体は子供、頭脳は大人   作:クマのPohさん

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罪は未然に防ぎましょう

どうも、雪ノ下八幡です。先日、働きたくない!って言った結果、とてつもなく悲惨な結果になったので俺は心を入れ替え、ねぇちゃんに言いました。

俺……働くよ!って、そうしたら何て言われたと思います?「んじゃあ、雪ノ下家で新しい会社でも作ろうか!」だってよ……どっちにしても、すげぇ事になっちまうんだな……ははっ

…………んでな?その仕事の内容って言うのがまた変なんだよ。俺の体の小ささを利用するんだってよ。詳しくは知らされてないんだが……

 

陽乃「あっ、八幡!」

 

八幡「あん?」

 

陽乃「お母さんと話し合った結果、新しい仕事が決まったよ」

 

八幡「おっと、早いな。心の準備が出来てねぇぜ」

 

陽乃「って言っても、まだまだ先の話になっちゃうからねぇ。会社を創るには色々な準備が必要だから」

 

八幡「あのぉ、参考までに聞きたいんだけど、仕事の内容って言うのは……何なの?」

 

陽乃「んー?八幡を1日レンタルする。略してレンタ幡!あっ、企業名はレンタ幡にしよう」

 

八幡「はい!ちょっとターイム!」

 

陽乃「なに?」

 

八幡「いや、何じゃないでしょ?え?なに?俺を1日レンタルするの?何故?」

 

陽乃「この世の中には、子供が欲しいのに出来なかった人とか居るでしょ?」

 

八幡「お、おう」

 

陽乃「だから、貸す。大丈夫だって八幡の体の何処かに超小型のカメラを付けておくから」

 

八幡「えーっと、じゃあ、もしもの話をしよう」

 

陽乃「なぁに?」

 

八幡「もし、俺を1日貸したとしよう。んでな?あっちの人が返したくない!この子はうちの子よ!って言い出したらどうすんの?」

 

陽乃「おっ!良いところに目をつけたね!そう、ここからが本当の稼ぎどころなんだよ」

 

八幡「へ?」

 

陽乃「もし、そうなった場合はこう言うの!」

 

八幡「なんか、嫌な予感が………」

 

陽乃「うちの子に手を出してタダで済むと思っとんのかい!シバき倒すぞゴラッ………ほれ、迷惑料払わんかい!……って」

 

八幡「美人局じゃねぇか!」

 

陽乃「え~、ダメぇ?」

 

八幡「ダメに決まってんだろ!」

 

陽乃「ぶぅ……良い案だと思ったんだけどなぁ……はぁ」

 

八幡「あんた最近、アホになってない?大丈夫?頭」

 

陽乃「元気だけが取り柄だから大丈夫!」

 

八幡「他にも取り柄あんだろ」

 

陽乃「えー、どこぉ?」

 

八幡「例えば、美人……」

 

陽乃「きゃー、八幡は私のこと美人だと思ってくれてたんだ!やったー」

 

八幡「うぜー」

 

陽乃「よし、いっぱい遊んだし。新しい案を考えて来よーっと」

 

八幡「どっと疲れた」ハァ

 


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