ファンタシースターStrikerS NOVA 作:ライダーファイト(ただいま療養中)
沢山の感想待っていますのでよろしくお願いします!!!!
誤字脱字報告も待っています。
ガキィィィン!
「ぐっ!?…………」
俺は機甲種モドキの攻撃を
今俺達は機甲種モドキと防衛戦を展開している。
その理由は、どういうことかは分からないが、この世界では普段俺達が使っているフォトンが使えない、この事態は俺達が惑星マキアで経験したものだ。あの時は惑星マキアの原住民に救われたが、今は完全に絶体絶命の状況である。
挙げ句の果てに、この世界の原住民を見つけたと思ったらピンチに陥っていれば、助けに来れば逆に俺達が助けたほしい状況になってしまった。なんとも情けない有り様である。
その為俺達は防衛戦を展開するしかなかった。
「
俺が後退したのを見て、右側を必死に
「ああ大丈夫だ…………!? ルティナ危ない!」
言うも、ルティナの背後を狙って機甲種モドキが攻撃しようとしたが、左手で無理矢理ルティナの頭を下げて右手に持つ
『!?!??』
機甲種モドキは機械特有の叫び声のような音を出して、俺はそいつを爆発する前に投げ飛ばし、機甲種モドキは爆発した。
「ハァハァ…………」
息を切らしながら、右手に持っている
(相変わらず
俺はかつてこれを使っていた人を思い出しながら、その人がどれだけとんでもなかったか少し恐ろしく思う。
「ずあっ!?…………」
「これで!!」
左側ではセイルが
「セイル、イズナ大丈夫か!」
「はい、私は大丈夫です」
「俺も大丈夫だが…………」
セイルとイズナに声を掛ければ、2人は強く頷くもセイルは言葉を一旦止め、それを俺が変わりに言う。
「さすがに数が多すぎるよな」
「1体1体の強さはそれほどじゃないんだけど…………」
「こんなに数がいちゃあ~厄介だぜ」
「数は1000を越えてるでしょうね」
俺達は話し合いながらも、お互い苦虫を噛み潰したような顔になってしまう。
俺達がそんな焦りを出していると、俺達が助けた4人の人間と2匹の妖精と小竜のうち、オレンジ髪の銃を持った強気な少女が叫ぶ。
「ちょっとあなた達なにやってるのよ!?助けに来たとか言っときながら、逆にピンチになってるじゃない!?本当に助けられるの!」
オレンジ髪の少女の言葉に俺は返す言葉がないが、こっちだって命懸けでやっているのに、そう言われるのは腹が立ってしまう。
「ねぇ
「「!?」」
「…………………………」
ルティナの言葉にセイルとイズナは息を飲むような表情になり、逆に俺は黙り込む。
「ルティナ、バカなこと言うな。こんなところで俺達が終わって溜まるかよ」
「でもセイルさん、フォトンが使えないこの状況では私達も覚悟を決めなければなりません」
「クソッ、ここで終わるとか意地悪にも程があるぜ」
俺はこんな場面を見たことがある。惑星マキアで絶体絶命の状況になったが、そんな状況の中ルティナが強い言葉を掛けてくれたのを俺は覚えているし忘れてはいけないと思う。
「それでも…………」
「え、
「なんですかデュアルさん?」
「どうしたデュアル?」
俺が何かを言おうとしているのに、ルティナ達は俺の方に顔を向けて疑問を浮かべる。3人に俺は大きな声で宣言する。
「それでも諦めるな!」
「「「!?」」」
俺の言葉にルティナ達は目を見開くように驚いた。
宣言した俺は3人に言う。
「ルティナ、この言葉はお前があの時俺達に向けて言った言葉だ」
「あ…………………………」
「この言葉を聞いたとき、俺はお前にフィルディア艦長の姿を見たよ。その時俺はお前がすごくカッコ良く見えたし、俺達アークスは諦めちゃダメだって思った」
さらに俺は続けて強く宣言する。
「…………だから俺達アークスはこんなところで諦めちゃいけないんだ!それに俺は、俺達はまだ“約束”を果たしきってないだろ!!!」
「「「…………!?」」」
俺の言葉に3人は、何かを忘れていたような反応をして、次に笑みを浮かべた。
「そうだった…………そうだったよね!」
「ああ、大切なことを忘れていたぜ。俺達はあそこで色んなものを学んだんだ!」
「そうです。例え最悪の状況でも諦めるわけにはいきません!」
「そうだよ!そして俺達は!」
3人の言葉を聞いて俺も微笑み、俺は握り拳を作りもっと大きな声で言って、その後の言葉は俺達全員で一斉に言う。
「「「「絶対に約束を果たしきる!!!」」」」
“約束を果たしきる”この言葉とともに、俺達は持っている武器を強く握り締め、力気迫を振り絞るように声を出す。
「「「「はぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」」」」
『『『『『『!?!!?』』』』』』
俺達の諦めない姿勢に、俺達を囲んでいる機甲種モドキは驚いたのか、大きなケーブルのようなものを出して俺達に襲い掛かる。俺達も機甲種モドキ相手に全力で立ち向かおうとした。
その時である!
『あなたに…………力を…………』
「「「「この声!?」」」」
俺達の耳に聞き覚えのある懐かしい声が響くと、いきなりルティナが腰に巻いている小さな鞄から青白い光が噴き出した。
「!?…………もしかしてこれって!」
ルティナはそう言うと、鞄から青い宝石を取り出した。
「ルティナそれは!?」
セイルが驚くのも無理はなかった。それは惑星マキアでルティナと俺が見つけたものだからだ。
「ルティナさん、それってユノさんの宝石!持っていたんですか!?」
「う、うん。ユノとの形ある思い出と言えばこれしかなかったから、ずっと持ってたの」
ルティナとイズナが話し合って俺が言葉を出せば、機甲種モドキが俺達に攻撃してくる寸前だった。
「「「ッ!?」」」
そんな隙を見せれば俺達は機甲種モドキの攻撃を受けてしまうが、その瞬間青白い光を放っていた宝石がさらに強い光を放ち出した。
「くっ!?」
「な、なに!?」
「きゃ!?」
「うおっ!?」
その強烈な光はまるで俺達を包むように光出し、俺達は目を瞑った。
「…………………………こ、ここは一体?」
目を開けてみれば、そこは俺達が飛び移った乗り物の上ではなく、周辺全てが白い所であった。
「ちょ、ちょっとなんなのよここ!?」
「えっ、私達もしかして死んじゃったの!?」
「そ、そんな!?…………」
「…………私達死んじゃったのかな?フリード」
「クキュウゥゥ~」
「一体どこなんですかここは!?リイン達は死んじゃったんですか!?」
…………………どうやら、この人達もあの光に巻き込まれて来たみたいだな。可哀想だがちょっと今はほっとこう。
「それにしてもなんなんだここは?」
俺が疑問の声を上げると、いきなり俺達の目の前から青白い光が出れば、そこから薄エメラルド色の髪をした服装は少し過激で俺達より身長は低いも、可愛らしい魅力を出す少女が現れた。
その少女を俺達は知っている。
驚きながらも俺達はその少女の名を口にした。
「「「ユノ!!?」」」
「ユノさん!!?」
「なんなのよ!?次から次に!」
「もしかして私達のお迎え!?」
「えっ!?光から人が現れた!?」
「誰ですかあの女の人!?」
「キュル!?」
「ふぇぇぇぇぇえ!?人が、人が現れたです!?」
後ろの人達は放っておいて、現れたユノに話し掛けよう。
「ユノ!!君は?」
『………………………………』
俺が声を掛けると、ユノは一度無言で頷くと口を開いた。
『お久しぶりです。ルティナさん、セイルさん、イズナさん…………そしてデュアルさん』
そう言いながらユノは微笑んだ。そんなユノにルティナは涙か出るような声で喜んだ。
「ユノ!生きてたんだね!良かった!!」
ルティナが喜びの声を上げてユノに近づこうとすると、ユノは少し悲しそうな顔になって首を横に振った。
「え…………」
ユノの反応にルティナは驚愕の表情をして聞く。
「ユノ?…………」
『今の私は、生きていて死んでいるようなものです』
「どういうことですかユノさん!?」
『私はあの時ノヴァを止めるために消えました。ですが私は消えるとともにノヴァと1つになりました。ですから今ここにいる私は宝石に宿った私の思念のようなものです』
「じゃあユノ、お前はもう」
『はい…………でも、あれが私の役目でしたから』
そんなユノの台詞に3人は黙ってしまう。でも、俺はそんなことは関係なくユノに話し掛ける。
「ユノ…………君は惑星マキアで生きてるんだよね?」
『ええ、先程仰った通り生きていて死んでいます』
「…………………………………………」
俺は黙ってしまうも、すぐに口を開いて言う。
「ならユノは生きてるんだね」
「「え?」」
「は?」
『え?』
俺の台詞にルティナ、セイル、イズナ、ユノの4人が疑問の声を出す。
『何を言っているんですかデュアルさん。私は既に…………』
「そんなの関係ない!」
俺はユノの言葉を遮って続けて言う。
「君は惑星マキアで生きている。それは変わらない」
『ですが、デュアルさん私はもうマキアとしているんです。そんな私が生きているとはとても言えません』
「それじゃあ俺達を救ってくれたのはユノの意志じゃないの?」
『あ………………それは………………』
その言葉にユノは口を閉じる。そんなユノに俺は軽く笑い続ける。
「俺達は諦めない意志を見せただけ…………でもユノは俺達を助けたいっていう意志を見せたんじゃない?」
『はい、そうです』
「それだけの理由でも、俺からしたらその行為は生きているっていう証拠だと思うんだ」
「そうですね…………ユノさんは生きています!」
「ああ、そうだな!俺達を助けてくれたんだからユノは生きてる!」
「うん!私もユノは生きてるって思うよ!だってユノは、あたし達の大切な友達だから!!」
『ッ!?』
最後のルティナの言葉に、ユノは何かを忘れていたが気付いた顔になった。
『すみません皆さん。皆さんのおかげで私は大事なことを忘れていました。私はこうして生きているのに』
「良いよ別に、そういうのを教え合うのも友達だからね」
『はい!皆さんは私の大切な友達…………だから私はあなた達を救いたい!』
ユノの最高の微笑みに、俺達も強い笑みを返して「うん」と頷く。
『デュアルさん、ルティナさん、セイルさん、イズナさん』
そしてユノは両手を出して言う。
『あなた達に…………
ユノの両手から緑色の光が出てくると、俺達は光を受け取るように手を出した。その瞬間、ユノと俺達の間から金色の光が出てきた。
この光は約束の証。
俺達の繋がりとも言える。
「ユノ…………オラクルに帰ったら惑星マキアに行く、マキアにいるユノとレイヴァン副長に会いに行くよ」
「あたしも行くからね!」
「私も行きますから!」
「俺様も行くぜ!」
俺達全員「会いに行く」と言うと、その言葉を聞いたユノは瞳から涙を流した。
『ありがとうごさいますデュアルさん、ルティナさん、セイルさん、イズナさん…………あなた方と出会えて本当に良かった!』
涙を流しながらのユノの微笑みに、俺達も優しく微笑む。
そして白い所はさらに眩しい光を放ち、俺達を包んだ。
「………………………………………………」
光が消えれば俺達は乗り物の上に戻ったいた。乗り物は動き出し、機甲種モドキは俺達に攻撃を与えようとする直前だった。見たところ時間が止まっていたようで、機甲種モドキの攻撃が俺達に迫る。
だが“今の俺達”にそんな攻撃は通じることはない。なぜなら…………
「はぁあぁぁぁぁぁあ!!!…………初弾!連弾!おまけっ!」
今の俺達なら、こいつらを倒せることができるからだ。
初撃はルティナが咬まし、ロッド・エバーグリーンの先端から初級テクニックの火球・フォイエを打ち出した。
フォイエを3回打ち出したため、俺達に攻撃を仕掛けた3体の機甲種モドキは、一瞬で粉々になった。
「機甲種モドキ、よくも好き放題やってくれたね」
「今までやってくれた分をたっぷり返してやるぜ!」
「私達の力を見せてあげます!」
「さぁぁあて、ここから名コンビってやつをお見せしますか!」
俺達4人全員は再び戦闘態勢を取り、機甲種モドキの前に立つ。
「覚悟しろ機甲種モドキ!俺達アークスの本当の力を見せてやる!」
俺は
ここからが俺達の反撃である。
次回予告
ユノから再びグランの力を受け取った俺達。
グランの力を使い、機甲種モドキを殲滅させる。
そして機甲種モドキの殲滅を終えた俺達の前に新たに女性2人が現れた俺達を自分達の基地へ連れていこうとする。
次回『アークスの力!』
再び活動報告を出しました活動報告にも書きましたが、皆さまにもう一度謝罪します。
本当にすいませんでしたぁ!!!