体は子供、頭脳は大人   作:クマのPohさん

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2―Fの惨劇&いきなりクライマックス突入 その④

        

 

         2―Fの惨劇 葉山グループの場合

 

 

放送後、葉山と戸部が自分のクラスのドアを開けると

 

  ガラガラ

 

三浦「ちょっ!隼人!さっきのはどう言うことなん!」

 

葉山「い、いや。それは……」

 

三浦「言い訳とかはいいから、本当の事を話せし!」

 

葉山「……放送で言った通りだよ、それ以上でもそれ以下でも……」

 

三浦「…なんで隼人はその事をあーしに相談してくれなかったの?あーしってそんなに頼りない?」

 

葉山「違う!違うんだ!」

 

三浦「違うって、何が違うの?」

 

葉山「それは……」

 

三浦「答えがすぐに出ないってことは、やっぱりあーしが頼りないって事だよね」

 

葉山「……すまない」

 

三浦「最悪だし……戸部も戸部だよ!なんなん?告白を断られないようにしてほしいとか!自分の見栄ばかりで相手の事なんて何も考えていない内容!あんた本当は相手の事をそんなに好きじゃなかったんだよ!じゃなかったら、あんな自分よがりな内容の依頼しないし!」

 

戸部「俺は本気で好きだったよ!」

 

三浦「っ!女をバカにするのもいい加減にしろ!本当に好きだったらそんな依頼するわけ無いだろ!」

 

由比ヶ浜「ゆ、優美子少し落ち着いて」

 

三浦「依頼されたのはあんた達でしょ?なに関係ない振りをしてるん?どうせ、今回の騒動をここまで発展させたのは結衣なんでしょ?雪ノ下さんとヒキオがこんな無理難題な依頼を引き受ける訳が無いんだから!」

 

由比ヶ浜「ごめん……」

 

三浦「ごめんじゃねぇし、あんたが軽はずみな行動をしたからこんな大事になったんだよ?」

 

由比ヶ浜「で、でも!」

 

三浦「でもじゃねぇし!逆ギレすんな!……隼人の話では全く正反対の

依頼ってことは戸部が告白しようとしたのは…姫菜ってことでしょ?姫菜はなに?……戸部からの告白を阻止して、とでも言ったん!?」

 

海老名「…うん、そうだよ?」

 

三浦「なにその態度、自分がどんだけ残酷な依頼をしたかわかってる?戸部にも、勿論ヒキオにも」

 

海老名「ごめん、でもしょうがないんだよ。私、腐ってるから」

 

三浦「っ!ふざけるな!……もういい、勝手にしろ!あーしはもうしらないから!」

 

 ガラガラ バンッ

 

海老名「もう、このグループも終わりだね……私も行くね?」

 

葉山グループが崩壊したのであった 。

 

 

        2―Fの惨劇 相模グループの場合

 

 

「葉山くんたちがあんな人だとは思わなかったよね」

 

「ね?ってかさそれでよく今まで普通に学校来れてたよね」

 

相模「ってかさー、何で雪ノ下さんのお母さんは修学旅行のこと知ってたのかな?」

 

「そう言えばそうだよね」

 

「……ってかさ、京都であった事を細かく知ってる位だからさ……もしかして、文化祭のことも」

 

「あっ」

 

相模「ちょっ、何でウチから離れていくの?文化祭の事はヒキタニが悪いんだから、ウチは大丈夫だよ!」

 

「でもさ、南ちゃんがサボらないでちゃんと仕事をしていればあんなことにはなってなかったんじゃない?」

 

「うわ、あたしもそう思う。雪ノ下さんに教えてもらいながらやってれば、あんな大事にはならなかったと思う。」

 

相模「はぁ?ウチが雪ノ下さんに頭を下げて教えて貰えって言うの?バカみたい絶対に無理!」

 

「そんなんだから失敗するんだよ!」

 

「相模さん、もう、私達に話しかけないでね?私達まで被害に遭いそうだから」

 

相模「ちっ、マジでウザい。ウチだって願い下げだよあんた達なんて」

 

「これからは相模さんをハブろうね」

 

「うん、そうしよう」

 

相模「……もうやだ」

 

相模グループもこうして終わった 。

 

          いきなりクライマックス その④

 

 

ぶんぶんぶん俺が飛ぶ …おっと、もう始まっていたのか。どうも、雪ノ下八幡です。現在、俺のパーティ+母ちゃんは2―Jの教室内にいる。そこには目を疑う光景があった。それはなんだと思う?

 

①元、雪ノ下の目が腐っている

 

②元、雪ノ下の髪の毛が以前のような艶のある髪ではなく、ボサボサになっていた

 

③元、雪ノ下の体型が痩せ型の体型からメタボになっている

 

さぁ、どれでしょうか。答えは………全部です!

 

何があったんですか?比企谷さん?

 

ママのん「哀れですね」

 

八幡「何があったんですかね?」

 

ママのん「あそこまで哀れな格好を見てしまうと、やる気が起きないですね」

 

八幡「ん?母ちゃんは何をやる気だったん?」

 

ママのん「」ニコッ

 

八幡「ひっ」ビクッ

 

ママのん「この世には知らなくて良いことは山ほどあるんですよ?」

 

八幡「もう、なにも聞きません」ビクビク

 

ママのん「そう言えば、八幡くんと同じ班の子達は何処に行ったんですか?」

 

八幡「ガッデム!奴等はどこに行った!」

 

ママのん「元気がいっぱいで良いことじゃないですか、今度うちに連れてきても良いですよ?」

 

八幡「え?俺が嫌なんですよ。だってあいつら絶対にウチの中をぐちゃぐちゃにするよ?絶対に!」

 

ママのん「まぁまぁ、それくらいは許してあげましょうよ。度が過ぎる時は私自らお仕置きします」ニコッ

 

八幡「ひっ」ビクッ

 

ママのん「今度うちに連れてきてくださいね?」

 

八幡「あい」

 

ママのん「うふふ」

 

キーンコーンカーンコーン

 

こうして、無事に社会科見学が終わったのであった。

 

  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

   

     解散場所 小学校前

 

先生「それでは、気をつけて帰ってくださいね?」

 

「はーーい!!」

 

先生「それでは皆さん大きな声で、さようなら」

 

「さようなら!!」

 

ふぅ、やっと帰れるのかよかったよかった

 

八幡「おし、母ちゃん帰ろーぜ」

 

ママのん「ちょっと待ってくださいね?」

 

ん?

 

ママのん「すみません、先生。少しお話があるのですが」

 

先生「はい?何ですか?」

 

ママのん「私、言いましたよね?学校に入る前に『後で話がありますので、残ってくださいね?』って」

 

先生「………あい」

 

                社会科見学編 終わり

 

                             続けたい


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