その輝く君に永遠を誓う   作:ヨーソローはやて

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第20話 ~ダイヤ、鞠莉・・・ごめんね~

~果南side~

 

「いきなり呼びとめて悪かったね。」

 

「いえ。それよりも・・・」

 

「あぁ、自己紹介がまだだったね。私はここの医務室で働いている医者で、さっきまで小原さんの足の怪我を見ていた者だよ。」

 

 わたしを呼びとめたこの人を誰か気にしていると、それを察したのか自分が何者かを教えてくれた。しかし、鞠莉は大丈夫だと言っていたし、鞠莉の事で大事な話とは一体なんだろう?

 

「あ、どうも。それで鞠莉・・・小原さんの事で大事な話ってなんですか?」

 

「彼女から怪我の具合は聞いたかい?」

 

「はい。軽い打撲で特に問題はないって・・・」

 

「やっぱりグループメンバーにも本当の事は言ってなかったのか・・・」

 

「それってどういう?」

 

「彼女の怪我は軽い打撲なんかじゃないだ。もちろん打撲もしているけど、重度の捻挫もしくは最悪骨に異常があるかもしれないんだ。」

 

「え!?」

 

 今先生はなんていったの?捻挫?骨に異常?え、だって鞠莉は普通に歩いていたし、ジャンプをしたって・・・。

 

「信じられないって顔をしているね。でも本当の事なんだ。」

 

「もしそんな怪我をしているなら今すぐ病院に行かないと!!」

 

「それは私も言ったんだけど、どうしてもこのイベントで踊るんだって言って聞かなくてね・・・。踊りだして、もし危険そうなら止めてもかまわないから踊らせてくれって・・・。」

 

「なんでそこまでして・・・。」

 

「君達の夢の為だって、彼女は言っていたよ。」

 

「わたし達の・・・ため?」

 

 わたし達の為ってどういうこと?なんでそんな怪我を隠してまで踊ろうとするの?確かに今回のこのイベントは名前を沢山の人に知ってもらえるチャンスではあるけど、そんなに無理をしてまで出場しなくても、きっとまだチャンスはあるのに、なんで・・・

 

「二人の夢を誰かに邪魔されるのが嫌だ、このチャンスを逃したら次はないかもしれない、って。」

 

「そんな・・・。」

 

「彼女は日々増え続けているスクールアイドルの中で輝く為には奇跡のようなチャンスを手にしないといけないとも言ってたよ。」

 

「だからって、こんな無茶をしなくたって!!だいたいなんで先生は止めてくれなかったんですか!!」

 

「それは、すまないと思っている。彼女の君達に対する想いに負けてしまった。これでは医師失格だと思うよ。」

 

「あ・・・す、すみません・・・。」

 

 わたしは思わずこの苛立ちを先生にぶつけてしまった。先生が悪くないのは分かってるのに・・・。きっと先生が止めたって鞠莉の事だからどんな事をしても出るに違いない。それは分かってるのに・・・。

 

「気にしなくていいよ。とにかく、この事は気に留めておいてほしかったんだ。それじゃ、ステージがんばってね。」

 

「は、はい・・・」

 

 そう言うと先生は医務室に戻っていってしまった。

 わたしはというと、もう頭の中がゴチャゴチャになってしばらくその場に立ち尽くしてしまった。先生はああ言っていたけど、大げさに言っているだけなんじゃないのか?とか、本当だったとしてこの話をされてわたしはそうしたらいいんだろう?とかもう何が何だか・・・。

 それにもし今回の怪我が先生の言うように酷いものだとしたら、この間の留学の話といい、今回の件といい、鞠莉が何を考えているのか理解できないよ・・・。どうしてそこまでして自分を犠牲にするのか・・・どうしてもっと自分の将来の事を大切にしないのか・・・。まぁ自分が将来の事をちゃんと考えているかと言われたら、たぶん家のダイビングショップを継ぐんだろうなぁ、ぐらいにしか思っていないけど、鞠莉ほどの才能があれば、なににだってなれるし、なんでもできるのに・・・・。

 それにわたし達の夢の為って・・・・。わたし達の夢のために鞠莉は将来を棒に振るの?鞠莉の夢は何なの?もう何が何だか分からないよ・・・・。

 

「やっぱりわたし達のせい・・・なのかな・・・・?」

 

「果南さん?まだこんなところにいたんですか?早く戻らないと・・・・ってどうしたんですの!?」

 

 答えの出ないままその場に立ち尽くしていると、悠君と電話を終えたダイヤが戻ってきた。わたしの顔を見たダイヤは凄く驚いたような声を出して心配そうにわたしの顔を覗き込んできた。どうやら今のわたしは酷い顔をしていたようだ。

 

「何でもないから大丈夫だよ。たぶん緊張してるだけだと思うから♪」

 

「そうですか?ならいいのですが・・・」

 

 そう言いつつも心配そうにわたしを見て来るダイヤ。

 ごめんねダイヤ・・・。でも、今は本番前だしダイヤになんて言っていいか分からないんだ・・・。

 

 わたしはダイヤに鞠莉の事を言えないまま、ダイヤと一緒に控室に戻ると、そこにはすでに準備を終えた鞠莉が待っていた。

 

「もぉ、2人とも何をしていたの?お手洗いから戻ったら二人ともいないいんだもん、ビックリしたよ!!」

 

「申し訳ありません、少し悠さんに電話していたもので・・・」

 

「ホント仲いいね☆早く結婚しちゃえばいいのに☆」

 

「なんでそうなるんですか!?・・・まぁ、今すぐできるならしたいでもありませんが・・・そうすれば奥手な悠さんもあんなことやこんなことも・・・・って!何言わせるんですか!!」

 

「アン☆ダイヤが勝手にバケツを掘ったんでしょ?☆」

 

「それを言うならバケツではなく墓穴ですわ!!」

 

「oh、Mistake☆」

 

「鞠莉!」

 

「果南?」「果南さん?」

 

「ねぇ鞠莉、怪我は本当に大丈夫なの?」

 

「どうしたの急に?大丈夫に決まってるでしょ☆」

 

 そう言うと鞠莉はスタッフにも見せたようにわたし達の前で軽くジャンプして見せた。でも、わたしはそのジャンプで先生が言っていた事が本当だと分かってしまった。なぜなら、足元をよく見ていないと分かりにくかったけれども、鞠莉は片足でしか跳んでいなかったんだ。これだけではどこまで酷い怪我なのかは判断できないけど、少なくとも庇いながらでないと飛べないくらいには痛めている。こんな状態であんな激しいダンスを踊ったら事故になったておかしくない。だけど一体どうすれば・・・。スタッフの人に言う?・・・ダメだ、もうやれると言ってしまったから、今さらやっぱり駄目ですとは言えないよ・・・。他のグループの人にも迷惑がかかっちゃう。だけど、このままじゃ鞠莉の足が・・・・。

 

 

 

コンコン

 

「Aqoursの皆さん、舞台袖まで来てください。」

 

 結局どうしていいのか分からないまま、時間だけが過ぎてしまい、わたし達の出番がすぐそこまで来てしまっていた。

 舞台袖まで移動してきたけれど、わたしはこのまま踊っていいのか悩んでいた。鞠莉の体や将来の事、ダイヤがずっと憧れていた舞台へ近づけるこのチャンス、わたしはどちらも選べず、ただ前のグループのパフォーマンスを眺めていることしかできなかった・・・。

 

「さて、そろそろ時間ですわね♪お二人とも覚悟はよろしいですか?」

 

「もちろん☆ダイヤがずッと憧れていた舞台への第一歩、楽しみましょ☆・・・・いつっ!!」

 

「鞠莉さん?」

 

 鞠莉が気合を入れると庇っていた足に間違って力を入れてしまったのか鞠莉が足を押さえるようにうずくまってしまった。

 

「鞠莉!!」

 

「大丈夫、大丈夫・・・これくらい・・どうってことないわ☆」

 

 そう言いながらも足首をさすりながらテーピングの確認をする鞠莉。やっぱり相当酷いんだ・・・。

 

「本当に大丈夫ですの!?やっぱり足を・・・」

 

「だから、大丈夫だって☆それにあんな卑怯な手を使われたのに、こんなとところで負けるわけにはいかないじゃない☆」

 

「ですが・・・」

 

「ですが・・・じゃないの☆ラブライブに出るのはダイヤの夢でしょ?こんなことでで立ち止まったられないじゃない☆」

 

「そうでけど・・・いや、今は私の事よりも鞠莉さんの怪我の方が!!」

 

「こんなの全然平気だって・・・。ダイヤ、果南!行くワヨ!!」

 

「・・・・・」

 

「果南・・・・?」

 

 わたしは鞠莉の問い掛けに答える事が出来なかった。

 やっぱり鞠莉はわたし達の為に自分を犠牲にする。普段はおちゃらけているせいで分かりにくいけど、誰よりもわたし達の事を考えてくれている。きっとわたしとダイヤはその優しさに気付いているのに今まで気付かないふりをして、その優しさに甘えていたのかもしれない。このままでは鞠莉の優しさに甘えて鞠莉の将来のいろいろな可能性を奪ってしまう。ううん、きっと奪ってきたんだと思う。

 もし鞠莉の事を想うなら、もうここで終わりにしないといけない・・・。終わらせるべきなんだ。それが鞠莉の将来を奪ってきたわたし達の出来る唯一の償い。きっとこれは甘え続けてきた代償なんだ・・・。

 

「Aqoursの皆さん、ステージにお願いします。」

 

「・・・・・ダイヤ、鞠莉・・・ごめんね・・・」

 

「「え?」」

 

 この日わたしは踊る事が出来なかった・・・。こうしてわたし達の挑戦は終わりを告げる事になってしまったのだった・・・。

 

~果南side END~

 

 

「続いては今人気急上昇中!注目度◎のAqoursです!」

 

 おぉ次はダイヤ達だ♪

 緊張してないかなぁ?大丈夫かなぁ?まぁ、マリーはあの性格だから大丈夫だろうけど、ダイヤと果南は意外に緊張でガチガチになってそうだなぁ・・・。

 

「・・・・・って、あれ?3人とも出てこないぞ?」

 

 曲が流れだしたが、ダイヤ達の出番だと言うのに3人が一向にステージにでてこない。周りの観客も不思議に思いざわつき始めた。そしてすぐにアナウンスでAqoursが辞退した事を告げられた。

 

「え?なんで?」

 

 俺は辞退のアナウンスを聞き慌てて会場から出てダイヤ達のもとへ向かうが、またしても警備員に止められてしまった。こんなにまじめに働かなくてもいいだろうに、鉄壁のガードに阻まれ俺はこれ以上先へ行く事も出来ず、関係者用出入り口で警備員の視線に耐えながらタイヤ達を待つこととなった。

 しばらくして、ダイヤと果南がマリーに肩を貸しながら出てきたが三人の表情はとても暗かった。

 

「ダイヤ!!」

 

「あ、悠さん・・・。連絡を入れなくて申し訳ありません・・・。」

 

「それはいいんだけど、辞退したってアナウンスが流れたけど、一体何があったんだ?それにマリーのその足・・・」

 

「それは・・・」

 

 俺が三人を見るとダイヤは俯き、果南は俺から顔を逸らした。マリーにいたっては足の怪我が相当痛いのか、いつも無駄にうるさいのに今は俯いたまま一切しゃべろうとしなかった。

 

「言いづらいなら今は聞かないよ。それよりまずはマリーを病院に連れて行く方が先だな。今タクシー呼んでくるから、そこのベンチで待っていて。」

 

「ありがとうございます。・・・・申し訳ありませんがよろしくお願いします。」

 

「「・・・・・・」」

 

 

 

 そしてタクシーを拾った俺達は重苦しい空気のまま近くにある総合病院まで向いマリーを診てもらった。マリーを診てもらっている間、ダイヤと果南は俯いたまま一切口を開こうとしなかった。何か言葉をかけようと思ったのだが、マリーがなぜ怪我をしたのかも分からず、また二人のあまりにも辛そうな顔を見ていると、かける言葉が見つからなかった。

 その沈黙を保ったまま時間だけが過ぎ、やがてマリーの診察が終わり、俺が保護者と言う事で診察室に呼ばれた。結果から言うと幸いにも骨に異常はなかった。ただ、捻挫のの具合は結構酷く全治3週間と言われた。医者からはしばらく松葉杖で歩くようにと言われ、痛み止めと湿布、テーピングを処方された。

 本当だったらこのイベントが終わったら軽く観光がてらお土産などを見て回る予定だったが、そんな事をする空気ではなく、予定よりかなり早かったが、沼津に帰ることとなった。

 帰りの電車の中でもやはり誰も口を開かず、居心地の悪さを感じながら俺はダイヤの事を心配していた。あれだけ楽しみにしていたこのイベントを辞退しなくてはいけなくなったのだ。仕方ないとはいえ悔しくてたまらないだろう。それはたぶん果南もマリーも同じだろう。誰のせいにも出来ないこの苛立ちのようなものを吐き出す場所がなく三人とも黙っているんだと、この時の俺は思っていた。

 

 

 やがて電車は沼津に着き俺達は駅で解散となった。マリーはあらかじめ連絡を入れておいたので家の使用人さんが迎えにしていた。

 

「今日はご迷惑をかけて申し訳ありません。」

 

「いえ、お気になさないでください。マリー、安静にしてちゃんと治せよ?捻挫は癖になるっていうからな。」

 

「・・・うん、ありがとう・・・。それじゃ、またね。」

 

 覇気のないマリーを見送った俺はダイヤと果南を送ろうとしたが、気が付いたら果南が居なくなっていた。

 

「あれ?果南の奴どこに行ったんだ?」

 

「・・・・」

 

「まぁ、もう子供じゃないし地元で迷子になったりする事はないだろうから大丈夫かな?」

 

「・・・・」

 

 俺は一応今回は保護者的な立場にあるので果南に家に着いたら連絡をくれるようメールを入れておいた。まぁ、色々あったんだ、一人になりたいんだろうから今回はそっとしておこう。それに、果南も気になるが今は目の前にいるダイヤだな。いくら保護者的立場とはいえど、大好きな女の子が目の前で落ち込んでるんだから、どうしたってその子の事が優先されてしまうのは仕方ないよね?

 

「さて、ダイヤも今日は色々あって疲れたろ?なんだか雨も降りそうだし家まで送るよ。」

 

 俺はどんよりとした空を見上げながらダイヤに話しかけた。

 東京はあんなに晴れていたのに、沼津に帰ってきたらこの天気だ。まるで三人の心の中を映しているような天気だな・・・。

 

クイッ

 

「ん?」

 

 俺が空を見上げていると服の裾が引っ張られて様な感覚があり下を向くとダイヤが俺の服の裾をちょこんと引っ張っていた。

 

「ダイヤ?」

 

「もう少し・・・・・もう少し一緒にいたらダメですか?」

 

「ダメなんて事あるわけないだろ♪・・・なら俺の部屋来るか?」

 

コクン

 

 ダイヤは俺の提案に無言で小さくうなずいたので裾をつかんでいる手をとり、手を繋いで帰ることにした。俺は部屋に帰る途中部屋に何もなかったのを思い出し、近くのコンビニに寄り二人分の飲み物と弁当を買うことにしたんだけど、買い物をしている間手を離したらダイヤは俺の服の裾をちょこんとつまんでいた。少し恥ずかしかったが、今はダイヤの好きにさせてあげようと思い、そのままにしておいてあげた。買い物を終えた俺達は今度こそ部屋へ向かったが、、帰るまでずっとダイヤは俯いたままだった。

 

「ただいまぁっと・・・・。」

 

「・・・・お邪魔します・・・」

 

「今お茶入れるからちょと待ってて。」

 

「あ、それなら私が・・・」

 

「いいからいいから♪普段はやってもらってるんだから、今日くらいはゆっくりしとけって♪」

 

「では、お言葉に甘えて・・・」

 

 買い物を終えた俺達は部屋に帰ってきてお茶を飲んで一服したところで、気まずい沈黙が部屋を埋め尽くしていた。

 ダイヤと一緒にいたかったし、ダイヤも望んだから家に呼んだのはいいけど、なにを話そう・・・。今日の事は聞いてもいいのだろうか?やっぱり少し間を置いた方がいいのかなぁ?というか、この静寂が辛い・・・。ダイヤと一緒にいるのに何だ、この居心地の悪さは・・・。

 

「あ・あのさ、こうして二人っきりでのんびりするのは久し振りだな?」

 

「えぇ・・・・」

 

「・・・・えっと・・・あぁ!そうだ!!この間コンビニでダイヤの好きそうな抹茶味のアイス見つけて買っておいたんだけど食べるか?」

 

「いえ、今は大丈夫ですわ・・・。」

 

「そっか・・・」

 

「えぇ・・・・」

 

「そう・・・」

 

 ダメだ!!会話が続かない・・・。この静寂に耐えられなくなり何とか会話を試みたものの失敗。またも気まずい静寂が部屋を埋め尽くしていた。

 なんとかダイヤを元気づけようと思考を巡らせていると、外から雨が地面を叩く音が聞こえ始めてきた。

 

「あぁ、とうとう降り始めたかぁ・・・。」

 

「そうですわね・・・・」

 

「今日はどうする?泊っていくか?「そうですわね・・・」なぁんて・・・って!?ダイヤ!?」

 

「・・・・」

 

 まさか俺の渾身のボケをこんな簡単にスルーするとは・・・。いつもなら『結婚前にそんな事は、ぶっぶー!ですわっ!!』とかなんとか顔を真っ赤にして言いそうなもんなんだけど・・・。ん~、これは酷だろうけど、今日の事を聞かないとダメそうだなぁ・・・。

 

「あのさダイヤ、言いにくいかもしれないんだけど、今日」

 

ピンポーン

 

「ってこん時間に誰だ?まぁいいや、それより、」

 

ピンポーン

 

「悠さん、出なくていいんですか?」

 

「あ・あぁ、今出ます・・・」

 

 意を決してダイヤに今日の事を聞こうとしたとき、急に来客を告げるチャイムの音が鳴り響いたが、大事な話をしようしていたので無視しようとしたら二度目のチャイムを鳴らされてしまい俺は渋々玄関へ向かいドアを開けるとそこには意外な人物が立っていた。

 

「はいはい、どちら様ですかっと・・・・って果南!?こんなに濡れて一体どうしたんだ!?」

 

 ドアを開けるとそこには雨に濡れた果南がったていた。




いかがだったでしょうか?

果南ちゃんの葛藤が少しでも書けていたらいいなぁ。
もう少しうまくそのあたりを上手く表現できるようになりたいですね・・・orz

さて、次回はダイヤ様と果南ちゃんとが今後について答えを出すお話にしようと思います。

では、宜しければ次回も読んでやってください♪

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