴクリッ)」
「では、ダイヤさんの事お願いしますね。」
おばさんはそう言って電話を切った。
普段はおっとりしているのにやはり母親だ。ただ暴走しているおじさんとは違い、本能が逆らってはいけないと訴えかけるほどの恐怖を覚えた。俺はおばさんには絶対に逆らうまいと誓い電話を切った。
それにしてもおじさんは大丈夫なのだろうか?静かになる直前変な音が聞こえたし、なんか後ろの方でルビィの悲鳴が聞こえたような気がしたけど・・・。まぁ、悩んでも仕方ないか。今度ルビィに何があったのか聞いてみよう。
「シャワーありがとうございました。」
「おう。ちゃんと温まった・・・か?」
「はい。・・・悠さん?どうかしましたか?」
「いや・・・何でもない///」
「そうですか・・・///」
俺が電話を終えて一息ついていると、ほどなくしてダイヤが部屋に戻ってきた。そのダイヤの姿を見て俺は分かってはいたのにドキドキが押さえられなかった。なぜなら、今のダイヤは俺の大きめのTシャツ一枚だけ着ているという、健全男子ならば彼女に一度はしてほしいと憧れるであろう恰好で、しかも恥ずかしそうにモジモジしながらそこに居るのだ。この破壊力はマジでヤバイ!先ほどおばさん達から釘を刺されたにもかかわらず理性が崩壊しそうだ・・・・。言っておくが、これは狙ってやったわけじゃないぞ?ダイヤが泊るなんて事は今まで当然ながら一度もないのだ、着替えなんてものはあるはずもなく、結果的に選択肢がこれしかなかったのだ。
しかし困った。何があったのか聞きたいんだけど、ドキドキしすぎてダイヤの事をまともに見れない。それはダイヤも同じ様で、テーブルの向いに腰をおろしてもモジモジと居心地が悪そうに部屋を見回して俺の方を見ようとしない。しかし、このままでは本当に間が持たないし、なにか話をしないと・・・。
「えっと・・・そのなんだ、着替えになるようなのがそんなのしかなくてごめんな?ちゃんと洗濯してあるやつだからダイヤの服が乾くまで少し我慢してくれな?」
「いえ、私こそすみません。別に嫌というわけではなく、その・・・Tシャツの下に何も来ていないのが恥ずかしくて・・・///」
「あ・・・いや・・・・その・・・すまん////」
俺のバカ~!!余計気まずくなってしまったではないか!!・・・って毎回俺こんなだな・・・・。少しは成長しろよ・・・。はぁ、こんなで一体どうやって本題に入ればいいんだよ・・・。
「・・・悠さんは・・・」
「ん?」
「悠さんはもし今、私が抱いてくださいと言ったら、抱いて下さいますか?」
「・・・はいぃぃぃぃぃ!?」
いかがでしたか?
なんか色々書きたい事あり過ぎてまとまってない感じですが少しでも楽しんでもらえたえら幸いです。
新たにお気に入り登録してくださった方々有難うございます。
これからもがんばって書いていきますので温かく見守ってやってください♪
でわ♪